透き通る世界に拳を一つ   作:六科

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今更ながらなんですけど、実は前回の回ってマッシュル原作の神格者選抜の時の対比みたいな感じなんですよね。


原作→出た瞬間にブーイング、非難されまくる。

この作品→出た瞬間に大歓声、喜ばれる。


差がありすぎませんかね………


マッシュ・バーンデッドと借り物競争

 

 

 

『晄輪大祭ことキヴォトス大運動会、最初の種目は借り物競走です!ルールは至ってシンプル、お題の入った箱に手を入れ、その中にあるお題のものを手に持ったままゴールした人が勝ちです!』

 

『なお、お題の中身に関しては口外厳禁。そしてゴールの先にいる審判にそのお題が正しいかどうかを判断してもらい、認められることでそのままゴールとなります!』

 

『審判は、ミレニアムサイエンススクールのセミナー書記・生塩ノアさんがやってくれます!』

 

『お題の内容は完全ランダムのようじゃな…生徒の皆、借りる時はちゃんと、借りる相手から許可をとるのじゃぞー?いいかなー?』

 
「「「「「はーい!!!」」」」」

 

『えーなお、もしも暴れたり不正行為を働いた場合は問答無用で、待機してもらっているヴァルキューレの皆さんのお世話になってもらいます!』

 

 

 

 

 晄臨大祭一発目の競技は借り物競走。ルールは上の通り、違う点と言えばキヴォトスなので物騒なものもたくさんあると言う事。そしてその内容は本人と審判以外にはわからない。

 

 

 

 

「ミサキちゃんとリオさん、マコトさんにサキちゃんにレイジョさん…最後にサクラコさんか。中々面白そうな組み合わせだ」

 

「サクラコさーん!シスターフッドが誇る真の力を見せてあげてください!!」

 

「そんなのありませんよ!?」

 

「テントってこんなに近かったんですね、真横に全学年が揃っているなんて」

 

「でもなんでゲヘナとトリニティを隣にしちゃったんだろうね〜」

 

「気分…?」

 

「うへ、テキトーだねー」

 

 

 

 

 

 競技に出る生徒らが集まり,その場に立ったまま準備をする。マッシュが名前を言った六人以外にも多くの生徒らが参戦しているが、一番最初に走るのがその六人なので注目もしっかりと集まっている。

 

 

 

 

「キキッ、まさか初っ端からこのマコト様と当たってしまうとは……お前たちも運がないな」

 

「そっくりそのままお返しするわ、あのお題は実行委員であるユウカも関わっている……あの子の行動パターンは大体把握できるわ」

 

「怖いな貴様」

 

「ナギサ様…!隠された力なんて言わないでください…!ほらもう…!大祭に参加しているシスターフッドの皆さんの顔がもう…!」

 

「借り物競走か……なんの問題もないな、それに先生がいるんだし変な物は出ないだろ」

 

「……何故でしょうか、そのセリフはあんまり言わない方が…」

 

『それでは皆様方、準備の方をよろしくお願いします!』

 

 

 

 

 ユウカらは走る体制へと入り、合図を待つ。スタートの合図はやはりスターターピストル、しかしただのピストルではなくミレニアム製――もう一度言おう、ミレニアム製だ。

 

 

 

 

「位置について、よーい――」

 

 

 

 

ダァァァァァンッ!!

 

 

 

 

「びっっくりしたぁ!?」

 

『何!?今の音!?』

 

『す、スターターピストルから聞こえましたが…?』

 

『あっ、えーと。ミレニアムが開発したスターターピストル……爆音ピストルだそうです、空砲ですが大きな音にご注意ください』

 

『なんでそこをこだわったの!?』

 

『ロマンらしいです』

 

『ロマンて!』

 

 

 

 

 唐突に砲声が響いたこともあり、観客を含めたスタジアムにいる者達の何人かは腰を抜かしてしまった。動じなかったのはヒナ・ツルギ・ミカ・ミネのような強豪、一部の生徒会役員などの幹部生徒に限られている。

 

 

 

 

「チャンス…!!」

 

「し、しまった!?」

 

「怯んだ後の動きなんて、こっちは嫌ってほど鍛錬を積んでるんだよ…!」

 

『おおっと先に飛び出したのはSRT特殊学園所属・空井サキさん!!流石はエリート、体制の立て直しが早い!』

 

『さあお題箱に手を入れ、中を取り出しチェックしました!!』

 

「さあて、中は一体…………―」

 

 

 

 

 サキのお題、その内容は――なんかすごそうな兵器

 

 

 

 

(なんかってなんだなんかって!?もう少し細かく指定しろ!!――こうなったら、手当たり次第に探すしかない…!!)

