透き通る世界に拳を一つ   作:六科

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最近、妹のお兄呼びが心配になってきた作者です。

最近、弟先生の仕事がうまくいってボーナスが入ったのか、食費以外の全てをブルアカに使っている弟が心配な作者です。

最近、ネット(Xやら提示版やスレ)などを本気で見ない事にした作者です。



心配事とモヤっとしているのが多い…!!そんな私の癒しはここハーメルンとブルアカです……ありがとう!

それでは本編へ……どうぞ!


マッシュ・バーンデッドと苦しくも甘い尋問

 

 

 

 

30分後、バニー姿に着替えた一同はシステムルームに侵入し、中にいるバニー生徒らを鎮圧した。あくまでの警備員でしかない相手の制圧は存外あっけなく終わったので、ネルはどこか物足りなさそうな表情のままである。

 

 

 

 

 

「こんなんばっかだと張り合いが無くて逆に疲れんな……まあ派手にやれねぇから神経尖るってのも理由かもしんねえけど」

 

「ちょっとわかります」

 

「二人とも、作戦が順調なのは良いことだ……所でリーダー、改めて見るとその格好…」

 

「あぁ? …別にいいだろ、バニーにスカジャン羽織ってもよ……つーかそれさっきアカネにも言われたっての、これは譲らねぇ」

 

「それから……うん、先生はよく似合っているな。タキシード姿も悪くない」

 

「そうかな、頭に多少の違和感はあるし……あと動きにくいよ」

 

「タキシードだからな……なんならさっきの『もうその話はやめてください』お、おう……先生、そんな真顔になれたんだな」

 

 

 

 

 

 

 

バニー生徒らを束にしてロープでキツく縛り上げたあと、端に寄せたマッシュはアカネの監視妨害が完了するタイミングを待つ。

 

 

 

 

 

「アカネ、進捗は?」

 

「もうそろそろです」

 

「ったくあのチビ…面倒なことしやがって、捕まえたらボコボコにして泣かせてやる」

 

「それはもう、先生とセミナーに任せれば同じような目に遭うと思うけど」

 

「シュークリームパーチーとヒールホールド、どっちが良いかな」

 

「……ヒールホールドはわかるが、シュークリームパーチー(cream puff party)ってなんだ…?」

 

「シュークリームを口の中に突っ込みまくる攻撃です」

 

「なんだそのやさ……いや、普通にしんどいか?」

 

「カスタードが鼻腔まで逆流して窒息しちゃいます」

 

「怖すぎるだろ‼ せめて普通にしばくだけにしてやれ‼」

 

「……なんだかんだ言って、コユキって子のこと気に入ってたり、気にかけてたりはしてるんですね」

 

「…まあな」

 

 

 

 

 

 

ネルは近くにあった椅子に座りながら、どこか優しく、どこか姉貴肌を感じるそんな感じで話し始めた。

 

 

 

 

 

 

「あいつは色々と問題を起こすとはいえ、別に危険なテロリストだとか、悪党ってわけでもねえ…何度も絡んでるうちに、可愛く『先輩♪』なんてすり寄ってくるし、な」

 

「………ふむ?」

 

「あいつはよ、先生……マジでびっくりするぐらい自己肯定感が足りねえんだ」

 

「自己肯定感……あ、なんかわかってきたかも知れない」

 

「お、流石は先生だな、長い間生徒と関わってるだけはある」

 

「コユキはいつも、息をするように簡単なことで褒められるばかりで、仕事の()り甲斐も何もないって愚痴を吐いていた……今回の事件も、『ここで何かしらすごいことを達成して、いろんな人に褒めてほしい』という、一種の自己顕示欲や承認欲求が原因と考えられる」

 

「……勝手な意見ですけど、難しいコンピューターのパスワードを簡単に解けるってだけでも凄くないですか?」

 

「そう……すげぇんだよ、あいつは。けどあいつ自身にとっては当たり前なんだ。別に大したことない、当たり前のこと、『自分は大した事ない』って思ってるんだ……それが…なあ」

 

「自己肯定感が低い子……か、うーむ……自分には自信を持ってほしいな」

 

「それあんたが言うか?」

 

「あれ」

 

 

 

 

 

 

