とあるSランク探索者の日常   作:カイドウ(かいどう

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第22話

丸々と太ったジェットサーモンを一匹釣った後、もう一度水の中に仕掛けを入れようとした時、

 

 

バシャアアア!!

 

 

なんと、ジェットサーモンが俺に突っ込んできた。

 

直ぐに仕掛けを上げ、竿を持っていた部分で頭を貫いた。

 

ゴ…!!!

ピクッ…ピク…ッ

 

 

頭を貫かれたジェットサーモンはしばらく痙攣していたが、しばらくすると絶命した。

 

 

なるほど、これがジェットサーモンと呼ばれる由来か…

 

 

今の突進で胸を砕かれる人が多いらしい。ジェットサーモンの口は通常の魚よりも硬く、頑丈にできているので、岩でも削ったり砕いてしまうのだ。

 

 

ちなみに言い忘れていたが、ジェットサーモンは魔物ではない。

 

普通の鮭がなんらかの突然変異をおこし、このような姿になってしまっただけなのだ。

 

 

前に俺が食べたハーブ鳥なんかも鶏が突然変異した生物だ。

 

 

突然変異する生物の特徴としては力が強く、凶暴になるが肉の品質が上がるという特徴がある。

 

 

近年では大人しいハーブ鳥を交配して、完全に人間に従順するハーブ鳥を作ろうとしていて、近い将来スーパーにも普通に出回るだろう。

 

 

よし、血抜きが終わった。これで新鮮なまま食べれる。

 

 

あと二匹釣るか。

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

ビタン…!ビタン…!

 

 

これで5匹目

 

 

よし、じゃあ片付けして調理するか。

 

 

早速近くの森林に行って薪を取りにいく。ついでに大きめの枝を2本用意して、戻ってくると、水を入れ物に注いでいく。

 

 

そして、大きい枝を少し離して2本地面に突き刺し、新しい枝を2本の枝の上に固定する。

 

 

そして、既に研いである米(新潟県産)が入った鍋に水を入れ、その鍋を枝にかけて下に持ってきた枝を綺麗に積んでいく。

 

 

最後にマッチをつけて着火すれば米を炊くことができる。

 

 

…ジッ!

 

 

パチパチ……パチ!

 

 

この音を聞くと不思議と落ち着いてくる。

 

 

米を炊いてる間にジェットサーモンを捌いていく。 

 

 

まずはジェットサーモンの脳天をつき、確実に締めておく。

 

ズブリ

 

 

ビッタン!ビッタン!

 

 

激しく動いたが、直ぐに動かなくなった。

 

 

魚の腹を切り、内臓を処理したらたくさんのいくらが詰まった筋子が出てきた。

 

 

筋子をさっと洗うと醤油につけこませ、しばらく放置しておく。

 

 

ジェットサーモンの頭を切り落とし、三枚おろしにしてから短冊状に切っていくと美しい赤ピンク色のジェットサーモンの切り身ができた。

 

 

うっすらと輝いており、脂が乗ってるのがわかる。

 

 

それを刺身上に切っていき、その工程を全てのジェットサーモンにやり、捌き終わった後余った切り身や頭や骨はソテーや鍋の具材として『アイテムボックス』に入れて保存しておく。

 

 

ご飯が炊けたのかを確認すると美しい純白が煙と共に顔を覗かせてきた。

 

 

 

んー!いい匂いだ〜

 

 

 

あとは20分ほど蒸せばちょうど良くなる。

その間にソテーでも作るか。

 

 

ご飯を焚き火の場所から移動させたあと、

フライパンと油を出し、フライパンに油をひいてよくなじませたあと、大きめに切ったジェットサーモンをフライパンに入れた。

 

 

ジュワァア!!!!

 

 

そこに塩、胡椒をささっと振りかければ完成だ。

 

 

出来上がったホカホカのご飯につけておいたいくらと刺身をふんだんに盛り合わせ、別の皿にソテーを入れれば完成だ。

 

 

仕上げにキンッキンに冷えた缶ビールを用意する。

 

では…

 

いただきます!

 

 

 

 




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