透き通る世界に拳を一つ   作:六科

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どうも、好きなチーターは真面目に滅せられろと思っている作者です。

最近好きな格ゲーやフロムゲーにチーターが出ましてね……仕事終わりの癒しがチートなんていうクソッタレのせいで台無しになったのがもーう最悪で最悪で。

今回はそんなチーターへと恨みとゲーム開発部の可愛さを1・9くらいで書いたので、お楽しみくださいませ。




マッシュ・バーンデッドとチーター退治

 

 

 

 

「先生!!手加減してよー!!大人気ないよー!!」

 

「歳そんなに変わんないよ僕達」

 

「お姉ちゃん……『初めてやるゲームなら勝てるに決まってるもん‼︎』って散々調子に乗っておいて負けるなんて…」

 

「実の妹から憐れみの目が!」

 

「なんで飛び道具主体のキャラの動きが一発も当たんないのーー‼︎」

 

「そもそも格ゲーで飛び道具主体って何?」

 

 

 

 

 

 久しぶりのゲーム開発部・部室内にて、マッシュとゲーム開発部が共に格闘ゲームで遊んでいた。ジャンルは格ゲー、モモイはあの頃から鍛えているし新しいゲームだしで勝てる気満々でいたのだが、相手と鍛えてる(肉体身体的)ので普通に負けた。

 

 

 

 

 

「流石先生です‼ ︎KPの飛び道具攻撃をほとんどガードしてました!」

 

「ここにきてからえげつない量の飛び道具見てきたものでして」

 

「例えば?」

 

「光弾とかレーザーとか巡航ミサイルとか」

 

「今聞いても信じられないラインナップ……」

 

「あと隕石」

 

『隕石⁉︎』

 

「意外と楽に破壊できたよ」

 

 

 

 

 

 初めて会った時よりも明らかに強くなっていることを確信したゲーム部開発部、よく見たら体の筋肉が少し膨れ上がっているように見えるし、ついでに顔つきも強者のそれに変わっていた。

 

 

 

 

「アリス知ってます!こう言うのを『物語で活躍させすぎたら面白く無くなるキャラ』や『弱体化させないと物語がすぐに終わるキャラ』って言うんですよね‼︎」

 

「僕物語の主人公だよ」

 

「ソシャゲだとあれかな……実装されてからしばらくの間『インフレの原因』とか言われるキャラじゃない?」

 

「どんなに新しいキャラが来ても『このキャラだけで良くね?』ってなるやつだよね」

 

「ちなみに実は今まで本気でしてません」

 

『実装されたら強すぎて炎上するキャラだ』

 

 

 

 

 

 ゲームとマッシュを比べ、とりあえず強キャラということが確定しているマッシュ。ふとあの人ならどうだろう、あの人ならこうだろうなと考えもしていた。

 

 

 

 

「アリス、アリスも格ゲーを上手くなりたいです!」

 

「だったら僕相手よりも、ネット対戦のほうがいいんじゃ無いかな。強くなりたいのならいろんな人と戦ったほうがいいよ」

 

「先生が言うと説得力が違う…」

 

「シャーレでも似たようなゲームをたまにやるんだけど、みんな違ってみんないいって感じだからね」

 

(あのワカモがゲームしてる姿って結構想像できないんだけどなぁ)

 

「はい!アリスは、ネットの世界で頑張ります」

 

「おやつ用意しておくね」

 

「あーでもせっかくなら、別の格ゲーにしよ! ストレートファイターじゃなくて、天拳みたいな奴!」

 

 

 

 

 

 

 こうしてアリスは、ネットに潜り格ゲーの訓練をすることとなった。その間マッシュは1人部室から出て、ミレニアムの台所でシュークリームを作ることにした。

 

 

 

 

(……冷蔵庫の中…栄養食品しかない。これはいけない、今度食料を大量に用意しておかないと)

 

 

 

 

 マッシュは元々持ってきた食品を使いシュークリーム作りを開始、手際の良さはキヴォトス1。流石はシュークリーム歴16年と言っていいだろう。

 

 

 

 

(セイアさんの話によると、神秘が高い人は魔法が使えるようになるかも知れないってことだったな……てことは、アリスちゃんもあり得るかな…アリスちゃんだけ、なんか周りと違う感じがするし)

