すっごい今更ながら、UA 500,000突破、ありがとうございます!
そして今まで〇〇突破企画!ってのをやってなかったので、ちょっとやってみようと思っております……と言っても、活動報告で募集しているものとあんまり変わらないのですが。
こんなお話が見たい!というのをもう一度募集します、今すぐに出す!というわけではありませんが、絶対に出します。
それでは本編へ……どうぞ!
「いやはや、何処もかしこも物騒ですな」モキュモキュ
「さっきも言いましたが、ここは他と比べれば平和な場所なはずなんです。でも最近はもうほんっとにしつこくて…」
「雇い主とか言ってたけど誰のことだろ…心当たりある?」モキュモキュ
「ン〜〜わからないデスネ〜、そもそもお祭りを壊そうとしている人なんてそういないと思ってマスシ」モキュモキュ
「だよね………あ、サクラ大福もう一つ」モキュモキュ
「とりあえず二人ともサクラ大福食べるのやめない?話に集中できないんだけど?」
『お構いなく』
「お構うわ!」
魑魅一座が撤退した後、マッシュは百夜堂でサクラ大福をフィーナと共に食べていた。シズコは話している最中も食べるのをやめない二人を少し叱った、しかし二人には効かなかった。
「ああもう……今回もまた!桜花祭が始まってからというものの、魑魅一座のやつらがあちこちで悪さをするんです!」
「魑魅一座・路上流。昔から百鬼夜行で、しょっちゅう問題を起こしているやつらデス!」
「ただ、以前から問題児だったとはいえ、こんなに組織的に動くようになったのは最近になってからな気が……まるで、組織立って『百夜ノ春ノ桜花祭』を台無しにさせようとしてるっていうか……」
「…僕の聞き間違いかもしれないんだけど、あの子達『ご要望通り!』って言ってなかった?」
「―あ、そういえば!」
「あの子達は
「裏で誰かが……この祭りを壊そうとしている?」
「多分だけどね…(だからこそおかしい…なんでイズナちゃんはそんなことに協力してるんだろ…?)」
マッシュは悩めば悩むほど、イズナのことがわからなくなっていった。『今度はまた一緒に祭りを!』というようなことを言ったイズナが祭りを壊そうとしている物達に協力している…矛盾してない?とマッシュは思う。
「何にせよ、任侠を志す者として放ってはおけマセン!」
「ああもうっ! 本当に何なのよっ! 今までは何とか私たちだけで止められたけど、なんか頻度も数も増えてる気がするし……このまま桜花祭がダメになったら、私たちがあちこちから責められるじゃない! たまったもんじゃないわよ!」
シズコは叫ぶ。やはりと言うべきか、委員長と言うだけあって考えることは山積みらしい。
「……でも、フィーナ、理解できマセン。どうして桜花祭を邪魔しようとするんデショウ?」
「多分だけど」
「知ったこっちゃあないが、色々と気に食わないんじゃないかい」
そう第三者の声が聞こえ、生徒の声ではないだろうと思いそちらを見れば、二足歩行の袴姿の猫がいた。もう猫が二足歩行で、それも喋っていることに対して全く驚かなくなった自分も…結構変だな、とマッシュは内心そう思ってしまう。
「どうも、百鬼夜行の商店街の会長だよ」
「ミケ会長?」
「誰がミケ会長だ、儂は」
「ケモ?……いやタマか、あーいや又五郎って可能性も」
「聞けよ人の話!ニャン天丸、儂の名はニャン天丸だ!!」
「マッシュ・バーンデッドです、ニャン天女さん」
「天女じゃねぇぇ!!―おいどうなってんだ君らの先生は!!」
「ワタシ達に言われマシテも…」
「え、えっと! 会長? いったい桜花祭の何が気に食わないんでしょうか……?」
