ブルアカのストーリーを見てて先生がめちゃくちゃ強かったらどうなるんだろうって考えた結果こうなりました。
マッシュル沼にハマりまくったんでクロスさせました、ブルアカは初投稿なので温かい目で見てくださいませ。
マッシュ・バーンデッドと透き通る世界
「……私のミスでした」
──……あれ、なにここ
「私の選択、そしてそれによって招かれたこの全ての状況」
──あの…どなたですか?
「結局、この結果に辿り着いて初めて、あなたの方が正しかったことを悟るだなんて……」
あれ、聞こえてないのかな…僕はいつも通り森で筋トレをしていて…あっ、そうだ。その時転んじゃって、頭を強く打ったんだ。それで気づいたらここに…あの、血が出てますけど大丈夫ですか?
「……今更図々しいですが、お願いします。マッシュ先生」
──え、僕の名前を知ってるんですか?知り合いでしたっけ、僕達
「きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません」
「何も思い出せなくても、おそらくあなたは同じ状況で、同じ選択をされるでしょうから……」
「ですから……大事なのは経験ではなく、選択」
―選択?
「責任を負う者について、話したことがありましたね」
「あの時の私には分かりませんでしたが……今なら理解できます」
「大人としての、責任と責務。そして、その延長線上にあった、あなたの選択」
「それが意味する心延えも」
──なんだろう、何を言っているのかわからないはずなのに…なぜか不思議と知ってる気がする
「……ですから、先生。私が信じられる大人である、あなたになら、この捻れて歪んだ先の終着点とは、また先の結果を……」
「そこへつながる選択肢は……きっと見つかるはずです。だから先生、どうか…――を…お願いします」
──……貴方と僕がどんな関係だったのか、どんな事をしてきたのかはわからない…けれど、そんな傷を負ってまでお願いされたんだ
「……フフッ…やっぱり貴方は…――」
―――あれ、なんか急に意識が…あの、待ってください。せめて名前だけでも
「教えて……って…?」
一人の青年が、見覚えのない部屋の中で目を覚ます。
(わぁ、凄く高い建物だ──それはそれとして…ここどこ?僕さっきまで誰と話してたんだろう――一体あの人は、あの場所は、なんだったんだろう)
思い返される光景の中で起こったこと、少女に投げかけられた言葉の意味を理解できずに、疑問を抱いた青年。靄がかかったような記憶の中では、答えは出なかった。
(まーいっか、なんとかなるでしょ)
しかしすぐに疑問を振り払って思考を切り替えた彼は、大丈夫だと自分に言い聞かせる。青年は眠っていた場所から立ち上がるとともに、この場に至る直前と同じく、いつものように体を動かす。
(うん、体は問題なく動く……ここがなんなのかわかんないし理解不能だけど……とりあえず)
「筋トレしますか」
…なぜ?
冷たい空気が垂れ込めた廊下を一人、溜息を吐きながら速歩で進む。窓の外では一見して何の変哲もないように見える都市では今、様々な問題が折り重なる形で先行きが行き詰まりかけていた。
「はぁ……なぜこんなことに」
やや青みがかった長い黒髪を整えながら、眼鏡を掛け直して目的の部屋に向かう少女・七神リン。その足取りは明らかに焦りで早まっており、一筋の汗を浮かべた表情には隠しきれない不安ともどかしさが反映されていた。
「なぜ会長は失踪を……我々は、貴女がいなければ―─」
何かを言いかけたところでリンは一度我に帰り、立ち止まって思考を整理する。
「……落ち着きなさい私、今は"先生"に事情を話してこの状況を変えないと」
リンは部屋の前へ到着するとともに息を整え、扉をノックをする。
「先生、私です。お待たせしました……先生?」
しかし返事がない。不思議に思った彼女は扉を開いて……そして、彼女の眼前に広がった光景は
『フンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフン』
黒いトレーニングウェアに身を包んだ筋肉質な青年が、とんでもない勢いで腕立て伏せをしている姿だった。
その勢いもあってか、彼が動くたびに室内に風が吹き上がってホコリが舞い上がる。
「―――――――――」バタン
女生徒は扉を閉めるとともに、一度扉に背を向けもたれかかる。メガネを外して目頭を揉み解し、そして一言。
(……え、なに?あれ)
困惑の声を心に漏らした。それもそうだ、さっきまで普通だった(?)男が、少し目を放した隙に唐突にトレーニングを始めているのだから。しかも、動きの激しさに比べて彼の顔は無表情そのもの。
(ま、まって…待ちなさい?あれはただの筋トレ…筋トレよ?だから困惑する意味もなければ不思議に思うこともない…ただの人間が体を鍛えているだけよ?そう!だからここで、扉を閉める必要もない!)
