透き通る世界に拳を一つ   作:六科

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短め。

私、感動する話を書くのすっごく苦手なんです……むずいんだもん。

けど途中まではギャグですのでご安心を。

それでは本編へ…どうぞ!


マッシュ・バーンデッドとお願いと後輩

 

 

「僕とした事が、怒りに身を任せてしまうところだった……危ない危ない」

 

(あれでまだ抑えてたんだ……)

 

 

 

 

黒服との話し合い(一方的)をした後、マッシュが行くところがあると言っていたのでホシノはついていくことに。

 

 

 

 

「……ありがとう先生、おかげで…またアビドスを守れる」

 

「全然大丈夫ですよ、当たり前のことをしただけだから」

 

「当たり前のこと……か、先生の当たり前は、助けを求めている人を分け隔てなく助けることなの?」

 

「助けを求めてなくても、そんな顔をしてたり助けたほうがいいなら迷わず助けます」

 

「おせっかいだとしても?」

 

「文句を言われても関係無いので、何がなんでも助けます」

 

「そっか……それが先生…いや、マッシュ君と言う人なんだね」

 

「うす」

 

「そっか……フフッ、そっか」

 

「?」

 

 

 

 

ホシノはマッシュと言う人間を改めて知った、マッシュは助けると決めた相手はどんな奴が相手でも助ける。その人が拒否ろうと、怒ろうと助ける、それがマッシュだと理解した。

 

 

 

 

「まあホシノさんが無事でよかった、もしホシノさんが連れて行かれてたら、多分僕あの黒服の人の事もっとボコボコにしてたし……カイザーも、許してないと思う」

 

「なんだか、私はあいつらを助けたみたいだね、変なの」

 

「……そっちが、素なんですね」

 

「……あっ、い、いまのは!『大丈夫』」

 

「誰にも言いませんよ、僕らだけの秘密です」

 

「…絶対だからね?本当に言っちゃダメだからね!」

 

「大丈夫、口は固いほうなので」  

 

「信用ならないなー!――フフッ」

 

「やっと笑ってくれた、それだけでなんだが嬉しいですよ」

 

 

 

マッシュはさっきのさっきまで、ホシノが笑っていないことを気にしていた。だからなんとか笑わせようと考えたのだが……そこまで器用じゃ無いので困っていた、しかし結果的に笑ってくれたので万々歳。

 

 

 

 

「じゃあこれからもよろしくね、マッシュ君?」

 

「うん、よろしく――ホシノ先輩」

 

 

 

 

2人はそのまま黒服のビルが見えなくなるまで歩く、そしてホシノはマッシュに聞く。

 

 

 

 

「これからどこにいくの?」

 

「ゲヘナ」

 

「え"」

 

「風紀委員達にあるお願いをしに行こうかと」

 

「え"!?」

 

「レッツゴー」ダッ!

 

「ちょ、ちょちょちょ先生!?立場わかってるの?先生ってかなりやばい立場なんだよ!?ってもういない!待って先生〜〜〜!!!」

 

 

 

マッシュとホシノはゲヘナへと走っていった。

 

 

 

 

―――――――――――――――――ー

 

 

 

 

 

「おい、そこ!許可証も持ってない奴が勝手に入る…………!?お――お前はァァァ!!!?」カチャ!!

 

「いきなり銃を向けられるなんて……ちょっとショック」

 

「あんだけのことをやっておいて!警戒しないわけないだろ!!しかも小鳥遊ホシノまで一緒だし!」

 

「うへぇー…何も言い返せないや」

 

 

 

 

 

ゲヘナ高校校門前に現れたマッシュとホシノに対し警戒心マックスなイオリ……そりゃ、車やトラックを投げられまくれ、自分の足にかなりの痛みを与え、さらにはブレイクダンスで竜巻なんかも起こす。

 

そんなヤベェ奴が目の前にいたら普通は警戒する。

 

 

 

 

「何しにきた!…あれか?アビドスを襲ったことに対しての報復か!?ならそれはゲヘナじゃなくてアコ行政官だけにしろ!」

 

「別にそんなつもりじゃ無いよ」

 

「じゃあ帰れ!今すぐ帰れ!ヒナ委員長も忙しいからな!」

 

 

 

 

シャー!!と猫の威嚇のように銃を向けて敵意を剥き出しにしているイオリ、そんなイオリに対しなんの表情もないマッシュが一言。

 

 

 

 

「足、大丈夫?」

 

「おかげさまでかなり痛めたよ!聞いたことないぞ人の腹筋を思いっきり蹴ったら痛めるなんて!」

 

