リンさんの実装まだですか?
作者はリンを推しています、好き。今回キャラ崩壊してますが、お許しを。
今回後半なんかあま〜〜いです、恋愛?いいえ、ただの疲れた友人を休ませているただの友達です、本当に。
それでは本編へ、レッツゴー!!
某日・シャーレ
「ふぅ……今日の筋トレメニューはこれで終了、やっぱりこのグラビティダンベルはいいな両方合わせて20t、ちょうどいい」
マッシュはいつもの如く筋トレのメニューをこなしてた、マッシュからしてみれば今日は何も無い普通の日、平和で平凡な日だ。
「お仕事も終わったし、今日はのんびりしよう」
マッシュはそう決め、そそくさと着替え始めたが……次の瞬間。
バンッ!!!!
扉が勢いよく開き誰かが入ってくると
『今日はオフです!!!!!』
そう叫んだ、マッシュは『―なにごと?』と?マークを浮かべ叫んだ人物に問う。
「あの、リンさん、どうしたんですか?」
「今日はオフです!!」
「え、オフって」
「今日は!!オフ!!なんです!!!」
「どうしよう、話が通じなくなっている」
リンは鼻息を荒くし、いつものリンとは違う感じでシャーレ内を歩きまくる。
「今日はオフ〜〜♪オフ〜〜!!」
「はわわわわ…り、リンさんが…壊れちゃった」
全然下手くそなスキップをしながらマッシュの周りをぐるぐると回りだすリン、めちゃくちゃ笑顔で嬉しそう、しかし怖い、普段の性格とは全く違うのでマッシュは軽く心配していた。
「――いけない、興奮しすぎて我を忘れていました」
「戻った」
「おはようございます先生、いつもお疲れ様です」
「さっきのは無かったことにはならないですよ?」
「…わ……忘れてください///」
リンは耳を赤くしながらメガネをクイっと上げる、とりあえずマッシュはリンを座らせ事情を聞いた……なんと今日この日だけ、リンは休みでゆっくり休める日らしい。
「連邦生徒会、そのほかのメンバーたちが気を利かせてくれて…私は休めることとなったのです」
「それはよかったですね」
「ええ……もうほんとに……グスッ」
「えっ、あっ…よ…よしよ〜〜し?」
情緒が不安定になっているリンを撫でて慰めるマッシュ、とにかく一度落ち着かせゆっくりを、ここへ来た理由を聞く。
「それで、ここに何の用ですか?」
「単刀直入に言います……先生」
「はい」
「私を休ませてください」
「はい?」
「私をリラックスさせまくってください」
「はい??」
「私のストレスを発散させてください」
「リンさん、一度寝ましょう」
「寝たら休みがなくなるから嫌です」
リンの目は本気だった。
そもそもリンがここまで忙しいのは……連邦生徒会会長、マッシュをここへ呼んだ人が行方不明になり、その代役としてリンが選ばれたからである。
キヴォトスは数千を超える学園があり、連邦生徒会はそれを統治すると言った結構すごい場所、なので休みなんてほっとんどなく、最近のリンの睡眠時間は二時間、壊れてもおかしく無い時間だ。
「まあ―…いつもお世話になってるし、それぐらいは大丈夫ですよ」
「ありがとうございます」
「けれどなぜ僕に?」
「先生は少し前、ゲヘナの風紀委員長さんに最高のお休みをお届けしたと聞きました」
「確かにヒナさんに休日をプレゼントしましたね」
「私もその休みの内容が気になる…と言うのは嘘で、空崎ヒナさんだけなんてずるいので私にもやってほしいのです」
「全部言った」
