透き通る世界に拳を一つ   作:六科

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最近UAのあれこれを見てみることにしたのですが……私2000回も軽く見られてたんですね……今更?だと思う方がいらっしゃるかもしれませんが……マジで感想とお気に入りくらいしか見てなかったんですごめんなさい。

それで本編へ……どぞ!


関係ないんですけど、エイミちゃんってものすごくエッチじゃありませんか?


マッシュ・バーンデッドとアロナパンチ

 

 

 

「デカグラタンマントン……それが今回の敵なんですね。なんか美味しそう」

 

「デ・カ・グ・ラ・マ・ト・ン、です」

 

「デカグラグラマトン、なんかヤバそうな名前だ」

 

「デ・カ・グ・ラ・マ・ト・ン・で・す!わざとですよね!?絶対にわざとですよね!?」

 

「ごめんなさい、名前がややこしくて……デカンマトンですよね」

 

デカ!グラ!マトン!ですっ!はぁ、はぁ、はぁ……」

 

(部長が振り回されてる……おもしろ)

 

 

 

 

 

 

 普段は頭のいいヒマリが他者を振り回す事はあっても、その逆はあんまり無かったため、新鮮に思えてきたエイミ。荒い息を漏らすヒマリは、マッシュについて様々な思考を巡らせる。

 

 

 

 

 

(聞いていた話と少し違う…!?確か、先生は子供でありながらも、あのエデン条約に絡む一連の事件を解決し、ミレニアムと並ぶ二大学園の融和を実現してみせた…それにトリニティでは補習授業部の顧問を務め、生徒たちを無事に合格させている──なのに……まさか)

 

「先生、50÷50は?」

 

「25」

 

「1だよ」

 

「うーん割り算って難しいな」

 

(誰がどう見ても――おバカ!)

 

 

 

 

 

 今のマッシュは先生モードを発動していない状態、つまりはおバカである。エデン条約事件当時のような、補習授業部に勉強を教えて政争に立ち向かった際の賢い頭ではない。当然、聞いていた話やこれまでのイメージとは全く違うあまり、ヒマリは不安と困惑に揺れる。

 

 そんなヒマリをよそに、マッシュは改めて自分を狙う戦力『デカグラマトン』について問う。

 

 

 

 

「それで……そのデカグラマトンって、そもそもどんな人達なんですか?」

 

 

 

 

 不安を振り払って説明を開始するヒマリ。咳払いを一つしたヒマリの雰囲気が、最初の叡智ある姿に戻る。単に心を落ち着けただけではなく、デカグラマトンという名前を覚えられたマッシュに対する一定の安堵感もあるが。

 

 

 

 

「――『神を研究し、その存在を証明できれば……その構造を分析し、再現できるだろう。すなわちこれは、新たな神を創り出す方法である』……その仮説を元に作られた、対・絶対者自立型分析システム。つまるところ、『神性を探し出す人工知能』……それが、デカグラマトンなのです」

 

「……………」

 

「私たちの方でと色々と調べては見たのですが、詳しいところまではわからずじまいでして……しかし、ある日全てが変わりました、何故なら」

 

「部長」

 

「…なんですかエイミ、今私がわかりやすく、優しく教えていると言うのに」

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――――――――――」(心肺停止)

 

 

 

 

 

 

 

「先生、吐血しながら気絶してる」

 

「何故ぇ!!?」

 

「キャパオーバーしたんじゃない?難しい話だし」

 

「あれでキャパオーバーするのですか⁉︎」

 

「――ハッ、いけない、また気絶してた」

 

 

 

 

 

 最近仕事以外では全く聞いてこなかった難しい言葉を聞かされたマッシュは、脳をパンクさせていた。しかし幸いなことに、聞いた話の全てを理解していないわけではない。

 

 

 

 

「つまりデカグラマトンっていうのは、『神様を探すのが仕事で、あわよくば自分が神様になりたい機械やAI』、って事ですよね?」

 

「―ええ、その通り」

 

「……なんで僕を狙ってくる人ってこんな濃い人ばっかりなんだろう、もう今回に至っては人ですらなくなっちゃったし」

 

「それはなんというか、お気の毒ですが……それについてはおいおい対策を考えるとして、デカグラマトンという謎多き存在は、その姿形も見ることができない――そう、少し前まではそうでした」

 

「?」

 

「こちらをご覧ください」

 

 

 

 