「え、先生の腹筋ってそこまでなの?(まああれだけの筋肉なら……筋肉なら?…いや、普通にありえないよね)」

 

「攻撃してきたの、そっちだし…僕悪くないよね」

 

「うぐぅ、ま、まあそうだが……」  

 

「それよりもどうにかしてヒナさんに会えないかな」

 

「……お前、ヒナ委員長に喧嘩売っといてよく言えるな」

 

「喧嘩?……あっ」

 

 

 

 

 

 

「その時はしっかりと戦って、ボコボコにするよ」

 

 

 

 

 

 

 

それは空崎ヒナの『私と戦うことになったらどうする?』に対する答え、マッシュは『そんなことあったな…』と思い出した。

 

 

 

「あれからしばらく噂が絶えないぞ、『シャーレの先生がヒナ委員長に宣戦布告をした』って」

 

「言っちゃってたな…そんなこと」

 

「だから言ったでしょ?立ち場を考えないとって」

 

「忘れてるかなーと思って」

 

「そんなわけないよ先生」

 

「これでわかったか?私も合わせる気は無いし…帰った帰った」シッシッ

 

 

 

 

手を払い帰れと言うイオリ、しかしマッシュは頑なに動かない。

 

 

 

「そこをなんとか」

 

「………分かった、ならこっちから一つの条件を出す、それをクリアしたら合わせてやる」

 

「それは?」

 

「ちょっと待ってろ」

 

 

 

イオリは掃除用の箒を持ってきた、それをマッシュに渡し信じられないことを言う。

 

 

 

「これで、数分間浮いてみろ」

 

「浮く?」

 

「魔法使いみたいに、箒で空を飛んでみろ―そうしたら合わせてやる」

 

「いくらなんでも無茶苦茶じゃない?」

 

「それだけこっちも会わせる気はないんだ…どうする先生、やれるものなら『分かった』え?」

 

 

 

 

マッシュは箒を手に取り、少し広い場所へ移動する。

 

 

 

 

「……何する気だ?」

 

「イオリちゃん〜?ちょっと離れておいたほうがいいよ?」

 

「?」

 

 

 

マッシュはググッと姿勢を比較して足に力を貯める、そして

 

 

 

 

ドッ!!

 

 

 

 

「飛んだ!?」

 

 

 

 

空へと高く飛び出す、そしてそこから箒に乗り

 

 

 

 

 

 

 

バタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタ

 

 

 

 

 

 

 

(――なーんか足…めっちゃバタバタしてる)

 

 

 

 

 

マッシュは空中で足を高速で動かし空中に止まっていた、それも落ちていく事もなくずっとその場で止まっていた。

 

 

 

 

「あ、あれなんだ!?なんなんだ!?筋肉関係あるのか!!」

 

「そ…空まで飛べるんだ先生……いや、なんで?」

 

「こっちが聞きたいんだよそれは!り、理不尽なこと言って追い返すつもりだったのに……」

 

 

 

 

めちゃくちゃ理不尽な条件をを言って追い返すつもりがその条件をクリアされ焦るイオリ、するとそこへ小さい影。

 

 

 

 

「なんの騒ぎ?」

 

 

 

 

イオリの背後にヒナが立っていた。

 

いきなりヒナの声が至近距離で聞こえてイオリは跳び上がりそうな程驚いた

 

 

 

 

「いっ!?…い、委員長…いつの間に…」

 

「さっき……えっ、ほんとに何してるの?なんで飛んでるの?」

 

「空中で足をバタつかせて…飛んでます」

 

「なんでそれで飛べるの?」

 

「―あれ、ヒナさんだ」

 

 

 

 

しばらく浮いていたマッシュは地面へと降りてヒナの前へと立つ。

 

 

 

 

「おはようございますヒナさん」

 

「おはよう……えっと、どう言った要件で?」

 

「ちょっと、お願いがありまして」

 

 

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

ヒナ達にあるお願い事をした後、マッシュとホシノはアビドス高校へと戻る……そして、中に入ると。

 

 

 

 

 

「おはようございますホシノ先輩……ところで、右ほっぺか左ほっぺ、どっちを引っ張られたいですか?」

 

「引っ張られることは確定なの!?あ、あれ〜セリカちゃん?いつもの感じじゃないような…」

 

「ん、私は両方引っ張る」

 

「じゃあ私は捕まえますね〜」

 

「私はお説教を一時間します」

 

 

 

 

 

めちゃくちゃご立腹な後輩達が座っていた、みんな顔が怖い。

 

 

 

 

「お疲れ様です先生、ホシノ先輩をありがとうございます」

 

