透き通る世界に拳を一つ   作:六科

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デートという名の遊びに出かけただけ!!え?紛らわしいって?知らんな!(焦)

とりあえず見たいってくださいね!

それでは本編は、どうぞ!!


マッシュ・バーンデッドとみんなでデート

 

 

 

「デート?」

 

『はい!今度みんなで行こうと思っているのですが、先生もどうですか?』

 

 

 

 

某日、マッシュはアビドス対策委員会の奥空アヤネから休みの日、みんなと一緒にお買い物に行かないかと誘われていた。

 

 

 

 

「僕も行って良いの?むしろ邪魔にならない?」

 

『そんな事はありません!むしろ来て欲しいってみんな言ってます!』

 

「そっか……じゃあ、何処で待ち合わせ?」

 

『朝の9時ぐらいに、キヴォトスショッピングモールの入り口前ですね』

 

「OK、皆には『楽しみにしてる』って言っておいて」

 

『わかりました、それでは!』ピッ

 

 

 

 

 電話を切り、マッシュは最後にみんなで一緒に撮った写真を見る。

 

 

 

 

「……楽しみだな、デートなんて始めてだ」

 

 

 

マッシュは今まで友達とデートなんてした事がない。それらしいことは経験があるが、あくまでもそれは休日の遊びに付き合う形であり、今回のデートとは明確に違う形だった。

 

 

 

 

「………着ていく服、どうしよ」

 

 

 

デートに着ていく服を、マッシュはしばらく考えていた。

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

お買い物デート当日。

 

 

キヴォトスのショッピングモール前に、セリカとアヤネは制服を着て他メンバーを待っていた。

 

 

 

 

「そろそろ時間だけど……みんな来ないわね」

 

「もうちょっと待とう?それでも来なかったら連絡すれば良いよ」

 

「そうね…うーん、けど制服で良かったのかな、シロコ先輩達は私服で行くって言ってたけど」

 

「みんなの私服ってどんなのだろう…」

 

 

 

 

 セリカとアヤネは、他メンバーが私服を着てくる予定であることに対して、自分たちが制服であることが少し気がかりだった。すると、聞き慣れた声が近づいてきた。

 

 

 

 

 

「ん、お待たせ」

 

 

 

 現れたシロコは覆面水着団の覆面を被っており、手榴弾やロープを持ってきていた。

 

 

「ん、いつでもOK」

 

「何をしにいくつもりなんですか!?」

 

「今からお買い物にいくんですけど…」

 

「お買い物って戦いだから、ほぼ」

 

「いや、全然意味わからないんだけど?」

 

「お〜〜い」

 

「この声は、マッシュ先生!」

 

 

 

 

 

 シロコにツッコミを入れていると今度はマッシュの声が聞こえてきた。いわば主役と言ってもいい存在の到着に、セリカ達は笑顔でマッシュの方を見る。

 

 

 

 

 

 

 

コロコロコロコロ

 

 

『お待たせ〜』

 

 

「トレーニーじゃん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 マッシュは腹筋ローラーを転がしながら尺取り虫のように這ってきた、しかも服装は黒いトレーニングウェア。

 

 

 

 

 

「デートって何を着ていけば良いのかわかんなくて」

 

「とはいえそのコロコロはいりませんよね!?」

 

「あ、シロコちゃん、今日もいい覆面だね」

 

「ありがとう…///」

 

「照れる要素何処よ!」

 

 

 

 

 マッシュは腹筋ローラーを転がしながら、シロコは銃を手入れしながら他のメンバーを待っていた。そんな二人にセリカとアヤネは思わず

 

 

 

 

『どうしよう、この二人と一緒にお買い物に行くの、嫌すぎる……』

 

 

 

 

と、そして今度はまだ安心して待てる人の声。

 

 

 

 

 

『お待たせしました〜』

(めちゃくちゃ高そうな白ワンピースにキラキラとした首飾り)

 

 

 

 

「セレブ!!!」

 

「目が!めがぁ!!」

 

「デートって聞いたので、ちょっと羽目を外しました〜♧」

 

「外しすぎ!いくらするのその服!」

 

「えーと…大体6桁くらいでしょうか」

 

「高!!」

 

 

 

 

流石はセレブと言った所だろう、金銭感覚がズレているノノミはただのデートでえげつない金額の物を着ていた。

 

