透き通る世界に拳を一つ   作:六科

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人外生物✖️キヴォトスっていいですよね……僕も書きたいくらい好きです。

梅雨ですね、部屋に五匹くらいナメクジが沸きました……マジかって思って、増える前に外に流しました。部屋の中に湧くことってあるんだな〜他驚かされましたよ……。


それでは本編へ、どうぞ!


マッシュ・バーンデッドと青春ヒャッハー

 

「おぉ……! これが――」

 

「海……ダァァァァァッ!」

 

 

 

 

 

ヒフミ達は海へとやって来ていた。

 

場所はトリニティ自治区の中央区から少し離れた海岸、しかし今日は珍しく人が少なく、楽しみまくるには最適な日。

 

広い海、青い空、火照った砂浜に――そして戦車

 

もう一度言おう、戦車

 

 

 

 

 

 

エンジン音を響かせ、前進するトリニティ戦車・クルセイダーちゃんは砂浜の中にゆっくりと停車する。そして中に入っていたヒフミ達は砂浜に足をつけると。

 

 

 

 

 

『海だぁぁぁぁぁー!!』

 

 

 

 

 

そう元気よく叫んだ、特にツルギとアズサのテンションはフォルティッシモ。今にも飛び出して海に飛び込もうとするが、一人、まだ着ていないので我慢する。

 

 

 

 

 

「先生、何かあったのだろうか」

 

「少し用事を済ませてから来ると言っていたので、すぐに来られるとは思いますが……まあ我々は!今のうちに遊ぶ準備でもしておきましょう♡」

 

「………ええ」

 

「おや?コハルちゃんはあんまり乗り気ではなさそうですね……具合でも悪いのでしょうか」

 

「ええ悪いわよ―――あんたのせいでね!!」

 

「…あら?」

 

「あら?じゃないわよ!!」

 

 

 

 

 

露出度が高くなる水着において、大事な部分が見え隠れするというのは仕方のないことだろう……しかし、しかしハナコは別。

 

 

 

 

 

「やっぱりおかしいですよね?わたし間違ってませんでしたよね!?」

 

「ええそうよ、ヒフミは間違ってない、間違ってるのはハナコの方!!」

 

「む、やはりおかしいのか?」

 

「ええまあ……我々と比べると……かなり」

 

「……そもそもそれは水着なのか?」

 

「ええ、水着ですよ?―ふふっ♡」

 

 

 

 

 

ハナコの格好は大きめのワイシャツの下に水着を着込んでいる……という状態。はっきり言って海岸でなければ本当に捕まっている、そんな状態である。

 

 

 

 

 

「そもそも…その大きなシャツは何?どこからどうみても男の人よう……―ま、まさかアンタ―先生のやつ着てるんじゃないでしょうね!?

 

「そこまで恥ずかしいことはしません!」

 

「現在進行形で今! 恥ずかしいことをしてるんですが!?」

 

「水着を着るのはこれで初めてだが……あれが普通なの?」

 

「いえ、ハナコさんだけですので、絶対に間違わないでください」

 

「…………………」

 

 

 

 

 

ハナコの水着?に各々が反応をしている中、ツルギだけは何か思い詰めているような、シュン…としているような、そんな顔をしていた。それに気づいたコハルが話しかける。

 

 

 

 

「ツルギ先輩…あの、どうしたんですか?」

 

「……き、気にする…な」

 

「そうは言っても…」

 

「…はっ!――ふふっ、なるほど……そういうことですね、剣先ツルギさん♡」

 

「!?」

 

「何、どういうこと?」

 

「一人で納得しないで!どういうことなの?」

 

「簡単なことですよアズサちゃんにコハルちゃん、ツルギさんはおそらく――自分よりも過激な水着をしている私をみて…自信を少し無くしちゃったんですよ♡

 

「キィ…ィ!?」

 

「ええ!?」

 

 

 

 

 

ハナコの言葉を聞きシュバ!と後ろへと飛ぶツルギ、その顔は何故バレた?という困惑と見抜かれた恥ずかしいという二つの感情がごっちゃになっている顔だった。

 

 

 

 

 

「……もしかしてツルギ先輩、先生の気を引こうと勇気を出してその水着を買ったんですか?」

 

「でも自分以上に過激な水着を着てくるハナコちゃんをみて」

 

「自信を無くしちゃった……ということですね♡」

 

