短め!モブ達の名前、設定は適当です!これってオリキャラの部類に入るんですかね?
ブルアカのモブ達ってなんであんなに可愛いんでしょう、皆さんは誰が好きですか?私は万魔殿とスケバン(SMG)、そして正実モブが好きです。
それでは本編へ……どうぞ!!
このキヴォトスには個性的な生徒達がたーくさんいる、ヘイローの形や大きさもそれぞれ違う。
しかし中には全く同じ姿、同じヘイローの子達もいる。今回はそんな子達とマッシュのお話。
そして、マッシュのお友達が増えるお話でもある。
――――――――――――――――――――
某日 キヴォトス内のある街中
「………………………」ゴゴゴゴゴゴッッ
この日、マッシュはある戦いのために覚悟を決めていた。
それは負けられない戦い、負けては行けない戦い、自分がなんとしてでも行かなければ行けない物。
『……先生、やっぱり、やめにしませんか?』
「ごめんアロナちゃん、それだけは無理なんだ」
『けど……こんなの間違ってます!』
「間違っていたとしても、行かなきゃダメなんだ……これは、僕がやらなければ行けない事なんだから」
『でも……そうだとしても!!』
『限定シュークリームのために!徹夜でそのお店の前で待つのはおかしいです!!』
マッシュの戦い……それは、自身の好物であるシュークリームを買う事だった、しかしただのシュークリームではない。
「数量限定…ビッグサイズの限定シュークリーム、今まで五回も逃してきたんだ、今日こそは、今日こそは必ず手に入れる」
『目がいつにも増して本気です……こんな目、アビドスの時以来ですよ』
「……そろそろだ」
朝の5:00、その時間帯にそのお店は開く。
「ふぅ、今日も頑張って仕事を『ビッグサイズの限定シュークリーム―ください』うわぁ!?なんだぁアンタ!」
「限定シュー…ください」(ガンギマリ)
(目、怖!!)
ロボットの店員が店を開け、その開けた扉の前にガンギマリのマッシュが立っていた。そしてジリジリと詰め寄る。
「ちょちょちょわかったわかった!!ちょうどさっき作ろうと思ってところだからそこで待っててくれ!…というかラッキーだったなぁ」
「ラッキー?」
「ちょうど作るための材料があとわずかでさ、作れる数が残り一個だったんだ」
「本当にラッキーだ、昨日から寝ずにここに居てよかった〜」
「………もしかして店の前で何か食べてる音するなーって思ったけど、え、なに?夜中からずっとそこに居たの?」
「夜の7:00から座ってました」
「怖えよ!なんだその執着心!……まぁそこまで待ってたやつを待たせるわけには行かないよなぁ、ちょっと待ってろ!すぐに作ってくっから」
「ありがとうございます」
(なんか…ホワホワし出してる)
マッシュはホワホワと何かのオーラを出しながらシュークリームを待っていた、その待っている間の時間を無駄にしない為。
「筋トレしとこ」
筋トレを始めた。
数十分後
「はいお待ちどうさん!お代はぁぁぁ!!?」
「あ、できましたか?」ブンブンブン
「それ何やってんの!?」
「スクワットです」
「いや見たらわかるけど!なんで待っている間にスクワット!?あとすげぇ早えし!」
「やった、ちゃんと大きい」
「聞けよ人の話!」
「ありがとうございます……並んでよかった」
「いやまぁ、喜んでくれたのならいいけど」
マッシュは限定シュークリームの代金を支払い、それを持ちその店からウキウキしながら離れた。
『………限定……シュークリーム……』
それを見ている集団に気づかずに。
―――――――――――――――――――
街中を限定シュークリームを懐に隠しながらシャーレへと帰宅していた。