 

 

 

「おまたせ〜〜」

 

 

 

 

少し遅れてホシノがやってくる、ホシノの格好は普通の青スカートに白Tシャツ、その上にピンク色のアウターを羽織っていた。

 

 

 

「ホシノ先輩!良かった!ホシノ先輩は普通―」

 

 

 

 突如、アウターを開いてシャツの前面を見せるホシノ。

 

 

『愛!』(マッシュとアビドスメンバーの似顔絵が入っている白Tシャツ)

 

『重い!!!』

 

 

 

 

 

セリカアヤネの二人以外はあまりにも普通ではなく、真面目なのが自分らしかいないのが信じられなかった。

 

 

 

 

 

「ん、いつでも何処でもかかってこーい」

 

「フンフンフンフンフンフンフンフンフン」コロコロコロ

 

「みんなの分もありますよー?」(高そうな首飾りがたくさん)

 

「うへぇ〜今日もみんなかわいいね〜」(シャツを見せながら)

 

 

 

 

 

 

((この集団――嫌すぎる!!!))

 

 

 

 

 

常識人二人は腹を痛め、今日一日ツッコむのか〜〜と思っていた。

 

 

 

 

―――――――――――――――――

 

 

 

 

マッシュ達はショッピングモールの中に入り、これから何をするか話していた。

 

 

 

「おわ、ちゃんと広い」(筋トレグッズをしまいちゃんとした服に着替えた)

 

「ん、先生と来るのは初めて」(覆面を取り武器もしまった)

 

「まずは何処に行きましょうか」(高そうな首飾りを全部取った)

 

「うーん、マッシュ先生もいる事だし…、映画でもどう?」(変わらず)

 

「じゃあ上映時間までぶらぶらして時間を潰しましょ」

 

「…?みなさん、あれ」

 

 

 

 

アヤネが指を刺したのは、デカデカとした看板に『ハンマーゴングチャレンジ!』と書かれており、何人もの生徒達がそれをするために並んでいた。

 

 

 

 

「あーくそぉ!全然行かねえ!」

 

「惜しかったね〜次もまた来てくれよ〜?」

 

「なあ店員さん!これ重すぎやしねえか!?」

 

「何を言ってるんだ?ハンマーなら当たり前だろ?」

 

 

 

 

大柄なロボット店員がニコニコしながら次の客に順番を渡す、この店員、実は少し悪どかった。

 

 

 

(…ククッ、バカな奴らだぜ。俺がこいつら相手に小細工をしていないとでも?機械の中にストッパーがかかっていてな…バーの半分から上は絶対に行かないようになってるんだよ)

 

 

 

 

そう店員が心の中で笑っていると、そこへマッシュ達がやってくる。バーが最後まで行くと景品が貰えるそう。

 

 

 

 

「ん、先生やってみたら?」

 

「僕?」

 

「一等の景品は……割引券だって!しかも半分も下げてくれる!」

 

「うへぇ〜これで予算はしばらく持つね〜」

 

「先生〜頑張ってくださいね〜」

 

「うす」

 

 

 

 

マッシュは台の前に立つ。

 

 

 

 

(お、またバカな奴が一人……?こいつ、ヘイロー持ってない……ククッ、本当にバカだ、こいつはキヴォトス人以外は持ち上がらないほどの重さだ、俺だって専用の道具を使わなきゃ持て―)

 

 

 

 

「うし、先生頑張っちゃうぞ」ヒョイ

 

 

 

 

マッシュはハンマーを軽々と持ち上げた、結構重いはずなのに軽々と片手で持ち上げた。

 

 

 

「……………え?」(それ……え?…い、いや、待て待て落ち着け、バーの細工は絶対に破壊されない!!)

 

「―せい」ドゴォ!!!

 

 

 

 

 

 

ビューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!