コユキは実際本当にすごい生徒であり、ミレニアム全体で見てもトップクラス実力を持つ生徒……なのだが、実力を持つ者故の苦悩というのだろうか。彼女自身の自己肯定感は低く、自分に秘められた天才性に未だ気付いていない……言い方を変えるなら──

 

自分は全く凄くない(何の取り柄もない)生徒─―という認識なのだ。

 

 

 

 

 

 

「……なんか暗い話になっちまったが、あいつのヤラカシについては、私らがしっかり叱ってやらないといけねえ」

 

「……ですね、プロレス技はやめておくとして……正座1時間くらいで勘弁しておきます」

 

「せめて30分にしてやれよ……てかアカネ、終わったか?」

 

「ええ♪それはもう完璧に」

 

「流石だな…うし、じゃあぱぱっとやっちまえ」

 

「はい、それでは先生はこちらへ…そこは危ないので」

 

「……危ない?」

 

「さあさあこちらへ」

 

 

 

 

 

マッシュがアカネの後ろへと移動しすると、アカネはぽちっ……と何かのボタンを押した。そして流れ出す秒針を刻む音――この音にマッシュは聞き覚えがあった。

 

 

 

 

 

「……アカネ…ちゃん、もしかして爆弾使った?」

 

「え?」 

 

「は?」

 

「ええ、使いましたが……何か?」

 

「……今回って侵入ミッションで、しかも隠密行動を第一に……ってものだったんじゃ?」

 

「…………あっ」

 

「おま、いつもの感じで使ったな⁉」

 

「先生もこの場にいるんだぞ⁉」

 

「し…失敗しました……な、慣れた作業でしたので……つい……えっと、どうしましょう?」

 

「とにかく逃げましょう、爆発まで後――いや聞くまでもないな」ビュン!!

 

 

 

 

 

ドォォォォォォォォォォォォォォォン!!!

 

 

 

 

マッシュはその場にいる全員を持ち上げて部屋から飛び出した。脱出直後、システムルームは抉れたように吹き飛び、コンソールは跡形もなく灰になる。ハッキング中だったものと認識していたマッシュも、これには困惑せざるを得ない……そして、同時にあることに気がついた。

 

 

 

この世界では、普通そうに見えた人こそ、個性的だと言う事に。

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

「……申し訳ありません…先生」

 

「まぁ……うん、仕方ないよ。全員無事だったし……結果オーライ?って事で」

 

 

 

 

 

 

なんとか元いた部屋へと戻ってきたマッシュ達は、その場で話し合う。

 

 

 

 

 

「だがどうする?私たちの存在がおそらくバレてしまったぞ」

 

「顔が知られていないことが唯一の救いだな……どーするよ先生」

 

「うーむ……―あっ」

 

「あっ?」

 

「ちょっと良い案が浮かんじゃいました…そこで眠っているこの生徒さんに、手伝ってもらいましょう……つまりは尋問です」

 

「尋問か……先生、何をする気なんだ?」

 

「シュークリームパーチー」

 

「そうですか、シュークリームパーチー……え?」

 

「……マジでか?」

 

「そ、それで口を割りますか?」

 

「勿論―――シュークリームは強いんですよ?」

 

 

 

 

 

メイドたちは『何言ってるんだ……この人』と言わんばかりの目でマッシュを見ていたが、後に彼女らは知ることとなる……シュークリームパーチーの恐怖を。

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

「……………ん…ん?…ん!?」

 

「よお、目が覚めたか」

 

「こ、ここは……お、お前達! 一体何者だ⁉」

 

「先にこっちの質問に答えてもらうぞ」

 

「なに!?」

 

 

 

 

 

椅子にぐるぐる巻きにされていたバニー姿の生徒が目を覚まし、ネルの言葉に対し敵意を剥き出しする。絵面的には悪いのはこっちな気もする。

 

 

 

 

 

「黒崎コユキ、こいつについて知ってることを話せ」

 

「は、はぁ?誰だ、そいつ」

 

「しらを切ると良いことがねえぞ?」

 

「いやいやいや!本当に知らないんだって! そもそもこの船内にいる乗客が全体でどれだけいると思う!?1000は軽く超えるんだぞ? それをいちいち一人一人覚えているわけないだろ!?」

 

「……まあ言われてみりゃそうか」

 

「だ、だろ!?」

 

「――けどまぁお前が嘘をついてるって可能性はあるよな……なぁ?」

 

「ひぃ!?」

 

 

 

 