「さあそうと決まればささっと行きましょう、さあ」
「その格好のまま行くんですか?流石に着替えた方が良いような」
「ことは一刻を争うのです!!」
「すみません」
今日のリンさんはやばいな、そう思っマッシュは今日一日、リンのストレスを発散させることに決めた。
――――――――――――――――――――
「リンさんって普段娯楽とかあんまりしてなさそうなので、やってきましたスポーツセンター」
訪れたのは様々なスポーツが楽しめる施設、いわゆるスポッ◯ャ。
「これで…疲れが取れるのですか?」
「疲れというか、溜まったものを吐き出す時はここが一番!って知り合いが言ってまして」
「成程……それで、まずは何から?」
「やっぱり詰まっている物を表に出す、って言うのがとっても大事なので…まずはこれからです」
マッシュが案内したのはボクシングが楽しめる場所、本物そっくりのリングの上へと登り軽くジャブの練習をしたり、軽く試合をしたりなど出来るそんな物。
「あの…先生とボクシングすれば、わたし、死んじゃいませんか?」
「あ、僕とやり合うんじゃなくて、このパンチングミットに向かって殴ったり蹴りまくったりするんです」
「なる…ほど…物に当たるようで、あまり乗り気にはなれませんね」
「まあまあそう言わずに、まずは軽いジャブから始めましょう。僕がパンチやキックをこれで受けるから思う存分殴ってください」
「…こ、こうですか?」
リンはグローブをはめ、なれない感じでマッシュはめているパンチングミットに向かって軽くジャブをする。
普段リンは戦闘には参加せずサポートをする形なのでこう言うのはあまりやらない。
「難しいですね…」ペシッ…ペシッ
「日々の鬱憤や愚痴をパンチにこめて見てらどうですか?」
「鬱憤…愚痴…け、けど、それを先生で晒すのは」
「大丈夫です、人に愚痴を言うのも、立派なストレス解消方法ですよ」
マッシュにそう言われハッとしたリンは、溜まりに溜まった愚痴や鬱憤を拳に込めて放つ。
「――私は確かに連邦生徒会の首席行政官ですよ?それなりの成績や実力を残してきてます…きてます……来てますが!!!」
「おわ」
「何でもかんでも出来るわけないじゃ無いですか!!!」ブンッ!!
マッシュの左側のミットに向かって結構重いパンチが繰り出される、しかも音はペシっではなくバンッ!だ。
「何が『連邦生徒会の首席行政官ともあろうお方なら、これぐらいの雑務簡単ですよね?w』ですか!
私だって生き物なんですよ!?限界だってあります!なのにいっつもいっつも仕事渡して来て!!!」ブンッ!!
「良いですよリンさん、その調子です(リンさんって意外と力あるんだな)」
「後…私のことを『太った』だの『肥えた』だの!!『デカ女』だとか言って!!大きくなってるわけ無いですよね?眼科行きなさい!!」ゴッ!ゴッ!
「そんなこと言われてるんですか?酷いですね」
「ええ本当に!!マッシュ先生が来てくれてからやっと仕事が少し減って!睡眠時間や食事の余裕ができましたよ?けど同じような書類がわんさかやってきて、こっちの脳が壊れそうなんですよ!!」ゴスッ!ゴスッ!
(リンさんのパンチに回転が入ってきた、リンさん才能あるかも)
「なのに『連邦生徒会は上で偉そうにしているだけ』『脳だけしか取り柄のない奴ら』とかぁ!!ならこっちの仕事やってみなさいって話なんです!」グルッ
(え、上段回し蹴り?)
「よぉ!!」バンッ!!
