脳が上手いこと働きませんでした、ごめんなさい!次回、次回こそ多分しっかりとしたものが出来ると思いますので、どうかお許しを!
次次次回ぐらいに、いよいよパヴァーヌに行きます。投稿はとりあえず実装中にやっていこう思っております。
それでは本編へ、どうぞ!
シャーレ当番
すごく簡単にいうと、キヴォトス内の生徒たちがシャーレへとやってきて一緒に仕事をしたり、一対一で話をしたりなどする制度の物。
元々はリンがここにまだ慣れていないマッシュの為に作り上げた物で、それを利用してマッシュと他の生徒達との交流を深めようと思い始めた。
それを利用した生徒達は数多くおり、誰もかしもがマッシュと友達になった。
そして今回の当番はお馴染み、ミレニアムサイエンススクール2年生の早瀬ユウカ。きっとマッシュが困っているであろう……そう思い足を運んだのだが。
「先生、失礼しま―」
「アバババババババババババババッ」
「先生ぇ!!?」
中に入った瞬間に広がっていたのは、マッシュが書類に埋もれながら泡を拭いてぶっ倒れている光景。
「な、何があったんですか!?それに…なんですかこの量の書類は!」
「助けて…助けてユウカちゃん…ヘルプ…ゴプッ」
「血反吐を吐くほど!?しっかりしてくださぁ〜〜い!!」
しばらくユウカはマッシュを介抱し、バラバラになった書類を集めて行った。
―――――――――――――――――――
「つまりまとめますと……ここ最近色々な出会いや、様々な変化が起きていて、先生自身の仕事があんまり終わらなかったと……」
「うん……ちょっと他に時間を使いすぎたんだ、その結果こんなことに」
「そして書類を片付けていると、いつの間にか脳がパンクしてあんなことになっていたんですね」
「うす」
「…先生、私も手伝いますので、一緒に片付けてしまいましょう」
「え、ほんと?やったー」
「今日の当番は私ですしね」
「あっ忘れてた」
「忘れてはダメでしょ!」
「ごめんなさい………よし、ユウカちゃんもきてくれたし、頑張るぞ〜〜〜」
マッシュとユウカは山の様にある仕事を分担してすることに、セミナーの会計をしているということもあって、ユウカの方は順調に進みどんどん終わらせていく。
「これはここでここはこうであーやってみみみみみみみみみみみみみみみ」
「もうバグったんですか!?」
「―ハッ!、いけないいけない……ふぅ、ちょっと休憩しようか」
「まだ5分も経ってませんよ先生」
「うぐ」
「これぐらいでバグってしまうのなら……普段、どうやって終わらせているんですか?」
「……普段は5分ずつ休憩して行ってるよ」
「早すぎますよ!せめて一時間とか、30分とか働いてから休憩してください!」
「しんどくて」
「だからって5分間だけ仕事をして後は筋トレとシュークリームって……よく今までそれでやってこれましたね」
「フフン」
「褒めてませんからね」
ユウカに怒られながらもマッシュは仕事をやっていく、こういうのは苦手で大嫌いだが、自分のやるべき仕事なので頑張ってやっていく。
(まあ…こっちの仕事が終わったら、あっちの方も手伝ってあげましょうか)
ユウカはそう決めささっと自分の方の仕事を終わらせようと手を動かし始めた。
数十分後
「どうしよう、減ってる気がしない」
「確かに……増えて行っている様な気もしますね…あれ?この仕事ってこんなに大変でしたっけ……」
仕事をやればやるほど増えて行っている様にしか思えなく、マッシュとユウカは少し苦戦していた。
「……ユウカちゃん」
「はい」
「しりとりしよう」
「いきなりどうしたんですか?」
「気分転換も大事かなーと思って」
「……一理ありますね、じゃあいきましょう」
「じゃあ僕からだ、えーと……」
しりとりと聞いてユウカは随分子供らしいな、と思った。
しりとりとは言葉遊びの一つで、前の人の言った語の最後の音節をとって、それで始まる新しい語を言い、順々に続けて行く。
小さい頃はよくやっていたな〜〜とユウカは懐かしさを感じていた、普段、全部筋肉で解決している脳筋なマッシュでも可愛いところはあるんだな、ユウカはそう思い笑っていた。
