透き通る世界に拳を一つ   作:六科

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今回、マッシュ君……というか、周りが少し曇る展開です。人によりますが。でもご安心ください、絶対に救済は致しますので!!

それでは本編へ……どうぞ!


マッシュ・バーンデッドと武器の詳細

 

 

 

「――と、いうわけだ……キキキ、どうだ? このマコト様の伝説が、また一つ刻まれた気分は!」

 

 

 

 

 

前回、マコトはアリウスと会談をし、情報を掴み、逃げて敵対したということを、マッシュとアコに告げた。どうだどうだ?と自信満々のマコト……そんなマコトに対しマッシュとアコは。

 

 

 

 

 

「普段からそのかっこいい感じでいれば、支持率とか内申点とか、色々上がると思うんですけど」

 

「普通に優秀ですし、かっこいいのが腹立ちますね」

 

「一言多いぞ貴様らぁ!! 結構緊張もしたし冷や汗もかいたんだからな!!」

 

「……まあ私も生きた心地がしませんでしたね」

 

 

 

 

 

ファーンとアコとマッシュの2人はそんな感じで話すが、その後すぐに顔つきを変え、双方共に変な汗が流れる。

 

 

 

 

 

「……本気で我々を消す気でいるのですね」

 

「対僕用の兵器まで作ってるなんて……おっそろしいな」

 

「ミサイルの方もまだ完全にはわかっていないが……おそらく、今回の件で量や威力を強める可能性がある」

 

「我々が保有している兵器だけで、全て撃墜できるかも完全にはわかりません」

 

「それほどの威力と量を?」

 

「相手が相手だからな……だがまあ、正直その点はあまり心配していない」

 

「それは、なぜ?」

 

「我々には、このマッシュ・バーンデッド先生がついている……先生、ミサイルの撃墜…それはできるのだな?」

 

「もちのろん、死ぬ気で止めますよ」

 

「そんな無茶な………と言いたいところですが、なぜか先生ならどうにかできる気がしてきました」

 

「そうだろう? まあ何もしないというわけでは無い……もしもの時は頼る、そういうふうに認識していてくれ」

 

「うす」

 

 

 

 

 

アリウスによる大規模な破壊行為、けれどその計画のほとんどを知ったマコトは自ら保有している権力の全てを使い防ぐ気でおり、最悪の場合マッシュを頼ることも視野に入れていた。

 

 

 

 

 

「しかし一つ、気になる点があります……なぜこのことを、委員長にご報告しないのですか?」

 

「簡単なことだ――シンプルに怖いのだ!!

 

「そんな理由!?」

 

「考えてもみろ、奴はエデン条約が無事可決することを望んでいる……しかし私はエデン条約が可決することを嫌に思っている。そんな私がエデン条約を壊そうとしているアリウスと会合した……なんてしてみろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

『マコト、さようなら』(デストロイヤーを構えながら)

 

 

 

 

 

 

 

「なんてことになりかねんだろうが!!」

 

「否定はしません……が! これはそんなことを言っている場合では無いのですよ?」

 

「単純に自分の言っていることを信用されないだろう、とも言ってましたけどね」

 

「それに関しては自業自得では」

 

「キキキッ……何も言えん」

 

「この件に関してはマコトさんのことを信じて、僕の口からヒナさんに報告します……が、そこは一度置いておいて……僕を殺す? 兵器ってどんな感じなんですか?」

 

「見てもらったほうが早いだろう、イロハ」

 

「は〜い」

 

 

 

 

 

 

イロハはキャリーケースを持ってくると、それをマッシュの方へ向けて開いた状態で置く。中には刃と持ち手が分かれてるナイフと、赤色の弾丸が複数入っていた。

 

 

 

 

 

「これが僕を殺す兵器……思ってたのと違ったな」

 

「見た目だけで判断しない方がいい、そのナイフはただのナイフでは無い……スペツナズナイフだ」

 

「すぺつなずないふ?」

 

「ボタンを押すと刀身が発射される、一風変わった護身用ナイフです……キヴォトスではあまり流通していませんが……まさかこれで先生を殺害すると?」

 

「ただの飛ぶナイフならどれほど良かっただろうか……このナイフ最大の特徴は、その切れ味と―中に仕込んである謎の力だ」

 

「……謎の力?」

 

「イロハ、あの鎧をあそこに置いてくれ」

 

「了解」

 

 

 

 

 

 

マコトは立ち上がり、そのナイフを手に取ると、イロハが持ってきた鎧へと刃先を向ける。そしてナイフについている赤い小さなボタンに触れた瞬間

 

 

 

 

ビュン!!

