地下生活者……おま、おまえ絶対ホシノ先輩になんかやったよな?精神干渉とかだったら厄介すぎるぞぉ!?
あとホシノ先輩の強さを再確認しましたね、いわゆる無双状態、ネットでは無双が嫌いな人たちと好きな人たちで別れていましたが、私は好きです。(個人の意見です)
これ、どうやって、マッシュ君で止めようかな…と考えております、それでは本編へ……どうぞ!
「――と言うわけで、僕はもう真正面から突破した方が楽だと思うんですが、どうですか?」
『却下』
「ですよね……」
ミレニアムの財政危機を救うため白兎こと黒崎コユキをとっ捕まえる事にしたマッシュは、現在C&Cのメンバー4名と共に、コユキが逃げ込んだ『オデュッセイア海洋高等学校』が保有する大型客船の一隻『ゴールデンフリース号』に潜入していた。
「あのなぁ先生……私らが今回やるのは襲撃じゃなくて潜入、なんだぞ? なのになんで真正面から喧嘩を売りに行くんだよ」
「その方が早いかな〜って」
「新たな問題発生して、白兎どころじゃなくなるわ」
「ぅ」
「時間が無くて焦ってんのはわかるけどよ、一旦冷静になってくれ」
「……すみません」
船内へ侵入した一同は、そこで作戦会議。そしてマッシュの提案はシンプルに否決された。マッシュもミレニアムの危機と聞き焦っていたため、少し冷静になった。
「おし、んじゃ話は終わりだ」
「リーダーが久しぶりに3年生の威厳見せてる〜〜面白〜〜い♪」
「何が面白いんだよ…!……そもそも今回の件に先生を連れて行くのは反対だったんだからな?」
「ええ〜なんで〜」
「あの会計士が言ってただろ?『先生にはC&Cの監視をしてもらいます』って……それが気に食わねえ―っち、なんだよ……
「被害額は普通に5桁超えていたけどな……リーダーが壊した物を弁償する度に、ユウカが嘆いているのをよく見る」
「う、うるせぇ! ああでもしないと目標が逃げて、依頼が達成できなかったんだしよ……」
「なんだ、ネル先輩も僕と似たような感じだったんですね」ホッ
「ホッとしてんじゃねえよ! あと一緒にすんじゃねえ‼」
C&Cは、どんな依頼も完璧にこなすプロフェッショナル・エージェント……しかし戦闘中の物損は当たり前、二次被害を考慮しないネルや見境ない爆破を繰り返すアカネが原因で、作戦後の損害補償は毎度のように莫大な額に上り、常よりユウカを悩ませていた。
だからこそ腕っ節自慢のマッシュにオブザーバーを任せて彼女らを見張ってもらう事になったのだが、常日頃より周囲を気にせず暴れてきたネルにとっては不満が溢れて仕方ない。
「まあまあネルさん。この事件が解決したら、僕の体を幾らでも貸しますから」
「……カラダ?」
「はい」
「それはあれか? 『自分と戦ってもいいから、ストレスを発散してくれ』……って感じか? そうだよな?」
「それ以外に……何か?」
「…………いいか先生、『自分の体をあげる』とか『自分の体を好きに使ってくれ』とか……絶対に他の生徒に対して安易に言うな? あと『なんでも聞く!』とかもNGワードだ」
「あ、最後のやつはもう言っちゃいました」
「なっ…………っ、とにかくだ‼ 絶対にもう言うなよ⁉ いいな!⁉」
「う、うす」
「さ、先進むぞ…ほら」
吐き捨てるように言いつけたネルは、早歩きで区画内を進んでいく、マッシュは『何か
「先生、ネル先輩は自分の体を安売りするな、と言っているんですよ」
「安売り?」
「簡単に言えば、自分の体は大事にしろって事」
「そうそう〜先生だって、私達が……そうだなぁ、『大人の人に体を貸す!』とか言ったらどうする?」
「自分の体を大事にしろっ……あ、なるほど」
「そういうこと……もう〜、先生は自分の体に無関心なんだから〜」
「―おい! くっちゃべってないで先行くぞ!」
「―うす」
自分の体に無関心、確かにそうかもしれないな……とマッシュは少し思った。最近自分でも、『なんか自分の事とかどうでも良くなってないかな…?』と思ってしまっている。……原因はよくわかっていない。
「(このことは後で考えればいいや)……ところで、これからの作戦や予定は決まってるの?」
「そうですね、まずは船内において拠点を作ること…これが先決ですね。客室がある
「何かあればそこで話せばいい。部外者に漏れ聞こえることもないからな」
「なるほど」
「その後はシステムルームに向かい、敵全体の監視システムを無力化してから白兎の位置を―」
そこまで説明していたその時、突如として人の声が響く。
「そこっ、誰だ⁉」
「あっ…!」
「?」
「しまった」
「あれま」
「ッチ…面倒だな」
人に見つかったと思いどう切り抜けるか、それぞれ考えたいたが……その声の主が登場し、その姿を見た事によりそんな考えが全て吹っ飛んだ。
「ここで何をしている⁉」
