最近刃牙を見て、鞭打をこっそりと練習し、私の冷え切った足に向かって放ち腕を痛めた弟を持つ作者です。
めちゃくちゃ痛かったです、ほんとに。
皆さんは間違っても人にやらないようにお願いします、それでは本編へ……どうぞ‼︎
「幸せは〜歩いてこない、だーから歩いて行くんだね〜(棒) 」
子ウサギ公園内部に仕掛けられている地雷やトラップを全て破壊したマッシュは、ミヤコ率いるRABBIT小隊の元へと向かっていた。取り残したトラップの存在を警戒し、神経と五感を研ぎ澄まして進む。
「一日一歩、三日で三歩」
パシュ!
「さーんぽ進んで」
パシッ‼︎
「弾がトぶ……まさか頭を狙ってくるとは、ちょっと予想外」
(ヒイッ…あの人、二本指で麻酔針を…止めた……しかも麻酔の方見てないし……なんで…?)
狙撃地点に配置されているミユは、公園内に侵入したマッシュを確実に仕留めるため、気配を遮断して発砲した。だがマッシュにそれを最も容易く気取られ、射撃地点まで察知されてしまう。
「飛んできたのはあっちかな」
(き、気付かれちゃった…!? 早く移動しないと……いや、違う……先生はきっと私のいく道を予測して動くはず………だ、だから――モエちゃん…)
『はいはい、作戦Kね』
ミユはただちにモエに連絡し、作戦Kと呼ばれる作戦を実行。数秒後、空から数十を超えるドローンがマッシュの方へと飛んでいくのを確認し、麻酔弾とは異なる種類の銃弾を装填する。
(こっちに向かってきてる……特攻だ、ならそこら辺の石で――)
石を拾い、いつのもように撃墜しようとしたマッシュ。しかしその瞬間、マッシュは投擲を中断すると、手にした石を手放してバク転。少しのタイムラグがあったあと、彼が持っていた石は弾かれ、さらにドローンが地面に向かって突進する。
(僕が石を投げる瞬間を狙っての狙撃……ええまじか、そんなピンポイントで狙えるんだ。これでもそれなりのスピードで振りかぶったはずなのに――そしてそれは陽動で、真の目的は……煙幕をその場に散らすこと――やばい考えすぎて頭痛くなってきた)
マッシュが投擲しようと軽く腕を振りかぶった瞬間を狙っての狙撃、さらにそこへ追加の煙幕入りドローンが自爆。あたり一面に煙が蔓延し視界を遮られる。
パンッ!
「フンッ」
パン!!
「さーまるすこーぷ……だっけ、それで見えてるのか……うむやっかい」
パンッ!!
「あとなんか撃ってくる位置が毎回違う……もしかして走りながら撃ってる?……ええ怖」
怖いのは周りが全く見えない状態で、飛んでくる弾丸を手で払いのけているお前だよ。というツッコミはこの先一度おいてもらおう、ミユは気配を消しながら、音も立てず、尚且つ迅速に移動しながら時々止まり、彼に向けて発砲していた。
(なんであの人この状況であんな簡単に攻撃を弾けてるの…!? 怖い……怖い怖い怖い‼︎ うぅぅぅやっぱり私には無理だよぉぉぉ…!!)
そんなことを言いつつも、マッシュの死角となる場所から発砲したり、急所を狙ったりしているミユ……マッシュは少し焦った、なぜならミユの気配を一切感じないからだ。
(弾は避けられるけど敵の位置がわからない……深夜だったら怖かったなこれ)
犬でも、猫でも、鳥でも、あの虫ですらも気配は感じるのに、ミユからは感じられない。どんな潜伏能力を持っているのかとつくづく疑問に思わされるマッシュ。しかし───
(――抜け道みっけ)
同時にマッシュは、彼女への対処方法を見出していた。ミユの狙撃は彼が出会った生徒達よりも遥かに優れており、気配を遮断する能力もピカイチ、そんな生徒の対処法はたった一つ。
「せーの……――」
(あれ、とまった――チャンス…!)
パンッ!