『これだから子供は……』とぶつぶつ言っていたニャン天丸だったが、シズコの言葉にハッとし、咳払いをして自分の意見を出す。
「…今回はひとつ大きく変わったことがあるだろう?昔からこの『百夜ノ春ノ桜花祭』の最後には、伝統的に花火が打ち上げられていた。でも今回はちょっと違うんだろう? 新たな試みだとかなんとか」
「……はい。今回の桜花祭のために、特別に準備したものが……今回のお祭りのフィナーレのために、ミレニアムにお願いした特別な装置です」
「ホログラムで花火を再現する、天気も煙も関係ない、specialでniceな機械だと聞きマシタ!」
「お金のかかってそうな機械だな……まあ何にせよ、何かが変わるということを、誰しもが簡単に受け入れられるわけじゃない」
やれやれと言わんばかりに溜息を吐く会長、けれどマッシュはそこに自分の意見を述べる。
「変化を受け入れられないって言うのはわかりますけど……だったらなんでこんなやり方を? 暴力とかじゃなくて、話し合いとかで解決すればいいのに」
「そこはまぁ……対話よりも効率的だからじゃないか?」
「それが理由で、桜花祭を邪魔するなんて……私はただ『百夜ノ春ノ桜花祭』を、今まで以上に素敵なものにしたくって──」
「あくまで推測だ。それに儂だって今さら、このことを蒸し返したいわけじゃあない。ただ、気に食わんと思うやつらもいるだろうなって話だよ。学生がこんなに金を使って……ってな」
「……身勝手な人達ですね」
「……まあな」
「そうやってぶっきらぼうですが、会長はいつも手伝ってくれますし。今回の桜花祭でも、色々と心配してくれてますもんね」
「フィーナ知ってます! 『ツンデレ』ってやつデスね!」
「違うわい!」
「ツン天丸会長」
「そろそろ怒るぞ先生!!」
ツンデレ、それはマッシュがあってきた生徒達にもあったもの……けれど生徒達のツンはデレがはっきりとわかっていたため可愛らしかった。しかしこのニャン天丸のツンは……デレがない、ツンすぎる何かだと、マッシュは確信していた。
「…んじゃ、儂はそろそろお暇するよ…それじゃあ」
「サヨウナラ〜!」
そう言ってニャン天丸は帰って行った、色々と引っかかるが…まずは魑魅一座をなんとかしなければ行けない。
「よし、本拠地見つけ出して一気に潰しちゃおう」
「それができたらもうやってるんですけど!?」
「うーんドウしましょうか……あ、なら!修行部に頼ってみるのはどうデスか?」
「え"」
「嫌そうな声……修行部?」
「ハイ!とっても強くて、頼りにナル?人達デス!」
「なぜ疑問系?……けど人手は多い方がいいよね、……所でなんでそんなに嫌そうな顔をしているの?」
「えっとですね……確かに頼りになっていい人達ばかりなんですよ?…でも修行部の生徒たちって、結構変わり者でして……」
「と言うと?」
「毎回修行のためと言いながら、色々とよく分からない活動をしてる部活です。例えば、修行の一環として寝ながらジグソーパズルをやる人とか、素敵なレディーになるためと言いながら、何故か街のチンピラたちを退治してる人とか、大和撫子としての嗜みとか言って、読心術を使える部員もいるとか……」
「修行……修行とは?」
聞いている限り修行部とは名ばかりの集団だが、マッシュはそんな集団のことが少し気になった。そして何よりも今は人手が欲しい…と言うことで。
「修行部の人達に協力を依頼しちゃおう」
「えぇ!?で、でも」
「いい人達、なんでしょ?なら大丈夫だよ」
「それに何かあっても、先生ナラきっとどうにかしてくれます!」
「任せなさい」
「物理的に引き込む未来しか見えない……」