 

 

 

刃が勢いよく射出、鉄でできた鎧を最も簡単に貫通し、壁へ深々と突き刺さった。そんな光景にアコは度肝を抜かれ、マッシュはマジかと驚いた。

 

 

 

 

 

 

 

「こんな風に、鉄がまるで意味をなさない。私も自分の体で試してみたが、なんともまあ普通に刺さったぞ

 

「じ、自分の身で試したのですか!?」

 

「ああ、ほら、これがその証拠だ」〔包帯を巻かれている腕を見せる〕

 

「大丈夫…なんですか?」

 

「このナイフの威力がわかったことに比べれば、私の傷など些細なことだ……それによく言うだろう? 傷を負っているリーダーは…かっこいいと!!」

 

 

 

 

 

 

キヴォトス人の体は銃弾を喰らっても痛いで済み、ナイフに関してもナイフの方が折れてしまうことが当たり前……しかしこのナイフだけは別であり、マコトの腕に突き刺さり、包帯を巻くほどの傷を負わせるほどだった。

 

 

 

 

 

 

「…あれ、でもさっき謎の力って言ってましたよね? そっちはどうなんですか?」

 

「どうやら、我々キヴォトス人にはあまり効果がない物だったらしくてな、聞いたことはないか? 我々(キヴォトス人)には神秘と呼ばれる力が存在している…とな」

 

(ミカさんもその神秘を使って隕石とか降らしてたな……ふむ)

 

「おとぎ話だと思っていましたが…まさか、本当に?」

 

「そう信じるしかないだろうな……とにかく、先生は要注意してくれ……その謎の力に関してはまだ何もわかって――」

 

「ここを押せばいいのか」

 

『………はっ!!?』

 

 

 

 

 

 

いつの間にかマッシュがナイフを持っていて、それを自分の腕の方に向けていた。しかもボタンまで押そうとしている、そんな危険なことをしようとしているマッシュを止めようとその場にいる三人は飛び出す。

 

 

 

 

 

 

「何をしているんだ貴様!!」

 

「さっきの話聞いてましたか!?」

 

「何やってるんですか!?」

 

「えい」ポチッ

 

『話をきけぇぇぇ!!!』

 

 

 

 

 

ナイフが射出され、マッシュの腕へと向かっていく。マコトが手を出しそれを防ごうとする……が

 

 

 

 

 

「あてっ」

 

『・・・?』

 

「……えーーと……ちょっと、刺さったぐらいでした…あ、血が出てる」

 

『ええぇぇぇぇぇ!!?』

 

 

 

 

 

鉄の鎧を簡単に貫通し、キヴォトス人の体に突き刺さるほどの威力を持つナイフ……しかしマッシュの肉体には勝てず、少し刺さった程度で終わり、その地面へと落ちてしまった。

 

 

 

 

 

「っ……ハァァァァァァァァァァ……―――何をしたのかわかっているのですかっ!!?」

 

「あ、いや、だって、僕用って言われてたし、どんな感じなのかな〜って気になっちゃって」

 

「万が一ということを考えてください!」

 

「先生、刺さった……ちくっとしただけですが、その場所に違和感などは?」

 

「うーん……特に――ごめん嘘、ちょっと痺れて来てる……あとなんか、動かしづらい」 

 

「……少し刺さっただけでそれか」

 

「……僕以外の人達には要注意ですけど、僕はそんなにですね」

 

「……これって確か先生ように作られた特別な武具でしたよね?」

 

「はい、でも?」

 

「先生にはほとんど意味がない………結果的に先生ではなく私達にとって危ない兵器になった…ってことですか?」

 

 

 

 

 

 

少しの沈黙、マコトは脳内に自信満々な兵器を自慢しているベアトリーチェの顔が浮かんだのだが、なんだか可哀想に思えて来てしまった。

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

「は、話を切り替えるとしよう……こっちの弾薬だが、それも神秘によって何かしら強化されているようでな……かなりの威力があったぞ」

 

「またご自身で試しを?」

 

「キキキッ…まあな」

 

