ギャグがほぼ無いってまじ? まじです
マッシュル世界とブルアカ世界のシリアスを合体させたら……こうなっちゃいました。
「…そんな……そこまで…そこまで、我々を?」
「信じられないかも知れませんが……本当です」
「……万魔殿の議長には感謝しなければいけませんね…っ」
「大丈夫ですか?」
「……少し、目眩がした程度ですので…ご安心を」
マコトとの会談を終えたあと、マッシュはその足でトリニティへと赴き、今度はトリニティのトップであるナギサと会談をしていた。アリウスの計画の全貌を聞き、そこまで……と顔色を青くする。
「いえ……よく、考えればわかること……そこまで恨んでいなければ、セイアさんを攻撃する意味も…ミカさんをあそこまで追い詰めるのも……私を殺害しようとするのも…頷けますね」
「僕のことも殺す気満々みたいなので、かなり警戒が必要かな〜と」
「……わかりました、他派閥の皆様には私から説明をしておきます。先生はご自身のために最善の策を」
「策………体に力入れまくって攻撃を防ぐとか、グーパンしまくる…とかじゃダメなんですか?」
「むしろそれでいいと? 念には念を…ですよ、その油断が命取り、と言いますし」
「うーん…わかりました、もうちょっと色々と考えてみます」
「そうしてください、貴方自身のために」
「…うす」
「……平和への第一歩、その邪魔は…絶対にさせません」
「僕も同じ意見です―何が何でも、守りましょう」
そう力強く言ったマッシュは紅茶を飲もうとティーカップを持つ、それを見ていたナギサが、ある違和感に気づく。
「……先生、右手……少し、震えていらっしゃいますよ?」
「え?……あっ、ほんとだ」
「気づかなかったのですか?」
「はい……まあ、そのうち治りますよ」
「……先ほど話してくれた、対先生用ナイフに施されていた力の影響であるならば、一度救護騎士団へ向かうべきかと、何かあってからは遅いのですから」
「先に補修部のみんなと会って、それから向かいます」
「…先生、貴方は」
「心配してくれてありがとうございます、紅茶も美味しかったです――じゃあ、話すことと話したので、これで失礼します」
マッシュは一礼し立ち上がると、そのまま扉の方へと向かう。その背はかつて見た背とは違ったため、ナギサは呼び止める。
「先生…!」
「どうしましたか?」
「…どうか、自分を忘れないように」
「……? えっと…わかり…ました?」
マッシュはナギサの言っている意味がわからず、?を浮かべたまま、その場から去った。ポツン……と1人残されたナギサは、ティーカップを持ちながら、マッシュの顔つきを思い出す。
(……大人になろうとしている子供…私も人のことは言えませんが――マッシュさん、あなたは……あまりにも…なろうと、しすぎています)
子供らしい顔を見せなかったマッシュ、補修授業部を救う前の面影が、少し消えているのではないか…?ナギサはそう思えて仕方なかった。
―――――――――――――――――――――――
「みんな、久し『先生!』ンゴッ」
「ちょ、アズサ! いきなり飛び付いちゃダメって言ったでしょ!? そ、そもそも異性に……エ、エッチなのはダメ! 死刑ぇ!」
「私は、ミカさんと会談した時以来ですね♡」
「あはは…えっと、お久しぶりです! 体調のほうはいかがですか?」
「怪我もすっかり治って、筋トレも気持ち良くできてるよ――とりあえずアズサちゃんは一回離れよ?」
「ムゥ、仕方ない」
(………先生の腹筋に突っ込んで痛くなかったの?)
(アズサちゃん…ほんとに、ほんとに
(アズサちゃんが幸せそうなのでOK…です!)