「――やった、あたっ………⁉︎」
騙せばいい。動きが止まったと思ったマッシュの背に向かってミユは発砲、仕留めたと喜んだのも束の間――マッシュの体から体温が消えたのだ。
(えっ………えっ……!!?ど、どういうこと…!?体温を調整できるって……そんなこと人間っできたっけ????あれ…⁉︎)
所で、ウサギは恐怖を感じた時、どんな行動を取るか知っているだろうか。怒って鼻を「ブーブー」「ブッブッ」と鳴らす子も沢山いる――しかし中には。
ドンッ!
「つーかまえた」
「―――」
「君凄いね、割と本気で感心し…………あれ」
「ぁわ……ぁわ…ぁぁぁ……‼︎」
「……やり過ぎた…?」
歯をギリギリと立てたり、カチカチと鳴らしまくったりするのだ。ミユの今の行動はまさにそれ、完全に食われる前のウサギのようなか弱い感じ、罪悪感が溢れ出てきてしまったマッシュ。
どうやってマッシュがここまで来たのか、それは単純だが理解できぬ事。
【せーの……―】
マッシュはほんの数秒間だけその場に止まり、攻撃が来るのを待った。そしてミユが発砲し、針が自分の体に当たりそうになったのを確認した後
【えいや】
服を勢いよく脱ぎして、そのまま地面掘り、針が飛んできた方向へとまっすぐ掘り進めて来たのだ。服を脱ぐスピードがあまりにも速すぎたのか、服は自分が脱がれていることを気づかず、しばらくそのまま立っていた。
ミユはそれを彼の体から体温が急になくなったのだと勘違いを起こし、彼が地面から背後に回って来たのだと気づかなかった。
「ガチガチガチガタガチガチッ…‼︎」
(やばい本気で死にそうになってる……ここは、一度落ち着かせないと)
今にも死にそうなくらい震えているミユに対しマッシュは、彼女を落ち着かせるためにあるものを彼女に見せる。
「は、はいこれ。食パンだよ、何も食べずにいるって聞いたからこっそり持って来たんだ」
(パ……ぱん…?)
ちなみにマッシュはラビット小隊のメンバー達が本当にウサギのような特徴を持っている、つまりはワカモやシロコタイプだと思っているが…そこは関係なく。突然渡されたパンに対して疑問を浮かべたミユ……だがその数秒後。
(―――おまえをパンの具材にして食ってやろうかって……こと…!?)
「あっバターもあるよ」
(バターとパンの間に挟まれて、たっ――食べられ――)
ミユはマッシュに食べられると思ってしまい、その場にバタンと意識を失い倒れ込んだ。マッシュは『……え?パンで?』とびっくりした後、そっとミユを担ぎ移動させ、近くのベンチへと寝かせ、脱いだ服を上に被せる。
「ごめん、この爆弾借りてくね。……とりあえず一人は鎮圧成功……残すは3人――そして今その一人とやり合うのか」
『その通りだよ〜先生……良くもミユをやってくれるたね。ただじゃおかないよ――てことでハイ、発射!!』
「いきなりがすぎる」
ミユから離れたのを確認したモエが、ドローンを操作し小型のミサイルを発射。勿論それをマッシュは裏拳と回し蹴りで弾き、移動を開始。ドローンからはモエの声がはっきりと聞こえていた。
――――――――――――――――――――――――
『もー逃げないでよ先生‼︎当たんないじゃ〜ん⁉︎』
「流石の僕もミサイル直は嫌なので」
『怪我するのー?』
「多分……今まで直撃したことないからわかんないや」
『流石は先生!いろんな場面と遭遇して、対処して来たんだね〜』
「えっへん」
『――じゃあさ』
モエの声が少し変わり、マッシュは移動をやめ急停止。空を見上げ、思わず『嘘だろ』と声を漏らしてしまう……マッシュの方へと向かってくる無数の光――ミサイルだ。いわゆる迫撃砲、その量なんと100を超えていた。
『これはどうする⁉︎ 凄いよね、これ、ゾクゾクするよねぇこの光景‼︎』
「まさか持ってる弾薬の全部使った?」
『その通り‼︎ 先生を倒すならこれぐらいは必要かなーって!』
「ワカモちゃんでももうちょっと考えるよ」
『これを打開するには……アレしか無いのね、シャーレの先生だけが使う例の武器‼︎そう‼︎魔法の杖‼︎』
「成程、本来の目的はそっちか」
