透き通る世界に拳を一つ   作:六科

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今回なんかイマイチになっちまった、けど!けど!見てくださいませ……後よければ感想をくださいませ。

あと前回の後書きで思いっきり誤字ってしまい、技術開発部と書いてました…なんだそれ。

それでは本編へ…どうぞ!(口調がおかしいかもしれません。)


マッシュ・バーンデッドと身体検査

 

某日・シャーレのオフィス内

 

 

 

 

「お願いします先生!どうか!どうかお力を!」

 

「大丈夫!ちょっと…ちょっと調べるだけだから」

 

「私達のためにどうか、どうかその肉体を!」

 

「そう言われましても…」

 

 

 

 

 

マッシュが3人の生徒に迫られていた。3人はエンジニア部の生徒達だ。

 

 

 

 

 

エンジニア部

 

 

 

ミレニアムサイエンススクールの部活の一つで、校内にある武器を制作・修理を行う部活である。

 

数多くの実績を残すミレニアムの中でもトップクラスの実績を残す部活で、「マイスター」と呼ばれる機械製作と修理の天才が多く所属し、ハードウェア・ソフトウェア両面において極めて優秀らしく、彼女たちの発明品はキヴォトスでも広く重宝されている。加えてミレニアム内に限らずキヴォトスの広域で機械施設の保守点検や修理も請け負っており、その影響力は大きい。

 

 

 

そこに在籍している生徒達

 

 

 

一人は多種多様なすごいロボットを発明し続けている、ハードウェアの申し子。生真面目で責任感が強く、誠実な人柄の白石(しらいし)ウタハ

 

 

もう一人は同校の物知りな少女で、専攻の機械工学に限らず、史学や天文学にも明るいなど、相当の知識量を誇る。その一方で、一度語り出すと止まらないおしゃべりな暴走癖を持つ豊見(とよみ)コトリ

 

 

そして最後に寡黙で無口だが、工学に関する頭脳は学園一のピカイチで様々な発明品を生み出した人物で、その格好はかなり露出の多い、派手な格好をしている猫塚(ねこづか)ヒビキ。

 

 

 

 

 

この3人がシャーレに訪れ、マッシュの身体能力を調べさせてくれと言ってきた。

 

マッシュは最初別にいいよ、と言おうとしたが…少し前、マッシュが例の戦い(実力把握テスト)を終えた時にリンに言われたことを思い出した。

 

 

 

 

 

『先生、もしも…もしもです。貴方の体を調べさせてくれ!と言われても断ってくださいね』

 

『なんでですか?』

 

『貴方の力はあまりにも強大すぎます、その身体能力を調べられ、それを利用した何かを作られるかもしれません……ですので、断ってください』

 

『うす』

 

 

 

 

 

マッシュの体を元にした兵器や、対マッシュ用兵器なんて作られでもしたら、キヴォトス人は対処できずやられてしまうかもしれない。リンはそう言っていたのだ。

 

 

 

 

「リンさんと約束しちゃったしなー」

 

「そこをなんとか!!戦車を素手で破壊できる力を持った人なんて貴重中の貴重なんです!」

 

「そんな希少なデータを逃したら、もうこの先死ぬまでデータが取れないんだ!お願いだ、悪いようにはしない!」

 

「もう色々試してみたくて仕方ないの、なんなら楽しみすぎて昨日は寝ていない」

 

「そこまで?……約束は守らないといけないしなぁ」

 

 

 

 

マッシュは詰め寄ってくる3人をみながらそう言い悩む、するとウタハがフッフッフッと笑いある提案をした。 

 

 

 

 

「なら…これはどうだい先生」

 

「?」

 

「先生の身体能力を調べさせてもらう代わりに、私たちは先生のために筋トレグッズを作ってあげよう―それも、超高性能のね」

 

「高性能の筋トレグッズ……うーん……けどリンさんとの約束は大事だし」

 

「な、なら武器!武器を作ってあげよう!」

 

「いや、拳があるので間に合ってます」

 

 

 

 

ここまでかなり渋ったマッシュ、やっぱり約束は絶対に守る、素直でいい子……だと思っていたが。

 

 

 

 

「………自動シュークリーム製造機、作ってあげるぞ?」

 

「やります」

 

 

 

 

マッシュはあっさりと約束を破った、シュークリーム関連になるとマッシュはシュークリーム以外のことは考えられなくなる。

 

 

 

 

「さっきまでのやり取りがなかった事のように!?」

 

「これまで渋ってたのに、急に食い気味になった……そんなに好きなんだシュークリーム」

 

「よし決まった――さあ二人とも!少し忙しくなる、早速先生を連れて実験しよう!!」

 

「実験って行っちゃったよウタハ」

 

「実験でもなんでも来い」

 

「そんなに欲しいんですか自動シュークリーム製造機!」

 

 

 

 

 

3人はマッシュを連れ、エンジニア部の作業室へと向かったのだった。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

 

エンジニア部・作業室

 

そこには壊れかけの武器やロボットに作りかけの何かなど様々な物があり、ザ・技術!と言った感じである。

 