「帰ったらこれを食べて…あとはお仕事をしないと、ユウカちゃんにバレたらゆっくりと食べれないからね」
何をどうしたらそこに隠せられるのかわからないが、ユウカにバレたら、盗まれて食べられると思ったマッシュはシュークリームを隠しながら歩く……
すると
『お――おい!そこのやつ!』
『止まれ!』
『じゃねぇと撃つ!!』
「…む?」
後ろから声が聞こえ、マッシュは後ろを向く。
「……スケバンだ」
そこにはスケバンが三人いた、1人は金髪でMGを持っていて、1人はポニーテールでSMGを持っていた、もう1人はSRを持ち特攻服の漢字は『羅布羅布鬼憂云』と書かれていた。
そのスケバンの後ろにも、数名スケバンとは違う少女が四人。
「ひっ……ほ、ほんとに戦うの!?」
「やめといた方がいいですって!こ、ここはやはり話し合いで」
「そんなもんしたって譲ってくれたりなんてしねぇよ!…た、確かに怖えけど!やるしかないだろ!」
「そうだ!ここは我らの力を見せつけ、奪った方が確実!さあ武器を持て!」
「うぅ、バレたら絶対にハスミ先輩に怒られる…」
「で、でもあのシュークリームは食べたい……」
「あの格好って……アロナちゃん」
『はい、あれはゲヘナの制服とトリニティの制服です!』
「けど制服が少しが違うよね」
『は、はい、この前先生がシュークリームを送りつけた万魔殿の方や、トリニティの正義実現委員会の生徒までいます!』
「ゲヘナの生徒が二人にトリニティの生徒が二人、それにスケバンが三人…………何事?」
SMGを持つショートヘアの普通のゲヘナ生徒と
SRを持っている万魔殿の生徒。
SMGを持っているトリニティの普通の生徒と
同じくSMGを持っているが、目元が隠れていて小柄な正義実現委員会の生徒。
合計7名がマッシュに武器を構え脅していた、正実生徒とトリニティ生徒はマッシュにビビっていたが、他の生徒はやる気満々。
「えっと……お金が目的ですか?」
「違う!」
「じゃあ僕の命」
「違う!」
「じゃあなんのために?」
「決まってんだろ……お前が持っている、その限定シュー!それを渡してもらう!」
「なんだって……君らもこれを?」
シュークリーム強盗達は銃を構えジリジリも詰め寄る。
「ああ……私らはほぼ毎日並びに行っている、けれどその限定シューは毎日数個しかない!いつも行くたびに買われているんだ」
「だからここで、お前が持っているそれを奪い、そして……みんなで食べる」
「悪いな先生!私らもそれが食べたいんだ……大人しくしろ!」
「そうすれば!我がパンデモニウム・ソサエティーにやったことは忘れてやろう!」
「あ、あの!その、それか、譲ってください!」
「ええと……ごめんなさい!」
「……わかったよ」
マッシュはそんな子達を見て、シュークリームは出す。
「おおでけぇ!!」
「…え、袋とかじゃなくて、直で?」
「おかしいよね?あれがおかしいと思ってるの私だけじゃないよね!?」
「まさしく宝塔のような輝き、それこそ我らに相応しい!」
「リ、リーダー!早く奪っちまおうぜ!」
「おう!」
「ダメだ、まともなのが
「そんなに欲しいなら…上げますよ――えい」ポイッ!
『!?』
マッシュはシュークリームを……上に投げた、それも結構高く。
「はい、上げました」
「バカ!何してんだよ!!」
「だ、誰か取りに行かねえと!」
「―あれ、あいつ…どこ行った?」
『え?』
マッシュはシュークリーム強盗の前から姿を消していた、すぐに強盗達はマッシュを探す。
「トライセップス魔法」スッ
『―!?』
「ノックダウンチョップ」
マッシュは強盗達の背後に立ち、腕と手の平に力を貯め、首元へ向かって思いっきり手刀を繰り出した。
ゴッ!ゴッ!ゴッ!ゴッ!ゴッ!ゴッ!ゴッ!