 ヒマリが手を動かし、マッシュ達の前にあったモニターに、ある映像を見せる。それは、かつてマッシュがアビドス砂漠で戦った謎の蛇―ビナーの姿だった。

 

 

 

 

「あの時の……あれがデカグラマトンだったんですか?」

 

「正確には、預言者…です」

 

「預言者……また知らない単語が」

 

「デカグラマトンの配下、あるいは同志と思っていただければ」

 

「成程……あれ?でも僕、あの蛇さんボコボコにしちゃいましたよ?」

 

「――それこそが、デカグラマトンが先生を付け狙うようになった理由だと、私は考えています」

 

「……マジか」

 

 

 

 

モニターに映像を映しながら、今回の調査を行うまでに至った経緯をヒマリは説明していく……今度は、もっとわかりやすく、ゆっくりと。

 

 

 

 

「先日、ミレニアムの通信ユニットを管制するAI『ハブ』が、正体不明のAIにハッキングされると言った事件が起こったのです」

 

「ハブは、ミレニアムサイエンススクールの歴史と共に発展してきた超高性能演算機関……要するに、ミレニアムの技術の結晶って事」

 

「ふむふむ………そんなに凄いマシンがハッキングって、やばくないですか?」

 

「その通りです。謎のAIによるハッキングに対して、ハブはほんの数秒しか耐えられなかったのですから」

 

「それで、そのハッキングしてきたAIがデカグラマトンなんじゃないか……って、私達は思ってるの」

 

 

 

 

ミレニアムの叡智の結晶、それがほんの数秒でハッキングされた……例えるなら、マッシュの筋肉に一撃で瀕死のダメージを入れてくるような出来事

 

 

 

「ハブがハッキングされ、そのAIが消えた後、ミレニアムのネットワークにこのようなテキストが現れました」

 

「なになに……『意に、摂理へと至るパスを見つけたり。嗚呼……我がパスは名誉を通じた完成、我が異名は輝に証明されし栄光、我が名はホド。聖なる十字架の神を証明し、奇跡を予言する8番目の預言者なり』……………??」

 

「聖なる十字架、つまりはデカグラマトンのことでしょう。ここからさらに推測できることが二つもあります」

 

「もうお腹いっぱいなんですけど」

 

 

 

 

ヒマリはわかりやすいように、モニターに絵を描き図で説明。これからマッシュでも簡単に理解ができる。

 

 

 

 

「一つ目は、他のAIを感化させ、同志である『預言者』へと変貌させること……つまりは変身させると言うことです」

 

「ほうほう……それってつまり洗脳ってことなんじゃ?」

 

「それが少し違うようでして……二つ目が、変化させられた預言者達は皆、それぞれ別の意思を、行動をとっているのです」

 

「親元を離れた子供みたいな?」

 

「なんだが悲しくなってきますが、その通りです……デカグラマトンは預言者達を統制していません。何をするかにあたっても…もし可能であるのならば、先ほど先生が言った通り洗脳し、自分の手足のように動かした方が効率が良く、一番早いはずです」

 

 

 

 

 

デカグラマトンに感化されたAI達・預言者はデカグラマトン自体に忠誠を誓っているわけでも無く、操られているわけでもない………なら、なおさら一つ気になることがある。

 

 

 

 

「………あれ、ならなんで、僕のことをみんなで狙ってきてるんですか?」

 

「一言で言って仕舞えば――預言者達が、貴方を共通の敵だと認識したから、ですね」

 

「映像に映ってるこれ、私達はビナーって呼んでるんだけど。先生はこのビナーをボッコボコにした……それで、デカグラマトンや預言者達は先生の事を脅威存在、つまりは敵と断定したの」

 

「……売られたケンカは買って返す、的な?」

 

「その通り」

 

「絶対に僕売られた側な気がするんだけど」

 

「うん、その通り……まあつまりは――八つ当たりだね」

 

 

 

 

 勝手に喧嘩をふっかけておいて、「こいつは危険だ」と独自の基準で判定を行い、消さなければならないと決めつけ、マッシュを消すことに決めたデカグラマトンと預言者達……そんな彼らに対して。

 

 

 

 

 

「上等じゃないですか、やってやりますよコノヤロー」

 

 

 

 

マッシュはやる気満々でいた、そっちが攻撃してくるのならこっちは容赦無しにぶっ飛ばしにいく、これぞマッシュの脳筋クオリティー。

 

 

 

 

