始まりました体育祭編、これもやりたかったことの一つです。
しかしまぁイベントなのですぐに終わりそうになる不思議……!!
今回はプロローグ、原作と違った点は次回から色々と明かしてゆきますのでお楽しみに。
今回のレグロじいちゃんは完全に運動会を観にくる保護者です。
マッシュ・バーンデッドと祭りのプロローグ
「―――と言うわけでレグロさん、これがここ最近先生の間に起きたことの全てです」
「待って待って情報量が多い多い、機械の神々とのバトルって何?特殊学園の師匠って何? 世界を終焉に導く存在を説得して仲間にしたって、何の話してるの?」
「ついでに言うと、最近先生の本気の力と戦える生徒も現れたそうです」
「なんじゃっって!!!?ふ、二人は今どうしておるのじゃ!?」
「普通に生活してますね……あっ、相手側の方は現在投獄中らしいです」
「もうほんとワシがアリンコに見えてくるほどの強弱関係……あっやばい頭痛くなってきた。濃い……濃いなぁワシの孫の人生」
レグロ・バーンデッド、四度目のキヴォトス入り。ミレニアムに転移したレグロは、マッシュの周りに起こったことについて説明を受けていたのだが……その内容の濃密さと情報量に脳の情報処理が追いつかず、頭痛に苦しめられていた。
「濃い、とおっしゃいますが……今回のレグロさんの来訪の方法の形も、かなり変わった形だったように思われますが」
「そうじゃな…読書をしてたらいつの間にか眠ってて、起きたらミレニアムの教室の中に転送されてるとか聞いたことないよね。びっくりしたよホント」
「授業中の生徒達も同じ感想だったと思います、何人かはテンパリすぎて連邦生徒会にも連絡しようとしてましたね」
「あの子達には悪いことをしたのぉ」
「キヴォトスにお年寄りが訪れること自体が珍しいですから」
「ほっほっ、なんだか不思議な気分じゃな〜……所でなんじゃがね」
「はい」
レグロは今いるその部屋、仮眠室にて紅茶を少し飲み少し息を整えたままゆっくりと息を吐き告げた。
「どなた?」
「失礼しました、私は完璧メイドの飛鳥馬トキ。先生に傷物にされたミレニアムの一年生です」
「傷ッ…物!!!!!?」
「はい、先生とバトって足に大怪我を負っちゃいました」
「ああそう言うことね!?びっっっっくりした!!マッシュがそんなことする訳ないって叫びそうじゃったよほんとに!!………バトって大怪我!?」
「はい、まあ色々あって敵対してしまって、そこでお互い真剣にやって負けました」
「な、なるほど……―――って、よく見たらアザがある!?一体どうしたんじゃそれ!?」
「レグロさん、あんまり叫ばれますと高血圧で危険ですよ」
「色々ありすぎて大変なのよほんとに…!!」
レグロの話し相手となっているのは、C&Cのコールサイン04・飛鳥馬トキ。レグロがここにやってきたと言う事を聞き、一目会おうとと周りの静止を振り切ってやってきたのだ。
「レグロさん、貴方とはもう少しお話がしていたいのですが。実は今ミレニアムは少し忙しく私も手伝わないとダメなので、これで失礼致します」
「何か、大変なことがあったのかの?そのアザに関係すること、とか…」
「いえ、そうではなく……近々、キヴォトスの神聖なる祭りである晄輪大祭が開始されるのです」
「晄輪大祭?」
正式名称、キヴォトス大運動会。
単なる体育祭ではなく、連邦生徒会の行政委員会主導で2年に1度開催される、学園の垣根を越えたキヴォトス最大級の合同体育祭。
各校の実力をアピールする機会であると同時に、敵対関係にある学校同士でも武器を置いて協力し合うことが不文律となっており、古くからキヴォトスの平和維持に貢献してきたらしい。
しかし今次の大会はトリニティとゲヘナの対立関係が解消されたこともあり、例年に比べれば非常に平和であり、準備も円滑に進められているという。
「体育祭……というと、ただの運動会ではないようじゃな。魔法界で言うところの神覚者候補選抜試験と似ておるのかの…」
「レグロさんの世界では、似たような行司は存在しないのですか?」
「魔法を見せびらかすお祭りならあるが、アレはただただ貴族たちの遊びじゃったしなぁ……あーまあそんな事は置いておいて……体育祭、運動……マッシュが喜びそうじゃな〜」
「はい、大喜びされているそうで」
「だよね」
「先生は本日ミレニアムに立ち寄るそうなので、是非先生にお会いして、たくさん褒めて差し上げてください」
「勿論じゃよ…トキちゃん、君も頑張っての」
「はい、失礼致します」
そう言ってトキは仮眠室から外へと出ていった、レグロはそれを見送ると、窓の方へと歩き窓を開け外を見る。外には体育祭を楽しもうと準備をしている生徒達が溢れかえっており、心底楽しそうな顔をしていた。
「…ほっほっほっ、やはり子供は笑顔が1番じゃな。さて、私もマッシュに会いに――」
ガシャッ!!!