バタッ…
強盗達は地面に倒れ、打ち上がったシュークリームをマッシュは優しくキャッチ。
「ごめんね、僕もこれを食べたいんだ」
マッシュは強盗達を撃退し、無事に限定シュークリームを守り抜いた。
「……あ、どうしよ…結構ガッツリ入っちゃった…運ばないと」
シュークリーム強盗達を担ぎ上げ、そのままシャーレへと運んだマッシュであった。
「……みんなで食べた方が、美味しいか」
―――――――――――――――――――
「なんやかんやありましたけどとりあえず…いただきます」
『いただきまぁーーす!!』
マッシュ達とシュークリーム強盗達は、なんやかんやあって限定シュークリームを8等分にして食べることにした。
「うめぇ!やっぱりうめぇよ〜!」
「よかったですねリーダー!あー超うめぇ!」
「外はさくさく中はとろっとろ……やっぱ最高」
スケバン達はマスクを取りガツガツと食べ始める、ゲヘナ2名とトリニティ2名も同様に食べる。
「な?やっぱり襲って正解だっただろ?」
「結果的にそうなったってだけですよ!…うぅ首が痛い」
「ごめん、結構軽めにやったんだけど」
「加減してくれてこれなんですか?…ねぇ、もっと詳しく情報をくれてもよかったんじゃないですか?」
「ま、マコト様から聞いた情報は…ちょっと強いぞ!ぐらいだったから…その、私は悪くない!」
「開き直ったよこいつ」
「もっとシュークリームいる?まだ冷蔵庫にたくさん入ってるんだけど」
『食べる!』
「じゃあ持ってくるよ」
マッシュがシュークリームを持ってきて、談話しながらそれを食べる。ここでマッシュが質問。
「ねえ、ちょっと気になってたんだけど…君達はなんの集まりなの?」
「よく聞いてくれたな先生、私らは……放課後シュークリームクラブだ!」
「放課後シュークリームクラブ?」
「そう!放課後にありとあらゆるシュークリームを作り、食べる!それが目的だ」
「私たちはみんなシュークリームが大好きで、授業が終わったあとはみんなで、ほとんど毎日食べているんです」
「今回も、この大きなシュークリームを食べたいってみんなの意見が一致して……それであのお店に行ったんです」
「そうしたら!シャーレの先生である貴方がいたんでな!ちょっと困ってたんだ!」
「先生が買ったあと、私らも買いに行ったんだけどさぁ……売り切れで」
「それで、仕方なく、仕方な〜〜く奪い取ろうってなったんだ」
「いや、いくら食べたくても無理やり奪うのはダメだよ」
「だよな…すんません」
シュークリームクラブ達がシュークリームを食べ終わると、とりあえず自己紹介。
「んじゃ私からな、ゲヘナ学園・2年生のゲヘミだ」
「ゲヘナ学園・万魔殿所属、2年生のゲヘコだ!」
「トリニティ総合学園・一年生のトリミです…さっきはごめんなさい」
「と、トリニティ総合学園・正義実現委員会所属!一年生のトリコです!」
「適当につけられたみたいな名前だ」ズバッ
「私たちもそう思ってるから、あんま言わないでくれ」
マッシュの失礼な発言にしょげる四人は放っておき、スケバン達が今度は自己紹介。
「私は3人はいわゆる不良で、通っている学校は……無いっす、金髪の私がモブミで」
「うちがモブコ、んでそこにいるポニテの人がわたしらのリーダー」
「モブエ!わたしら3人は16歳だ、さっきは…えっと、ごめん!許してくれないか?」
「もう気にしてないから、許す」
「軽〜」
許す許さないがあまりにも軽すぎるので全員がコケッ!となる、マッシュは自分のことも話さなければと思い自己紹介。
「マッシュ・バーンデッド、シャーレの先生をやってるよ――あ、ちなみに歳は16」
『同い年!?』
『一歳差!?』
「まあ同じシュークリームを愛している同士、仲良くしよう、これからもよろしく」
マッシュはそう言ってシュークリームを頬張る。放課後シュークリームクラブとの初めての出会い。
そしてこのクラブが後々……キヴォトスを震わせる事になるのは、まだ知らない。
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前回、徹夜して限定シューを買ったマッシュはシュークリーム強盗こと放課後シュークリームクラブに襲撃される。