リンは勢いのままに扉を開けて、また青年の姿を確かめる。
「フンフンフンフンフンフンフンフンフン」
「それはなんなんですか!?」
「え、筋トレ」
彼が行っていたのは、腹筋を鍛えるトレーニングの一つ「バイシクルクランチ」。
・床に仰向けに寝る
・膝を90度に曲げる
・脇を開いて頭の後ろで手を組む
・足を交互に曲げ伸ばす
・曲げた膝と逆サイドの肘をタッチする
・交互に繰り返す
この6個の要点に従いながら、大体15〜20回を1セットと数え、3セットを目安に行うことで筋肉を鍛えるのだ。今重要なのはそんなことではないが。
「それ、なんの…なんの筋トレなんですか?」
「綺麗な腹筋を作るためのトレーニング」
「なぜ今?」
「暇だったんで、つい…あ、これの注意点はきつくなってきたときに、脇が閉まったり手に力が入って首が丸まったりしないように気をつけることだよ」ブンブンブンブン
「それは聞いていません!あと一度それをやめてください!」
「はい」ピタッ
(すぐに止まった…なぜ汗のひとつもかいていないの?)
「おっといけない」
青年は脱いだ服の懐へと手を突き入れると、中をまさぐって取り出そうとした。水分補給のためのドリンクか、あるいはシェイカーに入ったプロテインか、自己紹介のための名刺か……しかし彼がそこから取り出したモノは、リンの想像の斜め下を行った。
「トレーニング後のタンパク質を摂らないと」
「なぜ懐からシュークリームが!?」
出てきたのは、潰れることなくふわふわの状態を保ったシュークリームだった。
「なぜこのタイミングでそれを!?」
「トレーニング後は30分以内にタンパク質を摂らないとダメなんだ、だからシュークリーム」
「そ…そうなん…ですね」
リンは頭痛を紛らわすためにコメカミを揉み、それ以上の指摘を諦めてしまった。咳払いとともにメガネを掛け直した彼女は、やっと本題に入ることができた。
「とりあえず…ここがどこか、把握されていますか?」
「いえ全然」キッパリ
「記憶が混同しているようですね…では改めまして…ここは複数の学園が集まる学園都市キヴォトス。私は
「キヴォトス…?不思議な名前の街ですね」
「ここで貴方には、連邦生徒会長の設立した特務機関である連邦捜査部"
「先生…?」
「そして今一度確認しますが──貴方が、キヴォトス外の大人として連邦生徒会長に推薦を受けた、シャーレ顧問の先生でお間違いないですね?」
「いや、僕まだ16歳の子供なんですけど」
「―――――え?」
マッシュ・バーンデッド
魔法が全ての
しかし、ここでは──
ただの強すぎる人間である。
初ブルアカ投稿なのでどうか大目に見てください…
ブルアカは現在カルバノグの兎編を読んでいる最中で、マッシュルは神覚者候補選抜試験編を読み終えたばかりです。
アドバイスやこの関わりが欲しい!などあればコメントにお書きくださいませ!
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