そうしてマッシュ達は修行部達に依頼をしようと動き出す――のだが。またまた爆発音と銃声が店の外に響き渡った、今回は少し離れた場所。
「……スパン早くない?」
「さっき先生にボコボコにされたばっかりよね!?」
「鋼メンタルってヤツデスよ」
「とにかく……またお願いします先生! 今度はもう息の根を止める感じで!!」
「いや止めないからね」
「そうデスよ!先生は優しいので、半殺しで許してくれます!」
「いやしないってば」
二人がマッシュに対しての偏見が垣間見えたことだが、とりあえず3人は問題が起きた場所へと向かった。
―――――――――――――――――――――
目的地に着くと、さっき見た服装の魑魅一座達が文字通り暴れていた。さて…とマッシュがまたお説教をしようと歩み寄ろうとした瞬間。
「そこまでだよ! 魑魅一座!」
「…ん?」
そんな声が聞こえ、皆がその方角を見る。
「派手に!」
「可憐に……」
「う、美しく……! で、合ってます……?」
「ばっちり!」
「街の平和を守るため、美少女三人組の修行部……ここに参上!!」
「参上一……」
「えと、参上、です……」
「ふふーん! 完璧な登場演出! ね、ツバキ先輩!」
「ふぁ……そう?」
「えっと……カエデちゃん、何だかすごい見られてる気が……」
眠そうな少女と、元気な少女、そして恥ずかしそうにしているピンク髪の少女。彼女らは統一して─巫女装束と呼ばれる格好であり、マッシュは特にツッコむことも無いな、と思っていたのだが…。
「んんっ……眠い…」
一人……たった一人、流石にツッコま無いとダメだろうと言うレベルの格好をしている生徒がいた。マッシュもキヴォトスに来てもうしばらく経ち、様々な格好をしている生徒達にあってきたが。
「ここまでの子はそんなにいなかったよ」
「んん……何がぁ…?…ん?だ〜れ?」
「シャーレの先生で、マッシュ・バーンデッドと言います…16歳です」
「先生……?…私は春日ツバキ、先生と同じ16歳だよ〜」
「ども」
「え!?シャーレの先生って私達と同じ子供だったの!?―あ、私は勇美カエデだよ!」
「私は水羽ミモリと言います、お話はよく耳にします」
「ども…一応聞いておくんだけど―あの格好はここでは普通なの?」
「?」
あの格好、と言うのはツバキの服装のこと。ド派手すぎるファッション……とかそう言う次元ではなく、胸の辺りがあまりにも見えすぎている。
既視感的にはアコの服装なのだが…正直言ってアコ以上の服装。少し前にバニー姿を見たマッシュだが、あれは潜入のために必要&バニーがそういう服装だからと言って納得したのだが。
「普段着からそれは…不味く無い?」
「…?なんのお話?」
「自覚無し……だと?」
「い、一応弁解させて!? あの格好はツバキだけだから!」
「私たちには…その、到底…無理です…」
「皆…なんの話をしているの?」
「ツバキちゃんは……えっと、恥ずかしく無いの?その格好」
「全然…?むしろ快適で涼しいよー?」
「快適……涼しい…?」
「それに普通の服装だと、胸の辺りがキツキツで動きづらくて、戦いにくいから…このぐらいがちょうどいいいの」
「……………………………なるほど」
恥じらいやらそういうことを少しづつ実感、覚えてきたので、マッシュは無心になることに決めた。気を取り直し、魑魅一座を鎮圧することに決めた。
「ま、またあいつだ!」
「っ、先手必勝!!」
「…!」
「さっきのやつよりも倍の威力を持つやつだ、これで、ふっ飛べ!!」
魑魅一座の一人がロケランの弾丸、それも威力が倍になっている物をマッシュに向かって放つ。いつもの如く弾こうとするマッシュだったが、その前にツバキが立ち盾を構える。
ドォォォォォォン!!!
