黒い流星は青色の青春で生きる   作:セサミストリート

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眠りからの後

戦いは終わった。私の役目は済んだ。体はもう動かない。それどころか私自身が崩壊を始めている。

 

あぁ…

 

心を知らない私に、大切な友達を教えてくれた私に、残してくれたもの。

 

なんだ

 

そんな私を、ずっと一緒にいた存在

 

まだいるじゃない

 

守るべき存在、私の愛する存在

 

人類…

 

ルナティックは嘘をついていた。私はただそれだけはわかった。

 

私…今とても…幸せ…

 

ーーーーーーー………

 

「…うっ…」

 

目が覚めると、硬い地面に横たわっていた。

 

「…ここは…?」

 

体を起こし、周りを見渡す。見たところ何処かのビルの裏路地に眠っていたようだ。

 

「どうして…私は…?」

 

少女はルナティックを倒すために、へーミテオスユニットの最後の武器、オーバードライブキーの影響で体ごと消滅したはずだった。なのに、まだ生きている。

 

「あれ…?」

 

ふと自分の体を見ると、以前の肌の色が違うことに気づいた。へーミテオスユニットの手術を受ける前の、まだ人間としての肌色をしていた。服はヘーミテオスユニットの服と同じ、ビキニと短パン、そして右の太腿にはハンドガンはホルスターに入っていた。

 

「…とにかく、ここから出なきゃ…」

 

少女は立ち上がり、光の射す方へ歩く。空を見上げると、見たことない模様が浮かんでおり、自身がいた頃の地球とは思えなかった。

 

「あれから何年経ったのかな…」

 

裏路地を出ると、そこには衝撃の風景があった。

 

「えっ…?」

 

そこには、多くの人類が街を歩いていた。どこを見ても人と笑顔が溢れ、みんな楽しそうにしていた。ただ、そこにいる人々の殆どは頭に見たことのない模様が浮かんでいた。

 

「すごい…こんなに人が…」

 

やはり人類は滅んではなかった。私は守ったんだ。

そう思った少女は、静かに感動していた。

 

「ねぇ、あの人…」

「なんて格好をしてるの…?」

「痴女…?」

「しっ!関わらないほうがいいって…」

「でも結構美人ね…」

 

視線を感じ、周りを見ると少女を見てヒソヒソと話している。

 

「…?」

 

まるで不審者でも見るような感じで少し嫌な気持ちになったが、それでも人がいることの喜びでそれどころではなかった。

 

「こら〜〜〜〜〜!!!」

 

叫び声が聞こえ、その方向に目を向けると、少女がこちらに走ってくるのが見えた。

 

「あああ、あなたなんて格好をしてるの!?ハナコよりひどいじゃない!!エッチなのはだめ!!」

「エッチ…?なんのことがわからないけど」

「そんな格好で町中にいるなんてありえないんだから!!おかしいって思わないの?!」

 

その少女は周りの人と同じく頭の上に模様が浮かんでいた。ただ、頭には黒い小さな翼があり、服は昔モニカに見せてもらった『制服』を着ている。しかも『平和構築軍』とは別の古そうな銃を携えている。周りの少女達も銃を携えているのもその時に再認識した。

 

「ねぇ、どうして銃を持ってるの?」

「へっ?!どうしてって…そ、そんなことはどうでもいいの!」

「どうでも良くないと思うけど…」

「うっうるさい!それを言うならあなたも銃を持ってるじゃない!」

「私は「コハルちゃーーん!!」

 

少女は自分がヘーミテオスユニットと言う前に、今度は別の少女たちが向かってきた。数は3人、よく見ると3人とも銃を持っている。

 

「どうしたんですか?コハルちゃん…うわわっ!?

「あらァ…♡なんて素敵な…♡」

「……」

 

少女達は立ち止まり、一人は驚き、一人はモニカみたいに舐め回すようにこちらを見て、一人は警戒していた。

 

「こ、コハルちゃん。こちらの方は?」

「えと…知らない…」

「えぇ…?知らないのにいきなり注意したんですか?」

「だ、だって明らかにおかしいでしょ!こんな格好してるなんて!ハナコでもしないわよ!?」

「まぁ♡今度コハルちゃんもしてみましょうか♡きっと似合いますよ♡」

「あんな破廉恥な格好するわけないでしょ!?エッチなのは駄目!死刑!」

「落ち着くんだ、コハル」

 

少女達は盛り上がり、こちらのことは完全に空気になってしまった。少女はどうすればいいかと困惑してしまう。

 

「ねぇ、このあたりから近い平和構築軍の駐屯地はない?」

「平和構築軍…?そんな名前は知りませんね」

「そう…なんだ」

「もしかして、キヴォトスの外から来たんじゃないか?」

「キヴォトス…?」

 

キヴォトス。そんな名前の街は聞いたことがない。いや、長い間眠っていたからこの世界のあり方が変わったから街の名前を知らないのは当然だと考えた。

 

「…キヴォトスなんて名前は知らない。ここがどこかもわからない」

「ええっ!?そうなんですか!?」

「うーん…これは『先生』に聞いてみるしかないですね♡」

「うん、私もそうしたほうがいいと思う」

「そうですね!そうしましょう!」

「えっ…」

 

一人の少女が手に取り、『先生』とやらのもとに行くことが決まった。どのみちこの世界に平和構築軍も、ルナティックの無人兵器もいないのであれば、この少女達に従ったほうがいいのかもしれない。

 

「あ、そういえば名前を言ってませんでした!私は阿慈谷ヒフミです!」

「私は白州アズサ」

「浦和ハナコです。今度一緒にお話しましょう♡」

「下江コハル…とりあえず、よろしく」

 

少女達は自己紹介が終わり、歩き出す。少女は困惑しながらも、ともに歩いていく。

 

「あなたの名前は?」

「私は…」

 

少女は考えた。自分の名前をどう説明すればいいのか、ヘーミテオスユニットの名前か、それとも時々呼ばれるあの名前か。でも、どちらも結局は同じだ。なら、少女は自分の名前を明かす。

 

エンプレス(ブラックロックシューター)

 

エンプレス(ブラックロックシューター)は歩き出す。この世界がどう変わっているのか。自分はどうしていけばいいのか探していく。

 




どうも!今回はアニメブラック★★ロックシューター DAWN FALLの最終回を見て、50年も出てこなかったらどこかで生きてるやろ!って作りました。やっぱりブラックロックシューターはいいですね〜。
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