 

 

 

 

「では早速始めよう……コトリ、ヒビキ、準備は?」

 

「測定器も、データ化するための装置も全て完璧」

 

「いつでも行けます!」

 

「よし…先生、まずは動きやすい格好に着替えてくれ」

 

「うす」

 

 

 

 

マッシュは服を脱ぎ、いつもの黒いトレーニングウェアに着替える。

 

 

 

 

 

『――!』

 

 

 

 

ウタハ達はそのマッシュの肉体を見て固まる。

 

マッシュは一見すればどこにでもいる平凡な少年に見えるが、腹筋がバキバキに浮かび上がった肉体を持っており、脱げばすごいタイプだったから。

 

 

 

 

 

「こっちの準備も整いましたよ……みんな?」

 

「―――はっ、すまない、あまりにも見慣れない筋肉だったもので」

 

(お、男の人ってあそこまですごいんだ……いや、先生がおかしいだけ?)

 

「筋肉は僕の自慢ですので、名前もあるんですよ」

 

「…?筋肉に全部名前があるのは当然じゃ」

 

 

 

 

 

マッシュは筋肉を指差し、自分がつけた名前を言う。

 

 

 

 

 

 

「こっちがケビン、こっちがマイク」

 

「―筋肉に、個人名を!?」

 

「それでこっちがトム、こっちがキムにヤマダにコウジにサトミに……」

 

「ま、待て、待ってくれ、情報が完結しないから、それぞれの紹介は後にしてくれないか?」

 

「わかりました」

 

(……先生って、もしかして普通の人とは違ってやばい人なんじゃ)

 

 

 

 

 

ヒビキはマッシュをやばい奴判定し、コトリは『そもそも筋肉に個人名って……?』と困惑したまま固まり、ウタハはまた変わった人が来たなと引いていた。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

 

 

そしていよいよマッシュの身体能力を調べる体力測定が始まった。

 

 

 

測定その一・握力

 

 

 

 

「まずは握力だ、この超パワー測定器を握って欲しい」

 

「キヴォトス人の握力にも簡単に耐えれる代物ですのでどうかご安心を、ちなみに!キヴォトス人の体は銃弾を喰らっても無事というかなりの耐久力を持つ物で―」

 

「はいはいストップ、それ長くなる奴でしょ。今は測定の方に集中しないと」

 

「ああごめんなさい!では早速始めましょう!」

 

「一応500kgは耐えれるように作ったから、遠慮なく握っていいよ」

 

「いいの?」

 

「どうぞどうぞ」

 

「うし」

 

 

 

ウタハに言われマッシュは遠慮なくそれを遠慮なく、力一杯に握る。

 

 

 

ベギャ!

 

 

 

『――――え?……え!?』

 

「意外と簡単に壊れた」

 

 

 

 

 

勿論、マッシュはそれを軽く握っただけで破壊した。

 

銃火器を素手で握り潰せるような握力を持っている人間が、たかだか500kgを耐える程度の機械を壊せないわけがない

 

 

 

 

「あの…それ……ゴリラが握っても大丈夫なように作ったんだけど」

 

「それをちょっと握っただけで…潰した?」

 

「これっていくらになるんですか?」

 

「…そ……測定不能…だね、データでは測れない程の握力ってことだ」

 

「機械で測定できないなんて……つ、次!次行きましょう!」

 

 

 

 

 

 

測定その二・砲丸投げ

 

通常、砲丸投げの重さは7.26kg、しかしマッシュの物は特別性で重さは2t。ゾウ二頭分の重さのはず…なのだが。

 

 

 

「えい」ビュン!!

 

 

 

 

砲丸は壁を突き抜け空高くへ吹っ飛んでいった。

 

 

 

 

「作業室の壁に穴がぁ!!」

 

「…厚さ、1mはあるんはずなんだけど」

 

「……これも測定不能だね、次に行こう」

 

 

 

 

 

 

 

測定その三・上体起こし&腕立て伏せ

 

専用の測定器を使い、一度動くことにカウントが増えていく様な形になる。

 

 

 

 

「フンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフン」

 

 

ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ!!!!

 

 

 

「か、カウントが!カウントがすごい速さで増えていってます!」

 

「いい感じ!もっともっとデータを……?」

 

 

 

プシュー!バチバチバチバチ!!

 

 

 

「あ、まずい!機械が先生の上体起こしや腕立て伏せの動きについてこれてない」

 

 

 

バァァァァァァン!!

 

 

 

機械はマッシュの動きを測定した結果、バグってそのまま爆破した。

 

 

「……ごめん」

 

「いや…これも、これも実験だから……」

 

「次……次!!」

 

 

 

 

 

 

 

測定その四・反復横跳び

 

 

「フンフンフンフンフンフンフンフン」

 

「マッシュ先生が3人に見えます!!」

 

「人間の目に残像が残る時間は、およそ0.1秒…なんだけど」

 

「それがこんなにはっきり見えるって…なに?」

 

 

 

 

 

 

 

 

測定その五・重量上げ

 

 

 

「余裕」

 

「重さ―10t!あるんだけど!?」

 

「普段からこれぐらいの重さを持ち上げているので」

 

「次……行こう」

 

 

 

 

 

 

 

測定その六・垂直跳び

 

 

 

「スッ…………フッ!」ビュゥゥゥゥゥン!!