 

 

 

 そもそもあの廃墟で1人寝ていたと言うだけでも凄いのに、マッシュ並みのパワーを持っているのも不思議で仕方ない。彼女の正体を知りたいとは思うものの

 

 

 

(まあいいや、アリスちゃんはアリスちゃんだし)

 

 

 

 アリスの正体がなんであれ、彼女は彼女だと強く心の中で唱え、いつの間にか出来上がったシュークリームを待ってゲームば部室へと向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

「みんなー、シュークリーム差し入れ……」

 

「…うぅぅぅぅぅ」

 

「アリスは悪くないよ……ぐぬぬぬっこいつめー!」

 

「こんなことして勝って嬉しいのかな……」

 

「あっ……せ、先生」

 

 

 

 マッシュはシュークリームを乗せている皿を素早く近くの机の上に置き、1秒もかからないほどの速さでアリスの元へ行くと。

 

 

 

 

「誰にやられたの? 秒速で飛んでぶっ飛ばしてくるから教えて」

 

「先生ゲーム!ゲームの話!」

 

 

 

 

 

 久しぶりに本キレするのであった。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

「ゲーム内チート?」

 

「そうなの! 当たり判定を無くしたり、巨大化して画面を覆ったり、そもそも今日攻撃を当てたのに体力がちょっとしか減ってなかった!」

 

「透明になったりもしてたんです……あんまりにも理不尽だから、アリスちゃんは悲しくなっちゃって」

 

「な、なんだか全然楽しくなくて……変なことばっかり起きて、怖くなってしまって…」

 

「………チーター、最近よく現れるらしいんです」

 

 

 

 

 

 

 チーター、それは全ゲーマーの敵にして嫌悪や憎悪の対象。ゲーム場では本来ならあり得ないような行動を取ったり、ゲームをバグらせて自分自身が絶対に勝つようにするというチートを使う者たちのことを指す。

 

 言葉が汚くなってしまうが、チーターと言うのはトイレに吐き捨てられた唾くらいに汚い存在だ。

 

 

 

 

 

 

『Challengers Next Battle Again‼︎』

 

「はぁぁぁ⁉︎ 再選申込⁉︎ また絶対チート使うくせにー!」

 

「ど、どうしましょう」

 

「これはあんまりにも不利すぎる状況、残念だけど相手がそう言う力を使っている以上、初心者のアリスちゃんは結構厳しいと思うんだ」

 

「そうですよね……」

 

「だからこの喧嘩――僕が買う」

 

 

 

 

 マッシュはトーレニー姿となり、本気の目でコントローラーを握った。シュークリームを一つ食べエネルギーは満タン、相手はチートを使っているチーター――だからなんだと言うのか。

 

 

 

 

「友達を泣かされたんだ、黙って見てられないよ。ついでにこのゲーム、実はシャーレで流行ってて、アカウントもみんなで共通の奴を持ってるんだ」

 

「先生、アドバイスくらいなら力になれます」

 

「ありがとうユズちゃん、最初はどうしたらいいのかな」

 

「一度は、負けて見ましょう。それで相手の使っているチートと、行動パターンを覚えるんです」

 

「OK」

 

「ふ、2人とも本気だ、本当にやる気だ!」

 

 

 

 

 

 挑戦を受け、マッシュとチーターは勝負を開始した。マッシュは近距離パワー型、相手も同じ近距離パワー型のキャラを使っている……しかし相手の動きはもはやそんなバランスを崩している。

 

 

 

 

 

「また透明だ! 今度は……何これ!?当たり判定どうなってるの!?」

 

「一発の攻撃で2回の判定……? 信じられない」

 

「あ、し、しかも自動でガードもしてませんか⁉︎」

 

「どれだけチート使ってるの⁉︎ そもそもこんな量のチート、中に入れれるの!?」

 

「ゲームサーバーをハッキングすれば、やれないことは無いけど………それって」

 

「犯罪だね」

 

 

 

 

 

 KOという文字が大画面で表示され、マッシュは一度負けた。そしてチャットにて『Bring it on! and you're yellow-bellied』とも打たれた。本来ならばコントローラーを投げて怒るのも無理はないのだが

 

 

 