モエは重度の武器マニアで、爆薬が炸裂することに想いを馳せて興奮するトリガーハッピー気質。マッシュが持っているという伝説の魔法の杖、プロテウスを見るためにこれだけの火力を投下した。
『さあ見せてよ先生‼︎そのとんでもない武器のチカラ!ホラー!ハリーアップー!!』
「――鉄の杖よりも、もっと凄いものがあるよ」
『――えっ、何それ!?そんなのあるの!?見たい!!』
「鉄よりも固く、ミサイルよりも強い物……それぞ」
今現在のマッシュの姿はトレーニー、そしてトレーニーの上半身部分を破り脱ぐと、それを一枚のタオルのように持つ。
「筋肉………そーーーれ」
『――ヤバっ本物の漢筋肉じゃん……じゃなくて……それがどうしたの?なんで急に上を脱いで――――は?』
マッシュが取った行動、それはトレーニーを持った腕を前に出しながら大きく円を描くように動かしていた……それより発生するは風――否。
「必殺、マッスルタイフーン……んーなんか違うな」
『は!?人工的に竜巻起こさせるとか何…⁉︎意味わかんない!―――でもいい‼︎超いい‼︎…あれでもこれって――ああぁぁっ‼︎竜巻に巻き込まれて、放った弾薬が全部中で爆発していってるぅ‼︎』
渾身の力を振り絞ったマッシュの腕回転は、竜巻を起こす。ブレイクダンスで竜巻を起こすのでなんの疑問も浮かばない、竜巻に巻き込まれたミサイル達は中でぶつかり連鎖爆破。モエが放った火力支援のための弾薬は、全て無になった。
(やっぱ、思ってた数倍イカれてる……とりあえず一旦作戦を練り直して――)
「このドローンで僕を見てたんだよね、後声もしっかりと聞こえてた」
『――いつのまに…⁉︎』
「食らえ必殺」
『それに攻撃したって無駄だよ、私にはなんのダメージも』
「わ゙っ!!」
『ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ァァァミミガァァァァ!!?』
「通信越しの大声、ドローンからこっちの声を聴けるようにする。凄い技術だ」
大きく息を吸った結構な声量の叫び声、モエは通信越しに耳をやられ、耳を抑えながら悶絶。その場でのたうち回っていた。
「これが……シャーレの先生の…実力……―――こんな体験初めて…♡…あっ、あと……あの筋肉もいい……あの腕で引っ叩かれたら……うひひっ…――」
そして頭に血が上ったあまり、その場で気絶した。モエは重度の武器マニアであり、超を超えるほどの破滅願望の持ち主。自身では背負いきれないくらいの責任や罰を受けることを想像すると興奮するタイプの変態、というよりドM……こればかりは、マッシュも触れないほうがいいだろう。
「――さて、残るは2名……いや」
ドッ!!!!!!!!
「あと一人かな」
「今のうちに言っておけ、すぐにそんなことが言えないようにしてやる!!」
茂みに隠れていたサキがマッシュの後頭部へ向かって銃を殴りつける。それを彼は左手で掴み防ぐと少しだけアドバイス。
「その威勢はよし、でも一人で来るのは悪手だと思うよ」
「言ったはずだ……そんなことを言えないようにしてやると――ミヤコ!!」
その刹那――白い光が飛んできたと思うと、マッシュは首にとてつもない勢いで何かを打ち付けられた。それは鉄の警棒、ヴァルキューレから奪った戦利品であるそれを、マッシュの首に向かって突きを放ったのは
「――チェックメイトです、先生‼︎」
ミヤコだった。マッシュが驚愕するほどの速さ、一時的な突発力とも言えるのか、一撃に全てをかけたかのようなその攻撃に対し、彼は称賛していた。
「すごくいい攻撃だよ。でもごめんね―――先生、少し本気を出すよ」
それと同時に、上半身の筋肉が競り上がるのだった。
⚠︎喉を殴ったり、突きを入れたりするのは大変危険ですのでやめましょう。マッシュ君が特殊なだけです。
私『クリスマスプレゼントは何がいい』
弟先生『現金』
妹先生『ブルアカフェス用の大人のカード』
この家族可愛くない!!!!!!!!!!!!
年明けまでもう少しですね……まさかここまで続くとは、励みになりますので、コメントと評価の程、どうぞよろしくお願い致します。
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