あれから約10ヶ月が過ぎた。
俺はその間自分を磨き続けたりペルソナを強化しようと鍛錬と続け、筆記試験に合格できるように勉強をつづけた。
結果から言えば『物知り』程度に頭がよくなっただけで人間性は10ヶ月前とさほど変わらない。
なぜ変わらなかったのか、理由は簡単である。
俺は
それと比べて俺はただ勉強するだけの毎日であり、ただただ野球をしたり銭湯に入ったり映画を観たり本を読んでいるだけで自分や仲間の命が脅かされることは無くむしろ平和な生活を送っていた。だからそこまで人間性が磨かれなかったのである。
だが、そんなことを悩んでいる時間などもうない。
そういえばなのだが、雄英高校は静岡県にあるらしく、意外と近所なのである。
そのため新幹線などに乗る必要はなく、公共機関を使わずとも受験できるため前科者としれバレることもなく入試試験に挑めるのだ。
雄英高校の校門、校舎はヒーローのスペルの最初の文字、Hのような形をしており校門にはUとAを足したような装飾がついている。
「ここが雄英か...って、あの子は」
そうつぶやいた時、視界に入ったのは金髪の少年を助けていた緑髪の少年。
話しかけようと近づいたその瞬間、緑髪の少年はつまづいたのだろうか、顔面から垂直に倒れこむ。
しかし、緑髪の少年が地面に激突することははなかった。なぜなら、
「大丈夫?」
茶髪の少女が体に手を触れ、緑髪の少年を浮かしたからだ。
「うわぁああぁッ!えっえ~!?」
「私の個性。ごめんね、勝手に。でも、転んじゃったら縁起悪いもんね。
緊張するよね~」
「えっあっええと...」
「お互い頑張ろうね!じゃそれじゃ」
緑初の少年は助けてもらったからなのだろうか、とても嬉しそうな顔を浮かべていた。
そんな緑初の少年に近づき話しかける。
「君って、あの金髪の子を助けようとしてた子だよね?」
「えっ、あ、はい!!」
「すごいね、君。普通の人はあそこで走り出せる度胸も勇気もないのに、君は走った。
多分、あの場にいたプロヒーローを含めても君が一番
「っあ、その...」
緑髪の少年は急に話しかけてきた俺に少し困惑しつつも返答しようとするが、言葉が見当たらないのかあまり喋らない。
「不思議なんだけど、君とは仲良くなれそうな気がするんだ。俺は
「え、えと。ぼ、僕は
小さな絆が芽生えた気がする。
我、ここに新たなる契りを得たり
契は即ち、
囚われを破らんとする反逆の翼なり
我、「星」の絆の生誕に祝福の風を得たり
自由へと至る、破滅に抗うさらなる力とならん…
「それじゃあ、緑谷君も入試一緒に頑張ろうね」
「う、うん。雨宮君もね!」
その会話を最後に入試試験の説明会場に向かう。
まるで大学の大教室のようだが広さがそれよりも大きく、教卓の上には大画面モニターのような物が設置されており、教卓の上には金髪の長い髪をヘッドホンで留めてオールバックにしており首に指向性スピーカーを付けてサングラスをかけているプロヒーローであるプレゼント・マイクが立っていた。
受験生全員が席に着いたのだろう、それまでついていなかった天井の照明によって後ろから照らされていく。
「受験生の
そう叫ぶと同時にプレゼント・マイクが耳に手を当て受験生たちに対して耳を向けた。
「「「..........」」」
誰一人ヘイということは無かった。
「こいつは
なら、
「「「..........」」」
誰一人イェアということは無かった。
「入試要項どおり、
持ち込みは自由、プレゼン後は各自指定の演習会場へ向かってくれよな」
その言葉を聞きもらった紙を確認する。
(…Cか)
「オーケー?!
演習場には仮想
各々なりの個性で仮想敵を行動不能にし、ポイントを稼ぐのが
もちろん、他人への攻撃などアンチヒーローな行為はご法度だぜ?」
プレゼント・マイクはそう指を振りながら違反行為について語った。そして、その説明に対し
「質問よろしいでしょうか!」
一人の眼鏡をかけた受験生が手を挙げながら席を立ち質問の許可を確認する。それに対しプレゼント・マイクが了承しスポットライトをその受験生が質問を述べた。
「プリントには4種の敵が記載されております。誤載であれば、日本最高峰たる雄英において恥ずべき痴態!
我々受験生は規範となるヒーローのご指導を求め、この場に座しているのです!」
(そうだ、3種類じゃなくて4種類いるって書いてる。違和感はこれか...)
眼鏡の少年の質問が終わった。そう思ったが、眼鏡の少年の発言は続く。
「ついでに縮れ毛の君!」
そう言い指をさすのは先程校門であった緑谷君であった。
「先ほどからぼそぼそと、気が散る。
物見遊山のつもりなら即刻ここから去りたまえ!」
眼鏡の少年は緑谷君に対し、そう怒りの言葉を投げつける。
(...はぁ?)
俺は眼鏡の少年に対して怒りを感じ、眼鏡の少年に対して言い返す。
「勝手に断定するのはいいことじゃないな。その緑髪の少年は、過去死ぬかもしれない状況に陥った際自分よりも他人を優先し結果的にヒーローが来るまでの時間稼ぎに貢献していた。
それほどの男が物見遊山程度の気持ちで日本最高峰たる雄英に来ると思うか?」
眼鏡の少年はその言葉に答えようとするがプレゼント・マイクによってさえぎられる
「ヘイへーイ、受験番号7111君に受験番号1695君。落ち着いてな。
ま、それはさておき。ナイスなお便りサンキューな。
倒せないことは無いが、倒しても意味がない。リスナーには避けることをお勧めするぜ?」
「ありがとうございます、失礼いたしました。
それとすみません、勝手に決めつけてしまいました!」
眼鏡の少年はプレゼント・マイクに感謝の意を込めてお辞儀をし、緑谷君に対し謝罪した。
(真面目過ぎるだけで善人なのか。
まぁ、それはそうと避けて通るステージギミックか、俺はそういうステージギミックは完全攻略したいタイプなんだけど、倒したとしても0ポイント。つまり
「俺からは以上だ。
最後に受験生《リスナー》へ我が校校訓をプレゼントしよう。
かの英雄、ナポレオン・ボナパルトは言った。『真の英雄とは、人生の不幸を乗り越えていく者』と、さらに向こうへ『
(当たり前だが
俺はそれに憧れた。つまり、俺も不幸を乗りこえ
…俺も頑張らないとな)
「それでは皆、よい受難を...」
プレゼント・マイクはそうつぶやき、入試試験の説明会が終わった。そのため、受験生たちは各々が自身の紙に書かれていた試験会場に向かうのであった。
緑谷出久—『星』:コープランク1
コープアビリティ
・無し
さぁ、投稿遅れた分返しましたのでお許しくださいぃぃ。
休みなのでいっぱいかけるぜぇぇ。
.Ps:実はコープを結ぶときの文字を作るために2時間費やした。