とあるSランク探索者の日常   作:カイドウ(かいどう

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第27話

~『剣姫』side~

 

 

………ん、

 

 

「……んんん。ここは、」

 

「随分ぐっすり寝てましたね」

 

「ひゃあああああ!!」

 

 

え?え?え?な、なんで『修羅』さんが?

 

 

「覚えてませんか?『剣姫』さんがレッドオークを倒したんですよ?」

 

「え…?あ!」

 

 

・『剣姫』寝顔可愛かったぞ〜!

・『剣姫」可愛いー!

・レッドオークをあの倒し方で倒したのはすごかったです!

 

え?『修羅』さん私の寝顔撮ってたの?

 

「え?!ちょ!『修羅』さん!寝顔とったんですか?!」

 

「いやー。リスナーが所望してたので」

 

〜〜!!!は、恥ずかしい…

 

 

「もーー!!!」

 

 

・『修羅』ナイスぅ!

・『修羅』。需要と供給を理解してくれた!

・流石『修羅』分かってたぞ!

 

 

「ううぅ…。まあいいです。『修羅』さん、介護してくださり、ありがとうございました」

 

「どういたしまして、にしてもあの戦い方には思わず舌を巻いてしまいましたね」

 

「レッドオークと戦った時ですか?」

 

「勿論です。剣を手放したのはオークを慢心させるために、そして違和感がないように斧のところまで意図的に吹き飛ばされ、『身体強化』を使って一撃で倒したことですよ!」

 

 

なんかめちゃくちゃ褒めてくれるんですけど?!

 

・よかったやん『修羅』に褒めてもらえて

・おれも『修羅』に褒めて欲しいな

・お前何にもやってないだろw

・あ?寝言は寝て言えよニートが

・↑通報しました

・でも確かにあの瞬間はすごかったな

 

 

「やっぱりあの作戦を戦い中に導き出し、行動に移せる度胸がすごいですね。これならSランクも夢じゃないですよ」

 

「え?!ほ、ほんとですか?!」

 

「案外、SランクとAランクは大差ないんですよ」

 

「そ、そうなんですか…!」

 

 

・え?そうなの?

・知り合いの探索者がいるんだが、AランクとSランクの差は天と地らしいが……

・どっちやねん

・まあ、Sランクが言うんだから間違えないだろ

 

「じゃあそろそろ下に行きましょうか」

 

「はい!」

 

 

私もSランクになれるかな…!

 

 

 

 

 

 

 

『剣姫』の心が折れるまで

 

 

あと三時間

 

 

 

◇◆◇

 

 

~八神視点~

 

あの後、レッドオークを倒した『剣姫』と一緒に、どんどん下の階層に進んで行った。

 

 

ぶっちゃけしばらくは対して強い敵はいない。

 

 

あのレッドオークの配置がおかしいだけだ。

 

 

これから出てくるのは出てきてもBランクのそこそこ強い奴ぐらいだ。

 

 

だから、『剣姫』が、

 

 

「私が全て倒します!」

 

 

と、何故か息巻いていたから、まだ、『剣姫』の後ろで後方腕組み師匠ヅラしながら歩いている。

 

 

 

ギイイイイイイィ……

 

 

今も、剣姫がポイズンスパイダーを倒したところだ。

 

「はあ、はあ、どうですか『修羅』さん!」

 

「悪くないですね、ただ、もう少し、様子を見ることも大事ですよ。特にスパイダー系統は毒を含んだ糸を放ってくるので」

 

「は、はい!」

 

 

・これでも『剣姫』Aランクなんだよなあ…

・でも、なりたて出しな。実質Bランク最上位ぐらい?

・まあまあのんびり行こうや

 

 

確かにこれからだからな。

 

 

 

——ぎいいいいいいいいいいいいいいいいぃ!!

 

 

 

 

ん?あの金の蜘蛛は……

 

 

 

 




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