しかしその後手刀で気絶させ、シャーレへ運んだマッシュは、襲ってきたシュークリームクラブ達を許し一緒にシュークリームを食べていた。
そんなシュークリームクラブにはある問題があるそうです。
――――――――――――――――――――――
「お金がない?」
「そうなんすよ……うちらクラブ!なんて大層な名前してますけど、上の人らに認めてもらってない、ただの集まりみたいな感じなんで、買うためのお金が足りないんすよ…」
「い、一応わたしがバイトしてたんだぜ?…けど、その」
「クビになっちゃったの?」
「……その、客と喧嘩しちゃってそのまま…オラァ!って」
「やっちゃったね」
「リーダーと相談して、スケバン3人でバイトしよう!!って思ったんですけど……」
「何処もかしこも雇ってくれなくて…」
「トリコやゲヘコはそれぞれの委員の仕事で大変で、委員の仕事が終わった後でも働ける場所!ってのが無くて……トリミはぁ…その」
「接客とか、お料理とか…した事ないし、苦手で…」
「流石はお嬢様育ち」
「うぐっ」
スケバン三人はその容姿のせいか何処も雇ってもらえず、トリコとゲヘコはそれぞれの委員で忙しくバイトをしようにも、やれる場所が少なくてうまくいかない。
トリミに関してはお嬢様育ちなのでバイトもろくにできない。
これらの理由により放課後シュークリームクラブ達はシュークリームを買うためのお金が足りないといった状況になっていた。
「今回のやつも、みんなでなんとか集めたお金だったんだよ」
「なあ先生…金を貸してくれ!とは言わないんだ……何処か、何処か働ける場所はないかな?せめて学校に行ってない私らが働ける場所とか…一緒に探してくれないか?」
「いいよ、同志の頼みを無視するのはできないしね」
(決断早!しかも同志て…)
「けどどうしようか…」
マッシュはしばらくうーんと考え色々な策を出していく、そしてある案が浮かびそれを提案してみる。
「ねえみんな、好きなものを作れる場所…とか、どう?」
『?』
マッシュはシュークリームクラブ達を助けるべく、仕事場を紹介するのであった。
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「というわけで………お願いします」
『お願いしまぁぁぁす!!』
「い、いや、ウチで働いてくれるのはありがたいけどよぉ……そこまで?そんなに切迫詰まってるのか?」
『はい!!』
「気迫が凄いってさっきから」
シュークリームクラブの面々はマッシュに紹介されたお店、シュークリーム屋で働かせてもらえるように頭を下げていた。
「まさかさっき会ったばっかの人がシャーレの先生だったとはなぁ……そんで、君らが放課後シュークリームクラブ、よくうちに買いに来てくれる子達だよな?」
「いつも美味しいシュークリームをありがとうございます!!」
「図々しいんですが!どうか!お願いしまぁす!」
「まぁ最近人手不足だったし……うし!全員面倒見てやるよ!」
『マジですか!?やったぁぁぁ!!』
「良かったねみんな、じゃあ僕は『あー待ってくれ先生』?」
ロボ店長はマッシュに近づきじっと見る。
「……どうだ、先生もちょっと手伝ってみないか?」
「手伝いですか?」
「おう、まあ初日だし、この子らの先生として残って欲しいんだよ」
「わかりました…よろしくおねがいします」
「うし!そうと決まったらまずはバイトの基礎を教えねえとな!」
ロボ店長は機械の体をキビキビと動かし、テンションを上げながら、新しくバイトにきた生徒達へ色々と教える事にした。
その一『挨拶』
店長のお店は中に入ってシュークリームを食べることもできる、なので中に入ってきたお客さんに対し『いらっしゃいませ』『ありがとうございました』この二つは絶対に言わなければいけない。
まずはスケバン三人から。
「らっしゃっせぇぇぇぇー!!!」
「一名様ごあんなぁぁぁぁい!!」
「ありやとございやしたぁぁ!!」
「ここラーメン屋じゃないんだけど!?そんな気張った感じじゃ無くて、こうゆるーい感じでいいんだよ?」
スケバン三人はラーメン屋か居酒屋みたいに気張った感じで声を上げていた、しかしここはスイーツ店…その情熱はいらない。
次はゲヘナ&トリニティの生徒達とマッシュ。
「いらっしゃいませ❤️ご主人様❤️」(メイド姿のゲヘナの生徒)