「……意外と可愛いところがあるんだな、正実の委員長は」

 

「ウゥゥォォォォォァァァォァァッッ!!?\\\」

 

「人の先輩いじめないで!? だ、大丈夫ですよツルギ先輩! いくらあの鈍感無知無知脳内シュークリームな先生でも、先輩の水着には流石に反応すると思います!」

 

 

 

 

そうツルギを元気付けるコハル、しかし忘れてはいけない。そのコハルも結構過激な水着を着ており、余計に余裕や元気がなくなっていくツルギ。

 

 

 

 

 

「お待たせ〜〜」

 

「あ、先生〜♡」

 

「ごめんごめん、ちょっと電話が長く…な…って……………………ゑ?」

 

『っ!?』

 

 

 

 

少し遅れて、マッシュがやってくる。そしてお互いに驚き合う……マッシュは自分が思っていた以上に過激な水着着てきた生徒達に対して、そして生徒達は――

 

 

 

 

ピッチピチのフィットネス水着を上下着こなしているマッシュに対して驚いていた。

 

 

 

 

 

「みんな……なかなか攻めたね」

 

「先生が言えることですか!?」

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

「え?」

 

「え?じゃないわよ!!き、聞いてた話と違うんだけど!?」

 

「海パンとアロハシャツ一枚……と、聞いていたの…だけれど?」

 

「僕の最初はそのつもりだったんだ、けど知人が―」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『そんな格好では非常に危険です! 海は日焼けやその他いろいろあるのですから……それに狙われるやもしれませんし……あ、んんっ! とにかく…あなた様はこちらを着て行ったほうがよろしいかと……いえ! ぜひそうしてください!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

「って念入りに言われちゃってさ、押し負けちゃった」

 

「そ、そうだったとしても……せめてサイズの方をですね」

 

「キヴォトスにそもそも人間の男の人って少ないらしくてさ、これしか作れなかったって言われた」

 

「確かにあまり見かけませんね」

 

「トレーニングウェア姿よりも筋肉がばっちり映ってるじゃないの…!」

 

「ぁぁぁぅぅぅぅぅ……////」

 

「あ、ツルギ先輩が羽で自分を囲いながらしゃがみ込んだ」

 

「先生はそこまでのお覚悟を……なら私も、脱がねば無作法というもの

 

「それ以上脱いでどうするのよ!!エッチなのはダメ!死刑!!水ぶっかけるわよ!?」

 

「まあまあコハルちゃん」

 

「先生は極刑!!」

 

「何故…」

 

 

 

 

 

ワイワイと活気良くなる一同、そんな中マッシュはしゃがみ込んでいるツルギに話しかける。ツルギはマッシュの呼びかけに答えるように、ひょこっと顔を小さく上げる。

 

 

 

 

 

「超似合ってますよ、色合いとか、ツルギさんっぽいですし」

 

「ぁ…ぅ―ひ―ヒヒヒッ!アヒヒヒャャャ!!!」

 

「あ、嬉しそう」

 

「あれ嬉しそうなんですか!?」

 

「そして……………………うん」

 

「先生…いかがですか?――私の水着は」

 

 

 

 

 

実を言うとハナコには絶対的な自信があった、いくら無知無知なマッシュとは言え、脳内筋肉もしくはシュークリームなマッシュとは言え、さすがに今この姿なら……せめて、せめて恥ずかしがってくれるはず!という絶対的な自信があった。

 

 

 

 

 

「ハナコちゃん」ガシッ!

 

「ンッ!?」

 

 

 

 

 

突然両肩を掴まれびっくりするハナコ、まだ早いとツルギは思わず後輩達の目を羽や手で塞ぎ。自分は興味津々でみていた。

 

 

 

 

 

 

「水着、もしかして買えなかったの?」

 

「…………………………………………」

 

「流石にそれで『水着です!』は無理だと思うんだ」

 

「……………いえ…………あの……その」

 

「それとも……誰かに破られたりとかした?どこの誰?今すぐにでもお説教を」

 

「違うんです…!!」

 

「違う?」

 

「こ、これは……私が選んだ服装…です…」

 

「……あ、もしかしてこういう感じの水着も世の中にはあったの?だったらごめん……僕まだ海の知識とか浅はかで―『わぁぁぁぁ!!!』

 

「ちょ、ちょっとこっちに来ましょうか先生!!」

 

「どうしたのヒフミちゃ…わっ」

 