 

『さあサキさん闇雲に走りだしました!お題はなんだったのでしょうか』

 

『顔が本気で焦っておるから多分見つけ出すのに苦労するタイプのやつじゃろうの…だいぶ内容がふわっとしたものだったりとか』

 

『他の皆様も続々と手を入れ、お題を手にしていきます!!』

 

 

 

 

 レイジョ、リオ、サクラコ、マコト、ミサキの順番で、お題箱からメモを引き出していく。しかし彼女らは舐めていた、この大祭のはっちゃけ具合を舐めていた!!

 

 

 

 

(投資に失敗してそうな人……って、なんですかそれ!?抽象的すぎます!!あと"してる"とか"したことがある"とかじゃなくて、"してそう"って偏見が含まれてるあたりが失礼すぎる!!)

 

 

(デザインがダサすぎるロボット……だなんて、そんな…!そんなロボットがミレニアムが運営主体のこの祭りにあるわけがないじゃない…!!)

 

 

(あの時捨てた夢!!?夢!!?概念!!?そんなのどうしろと!?)

 

 

(待て待て待て待てぇ!!先生の腕輪だと!?無理だろ!!ふざけるなぁぁぁぁッッ!!)

 

 

(愛が重い人――は?これこれだけの人がいるところで出すとか本気?お題バレたら…っていうかこの状況じゃ誰もが察するよ?)

 

 

 

 

 今大会は確かに実行委員会が深く関わっているが、実は中身に関しては実行委員だけではなく、他多数の生徒からのお題をも混ぜていた。そうしないと面白くならないであろうという、連邦生徒会での発案によるものだったらしい。

 

 

 

 

 

(――いや、いる!いるじゃないですか! 身内に投資を失敗してそうな人が!………いやでも……仲良く走って連れてくるのは……)

 

(くっ、だめ…!観客席を見てもそれっぽいロボがいない…!テントの方にだって機械はアリスとミニアバンギャルド君、そしてケイしかいないわ!)

 

(夢……夢……――小さい頃の夢しかありません…!穏やかで平穏な花屋さんになりたいとは思ってましたけど…!)

 

(…………該当者多いけど、審判が認めるほど重い人なら……)

 

 

 

 

 

 

 他5名が死ぬ気で悩んでいる間1人、猛ダッシュでテントの方へと走っている存在がいた、マコトだ。他が借り物を見つけられていない間彼女だけは見つけられているのでささっと持ってこようとする。

 

 

 

「先生!!」

 

「はいなんでしょう」

 

「腕輪を貸してくれ!!」

 

「……えっまじですか?」

 

「頼む!!」

 

「100%持ってけないと思いますけど…」

 

「それでもいいから頼む…!!」

 

「わかりました」

 

 

 

 

 マッシュは左手の腕輪を外し、そっと地面に置いた。直後、激しく振動しながらひび割れた地面に腕輪がめり込んだ。マコトは顔を青白くしたものの、頬を叩いて必死で腕輪に指を掛け、持ち上げようと奮闘する。

 

 

 

「くそっ…この中で武器を持ってきている奴はいないか!?」

 

『武器の名前やどんな武器なのかは言ってないのでセーフです!』

 

「はい!アリスの武器があります! 何かあった時のために持っていくよう言われてました!」

 

「頼む!少しの間だけ貸してくれないか?」

 

「いいですよ!」

 

「助かる!」

 

「――はい!どうぞ! アリスの武器、勇者の剣(スーパーノヴァ)です!」

 

「――えぇぇぇぇぇっっ!!!?」

 

 

 

 

 小柄なアリスを見てミレニアムの生徒なのだから小さくて凄そうな武器を持ってるはずと思ったサキだったが、アリスの武器はスーパーノヴァ、常人が持っていくのがほぼ不可能な武器だ。

 

 

 

 

「ぬっっっ!!!このぉぉぉ!!負けんわァァァ!!!!」

 

「うおおぉぉぉぉりゃぁぁぁぁっっ!!!」

 

『羽沼マコトさんと空井サキさんがお題を入手したようですが、なんとそれが規格外中の規格外だったために苦戦しているようです!!』

 

『マッシュの腕輪ってワシが作った特別製でのぉ、多分マッシュ以外には持ち上がらないと思うんじゃよ』

 