ネルの凶悪スマイル(ツルギには及ばない)を見たバニー生徒はビク付きビビる、けれど何も情報がないではまずいので、なんとかして思い出そうとしてもらうアカネ達。

 

 

 

 

「では、こちらの方に身に覚えがありませんか?」

 

「結構失礼で軽薄な子だ。何か無礼を働いた記録とかあったらその子かもしれない」

 

「無礼……失礼――――――あっ」

 

「あっ?」

 

「……あっ!」

 

「今、あっていったよな?―なぁ?」

 

「い、いや! 違う! 気のせいだ! 万が一言っていたとしても顧客の情報を漏らすわけにはいかない!」

 

「なんだ! 知ってんじゃねえか!」

 

「ええ、その反応を見るに……大正解…ですね」

 

 

 

 

 

 

ニコッ…とアカネの笑みに軽く恐怖を感じたバニー生徒、そして声を荒げる。

 

 

 

 

 

「や、やめろ!暴力反対! 痛いのは好きじゃない!!」

 

「安心しろ、痛くはしねえ……けどな、苦しいかも知れないぞ」

 

「何を、する気なんだ!?」

 

「……先生!」

 

「うす」

 

「――ん!?」

 

 

 

 

スッと、現れたマッシュに?を浮かべるものの……その手に持っている物があまりにも的外れすぎて困惑の声を上げる。

 

 

 

 

「な、なんで……シュークリーム持ってるんだ?」

 

「今からな?あの先生が………お前の口の中にあれを突っ込みまくる」

 

「えぇ!?」

 

「10個はあるよ」

 

「ま、待って?待って!?何その尋問!」

 

「答えないとシュークリームパーチの刑だ、さあどうする?」

 

「シュークリームパーチ!?――っ、や、やるなら、やれ!!シュークリームをちょっと突っ込まれたぐらいで私は屈しない!」

 

 

 

 

 

いわゆる、くっころという奴だろうか、そのタフネスと態度に少し感心したネル……けれどこっちも本気なので止まらない……と言うことで。

 

 

 

 

「先生……行け」

 

「シュークリーム・パーチー♪ シュークリーム・パーチー♪ シュークリーム・パーチー♪ シュークリーム・パーチー♪」

 

「な、なんだその歌! あ、ちょ、だめ、そんな無理やりおしごもももももももっっ‼⁉‼⁉

 

「気絶しない程度にするから安心してね」

 

「ンンンンンンッッ⁉」

 

「ほら〜話さねえともっと口の中にシュークリームが入るぞー?」

 

 

 

 

 

 

一つ、二つ、三つと口の中に入れられ、美味しいと苦しいと怖いと言う気持ちがごちゃごちゃになり散々な思いをしたバニー生徒。大体六つ、口の中に入れられた所で。

 

 

 

 

「……ゴクンッ、話します……」

 

「しゃあ!ナイスだ先生」

 

「それほどでも」

 

「口の中が甘ったるい……なのに苦しい……けど美味しい……」

 

(シュークリームパーチー……名前は、ふざけているが……尋問にはかなり使えるのでは?)

 

(今度任務で使って見ましょうか)

 

 

 

 

 

 

 

バニー生徒の真正面に立ち、早く話せと言わんばかりの目を送るネル。マッシュがそんなバニー生徒の口についたカスタードをタオルで拭いとると、バニー生徒は震えながらも情報を話した。

 

 

 

 

 

 

「か、確信は…無いんですけど……おそらく白兎は

 

 

 

 

 

 

―――プレイラウンジにいると思います」

 

 

 

 

 

プレイラウンジ、そこが白兎の巣であった。

 





マッシュルに登場するキャラクター、悪魔の五つ子と呼ばれる人達がいるのですが……その人達がブルアカキャラと関わる、もしくは先生だったらどうなるんだろうな〜とオタクの妄想を膨らませている作者です。

イノゼロお父様?論外ですよ。





そして妹先生と弟先生、どちらとも新たな推しができました。





『イブキちゃん可愛い……ん?11歳?』

『……兄者ー?このゲームってこんな年齢の子も出るのー?』 

『ああその子は特別、飛び級してゲヘナに通ってるすごい子』

『……ブルアカすごいや』




二人はまだ知らないんだ……ブルアカの本気を!

励みになりますのでコメントと評価、どうぞよろしくお願いします!。

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