「――うさぎ?」
その人物の姿は……黒い兎の姿、つまりはバニースーツを着込んでいた。目の前に突然バニーガールが現れたことで一同は思考が硬直し……数秒後、メイドたちは顔を赤くして戸惑う。アスナを除いて。
「な、な、なんて格好してんだ⁉」
「……? 何を言っている?」
「これは…なんと……い、いいま…すか」
「えぇ〜なにそれ! かわいい〜〜‼」
「先生見ては、見てはダメだ……これは多分見てはいけないやつだ」
「そうなんですか?」
「男の人は見てはいけない物だ…ほんとに」
カリンはマッシュの顔を両手で覆い隠す、マッシュは興奮しないが、それを知らないカリンは必死でマッシュの目を覆う。
「……なんだか失礼な奴らだな、それに……メイド? 何故ここでそんな姿を……恥ずかしくないのか?」
「テメェに言われたかねぇよ‼」
「警備担当でも無いし……怪しいな―─おい、こっちだ‼ 集合‼」
「――ッチ!」
バニー姿の生徒が仲間を呼んだので、まずいと思ったネルは反射的にその姿の生徒を攻撃し、気絶させた。
「………あっ」
「やっちゃいましたね」
「ま、まぁ…まだ騒ぎになっていませんし大丈―『おい、今何か大きな音が⁉』『侵入者か⁉』『集合! こっちだ‼』……夫……」
「………………どうするリーダー」
「―─アウトー♪」
ダダダダッ!と大勢の人間が歩いてくる音が聞こえてくる…まずい、非常にまずいと思ったネルはすぐさま逃げるよう指示を出そうとする――が、マッシュだけは別行動を取る気でいた。
「おい先生、何やってんだ! 」
「……騒ぎになる前に、蹴散らす」
「はぁ!?」
「目撃者を1人残らず倒せば…実質隠密ですよ」
「何ドヤ顔で言ってんだ!………けど……まぁ、一理あるか」
「こう言うのは得意なので任せてください―行ってきまーす」ビュン!
マッシュは獲物を見つけた獣のように飛び出し、向かってくるクルーを鎮圧しに向かう。C&Cは手を貸そうと武器を取るが……冷静になって考えれば手助けなど不要だったと気付き、船内通路に殴打音がこもる中で待機する。
そしてものの数分で
「制圧完了」
「……あー…あれだ、運が悪かったんだよ、お前らは」
「相変わらず先生はすごいな……私が放ったライフル弾を受け止めていた以上、当然といば当然だが……」
「とりあえずこれで騒ぎにはならないと思いますが……これからどうしますか?」
「今は情報が欲しいからな、さっき私がやっちまったやつを連れて行くぞ」
「縄ありますよ」
「先生、それはな? チェーンって言うんだぞ?」
「これで縛れば楽かなーって」
「鬱血して死ぬわ!!」
ネルはツッコミを入れながらもそそくさと動き、意識を刈った生徒を担ぎ上げる。一同はそのまま倒れている生徒達を物陰や空き部屋へ運び込んで隠し、上層のデッキへと昇る。
「………あっちから、なんかいい感じがする!」
その時、アスナだけは思いっきり独断での別行動を取り始めたのだが。
――――――――――――――――――――――
「ホテルみたいだね」モグモグ
「ええ……ミレニアムでもここまで豪華な施設はありませんね」モグモグ
「落ち着かないな」モグモグ
「……………おい、そろそろ誰かツッコめよ」
「何にですか?」モグモグ
「今食ってるシュークリームにだ! どっから持って来た⁉⁉」
「こっそり持って来ました……あ、大丈夫です。ちゃんと300円までに抑えました」
「遠足じゃねぇんだぞ⁉」
「食べませんか?」
「誰が…………っ…いや、もらう」
メインデッキにある客室の一室に逃げ込んだ一同は、マッシュが持ち込んだシュークリームを食べていた。ちなみに味はいつものカスタード。
「ところで……人を縄でぐるぐる巻きにしてイスに座らせる……って、これ大丈夫なやつですか? 絵面的に」
「別に、これぐらいはいつものことだ……寧ろ手加減した方だろ」
「いつもなら、四肢を縛ってそのまま海に放り投げていたかもしれませんね……リーダーが」
「るっせえぞアカネ! 時と場合によるわ!」
「否定しないんですね」
ここでマッシュはある事に気づく……そう、アスナがいない事だ。
「アスナさんがいないような…」
「……まあいつものことですので、大丈夫ですよ」
「寧ろこれがアスナ先輩らしい」
「そう言うこった」
「謎の信頼……まあ何かあればすぐに助けに行きますけど」
「それでこの後は?」
「システムルームに行きたいのですが……その前にやらなくてはいけない事がありますね」
「やらなくていけない事……?」
「ええ―我々の服についてです」
アカネが満を持したように取り出したのは、様々な色のバニースーツ。スーツを手にしたアカネが、淡々と概要を説明していく。どうやらこの場所には特殊なルールがあるようで、簡潔に要約するならあのバニーガール姿がここでは制服に相当するため、C&Cのメイド服は目立ってしまう。そのため、目標の確保を急ぐためにも彼女達は早急に着替えたほうがいい、とのことだった。