「ご注文は如何いたしますか?❤️」(メイド姿の万魔殿生徒)
「も、モエモエ―きゅん…///」(メイド姿の正実生徒)
「ま…またのお越しを、お待ちしてま〜す…///」(メイド姿のトリニティ生徒)
「ここそういうお店じゃないんですけど!?」
メイドを服を着て、メイド喫茶のような挨拶をする四人にちゃんとツッコむロボ店長。
「あれ、違ったか…前の職場はこんな感じだったんだけどな」
「メイド喫茶で働いてたの!?そもそもどっから引っ張り出してきたのそれ……(可愛いけど…)」
店長も内心可愛いと思っていた。
「なんで、なんで私たちまで……」
「ハッハッハッ!恥ずかしがることはない!似合っているぞ二人とも!」
「ゲヘコさんはなんでそんなにノリノリなんですか!」
「楽しいからな!」
「とにかくそれはダメだから!趣旨変わっちゃうし……あれ、そういえば先生は?」
「私達と同じようにメイド服を着ていたぞ?」
「なんで!?」
「そろそろ来るはずだが…『お待たせ〜』おおき……た?」
『いらっしゃいませ、お客さん』
(シュー君&メイド姿を装備)
「なんでそうなる!!」
マッシュはメイド服とシューくんを装備して挨拶をした、言わずもがなロボ店長はツッコむ。トリコやトリミも同じように。
「怖いよその格好でそれ言われたら!」
「そもそもなんでメイドを?」
「みんなやってるし僕もしないとダメかなと思って」
「思わなくていいんですよ、…その仮面は一体?」
「シュークリームのシュー君だよ」
「名前あるのかよ」
「とにかくそれもダメ!……てか!これ挨拶の練習だからな!!」
ロボ店長は急に不安になってきたが、次のステップへ行くことに。
そのニ『調理』
シュークリーム屋、なのでもちろんシュークリームを作る仕事もある。しかし生徒達は料理なんてやったこともなく勿論戸惑っている。
「僕はいつもシュークリームを作ってるから、わからないことがあったらなんでも聞いてよ」
「た、助かるっス先生!」
「じゃあ早速行くぞ〜?」
ロボ店長は調理場に立つと、材料と調理器具を持ちササササッと作り出す。
「これを…こうして、こうやると――こうなる!!」
が、店長は人に教えるのが絶望的に下手だった。作る時のアドバイスが全部『こう』や『こんな感じで』なのでうまく伝わらない。
「き、生地をこうして……こうだな!」
「もっと力を込めて、練り上げる感じで」
「練り上げる〜練り上げる〜」
「おおいい感じになってきた!!」
スケバン三人はシュークリームを生地作りに奮闘していた、マッシュも参加しアドバイスをしていく。
「……………」ソーー
「こら、ダメですよ」ベシッ!
「あいて!」
ゲヘコがシュークリームの中に入っているクリームをこっそりつまみ食いをしようとしていたので、トリミがベシッ!と叩きそれを止める。
「間抜けだなゲヘミよ、こう言うのは……勢いだ!」
スカッ!
「なに!?」
「甘いですよゲヘコさん」
「恐ろしく早い動き…僕じゃなきゃ見逃してるな」
「くっ、なんと言う速さ!流石はトリニティ最強戦力の一人である、剣先ツルギの後輩だな!」
「そういや正実の生徒だったな、トリコ……すげぇじゃん」
ゲヘコがつまみ食いをしようとしたところを、すかさずトリコが阻止し。流石は正義実現委員会の生徒といったところだろうか、かなりの速さで動きつまみ食いを阻止した。
「フ、フフン!もっと褒めても」
「隙あり」
「あぁー!!」
しかしゲヘミに隙をつかれ取り上げたカスタードを食べられた。
そんな感じでワイワイしながら作っていると、いつの間にか仕事のことを教えるという事からシュークリーム作り体験コーナーみたいになっていた。
「これさえ覚えててくれれば…いっか」
「店長、ありがとうございます」
「こんぐらい気にしないでくれ先生……あ、そういやずっと気になってたんだがよ?トリニティとゲヘナって仲が悪いって聞いたんだが……それに、スケバンの子らも何処で知り合ったんだ?」
「あー…やっぱり気になりますよねそれ」
「リーダー、説明した方がいいんじゃないですか?」
「だな…なぁ先生、私らスケバン三人が…なんでスケバンなんてやってるのか…それも話していいか?」
「全然いいよ」
「ありがとうな」
