透き通る世界に拳を一つ   作:六科

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遅れた分はなんとかして取り返す男!六科!!推しはアル社長とリンちゃんとサオリさんだが!甘やかしたいのはヒナちゃんだ!!

関係ないんですけど、私初めてブルアカをやった時に、そらざきをくうざきって呼んでました、後から調べて死にたくなりました

オリ技あるよ。仕事の部分に関しては超適当

それでは本編へ、どうぞ!


ゲヘナシロモップとシャーレマッスルティーチャー【前編】

 

 

 

キヴォトス内にある一つの大きな学園

 

 

 

ゲヘナ学園

 

 

 

自由と混沌を校風としている他、破天荒、型破り、粗暴な生徒が多く、それに銃撃戦が茶飯事というキヴォトスの価値観も加わっている為、領内の治安は非常に悪い。

 

 

もはやこの学園内だけ世紀末のような有様で、学級崩壊は当たり前。教育機関としての機能はほぼ損失している。

 

 

そんな場所の治安をまだ維持できているのは、他ならぬ風紀委員とその委員長『空崎ヒナ』の存在が大きい。

 

 

実際、ここゲヘナにも生徒会である万魔殿もあるのだが…ぶっちゃけほとんど知られていない可能性もあるし、なんなら生徒会長なんて空気そのものらしい。

 

 

話が逸れてしまったが、そんな風紀委員会・委員長空崎ヒナとシャーレの先生マッシュ・バーンデッドが会談を設けることとなった。内容はこれからのこと。

 

 

 

 

ヒナはこれからの関係をいい感じに築くため、マッシュは

 

 

 

 

 

 

「―よし、これだけあれば十分だよね」

 

『あの……先生?』

 

「?」

 

『今から、ゲヘナの風紀委員長さんとお話しをするんですよね?』

 

「うん」

 

『ならその大量のシュークリーム要りませんよね!?なんですかその量!』

 

「偉い人と話すときは手土産の一つでも用意しておいた方がいいって、じいちゃんが言ってた」

 

『だからってシュークリームですか!?多すぎますし!』

 

「大丈夫、味に飽きないようにいろんな味を用意したから」

 

『いやそう言う問題じゃなくて!!!』

 

 

 

 

マッシュはめっちゃシュークリームを用意して、めちゃくちゃリラックスしていた。

 

これから大事な話があるかもしれないのにだ。

 

 

 

 

「楽しみだなー…ヒナさん、喜ぶかな」

 

 

 

しかし今回のマッシュはちゃんとヒナについて調べ考えていた。マッシュの手元には

 

 

『疲れ激減!?キヴォトスリラックスパンフレット』

 

 

と書かれていた本があり、マッシュの本当の目的はヒナを、今日ぐらいはじっっくりと休ませることが目的であった。

 

 

 

「……全部1人で何もかもするなんて、普通じゃ考えられないからね」

 

 

 

マッシュはギュッとパンフレットを握った。

 

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

ゲヘナ風紀委員会

 

 

ゲヘナ学園にある委員会の一つ。

 

 

主要メンバーは空崎ヒナ、銀鏡イオリ、火宮チナツ、天雨アコ。

 

銃弾飛び交うキヴォトス内でも特に治安が悪いゲヘナ学園の秩序維持を一手に担っており、同学園の生徒会である万魔殿よりも遥かに恐れられている。

 

そして一番休みがない会でもある

 

 

 

 

 

(その委員長がこの私、空崎ヒナ……ハァ、休みたい)

 

 

 

 

ゲヘナのある一室、窓からゲヘナ学園への門が見えるその部屋で、風紀委員長・空崎ヒナはため息をつきながら座っていた。

 

 

 

 

「シャーレの先生、マッシュ・バーンデッド……正直、まだ完全に信じ切ったわけじゃない…けど、これからの関係は大事にしておいた方がいい」

 

 

 

あんな力を持っている奴を簡単には信用できない、しかし優しそうな人だとは思ったヒナ。

 

 

 

「…もしかしたら、ここの治安がマシになって私の仕事が減るかも」

 

 

 

そんなあり得ないであろう妄想をして、でかいため息をつきながら腰を上げヒナは窓から門の方を見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふんふん』

 

 

「なん――――で?…え?…は!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

門の中に入ったすぐそこで、ヒナが待っていた人物、シャーレの先生マッシュ・バーンデッドがでかいバーベルをブンブンと上下に振って筋トレをしていた。

 

 

 

 

 

(え、なんで?なんで筋トレしてるの?…門を括って……え?ほんとになんで筋トレしてるの!?後その大きなやつ、どこから持ってきたの!?)