「やっほじいちゃん、お久しぶり」
「だからドアの開け閉め覚えようよ!!?」
「せ〜ん〜せ〜い〜!?これで一体何度目ですか!?」
「ごめんユウカちゃん、今テンション上がりまくってて…」
「だからってドアを破壊する事はないじゃないですか!!」
「ごめん……すぐに直すよ」
「やっぱり素直、モモイ達以上に素直…できれば、あの子にも見習ってほしいところね」
久しぶりに扉をぶっ壊してしまったマッシュはユウカにセミナーの会長室にてしっかりと叱られていた。部屋には他にセミナー2名とレグロが座っていた。
「ふふふふっ。ユウカちゃん、ほんとにお姉さんみたいですね」
「ホントうちの息子がごめんなさい、悪い子じゃないんです…」
「それはよくわかっているから、大丈夫よレグロさん……それより、うちのトキが色々とごめんなさい。誤解を招くような不謹慎な発言をしたこと、会長として謝罪するわ」
「いやぁ、傷物なんて言われた瞬間は肝が冷えたし、マッシュ以上につっこんだかもしれないけど……大丈夫じゃよ、うん。元気なのはいいことだしの」
軽く自己紹介を済ませたレグロとリオは、大人らしい会話をしながら紅茶を口にして休憩を挟んだ。マッシュが扉を直す様子を見守るユウカを尻目に、レグロとリオを見守るノアは「やっぱり会長は生徒に見えませんね…」と再確認していた。
「あー、所でマッシュや。ここで大事な仕事があると聞いたのじゃが、何かあったのじゃ?」
「それについては、リオさんがこれから直接依頼するって言ってたから───よし、直った」
「そうね…そろそろ本題に入らなければいけないわね……ついでに言うと、これはレグロさんにも手伝って欲しいの」
「ワシ?」
「じいちゃんが?」
「あまり事細かく話すと長くなるし、先生が苦しいだろうから簡潔に話すわね……」
真剣な顔つきで何かを言おうとするリオ、しかしそれを突然ユウカが止める。
「会長…!やっぱり……他の手を考えませんか?」
「ユウカ、何度も言わせないでちょうだい……これは私が決めたこと――トップの間で決めたことなの」
「でも……!!こんなのあんまりにも無謀です!!」
「――会長さんや、一体……何が起ころうとしておるのじゃ?ワシらに頼らざるを得ない案件だと言うのなら……ワシは全力で取り組ませて貰うが」
「僕も手伝いますよ、リオさん。困った時は相談、ですよ」
「……ありがとう、二人とも…」
ユウカは頭を抱え、ノアは顔を両手で押さえながら肩を振るわせていた。異常事態だ、そう思い二人は真剣に彼女たちの言葉に耳を傾けた
「単刀直入に言うわね……レグロさん、そして先生……どうか、どうか私に―――
運動神経0の私に、普通に運動ができるようになるトレーニングメニューを組んで欲しいの…!!」
「―――へ?」「え?」
「ついでにユウカとノアの分も頼みたいの!!お願い…!このままだと私……みんなに合わせる顔がないの…!!」
「ユウカちゃんとノアちゃんも?」
「だからなんで私達まで!!?」
「ユウカちゃん……ふふっ、あ、諦めましょう。私たち二人もセミナーの一員なんですから……フフッ」
「ま、待っておくれ会長さんや…どうして、急にそんなことを…?」
「次の晄輪大祭で、勢い余って"ミレニアムが他の学園を抑えて一位になる"って宣言してしまったのよ!!」
「嘘でしょ?何故?トリニティとゲヘナにも喧嘩売ったんですか?」
「しかも私…"他学園の生徒会や委員会におけるエースの生徒達にも勝つ"って言っちゃったの…!!もう、頼れるのは二人しか……」
「………oh、トップ……
状況に焦るレグロ、天を仰いで息を吐くマッシュ。二人はある意味、難しい試練を与えられたのだ。
「ちなみにこれが会長の運動の成績です」
「………50m走……14秒……」
「跳び箱2段…!?立ち幅跳び30㎝!?」
「トキちゃんを助けにきた時のアレはどこに?」
「実はアレ、途中までドローンに乗って来ただけなのよ……」
二人はお互いに顔を見合わせるが、最終的には状況を飲み込み、改めて目を合わせる。
「……やろう、じいちゃん」
こうして、バーンデッド親子によるセミナーの特別トレーニング、そしてキヴォトス最大の祝典・晄輪大祭が幕を開けたのであった。
ナギサさんとリオさんにはめちゃくちゃ走ってもらいます。
あと関係ないんですけど、子供の頃運動会で食べたお弁当ってめちゃくちゃ美味しくなかったですか? 僕ら兄弟も親戚が運動会の日に作って来てもらったそのお弁当がめちゃくちゃ好きでした。
皆さんの運動会の思い出は何かございますでしょうか、私は騎馬戦で落馬した思い出が1番ありますね。めちゃくちゃ怖かったです
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