リーダーであるポニテのモブエはゆっくりと話し出す、それはシュークリームクラブ結成までの物語。
―――――――――――――――――――
トリニティ学園とゲヘナ学園。
この二つは昔から犬猿の中であり決して仲良くなんてなれない。ゲヘナ生徒もトリニティ生徒も、なんなら他校の生徒もそう思っていたんだ。
けれど、私らはそんなことないんじゃないか?そう思ってる。
そう思ったきっかけは、今現在同じクラブメンバーであるトリコとトリミ、この二人の存在があったからなんだ。
ある日、毎日のようにつるんでた私らスケバン三人組は腹が減って、何か甘いものでも食べようって話になったんだ。結果的に選んだのが大好きなシュークリーム。
「は、売り切れ!?」
「申し訳ありません、ついさっき売り切れてしまいまして…」
「まじか〜〜…他あたろうよリーダー」
「けどここらじゃ、シュークリームなんてほとんど売ってないぞ?」
「ここが最後の希望だったんだよなぁ……はぁ…くそっ」
諦めて他をあたろう、そう思ってた時だった。
「あの!」
「ん?…トリニティの生徒?」
「お嬢様がなんのようっスか?」
「てか後ろにいるの……正義実現委員会の奴だよな。何やってんのこんなところで」
「し、シュークリーム……食べたいん、ですか?」
「…おう」
「じゃあ、一緒に食べましょう!」
「は?いきなり何言ってんだ……話したこともないんだぞうちらは」
「お嬢様よ、私らは不良だぜ?奪いされても知らねえぞ」
「大丈夫です!だって……シュークリーム好きに、悪い人なんていませんから!」
それがトリコとトリミとの初めての出会い、最初は『トリニティの奴らは、やっぱり頭お花畑だ』って心の中で笑ってた……普通、不良なんかに話しかけて、悪い人じゃないなんて普通は言わないからな。
私ら三人って…一応、学校には行ってたんですよ?
けどそこの先公が酷い奴でさ、権力を持っている子供には甘く、持っていないやつには厳しく接する……そんなクソみたいな大人だった。
私らはそれが我慢ならなくて反抗した、けど上の奴らに話してもろくに対処してくれなかった。だから学校なんてやめてやった……恵まれた先生や恵まれた環境に教育をされているトリニティなんか信じられない!って思ってたんだけどさ。
「―そう!そうなんだよ!やっぱシュークリームはカスタードだよなぁ〜」
「ですよね!ほらトリコさん!みんなそう言ってますよ!」
「い、いちごだって王道だもん!」
「そうっすよ!ね!モブコ」
「いやうちはチョコだから」
「なにぃ!?」
話していくうちに意気投合した、それに思った以上に二人は話しやすかったし優しかったし、私らの過去を聞いた時は怒ってくれたりもした。
連絡先を交換して、友達にもなって、ほとんど毎日シュークリームを食べるようになってたんだ―そしてある日の夕方。
「こんな時間にトリ頭のお嬢様が、一丁前にスケバンとお喋りとはねぇ……いいご身分だこと」
「高貴な者なら、黙っておうちでお勉強をしといた方がいいんじゃないのか?」
この
「おい、誰がトリ頭だ、あぁ?」
「なんだお前…トリニティに加担すんのか?そんなイカレた連中に」
「うるせぇな!この二人は私たちの友達なんだよ、バカにしたことを後悔させてやる!」
「上等だよスケバンが!ゲヘナの底力見せてやらぁ!!」
「後悔するなよ!」
「そっちこそ!!」
互いに銃を構えて攻撃しようとした、けどそれをトリニティの二人が止めたんです。ケンカはやめて……友達が傷つくのは見たくないってトリミが泣きかけた。
「………ッチ、だからあまちゃんなんだよ」
「テメェいい加減に『えい!』ちょ、おいトリコ!?」
「なになげむぐぅ!?」
「あ……甘い…?」
「シュークリーム…です!!みんなケンカはやめて、キチンと話し合いましょう!」
「ゴクッ、ふざけんな!誰がトリニティなんかと」
「じゃあトリニティ生徒じゃなくて、シュークリーム大好きな人と!お話をしてください…シュークリームを食べながら!」
「そんなことするわけ……おい、お前なにしてんだよ」
「いや、このシュークリームがとても美味しくてな……もっと食べたいと思ってしまったんだ」
「はぁ!?お前、相手はトリニティだぞ!」
「だ、だとしても……あのシュークリームは、美味しかっただろ?」