 

 

「見えなくなったァァァァッ!!?」

 

「天井が、天井が全部突き抜けた…」

 

「これ帰ってくる?」

 

「上って酸素があんまりないんですね」

 

「戻ってきた!」

 

「10秒しか経ってないうちに戻ってきた!」

 

「次!!!」

 

 

 

 

 

測定その六・1,500m走

 

 

「ハムストリングス魔法・ビックバンダッシュ」ダッ!!

 

 

 

マッシュは一瞬にして1,500mを走り切った、エンジニア部3人はポカーンを口を大きく広げていた。

 

 

 

「……測定……不能」

 

「…次…行こう」

 

 

 

 

 

 

 

第七測定・モグラ叩き

 

 

 

ガガガガガガガガガガガガッッ!!!

 

 

「モグラがぁ!モグラがぁ!!」

 

「ちょっとかわいそうになってきた」

 

「これも―これも測定不能!!…ら、ラストの奴は」

 

 

 

 

 

 

 

第八測定・パンチングマシーン

 

 

 

ドゴォッ!!!!

 

 

 

「うん、知ってた(諦め)」

 

「消し飛んだ…文字通り消し飛んだ…」

 

「先生、何を、どうしたら!そこまで強くなれるんですか!?」

 

「筋トレとシュークリームを食べ続けてたら、こうなるよ」

 

『普通に!ありえないんですよ!!』

 

「そう言われましても」

 

 

その後も様々な測定を行ったが、全て、データにできないほどの記録を叩き出し、ほとんどが測定不能となった。

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

 

「マッシュ先生の身体能力を調べた結果―――強すぎるってことがわかりました」

 

「それしか逆にわからないの…なんなの?」

 

「少なくとも先生の前じゃ、どんな兵器も無力ってことはわかったわ」

 

「お役に立てずすみません」

 

「いいんだ、はっきり言って私達が先生のことを甘く見ていたのが原因だ」

 

「とりあえず約束通り先生には、自動シュークリーム製造機と…もうこの際武器とトレーニンググッズも付けちゃおう」

 

「え、いいの?」

 

「色々と調べさせてくれたお礼だよ」

 

「何も役に立ってないけど」

 

「そんな事はない、このデータを元に…何か小さな物が作れるのかもしれないしな」

 

「先生、今日は色々ありがとう」

 

「今度はもっと、もっと強力なものを用意して、今度こそデータを完璧に出します!」

 

「だからまたきて欲しい…時間があれば、だが」

 

「うん、いつでもくるよ…ね?みんな」

 

 

 

マッシュは筋肉を動かし、ケビン達をしゃべらせる。

 

 

 

『うん、また来るよ』(裏声)

 

 

 

エンジニア部達の腹筋は破壊され、しばらく何も作れなかった。

 

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

数週間後・シャーレにて

 

 

 

 

先生!シャーレの電気代がとんでもないことになってますよ!?

 

一体何に………なんなんですかこの機械!後それ、何持ってるんですか!?」

 

 

「よくぞ聞いてくれましたユウカちゃん、これこそ自動シュークリーム製造機01とグラビティダンベルだよ」

 

「こんなもの何処で……まさか、エンジニア部ですか?」

 

「正解」(グラビティダンベルを持ちながら頷く)

 

「またあの人たちは変なものを……って、電気代はこのシュークリーム製造機が原因ですよね!捨ててきてください!」

 

「そんな、これだけは、これだけは」

 

「一日の電気代が100万なんて聞いた事ありません!!」

 

「じゃあ……このダンベルを上げるから…あっ」(ダンベルを落とす)

 

「地面がぁぁぁ!!?」

 

「最大100tまで増やせるんだ、これでもっと筋肉がつく……さあ、ユウカちゃんもこれを持って僕と一緒に筋トレを」

 

「できるわけないじゃないですか!」

 

「そんな」

 

 

 

 

 

その後自動シュークリーム製造機はエンジニア部に返され、マッシュは拗ねまくり、しばらく仕事ができなかったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『フフフッ……全く、警備が甘いですねエンジニア部は、少々難しく設定した様ですが……この天ッ才美少女ハッカーの前では、このデータを盗むなんて赤子の手を捻るよりも簡単』

 

 

 

 

 

『さてさて、デカグラマトンの預言者をあそこまでボロボロにした先生のデータは…………

 

 

 

 

 

え…全部…測定不能?』





はい、全部測定不能になりました……具体的なものを書こうとしたんですが、無理でした。

武器に関しては、みなさんのご想像通り……あの杖です。とりあえずエンジニア部達が考えた結果、そんなふうに作った!と思ってくださいませ、まだ出てきませんが。

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