 

 

 

「ふぅ」

 

 

 

 

マッシュが息を吐き地面にバーベルを地面置く、すると置いた地面が割れドンっ!!とでかい音がする。

 

 

 

 

(本当に何キロあるのそれ!!―待って、落ち着くのよ私…疲れて見間違えただけのはずよ。だって今から大事な話をするのよ?そんな事するはず―)チラッ

 

 

「…」モギュモギュッ

 

 

(空気椅子しながら筋トレの本を読んでるぅぅぅぅー!?)

 

 

 

 

 

思わずヒナが心の中で叫びドン、ドン!と窓を叩く。

 

 

 

 

(せめてこう……難しい本とか、ゲヘナに関するものとかそんなのがよかった!)

 

「チョップも鍛えれば鉄も切れる―今度頑張ってみようかな」モギュモギュッ

 

(なんか1人で言ってるし、さっきからシュークリームしか食べてない、なんならそれが入っているであろうバッグがパンパンだし!)

 

 

 

 

ヒナはツッコミしすぎて疲れがどっと増したが、先生に会うため自分を自分で説得してなんとか足を動かす。

 

 

 

 

「本当に…シャーレの先生で、いいんだよね?」

 

 

 

ヒナは歩いている中ずっとそう呟いていた。

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

マッシュが空気椅子でシュークリームを食べていると、そこへ待っていた人物、ヒナが現れる。

 

 

 

「おはよう先生……その…色々と言いたいことがあるんだけど、とりあえず一度シュークリームは置かない?」

 

「わかった」ズッ!

 

(今シュークリーム飲み込んだ?…その大きさのやつを?)

 

「アビドス砂漠の時はありがとうございました、おかげで楽に相手をボコボコに出来たんで」 

 

「こっちにも被害が出るかも、と思ったからね……とりあえず中へ入って?」

 

「うす」ズイッ!

 

「そのバックの中に入っているのって…全部シュークリーム?」

 

「うん、カスタードにイチゴ、チョコレートもあるよ」

 

「シュークリームだけ?他には?」

 

「あそこに置いてあるバーベルだけ」

 

「わかった、うん、もうわかった」 

 

 

 

 

ヒナは頭が痛くなったので一度ツッコむの事と、理由を聞くのをやめて部屋へと案内する、まともに会話できるんだろうか、それだけか不安だった。

 

 

 

 

部屋に着くとマッシュはカバンを置き、ヒナに言われた席へと座る。そしていよいよヒナは話に入ろうとしていた。

 

 

 

 

「先生、さっそく本題に入るわね」

 

「うん」

 

「私の考えとしては、シャーレと風紀委員、この二つの関係を良くしたいの。お互いに何かあった時は互いに助け合う、要請があれば私はそっちに行く、逆に先生はこっちの要請があったら駆けつける…そんな関係に―」

 

「いいですよ、お互い仲良くしましょう」

 

「そうよね、そう簡単に………なんて?」

 

「仲良くしましょ」

 

 

 

 

マッシュは提案されて数秒でその案に乗った。

 

 

 

 

「早すぎない!?いいの?そんな簡単に決めていいの!?」

 

「うん、ヒナさんが大変な時はすぐに僕が駆けつけますし、僕1人じゃどうしようもない時は遠慮なく貴方達を頼る…そんな関係ですよね?なら大歓迎です」

 

「もっとこう、疑ったりとかは」

 

「疑う?何か企んでたりしたんですか?」

 

「そんなことはない…けど」

 

「なら大丈夫ですね、いやぁ〜これで安心安心」

 

 

 

 

マッシュはよかった〜と安心するように額を拭う(真顔)、そんなマッシュにヒナは唖然としていた…関係性があっさりと決まってしまった、まだちょっとしか話していないのに、相手は自分のことを完璧に信頼していた。

 

 

 

 

 

(なぜ…なんで、そんな簡単に)

 

「実は僕、きょうは難しい話とか無しで、単純にヒナさんと仲良くなろうと思ってきたんです」

 

「……それは風紀委員長の私と仲良くなろうと?」

 

「いや、ただの空崎ヒナって人と友達になりたくて」

 

「…ただの空崎ヒナ」

 

ゲヘナ最強とか風紀委員長とかじゃなくて、1人の生徒として、友達として、話がしたかったんです。立場なんて忘れて」

 

「……立場」

 

「話も終わったことですし、今から何処かへお出かけしませんか?」

 

「いや、まだ仕事があって…」

 

 

 

 

部屋にある別の机の上には大量の書類とハンコ、昨日もヒナはちゃんと寝ておらず徹夜で仕事をしていたが…どうやら間に合わなかったようだ。

 

 

 

 

「その仕事ってそこにある書類の山ですか?」

 

「う、うん、あとはハンコとサインだけだけど」

 

「なら任せてください」

 

 

 

 

そう言ってマッシュは書類がある方へと向かい座る、そして『ん〜〜』と両手を上げ背伸びをし、メガネ(伊達メガネ)をかける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フル・インテリジェンス魔法・スーパーワークモード」

 

 

 

その声と共にマッシュの両手がすごい勢いで動く。

 

 

 

シュバババババババ!!!!