「………まあ、そりゃあ」
「お前らもわかったんだな、シュークリームの素晴らしさってのが」
「は、話し合いに乗ってくれたらこの、とっても美味しい美味しいシュークリーム……いっぱいあげます」
「………………ちょっと…だけだからな」
そのちょっと話しただけ、それだけで私達は仲良くなったんです。シュークリームと言う食べ物から始まり、いろんなことを話していて気づいたんだ。
ゲヘナもトリニティも、私らも……同じキヴォトスの生徒なんだって。
歪み合う必要なんて無かった、軽蔑したり、差別したりする理由なんで無かったんだ
だって、人はみんな違うから。
そんな風に思えてきたんだ、心の底から。
―――――――――――――――――――――
「それでもっともっと仲良くなりたい、もっと一緒にシュークリームを食べたい!!そう思って放課後シュークリームクラブを作り出したんだ」
「めっちゃいい話」
「ぐっ!この歳になると涙もろくなっちまっていけねぇや!!」
「て、店長!オイルが漏れてます!」
「まぁこれがうちらの全部っスね……ほんと、二人には感謝してるッス」
「わ、私達は……トリニティの事とか忘れて、ただのキヴォトス人としてみんなと仲良くなりたかっただから」
「私も……私の方こそ!仲良くなってくれてありがとう!」
トリコとトリミの言葉に胸を打たれた他シュークリームクラブ達は二人に抱きついていく、それを見たロボ店長とマッシュは微笑ましく見守っていた。
「……あ!店長!シュークリーム出来ましたよ!」
「おおそうか!―うし、今日はこれを食べて、また明日から頑張るか!」
「いいのか店長よ!」
「おう、いい話と聞かせてもらったしな……みんな、明日からまた頼むぜ?」
『ハイッ!!!』
「先生も、また覗きに来てくれよ」
「合点承知」
その後はみんなで仲良くシュークリームを食べ、シュークリームクラブ達は正式に雇われる事となった。マッシュもまた、ここの常連となった。
―――――――――――――――――――――
オクトパスバンク・社長室
「だから、何度も言わせるな!あの男と関わるのだけはやめておけ!お前の…いや、貴方の命が無くなるかもしれないんだぞ!?奴には勝てん!」
「またそのお話ですか?……はぁ、カイザー理事―いえ、元カイザー理事さん?貴方の意見なんてもうなんの価値もないんです…シャーレの先生に負け、仕事にも失敗し降格した負け犬さん」
「ッ…警告は…したぞ、どうなっても知らんからな!社長!!」
扉を勢いよく閉じ、出ていった元カイザー理事、現カイザー理事を見て社長室にいる男は、はぁぁ…と大きいため息をつく。
「何をそこまで焦ってるのやら……全く」
カイザーオクトパスバンクの社長はそういいながら電話をある場所にかける。
「…私だ、明日にでもあの店を襲撃する…なに、安心しろ……ただ、あそこの店主を誘拐するだけだ、あそこは有名じゃないし人気も少ない……なんの問題もないさ、クックック」
細身の義体を持つ社長はそう言って笑う、狙いはシュークリームクラブ達が働いている店……もう一度言おう
シュークリームクラブ達が働いている店である……さあ、社長の明日はあるのだろうか。
昨日に評価一が二つついちゃったけど気にしないようにしている者、六科!!相変わらず前編後編だよ!ごめんなさいね!
チョップ技の奴はなに?だって?、オリ技です。その気になればオートマタが裂けるぐらいの威力はあります。
トリニティとゲヘナのモブが仲良くしているのはおかしい?詳しくはまた次回書きます。
励みになりますので、コメントと評価!どうぞよろしくお願いします!
百花繚乱後に見たい話
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まだ交流がない生徒との話
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アイデェア箱から選んだお話
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ラビット2章
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愛が重い生徒との話