「さて――お仕置きだ

 

 

 

 マッシュは相手にもしていなかった。そもそもチートを使っているくせに腰抜けとは……笑わせる、画面の先にいる男がどんな人間が知らないだろう。

 

 

 

 

 

「また透『テイッ!』――当てた!?」

 

「2回判定の攻撃は……ジャスガした‼︎」

 

「巨大化する前に掴んで行動を制限しました‼︎ あっ! 自動ガードをしたはずなのにダメージが入ってます!」

 

「必殺のゲージも無限に……関係ない、その分好きがたくさんできるだけです!先生!」

 

「同じ手は二度食わない、これ教訓」

 

 

 

 

 

 マッシュは2回目にして、チーターの動きや行動を全て対処できていた。絶対に勝つチート能力……それがどうした、マッシュはそう言うチーター相手に実戦で何度も勝っているのだ。

 

 

 

 

「先生どうやったの!?」

 

「透明になろうと影は消せない、当たり判定を消すならそれ関係なしの確定のダメージで攻撃すればいい。自動ガード……そんなの攻撃するタイミング見て攻撃すればいい」

 

「圧倒的強者のセリフ!」

 

「ユズちゃん、横から支援ありがとう。小さい声だからこそ聞き取りやすかったよ」

 

「いえいえ、1回目で、なんとなくわかったので」

 

「……さて最終ラウンド、先生の意地見せつけてあげようか」

 

 

 

 

 相手はムキになったのか、チートを乱用して攻めてくる。それをマッシュは顔色変えず対処し続ける、相手が自動ガードをしてくるのなら、それが発動するフレームよりも先に攻撃を当てればいい、近接主体のキャラなら全然やれることだ。

 

 

 

 

「アリスちゃん覚えておいてね、相手が強敵だろうがバグだろうが」

 

「敵の体力、ミリ‼︎」

 

「ゲームっていうのはね」

 

「行ける‼︎」

 

 

 

 

 

『KO!!』

 

 

 

 

 

「楽しんだほうが勝ちなんだ、こ言う時なんて言うんだっけ………あっ、GGか」

 

 

 

 

 マッシュの勝利にゲーム開発部は目を輝かせ、勝利を心の底から喜んだ。戦いはノリがいい方が勝つとよく言うが、ゲームは楽しんだもん勝ちなのだ。

 

 

 

 

「先生がチーターに勝った‼︎」

 

「やったぁぁぁ‼︎へへっーん!どんなもんよ! 散々煽ってくれちゃってー!……ふふん、ここは一つやり返しの文を」

 

「モモイ、それはダメだよ」

 

「なんでよー」

 

「それをやると、チーターと同じレベルの最低ゲーマーになる。そもそも煽り行為や文自体マナー違反なんだから、どんなに相手が悪くてもどんな相手が嫌な奴でも、ゲーム開発部としてゲームを愛する者して……それは、ダメ」

 

 

 

 

 

 珍しくユズが部長としての威厳を見せ、モモイを止めた。チートを使うのは確かに悪だ、しかしそれで相手を煽りまくって貶すのはまた別の話……マッシュは感動のあまりお駄賃を上げようかと本気で思い始めた。

 

 

 

 

 

しかしまあとりあえず

 

 

 

 

 

「チートは犯罪、運営に報告……それと、煽りじゃなくて忠告ならOKかな?」

 

「大丈夫です」

 

「何を送るの?」

 

「一番効果がある忠告」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『対戦ありがとう、でも、チートはダメだよ。再戦ならいつでも受けるよ。・アカウント名とフレンドコードを送っておくからね』

 

「あーなるほど……これは怖い」

 

「シャーレの先生に目をつけられたよ!ってことだしね」

 

 

 

 

 

 以後、このゲームのチーターはまるっきりバンされ、出現もしなくなり。チーターを無くした英雄としてゲーム開発部のアカウントが崇拝されるのだが、それはまた別のお話である。

 

 

 

 

 

「……ゲームを楽しむ……いろんなゲームといろんな人と戦って強くなる…‼︎」






チーターなんかにリアルチートが負けるわけがないんですよ。

みなさんチーターについてどう思いますか? 私はリアルで殺意が湧くほどだいっっっっっっっきらいです。

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