リンは回転のかかったパンチを連続で繰り出した後、マッシュの顔に向かって上段回し蹴りを放つ、マッシュは左のミットで防ぐ。
「それから……マッシュ先生!!」
「え、僕?」
「書類は細かく丁寧に!!あと!!ドアを壊さないでくださいって何度言えばわかるんですか!?」
「それは…ごめんなさい」
「書類に関してはまあ良いです!けど!ドアを毎度毎度壊されたらこっちがびっくりするんです、ついでに連邦生徒会の調理場でシュークリームを勝手に作らない!!」
「すみません」
「仕事で疲れている時、あのあま〜〜い匂いがしてきた私達の気持ちわかりますか!?あんなのテロですよ!!」
「本当にごめんなさい」
「まあけどいつもキヴォトスの治安を色々と保持してくれてありがとうございます!!!」
「急にお礼言われちゃった、攻撃は止まってないけど」
「最後に一言――」
『会長!!一体何処に行かれたんですかぁぁぁぁぁっっ!!!!』
「!」
マッシュの右ミットに向かってリンは渾身の右フックを放つ、マッシュは反射的にミットから手を出しミットだけその場に残す。リンに殴られたミットはそのまま吹っ飛んでいった。
「―はぁ…ふぅ……ハァァァァ……先生」
「は、はい」
「もう一回やりましょう、これ、とても効果ありますね」(満面の笑み)
「……まだ時間はあるんで、付き合います」
「おねがいします…すぅ…別に私は誰も見下してませんよぉ!!!」
それから一時間くらい、リンはストレス発散しまくり、ボクシングが終わった後はいろんなスポーツを楽しんだ。
―――――――――――――――――――
数時間後・シャーレ内。
「スッキリしました」(キリッ)
「良かったですね」
「はい……これからもこれを利用しましょう、その時はまたよろしくおねがいします」
「うす」
リンは『ン〜〜…』と体を伸ばし深呼吸をする、マッシュはそんなリンを見ていつも通りシュークリームを取り出す。
「シュークリーム食べます?」
「ええ、いただきます……ずっと、食べたかったので」
リンは手袋を外しシュークリームを手に取る、そして口いっぱいに頬張ると、他の生徒達のような可愛らしい笑顔を見せた。
「……その…先生、ごめんなさい」
「?…なんで謝るんですか?」
「その、やって良いとはいえ…あそこまで叫んでしまって…」
「全然良いですよ、ストレスはたまに吐き出さないと死んじゃう…って、じいちゃんが言ってましたし」
「しかし、私は…連邦生徒会の首席行政官として…」
「首席行政官の前にリンさんは、僕の生徒です」
「…!」
「生徒の愚痴を聞いてスッキリさせるのも、僕の仕事、休ませるのも僕の仕事だから」
マッシュはシュークリームを食べながらそう答える、先生は生徒の外側の肉体を、守るだけではない、内側の心を救うのも、また役目である。
「まだ何かして欲しい事とかありますか?なんでもしますよ、普段お世話になってるんで…友達として、おねがいして良いですよ」
「最後…やって欲しい事……」
ねえリンちゃん!疲れてるでしょ?ほら、膝枕してあげる!
「……膝枕を、おねがいできますか?」
「膝枕?僕の膝、鉄みたいに硬いですよ?」
「それでも良いので…お願いします」
「うす」
マッシュはソワァに座り、リンは眼鏡を取りマッシュの膝へと頭を乗せる。めちゃくちゃ硬かったが、久々にスッキリしたリンはすぐに眠りについた。
「……これって人に見られたらまずいかな」
とってもまずいです、『せ、先生!?もしかして二人はそんな関係!?』と言われかねない。
「まあ説明すれば大丈夫か」
マッシュは着ていた服(仕事用の服)を脱ぎリンにかける、そして遠い昔、自分もレグロにこうしてもらったな〜と呑気に考えていた。すると、自分の太ももに何か冷たい物が当たる。
『……かい……ちょう……』ツー
「!」
リンの涙だった、マッシュをここへ呼んだ生徒会長、その名を呼び涙を流していた。
(そっか、僕がじいちゃんに会えなくて寂しいように…リンさんも会長さんに会えなくて寂しいんだな、自分の大事な人に会えないって……辛いもんね)
マッシュは手で涙を拭い、優しく頭を撫で言う。
「いつもお疲れ様、リンちゃん」
「……ふ…フフッ」
寝ながら笑顔を浮かべるリンに、マッシュも自然と顔が和らいだ。
翌日
「先生、少しおはな……?」
「グゥゥゥゥゥゥゥzzzzzzz」
「スゥスゥ…」
(な、なんでこの二人が……ま、まさかそういう関係で―――いや、無いわね…だってマッシュ先生だもの……寝ているようだし、もう少し寝かせておいてあげましょうか)
当番としてやってきたユウカは静かにそこから出て扉に『しばらく侵入禁止!』と張り紙を貼っておいたのであった。
『グゥゥゥゥゥゥゥ……zzz』
『スゥ…スゥ……』
めっちゃ今更なんですが、この小説のマッシュ君ってマッシュ君らしく無いですかね?マッシュ君らしいって言うのも難しいんですが。
まあとりあえず!次回はアビドス対策委員会のみんなとデート(お買い物)です、お楽しみに。
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