「じゃあここからはみんなに任せるね」

 

「あ、あの先生?できれば一緒に」

 

「一緒にはいますよ?けど話し合いには入りません」

 

「え」

 

「それでは……お説教スタート」

 

「先輩、先輩ならおそらく『おじさんの何がわかるのさ』とか言い出すので……それも含めて、今からみっちり叱りつけます」

 

「ヒェ…」

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

「ん…ホシノ先輩はいっつもはぐらかしてばっかり、私達のことはいつも心配して、励ましてくれるくせに……自分のことは何も教えてくれない……」(右の方を引っ張りながら)

 

「それでどうやって先輩の事を理解しろって言うの?もっと話してくれてもよかったじゃない!」(左ほっぺを引っ張りながら)

 

「先輩が勝手にいなくなって、それで私達が納得するとでも?無理ですよ〜そんなの」(ホシノを後ろから羽交締めしながら)

 

「私達がそれで喜ぶわけないじゃないですか!それに負担が減ったとしても……先輩がいないなら、頑張る気なんて起きませんよ!!」(ポカポカとお腹を叩きながら)

 

 

「ふぉ、ふぉふぇんふぉ〜〜!(ご、ごめんよ〜〜!)」

 

 

セリカとシロコが引っ張っていた頬をそのまま離すと、ペチン!と言う音と共に戻る、そしてシロコはきっちりと目を見てこう言った。

 

 

「先輩が全部背負い込んで、そのまま終わらせるなんて絶対に許さない……今思ってる気持ち全部吐いてもらう」

 

「獲物を取る獣の目をしてるよシロコちゃん……けど……話しても…いいの?」

 

『当たり前!!』

 

「じゃあ……話すね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

ホシノは今の気持ちを素直に話した。

 

自分がアビドスを復活させようとしたわがままでアビドス対策委員会を作り、自分のやろうとした事を一緒に頑張ろうって言ってくれた後輩ができてホシノは嬉しかった。

 

けど、借金はいつまで経っても消えない、みんなが笑っている姿を見るのが嬉しかった、けど同時に苦しくもあった。

 

だから自分がカイザーの元へ行って、全てを背負い込めば後輩も学校と守れる…自分1人が犠牲になれば全てが解決する。自分1人で解決させる。

 

ホシノはそう思っていた。

 

 

それと同時に……結局は自分の気持ちが楽になればいいだなんて少しでも考えていた、自分を嫌悪していた。

 

 

 

 

 

 

 

「だから今日ここでお別れして……もう全部終わりにしようかなーって考えてた――けど、マッシュ先生が止めてくれた、ほかの人を頼ってもいいのかなって思った…だから、その……」

 

「許さない……そんなの許さないわよ先輩」

 

「…」 

 

 

ホシノは自分のことを許して貰えるとは思っておらず、そりゃそうだよねーと言う顔をする…しかしセリカは泣きながら叫ぶ。

 

 

 

「先輩が、最後までここにいないと!私許さないから!!そんな思いを抱え込んだまま!ここからいなくなるなんて許さないから!!」

 

「…セリカちゃん」

 

「私たちの状況はまだいいとは言えません…だから、だからこそ!みんなで頑張りましょう!」

 

「…アヤネちゃん」

 

「そうですよ〜?せっかく仲良くなったのに…二度と会えないなんてあんまりです!そんなの許しませんからね!プンプン!」

 

「ノノミ…ちゃん…」

 

「ん……ホシノ先輩、私たちはこの命尽きるまで、ずっと―――先輩のことが大好きな、可愛い後輩だよ」

 

「シロ…こ…ちゃ…ん……グスッ…ァゥ…ァァ…ヒグッ―わたし…まだ…ここにいても…いいの?」

 

 

 

 

『もちろん!!』

 

 

 

 

その答えにホシノは今度こそ本当に泣き、ほかメンバーも釣られて泣いている。

 

 

 

「…ソソソ」

 

 

マッシュはその雰囲気を崩さないため、こっそりとその教室を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピリリリリッ

 

 

 

 

 

 

『はい、こちら便利屋68です…ご用件は?先生』

 

 

 

 

 

 

『こんにちわアルちゃん――

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと、襲ってくる奴らを潰そうかと思って』

 

 

 

 





さあやってきたよカイザー理事!!みんなでフルボッコだよ❤️

あと、ラストにビナー君を出そうと思ってるんですが……どうですかね?一様めちゃくちゃビナー君を強く見せようかと思ってるんですが。

まあどっちにしろ……カイザーは!!潰す!!次回にご期待ください。

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