「頭のいいAIだかなんだか知りませんけど……パワーだったら僕、誰にも負けません。あのでっかい敵がまた現れたとしても、同じような奴が来ても、ボコボコにしてやります」

 

「それは、非常に心強いですね」

 

「あとミレニアムの生徒達に迷惑をかけたので、先生としてしっかりお話(物理)をしないと――あっ、サオリさん達に武器を配ったのも、あのでっかい敵と戦うためですか?」

 

「ええ、先生がいくら強くとも、先生一人に全てを任せる訳にはいきません……ので、せめて一体くらいは、シャーレの皆様にも手伝ってもらおうかと――もう、エデン条約事件の際のような先生は、見たくありませんので」

 

「その節は本当に……………ん?」

 

 

 

 

 マッシュは確かな違和感を感じ取った。「エデン条約事件の際のような貴方は見たくない」……「聞きたくない」、という表現ならば、当事者ではないヒマリが口にしても何らおかしくはない。マッシュの精神状態が不安定化した時期について、その様子を聞いた上で「同じことを繰り返してほしくない」という意味であれば何もおかしくなかっただろう。

 

しかし彼女はこう言った、『()()()()()』と。

 

 

 

 

「ヒマリさん……貴女は、どうして――」

 

 

 

 

 マッシュがヒマリに問い質そうとしたその時、ビナーの映像にノイズが入り始め、不規則な電子音とともに警告ブザーが大音量で流れ出した。

 

 

 

 

 

「部長…!」

 

「今対処をしています!……ミレニアムの特殊回路しか通っていない閉鎖空間であるこの場所に…この時間帯に入り込めた……――っ、いえ、まさかファイヤーウォール全体に⁉︎」

 

「緊急事態……先生、システムの電源を破壊して!」

 

「うす」ビュ!!

 

 

 

 

 

 マッシュが飛び出し、電源系統を拳で物理的に破壊した。――しかし、時すでに遅し。モニターに突然何かの文字が浮かび始め…画面が真っ赤に染まった。

 

 

 

 

「……ヒマリさん、あれって」

 

「デカグラマトン……まさか、そんな……到達された?」

 

「もう一回ぶっ壊して」

 

「無駄です、先生。特殊な閉鎖空間、そもそも物理的に電源が供給されていない……それでもこうなってしまっている以上…何をしてもダメです」

 

「……」

 

「特異現象――本当に、魔法のようですね」

 

「……待って、何か、聞こえる…!」

 

 

 

 

 密閉空間の部屋に全体に広がるように、大音量でで流れ始めたのは――機械音声。どこをどう弄ろうとこれを止めることはできず、音声は流れ続ける。

 

 

 

 

『ようやく会えたな―ケイよ』

 

「!」

 

「誰ですか…?」

 

「っ、だめです、応答してはいけません!」

 

『私は私、ただ存在する物。始まりでもあり終わり。何時の思うまさにそのもの……私は私、これ以上、証明する術はない。私の存在証明には何も要らない、誰の許可も必要ない……私は私の許可の元、こうして存在する』

 

 

 

 

 デカグラマトン……その存在自体が、マッシュ達の前に現れた……あまりにも早いボスの登場。彼…彼女、どちらとも言えないそれは、言葉を続け始める。

 

 

 

 

 

『私は神秘(Mystery)であり、恐怖(Terror)であり、知性(Logos)であり、激情(Pathos)でもある……』

 

「…! 先生、敵の狙いはシッテムの箱です‼︎」

 

『私のヘイローこそが私を証明する……刮目せよ、私はついに私を証明してみせる』

 

「フンッ」

 

『無駄だ……もう遅い』

 

 

 

 

マッシュはモニターに向かって蹴りを放ち、デカグラマトンとの交信を断とうとするが、意味が無く、デカグラマトンは―――シッテムの箱に、侵入した。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

 

 

――何処だ、これの根本は何処だ……探し、感化させる。それさえできれば……私の勝ちだ。

 

 

 

 

 

シッテムの箱内に侵入したデカグラマトン、まるで海を泳ぐ魚のように、電子経路の中を探っていく……複雑に分かれたそれも、デカグラマトンの前では無力。

 

 

 

 

――たどり着いた……さあ、干渉を開…………ん?