 

 

 

 

 

 

「―――――――――――ほぇ…?」

 

「あ、どっか行っちゃった」

 

「でもバーは超えましたね!」

 

「あの…これ………景品です」

 

「ありがとうございます!」

 

「先生ありがとう!」

 

「どういたしまして」

 

(………俺…詐欺やめよ)

 

 

 

 

ロボ店員は後日、警察のお世話になったのでした。

 

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

 

 

景品も取り、いよいよ映画の上演時間になりマッシュ達は映画館の席でゆっくりとみていた。

 

 

 

 

(………どうしましょう、この映画、私みたことありますね)

 

 

 

 

ノノミが心の中で困りながらそう言う、今見ている物が自分の家で何回も見た映画だと言うことに今気づいた。

 

しかも内容はアクション映画でわかりやすいストーリー…先の展開や繰り出されるアクションの内容なんてほとんど覚えているのでリアクションができない。

 

 

 

 

「僕できそうだな」

 

「ん、先生なら壁走れそう」

 

「いや流石に……ありそう」

 

「あの二人いい感じだね〜、このままキスまで行っちゃうんじゃない?」

 

「ぅ…そうなったら……その…め、目を瞑ります!」

 

(――しまった、そろそろ二人の…あのシーンがきてしまいます!!)

 

 

 

 

 

友達と一緒に見てて気まずくなるシーン、それは恋人同士の濃厚なキスやその後のシーン(r18っぽい所)などだ、それをノノミは知っている……しかもまずいのは今いるのは女子だけではなく、マッシュという男がいると言う事。

 

 

 

 

(男性と一緒にそれを見るのはちょっとまずい!最悪……と、とりあえずみんなの意識を―)

 

 

 

 

 

【oh…ジュデーム】

 

 

『―あ』

 

 

 

 

 

きてしまった、映画の中の二人は濃厚のキスをしながらイチャイチャしていた。もうこのシーンを知っているノノミでさえ顔を赤くするほど。

 

 

 

 

 

『アワワワワワワワワワワ!////』

 

「…うへ……ぇ//…こ、これはちょーと…ねぇ///」

 

「…ん///」

 

 

 

 

 

女性陣は照れながらもチラチラと画面を見る、この辺は年相応の反応で普通のこと、そしてシロコやホシノが気になるのはマッシュの反応。

 

 

 

 

 

(…こ…こんなに濃厚な物…初めて見た…流石の先生もこれには…)

 

 

 

 

 

『ハワワワワワワワワワ///』

 

 

 

 

 

 

(ん、きっとこうなる…そんなの)

 

(そんなの)

 

((見たい!!))バッ!

 

 

 

 

 

 

 

二人はマッシュの方と見る……マッシュは

 

 

 

 

 

 

 

「なんて刺激的なシーンなんだ…にしてもこのポップコーン美味しいな」(真顔でポップコーンを頬張る)

 

 

全然表情が変わってなかった。

 

 

 

 

 

 

(え、真顔?このシーンで!?)

 

(………もしかして先生、そこら辺の知識――ゼロ?

 

(ん!おじいちゃんはちゃんと教育すべき!!!)

 

「すごいなー」

 

 

 

マッシュにそんな知識はぜんっぜんなかった、ので、このシーンはキスしてて仲良いな〜ぐらいにしか思っておらず、終始真顔であった。

 

 

 

 

―――――――――――――――――

 

 

 

 

それからマッシュ達はショッピングを楽しんだり、プリクラを撮ったり、食事を取ったりして青春をひたすら楽しんだ。

 

 

 

 

 

『学生を―満喫した!!!』

 

 

 

 

久々にちゃんとした学生気分を味わえたシロコ達は満面の笑みでそう叫ぶ。マッシュはショッピングで買った物を見ながらつぶやく。

 

 

 

「…楽しかった」

 

『!』

 

「友達とデート……っというかお買い物とか、遊んだりとか、ここに来るまでしたことなんて無かったから…すごく新鮮だった」

 

 

 

シロコ達は思い出す、マッシュは山育ちであり色々な事情から友達がおらず寂しい思いを少ししていた。

 

 

 

 

「またみんなで来ようね、今度はたくさん、人を連れて」

 

 

 

「―はい!」

 

「当たり前よ!」

 

「今度はもっともっと楽しい場所に行きましょう!」

 

「うへぇ〜先生が楽しんでくれたみたいで満足だよ」

 

「ん!」

 

 

 

その後、夜になるまで話し込んだマッシュ達であった。





マッシュ君ってそこら辺の知識なさそう(多分)

次回、いよいよパヴァーヌ第一章開始!!……かも?です。

実装順に書いていくので、ちょっと大変です……エデンとパヴァーヌは本当にむずい。


励みになりますので、コメントと評価!どうぞよろしくお願いします!!ネタ提供も待ってます!

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