 

「っ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

説明しよう、フルインテリジェンス魔法とは、マッシュが独自で生み出した魔法であり、仕事が忙しすぎたマッシュが編み出した凄技である。

 

 

マッシュが普段使わない脳を限界までフル回転させ、意思能力・行為能力を極限にまで高める物。

 

 

これによりマッシュは今普段では考えられないほど賢くなっている。(マッシュの中での話)

 

 

 

左手にはハンコとペン、右手には書類、右で書類を持ってきてすぐにハンコを押し、サインが必要なものはスラスラ〜と素早く書く。  

 

 

 

 

 

(……フル・インテリジェンス魔法ってなに?…それよりも、はやい!あれだけあった書類がもう無くなってる!一瞬でどれがハンコでどれがサインか判別しているの!?なんてすごい動体視力!)

 

 

 

 

 

 

「ハンコペンハンコペンハンコペンハンコハンコペンハンコペンハンコペンハンコペンハンコハンコペンハンコペンハンコペンハンコペンハンコハンコペンハンコペンハンコペンハンコペンハンコハンコペンハンコペンハンコペンハンコペンハンコハンコペンハンコペンハンコペンハンコペンハンコハンコペン」

 

 

(けど怖い!白目剥いてる!!)

 

 

 

 

 

少しして全ての書類が片付き、マッシュは一息つく。

 

 

 

 

(ほんとに……全部、終わったの?)

 

 

 

ヒナは驚きながらも感謝の述べる為動く

 

 

 

 

「あの、ありがとう…先せ」

 

 

 

バゴーーーーーン!!

 

 

「いぃぃぃぃぃーー!!!?」

 

 

 

突如マッシュの頭が爆発し、マッシュは倒れすぐにヒナが駆けつける。

 

 

 

 

「アブブブブブブブブブブッ」

 

「どうして爆発が!」

 

「……フルインテリジェンス……を…使うと…脳をフル回転させまくるから―終わったあとは…こうなるんだ……」

 

 

 

 

そう、フルインテリジェンスはマッシュの使わない脳を無理やりフル回転させるので、使ったあとは必ずこうなるのだ。

 

 

 

 

「ごめんヒナさん……し、シュークリームを…カスタード味の…シュークリームと、プロテインを」

 

「わ、わかった!」

 

 

 

ヒナはすぐにシュークリームとプロテインをパックから取り出しマッシュに与える、もぐもぐシュークリームを食べた後はプロテインを飲ませる……絵面は完全に赤ちゃんをあやす子供。

 

 

 

「―――!」バッ!

 

「起きた!?しかも……なんてスッキリした顔をしているの?」

 

「マッシュバーンデッド、復活」(マッスルポーズを決める)

 

「……ふ…ふふ…フフフフ!アハハハハハ!ふ、復活…って…それに、なに、そのポーズ」

 

「サイドトライセップス」

 

「ふ、ふふ!アハハハハハハハハハハハハ!お、おかしい〜!」

 

「フンス」

 

「やめ…て…w」

 

 

 

 

 

ヒナは腹を抱えて笑う。

 

いつも激務続きでちゃんと笑ったこともなかったヒナ、しかし今はマッシュの奇想天外な行動に爆笑し、子供らしい素晴らしい笑顔を見せる。

 

 

 

 

 

「よし、ヒナさんも笑ったことだし……出かけましょうか」

 

「え…ええ………w…ンン」

 

「仕事も終わったし今日はとことん休みましょう、何もかも忘れて」

 

「―そうね、今日くらい…先生がいる時くらい、いいわよね――お願い先生、私を連れて行って?」

 

「合点……めちゃくちゃリラックスさせるから覚悟しててね」

 

 

 

 

 

そうしてヒナはマッシュに連れられ学園を出た。その瞬間からゲヘナ風紀委員長空崎ヒナではなく、ただのキヴォトス人空崎ヒナとして、マッシュと出かけるのであった。

 

 

 





前半後半に分けるのがわし流でもある。

ぶっちゃけここの小説ではヒナちゃんを無茶苦茶甘やかしたり休ませたりしたい、働きすぎなんだもんヒナちゃん。

スーパーインテリジェンスに関してはもう、ほぼ適当です。

励みになりますのでコメントと評価!どうぞよろしくお願いします!

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