 

 

 

 

シッテム内に侵入した彼が目にした物……それは

 

 

 

 

 

 

「―お前達全員、地獄行き……―ドーン!ドカーン!バカーン!」

 

 

 

 

 

 青髪の幼女が、マッシュと同じような服装でパンチやキックをして遊んでいる様……つまりは、箱の中でアロナがマッシュごっこで遊んでいたのだ。

 

 

 

 

 

「フルマスクルズ魔法・ハリケーーー……ン……?」

 

――……………なんだ、貴様は

 

「――――――――へ」

 

――へ?……まあいい、謎多きものよ、貴様も私に触れ、預言者と―

 

 

 

 

 

 

 

 

「変質者ァァァァァァァァ‼︎⁉︎」

 

――な、なに⁉︎

 

 

 

 

 アロナは顔を真っ赤にしながら叫び、魔の手を伸ばしてきたデカグラマトンを弾き飛ばす。しかしそれだけでは終わらない。

 

 

 

 

「女の子のプライベート空間に土足で入り込むだなんて――ありえません‼︎ 信じられません‼︎この変態!」

 

――ま、まて‼︎ 私を変態呼ばわりなどするな‼︎それに私は何も見ていない⁉︎

 

「……ほんとに?」

 

――ああ本当だ!

 

「……ハムストリング魔法も?」

 

――ん?フルマスクルズ魔法とかではなかったか?…………あっ

 

「やっぱり見てるんじゃないですかぁぁぁ‼︎‼︎」

 

――あっ、し、しまった‼︎

 

 

 

 

姿形は見えない、しかしその波長はアロナにはしっかり見えていた。なのでアロナはその小さな手に力をいっぱいに溜め、デカグラマトンの波長に向けて、拳を放った。

 

 

 

 

 

「不審者成敗‼︎ アーローナー―パーンチ‼︎‼︎」

 

――ウゴォォゥゥッ!!?

 

 

 

アロナパンチがデカグラマトンに直撃、そのままシステムの外までダメージを負いながら弾き出され、元いた場所へと戻っていった。

 

 

 

「……あぅぅ……恥ずかしい……!」

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

『ヌゥァァァァァ!!!!?』

 

「き、急に叫び出した?」

 

「おそらく、侵入したシッテムの箱内で……何かがあったのでは?」

 

「てことはアロナちゃんがなんとかしてくれたんだ……すごいなうちの子」

 

『な、なぜだ……何故だぁ‼︎ 侵入は成功した、なのに、なのに……なぜ、干渉できなかった――なんなのだ、アレは‼︎ あの野蛮な者は‼︎』

 

「おいこら、人の子に野蛮とか言うなコノヤロー」

 

 

 

 

 

 AIのはずなのに人間のような苦しみ声をあげているデカグラマトン。シッテムの箱の内部に侵入……しかし、即殴られた哀れなAI。デカグラマトンはその事実に理解ができず、負け惜しみめいた捨て台詞とともに喚く。

 

 

 

 

『――やはり……やはり貴様は脅威そのものだ、マッシュ・バーンデッド』

 

「そんなこと言われても……てか先に喧嘩売ってきたのそっちでしょ」

 

『私は貴様を認めない、彼らは貴様を許さない』

 

「……こっちのセリフだよ、ミレニアムの生徒達に迷惑をかけてたんだ――覚悟はできてるよね?」

 

『貴様は必ず排除する……イレギュラー―――神に見放された者よ‼︎‼︎

 

 

 

 

モニターが真っ暗となり、通信は切断された。デカグラマトンは……逃げた。正確には一時的な撤退であろうが、なんとかこの場を切り抜けられたマッシュ達。

 

 

 

 

 

「……予想外のファースト・コンタクトでしたが……先生、これで……分かりまかしたか?」

 

「……敵ですね、間違いない」

 

「そうです……これはある意味宣戦布告です――貴方に対しての」

 

「言われぱっなし、やられぱっなしは……なんか嫌ですね――その戦い……乗りました」

 

 

 

 

 

 

マッシュは自分の拳の拳と拳を合わせ、気合を入れ

 

 

 

 

「神倒し、行きますか」

 

 

 

神を倒すことを決意した。

 





超久しぶりの我が家


弟『……カイちゃんの薬があったら、ロリハーレム作れるんじゃない?』

妹『おにぃどうする⁇』

私『ギルティ』

弟『待って違うやん、冗談じゃん、殴る体制に入らないでごめんごめんごめん!!!!!!』



YESロリータノータッチなんだよなぁ本当にねぇ!!、そろそろ弟先生が本物の変態になりそうで怖い今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。私は元気です。


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