「じゃあしりとりのりから、ハムストリングス」
「りは何処へ!?―とりあえず…す、ですね」
ここでユウカは少し意地悪したくなった、決して普段ツッコミまくって疲れているのでその仕返しではない、断じて違う。
「垂下式養殖」
「…垂下式養殖?難しい言葉だね」
「はい♪(よし、このまま難しいことを言いまくって先生を混乱させる…そして戸惑ったら最後、とどめを指して私の勝ち!かんぺき〜〜)」
大人気ないとはこういう事を言うのだろうか、ユウカはそう言う計画を立てていた……しかし、マッシュを舐めてはいかない。変な所で変な才能を見せるマッシュは伊達じゃない。
「クアドリセップス」
「ス、スライシング」
「グリューツ」
「月賦!」
「フォラーム」
「無顎類!」
「イリオソワス」
「末末!!!ってさっきからずっと筋肉の名前ばっかり言ってますよね!?」
「ルール上なんの問題もない」
「そうですけど!(ま…まずい、先生は最後の言葉だけ聞いて筋肉の名前を出して行っている…私の頭も混乱してきたし……くっ)」
「とどめだよ、エリトリア――スパイン!!」
マッシュはドヤ顔でそう言う、しかしここでユウカは冷静にツッコむ。
「…先生、エリトリアスパイン!…ンがついてます」
「あ」
「先生の負けです」
「……引っかかっちゃった」
「自分から自爆しましたよね」
「く、さすがはユウカちゃん、はめられちゃった」
「私関係ないんですけど!?」
「しりとりも終わっちゃったし、仕事しよっか」
「マイペース…ほんっとうにマイペース!!」
しりとりも終わったのでマッシュとユウカはまた仕事に戻ることに、ツッコミを続けて行って疲れたが仕事は仕事、ちゃんとやる。
しばらく続けていくとユウカはマッシュの方を見る、キリッとした目つきに素早く動く腕。
(先生って……普段があれだからあんまり気になって無かったけど……顔、整ってるのよね)
そう、マッシュは普段が奇想天外すぎて気付かないが…めちゃくちゃ顔が整っている細マッチョイケメンなのだ。
「…先生」
「ん?」
「先生って、元の世界で…も、モテたりとかはしてたんですか?」
「モテる…?」
「モテるっていうのは、異性などから大いに好かれ、人気があることです」
「無かったかな…そもそも、こうやって他人とおしゃべりしたり、何かを一緒にすることも無かったし」
「…他人と?」
「うん。ぼく、じいちゃんとずっと山で暮らしてたんだ、ずっと」
マッシュの言葉にピタッと手を止める、気になってしまったのでユウカは質問を続ける。
「…ご、ご両親は?」
「いないよ、さっきいったじいちゃんだけがぼくの家族」
「友達や、知り合いは?」
「いないな、だから嬉しいんだ。こうやってユウカちゃんやいろんな人と過ごせるのが」
「慣れない仕事や色んな事件を解決していくのは……辛くはありませんか?」
「全然、だってみんながいるし」
マッシュはそう言いながら『あ、ここ違った』と言い仕事を続ける、ユウカは思う。
(……心の底から、優しいんですね)
「あ、ユウカちゃん、これなんだけど」
「はい!なんでも頼ってくださいね」
「ありがとう」
(…最初は、この人に先生が務まるのかな〜って心配だったけど…そんなに心配する必要も、無かったわね)
二人は徹夜してその仕事を終わらせ、終わった後はシュークリームを作り二人で仲良く食べた。
後日
「…………先生」
「はい」
「なんですか、この請求書は」
「……………き…筋トレ…グッズに…少し」
「20万も何使ったんですか!?」
「重りを…少々」
「せ〜〜ん〜〜せ〜〜い〜〜〜!!!!」
ユウカは『やっぱり、私がちゃんと見ないとダメ!』と思ったのであった。
パヴァーヌとエデンってなんであんなに難しいの!?ねぇ!!書いてて何回躓いたかわかんない。
エデン条約の地獄の始まりであるあの砲撃、あれを鉄の杖で撃ち落とそうと思ってます……自信満々で計画の成功を待っているベアオバを嘲笑いたいってのが本音です。
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