「もっと自分の体を大事にしなきゃダメですよ?」

 

「それを今の先生に言われたくないな」

 

「この弾丸にも、先生が言ったように痺れや動かしづらくするような力がこもっているんですかね?」

 

「おそらくそうでしょうね……となるとこれも」

 

「意味はない…というか、先生は確か素手で銃弾を掴めるのだろう?」

 

「はい」

 

「…………あの、もしかして…ですけど――あの人、ベアトリーチェって人は……先生の事、舐めてるんですかね?」

 

「それか先生が、その方が思っていた以上に強かった……かの、どちらかでしょうね」

 

 

 

 

 

 

またまた沈黙、もっとこう緊迫した感じになると思っていたが。マッシュがあまりにも強すぎでそんな気が全く起きない。

 

 

 

 

 

 

「ま……まぁ、アリウスの誰かが深々と先生の体に刺した時は……危険、という事で」

 

「そもそも近距離戦で先生に勝てる奴なんているのか?」

 

「遠距離もギリいけます」

 

「……とりあえず、アリウスについてはまた後日、ヒナ委員長と話し合うことにしましょう――そして、トリニティにも協力要請を」

 

「気は乗らんが……仕方のないことだな」

 

「じゃあお話はこれでおしまい…ってことですか?」

 

「そうだな、話を聞いてくれて感謝するぞ先生」

 

「いえいえ」

 

 

 

 

 

マッシュは立ち上がり、刃が少し刺さった自分の腕を見る。その力による効果なのか、まだ少し痺れて、動きづらくなっている。

 

 

 

 

 

 

「――マコトさん」

 

「ん? どうした先生」

 

「今回の件、ありがとうございます。危ないことだったのに」

 

「褒めても何も出んぞ? それにだ……先生だって常日頃から、危ないことはやっているのだろう? それに比べれば、私なんて矮小だ」

 

「このままその調子で、ヒナさんとも仲良く」

 

それは却下だ!!―このマコト様の最終的な目的は風紀委員長、空崎ヒナを超え、私が頂点に立つことだからな……そして空崎ヒナを超えたあとは、先生をも超えるつもりだ!」

 

「それは……楽しみです」

 

「キキキッ、存分に待っているといい!」

 

「私はもう少しこの方々とお話をしておきます」

 

 

 

 

 

 

マッシュは部屋を出るためドアノブに手を触れた。その時、マコトがマッシュを呼び止める。

 

 

 

 

 

「先生」

 

「?」

 

「念のため聞かせてもらおう……貴様は、何者だ?」

 

「何者って……そりゃもちろん」

 

 

 

 

 

マッシュは平然と、普通のことを言っているような表情で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「みんなの頼れる先生、マッシュ・バーンデッドですよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………そうか、呼び止めてすまなかった」

 

「いえいえ、では失礼します…押し戸だったな」

 

 

 

 

 

 

 

マッシュは、その部屋から出てき、次の目的地へと向かった。

 

部屋に残っているマコトは、座り、両手を組み合わせながら座り…息を吐く。

 

 

 

 

 

 

「……やはりか」

 

「マコト先輩…さっきの質問は、どう言った意味が?」

 

「あの男は言った……自分は頼れる先生、マッシュ・バーンデッドだと」

 

「それが何か?」

 

「わからんか? マッシュ・バーンデッドは現在……我々と同じ子供ということを忘れかけている」

 

『―!』

 

「教職員とは、ほとんど大人がなる役職、それを今はあの男は背負い込んでいる……つまり、今の奴は」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大人になろうとしている子供状態…だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その言葉も意味や重みを、アコとイロハは感じとりハッとする。

 

マッシュは昔のマッシュではない……背負うものの重さを自覚し、考え、成長してしまった存在だ。





書いててお労しいな…‥と思った作者です。なのでちょっとここでふざけさせてください。


妹先生が最近、エルデンリングというゲームを買って来たのですが……なんというか、戦闘狂になりかけてます。



『あ、死んじゃった……でもいいや、まだもう少し楽しみたいし』


こんな感じのことを呟きまくってました、怖い。いやフロムに毒された人達なら普通……なのかな。ちなみに妹先生は脳筋ビルドです。


そして弟先生はアビドスメンバーの3D水着を見て合唱してました。



励みになりますのでコメントと評価、どうぞよろしくお願いします。

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