「はっ!どんなもん――よ!?」
「んっ…ん…眠気が覚めちゃった」
「ありがとうツバキちゃん、でも大丈夫?」
「大丈夫大丈夫〜、私頑丈だから」
「嘘でしょ…?なんの躊躇もなく先生に向かって攻撃するだなんて!」
「…信じられません、私たちはともかく先生に当たっていたらどうなっていたことか、わからないはずがありませんよね?」
「うるせぇ!!こうでもしないとそいつには勝てねえんだよ!」
急ながらそういい、隊列を組んで銃を構える魑魅一座、シズコやフィーネはツバキ達の近くに寄り銃をリロード、自分たちも相手と同じようにして構える。
「先生にビビっちゃうのはわかるけど、あまりにも躊躇がなさすぎるわ!」
「全くデス!」
「先生って、そんなに強いの?」
「はい!例えるならゴリラデス!」
「せめて人間で例えてほしかったな」
「……じゃあ先生のことを頼ってもいい?あんな感じでも、あの子達の団結力とチームワークは凄いから、なかなか隊列を崩せないの」
「言われてみれば……僕はどうすればいい?」
「ん〜っとね?ゴニョゴニョ」
「―いいねそれ、みんなも手伝ってほしいんだけど…いい?」
「ま、まだ先生のことはよくわからないけど……信じてみる!それで、何をすればいいの?」
ツバキが盾を構えながらマッシュに案を出す、それを聞いていたマッシュはそれを受託し、シズコ達にも協力してもらうことにした。
「―作戦開始だよ〜………散」
その一言と共に、ツバキとマッシュ以外の面々がバラバラに散らばる。魑魅一座はそんな彼女らを各々目を追いかけてしまう。
「って、いけない!これは罠だ!この隙にあいつが……?」
「あれ?あの盾女しかいない―一体どこ――」
魑魅一座がいなくなったマッシュを必死になって探していた瞬間、空から何かが降ってきた。
ドゴォォォォン!!!!
『ギャァァァァァッッ!!!?』
「名付けて合体魔法・シールドジャンプハンマーキック」
「空中から地面に向かってかかと落としをやっただけだけどねー?」
「作戦成功!―けどこれ作戦っていう!?」
ツバキの案とは、自分のシールドの上にマッシュが乗り
『―フンッ』
そのままマッシュがシールドを踏み台にして空高く飛び上がる、そしてそのまま空中から急降下し地面に向かってかかと落としを繰り出した。
これにより地面が崩れ、揺れ、魑魅一座の隊列は完全に崩れた。
「―はい!大人しくする!」
「グェッ!」
「アレだけの技を出した先生もすごいデスけど、その先生の体重を支え切ったあの人もすごいデス!」
「伊達に修行部の部長と、タンク役やってないよ〜?――所でもう寝ていーい?」
「まだもう少しだけ待って!」
「あぅ…クソゥ、…反則すぎんだよ…!」
ツバキは修行部の部長とタンク役というだけあって、かなりの実力を持っていた。そんな彼女だからこそマッシュの力量を見極め、この作戦に打って出たのだ。
「ちっ、一体何者なんだシャーレ先生は……! あの馬っ……忍者もどきはまだか!?」
「えっと、確かそろそろ─」
シズコ達が魑魅一座を捕らえていたその時
「イズナ流忍法! 四方八方もくもくの術!」
「煙幕―」
「からの……イズナ忍者キック!!」
「あぶねっ」
突如として四方八方に煙幕が撒き散らされた、さらにそこからマッシュに向かってすごい勢いの飛び蹴りが飛んできて、マッシュは反射で後ろにバク転し回避する。
「奇襲は失敗しましたが―忍者イズナ、予告通りに再び参上しました!」
「2回目だね…イズナちゃん」
「2回目ですね先生!……そして――」
イズナは右手にクナイ、左手に複数の手裏剣を構え。
「お覚悟を!!」
そう元気よく宣言した。
ツバキちゃんの格好を初めて見て、腰を抜かしたのは私だけでは無いはず………ゲヘナヨコチチハミデヤンよりヤベェ格好の生徒がいるだなんてその時は知らなかったのです。
そして総力戦でいっつもお世話になってます。
チセ!チセ姫の登場は!?と思われた方、申し訳ありません…‥それはまた、もう少し先です。
『……サオリちゃんの顔良すぎて性癖歪まされそう』
『わかるぞ妹よ』
イケ女子は良き、その子が照れた時なんてもっと良き。
励みになりますのでコメントと評価、どうぞよろしくお願いします!
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