トリニティ内にある一室の部屋、そこにヒフミ達が集まっていると知ったマッシュは顔を出しにその部屋へとやって来た、入ってそうそうアズサが腹筋に向かって突っ込んできたが、無事。
「先生聞いてくれ、この前シュークリームを機械を使わず、綺麗な形に作れたんだ……今度また、食べてほしい」
「いいね、ずっと楽しみにしてるよ」
「ふふんᓀ‸ᓂ✨」
「今回はどう言ったご用件で?」
「ん?あ〜、ただ顔を見せに来た……ってだけじゃだめ?」
「いえいえ! むしろ会えて嬉しいというか…話したいことが、またたくさん増えたので、ちょうど会いたかったんです!」
「それは……嬉しいな、この後は特に予定もないから…しばらくはここに残るとするよ」
「ほんと?」
「ほんとほんと……さて、何から話そうか」
「あ、なら聞いて! この前の小テストでね―」
マッシュとヒフミ達は、お互いに話したいことをめいいっぱい話した、ちょっと悲しかったことや、かなり楽しかったこと、驚いたことなど様々であり、一行はこの時間を楽しんでいた。
「…………」
「どうしたのアズサ……先生の方をじっと見て」
「いや……何故だろうな、今の先生は……こう、変だ」
「変?」
「そう、何かを隠しているような……曇っている…ような…うーん?」
「そ、そそそそそそそんなことないいいいよ?」
「相変わらず嘘が下手!!」
「ぼ、僕は、ほら、至って健康体だし、いつも通りの先生だよ」
「なら…いいのだけれど」
マッシュの隣に座りながら、マッシュの様子を伺っていたアズサ。彼女が感じた違和感の正体ははっきりとはわからないが……いつものマッシュではない事は、なんとなく分かる。
ハナコも同様に、まるで何かを隠しているような、嘘をついているような……そんな表情を見せているマッシュを、心配していた。
「先生、もしやお疲れなのでは?」
「ううん、最近は平和だったからちゃんと休めてるよ、ほら、隈だってないし」
「確かに隈は無い…が」
「僕はみんなの先生だよ? 疲れなんて、みんなの顔やお話をしただけで吹っ飛んだよ」
「そうは言っても……ですね」
「ほら、僕のことはいいから……お話の続き、やろう?」
「――そう、そうですね…! 暗い話はおしまいにして…次、いきましょうか」
そうマッシュのことが心配ながらも、ハナコ達は他の話題で会話を続ける。しかしアズサとハナコはマッシュの発言に引っかかったままだった。
『僕はみんなの先生だよ?』
『ほら、僕のことはいいから』
前々から自分よりも他人を優先するマッシュだったが……今回に至っては、何か違った。先生だから、自分のことはいいから――それはまるで、自分に興味がないような発言。
(…何かあれば……私が止めるしかないな)
(マッシュ君は……マッシュ君らしくいて、いいんですよ?)
そんなふうに2人は思いながら、その時間を過ごした。
―――――――――――――――――――――――
――最近ずっと、夢を見ている。
『…………みんな?』
――崩れゆく建物、体に伝わっていく熱気、燃え盛る大地に……太陽が映っていない空
『…………なんで』
――目の前には、自分と関わって来た人達が…血を流しながら、空な目をしながら倒れている。ヘイローも……ついていない
『…………起きて、…起きてよ…みんな……こんなとこで寝ちゃったら…風邪、引くよ?』
――返事が、一切ない……触れても反応は無く…温みがなく、冷たい。
『ダメ……ダメだよ、言っちゃ、ダメだ――ダメだっ……』
――熱のある自分の体に、彼女らを抱き寄せる……人形のように動かず、冷たく、硬くなっていくのがわかってしまう。
――なんでこんな事に、どうして、なんで……なんで、みんなが………誰が………いや、違う…全部――
『僕の……せいだ』
――強い人間のはずなのに、力を持っているはずなのに――守れなかった…………戦わせたから、頑張らせたから、庇ったから……みんな…こうなった……
――…そうだ、僕のせいでみんなは傷ついた……犠牲に…なった
――そうなってしまうくらいなら……
――みんながいなくなってしまうくらいなら
――僕1人で、背負って、頑張ればいい
――それが僕がここに来た理由だから
――それが先生だから
『それが……じいちゃんや、あの世界の先生みたいな大人になる、方法だから』
短い&シリアスでした……いやぁ〜ハッハッハッ、曇らせを晴らすためとは言え……やったな私。
しかしここまで来たらもう止まれません、頑張って続けます。
夢の正体、に関してはまだ、個人のご想像にお任せします……ということで。
最近またコロナや、感染症が放って来ていますので、皆様もどうか体調には十分お気をつけください…。
ふざけられませんでした。許して。
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