「と、いうわけで、ささっと着替えちゃいましょう」
「じゃあ僕は部屋の隅にでも移動しておきますね」
「そうしてくれると助かります♪」
「……マジで着んのか?」
「任務のため、ですよ」
「――ッチ…」
「…サイズが合わないが、仕方ないか」
マッシュは部屋の隅に移動し、壁の方を向いて座り込む。バニーコス……結構過激な服装だったが、
色々な音が聞こえてから数分後、アカネの呼びかけに反応し、マッシュは後ろを向く。
「―どうでしょう先生、似合っていますか?」
「ゴワゴワして動きづれぇな……特に…上部分」
「………な、何気に…恥ずかしいな」
ネルは赤いバニーコスにスカジャンを羽織っており、カリンは黒いバニースーツに網タイツ、アカネは白いバニースーツに白タイツを着用、加えてジャケットを羽織っていた……正直に言おう。
高校生にしてはあまりにも過激な衣装だった。
「………………………………」
「な、なんか言えよ……てか別になんとも思ってねえか? 先生はそう言う事に無関心って聞いたことあるしな」
「そうなのですか?」
「訳ありなんだとよ」
「それはそれは…」
「…………………………………」
マッシュは確かにそういう事に無関心。しかしこの時、この瞬間だけ……マッシュの心───いや魂の
キィィィィィッ……
開いてはいけない扉が開きそうになっていた……ので。
「―――フンッ」ベキッ!!
『んん!⁉』
「………ふぅ……よし、任務の続きをしましょう」
「待て待て待て待てェッ‼ いきなり何してんだ先生‼⁉」
「鉄の杖を、急に自分の頭に打ちつけて……どうしたんだ?」
「……あーごめんね、なんか……開いちゃいけない扉が開きそうになってたから」
「ひ、開いてはいけない扉?」
「うん……僕の何かが変わっちゃいそうなまずい扉」
開きそうになっていた扉を無理やり閉じたマッシュは、頭から流れている血を拭い、三人に言う。
「可愛いよ、三人とも」
「ぅ」
「そ、そうか」
「――ああくそ‼‼ なんか調子狂う‼‼///」
シンプルなマッシュの褒めに照れる三人、マッシュは本心を言ったので満足し、そのまま話を進めようとした……のだが。
「――さ、さて……あとは先生だけですね」
「………僕?」
「はい、今そこでロープでぐるぐる巻きになっている生徒さんは分からなかったようですが、先生はこのキヴォトスで名が売れている人です……なので」
「変装が必要ってわけだ……つまり、わかるな?」
「…………あの…僕、
「まあまあそう言わずに……私たちだけこの格好なのは、ね?」
「そういうこと、観念してほしい」
「意外と似合うかもだぜ?――先生のバニー姿」
「…………………に、逃げ『させねぇよ?』―おう…」
抵抗しようとするマッシュだったが、ミレニアム最強戦力によって雁字搦めに拘束され、あっという間に着替えさせられる……「流石はC&C、メイドのプロ…」とマッシュが感心していたのも束の間のこと。
「―――――ピョン」
「………ンブッフォッ‼‼」
「こ……これは……」
「えーーと………ごめんなさい…?」
「謝らないで………謝られると……辛い」
マッシュは正装からパッツパツの黒いバニーコスチュームへと姿を変えていた……しかも足にはストッキングが通され、鍛えた大腿四頭筋に圧迫されらストッキングは今にも張り裂けそうな状態にある。
「あの、なんと言いますか……テンションが上がってしまって……だ、男性のバニー姿というのも少し興味があって……えーと」
「……とりあえず、海に沈んできます」
「先生、私たちが悪かった、だから海に行こうとしないで。どうか早まらないで」
「アハハハハハハハッ‼」
「リーダー、笑っちゃダメだ‼‼」
「……お嫁に行けないよこれ」
……その後、部屋で見つけ出したタキシードに着替え、ウサギ耳のカチューシャを頭にセットしたマッシュ。
なお、アカネにこっそり撮られたバニー姿がヴェリタスに流されることは内緒である。
タキシード姿でウサギのカチューシャをつけているマッシュ君……イラストで見たいな、絵心があったら書いてたのに!くそぉ!!
所ですこーしだけお話が変わるのですが……
『バニーコス……私もやってみようかな』
『やめとけ』
『俺達死ぬわ』
『興奮で?』
『やかましい!!』
本気の目でそんなことを言い続けている妹先生……いや家でやるだけって言いますけどね?わかってるのかな、私男なんだよなぁ……兄貴として止めるべきですかね。
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