『おおっとここでもう一人テントの方へと走っていく生徒がひとり!シャーレからの刺客、戒野ミサキさんです!』

 

「――ワカモ、来て!!」

 

「私…?どのようなお題かは知りませんが、私は先生の護衛としてお傍を離れるわけには」

 

「ワカモちゃん、協力してあげて」

 

「はい!❤️」

 

 

 

 

 ワカモが飛び出し、ゴールの方へとミサキを連れて走っていく、勝ちはもうほとんど確定したかに思えたが……突然、背後から気配を感じた。

 

 

 

 

「おい!本当に私なんだな!?」

 

「いいから走ってください!ほら!」

 

「来てくださって本当によかったです!!」

 

「ほ、本当に俺なのかい!!?」

 

 

 

 

 ミナを連れたレイジョと、以前マッシュとアツコが花を買う際に訪れた花屋の店長をサクラコが連れていた。花屋っぽい格好をしたままやってきていたので間違いない、リオは今もなお悩みサキはなんとか引きずっていけているが、マコトはもうほとんど動くことができない感じになっていた。

 

 

 

 

 

(このままじゃ…負ける!門主様が見てくださっているのに負けてられん…!)

 

「――ミナさん!」

 

「…仕方ないな!今回だけだぞ!!」

 

 

 

 

 負けるわけにはいかない、そう思った山海経の二人が動き、ミナがレイジョの腕を掴み回転を加えたまま彼女を投げつけた。

 

 

 

「ぜぇぇぇい!!」

 

『おおっとここでミナさんがレイジョさんを投げたぁぁぁぁ!!しかも早い!早すぎる!!』

 

『そしてミナさんも走る走る!!こ、これはぁ!!』

 

 

 

 レイジョとミナがゴール前につき、審判であるノアがお題を確認する。

 

 

 

「投資に失敗してそうな人、とのことですが……どうでしょうか?」

 

「なっ―ま、まてっ!私はそんなポンコツでは…………あっいや……最近かっこいいからと言って少し初めて失敗したけど…」

 

「ならば合格――ゴールへとどうぞ」

 

『決まったァァァァ!!!』

 

 

 

 

 一位はレイジョ、その次にサクラコが入り花屋と聞いてシスターフッドの何名かが鼻血を出してダウン。その次がミサキが入り、愛が重い人という事で合格。

 

 

 

「失礼な!私は純愛です!」

 

『いや重いよ?』

 

「お爺様!!!?」

 

 

 

 

 その次がリオ、『デザインがダサすぎるロボ』とい事でミニアバンギャルド君を悔しそうにしながら連れてきてゴール。本人曰く認めたくなかったそう。

 

 

 

 

「ウォォォォォォオラァァァァッ!!!」

 

『サキさんとマコトさんは………えっと、無理そうですか?』

 

「無理に決まってるだろぉぉぉぉ!!!!」

 

「ぐぉぉぉぉなぜだぁぁぁぁ!!!!」

 

「日頃の行いよ、マコト……チナツ、終わったら一応診てあげて。血圧が上がりすぎて頭から血が吹き出してる

 

 

 

 

 と言う事で初っ端の競技は山海経がリードし勝利、負けてしまったがミサキはお題の内容をそれぞれ聞き笑った、笑った……それだけでもう十分。

 

 

 

 

『まだまだ続きます大運動会!続いては障害物競走、出場する方々は準備をお願いしまーす!』

 

「……ふふっ、次はこのワカモの出番ですね」

 

「イズナと二人三脚に出るんじゃなかったの?」

 

「……………グスン

 

「ごめんなんか地雷踏んだっぽいね」

 

「いいんです、イズナはあくまでも百鬼夜行の生徒、私と共に行くことは無理なのです……グスンッ

 

「……そんな状態で次の試合勝てる?」

 

「大丈夫です……障害物走、それはつまり」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「目の前に出てくる邪魔な物を全て壊して走ればいいのですよね?」

 

「チェンジ、チェンジ!!!」

 





マッシュ君が参加するトライアスロンのメンバーを先に出しておきます。

マッシュ君、ミカさん、ヒナさん、ネルさん+その他モブ生徒達


と言う感じです、はっきり言いますとガチバトルです

百花繚乱後に見たい話

  • まだ交流がない生徒との話
  • アイデェア箱から選んだお話
  • ラビット2章
  • 愛が重い生徒との話
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