「こっちだ先生」

 

「数分間休憩よ!」

 

「了解しました」

 

「…………フッ……ふふふふふ……」

 

「ハナコ……相手が悪かったな」

 

「慰めは不要ですよ、ツルギさん――別に気にしてませんし」

 

「そんな泣きそうな顔になりながら赤面し、さらにはプルプル震えながらしゃがみ込んでいる者が、それを言っても説得力はないぞ」

 

「ぅぅぅぅぅぅ……」

 

 

 

 

 

そう、相手が悪すぎたのだ。脳内マッシュなマッシュにそういう手を使っても勝てるわけがないし、押せるわけがなかった……というよりも、マッシュはバニーやら行政官のえげつない水着を見たからか、そういうのに慣れてしまっていた……つまり。

 

 

 

 

 

「――攻略法はもうない…ということですか」

 

 

 

 

 

そういうことかもしれない。頑張れハナコ。負けるなハナコ。

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

何はともあれ全員無事に集合ができたということで、いざ海を楽しもう、そういうことになったのだが。

 

 

 

 

「……困った、真っ先にやりたいことが多すぎて…決まらない」

 

「うーん、ここは無難に砂遊びから始めてみませんか?」(なんとか気持ちを持ち直したハナコ)

 

「砂…城」

 

「そうですね、先生、そういうご経験は?」

 

「…そう言えばまだ作ったことはなかったかな」

 

「ほ、ほんとに知らないのね」

 

「うん、コハルちゃんは知ってるの?」

 

「勿論よ!だ、だってエリートなんだからね!みてなさい、今、すごいものを作ってあげるから!―ヒフミも手伝って!」

 

「え、あ、はい!」

 

 

 

 

 

ツルギやアズサ、マッシュは砂で城を作るといったことをまったく知らないので、コハルとヒフミが代表してそれを教える。少し離れたところでそそくさと焦りながらも作っていくその様は……まあ可愛い。

 

 

 

 

「愛かな」

 

「愛ですね」

 

「キヒッ……愛だ」

 

「可愛いってことですよね?」

 

「あとはこうすると……で、できました!」

 

「ツルギ先輩! アズサ! 先生! お城ができ――」

 

 

 

 

 

 

 

 

ダダダダダダダッッ!!

 

 

 

 

 

 

 

「た―――あぁぁ!!?」

 

「お、お城が…」

 

「あはははははっ!」

 

「誰の許可を得てここで砂遊びなんてしてるわけ?あぁん!?」

 

 

 

 

 

そんな城を銃弾で破壊する二名の不良生徒、近づきながら豪快に笑い、不良生徒らしくガンを飛ばしていたのだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―…あぁん?」(殺意のこもった目をしているツルギ)

 

「いい度胸ですね」(スナイパーを構えるマシロ)

 

「……ふふっ♡」(ピンク色の埴輪を持つハナコ)

 

「よくも二人の城を…!」(羽をバッと広げ銃を構えるアズサ)

 

「………」(無言で指を鳴らしているマッシュ)

 

 

 

 

 

 

 

「……あれ?」

 

「えっ……と……その………」

 

 

 

 

 

そんなマッシュ達の気迫にやられたのか急に腰が低くなる不良二人、すぐさま後ろを向き

 

 

 

 

 

『――すみませんでした!!!』

 

 

 

 

そういって立ち去るのだが。

 

 

 

 

 

――何処へ行く?

 

「逃がさぬ」

 

『………あっ』(絶望)

 

 

 

 

 

 

人外二人から逃げられるわけもなく、二人はその首から下を砂に埋められ、撃沈した。

 

 

 

 

 

「……もしかすると、私たちの行動…いえ、他の生徒さん次第でこの海岸がブルーアーカイブではなくて……レッドアーカイブになる可能性が?」

 

「無いって言えないわ」

 

 

 

 

 

彼女達の青春は、まだまだ続く。





今更ですが、皆さんはマッシュルのBGMを知っていますか?



私個人的に好きなのは一期のオープニングだったknock outと、二期のオープニングだったBling-Bang-Bang-Born。



そして戦闘BGMで有名なSerious Steelと、マイナーですがRock Solid Heroという曲が好きです。特にSerious Steelは小説の戦闘シーンを書いている時によく聞いています。



三期はどんな音楽が来るのか……楽しみで仕方ないです。


励みになりますのでコメント評価、どうぞよろしくお願いします!

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