透き通る世界に拳を一つ   作:六科

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熱が少しだけ下がったので書きました、くそ、風呂上がりにめんどくさがって頭を乾かさなかったのがいけなかったのか?それとも電気代が勿体無いからって暖房をつけなかったのがいけなかったのか?

どっちにしろ……滅びろウィルス。

それでは本編へ、どうぞ!(今回テンション低めです)


マッシュ・バーンデッドとゲーム

 

 

 

「まさかコンピュータゲームを知らない人がいるだなんて…」

 

「いろいろ訳ありでして」

 

「とりあえず色々な物を引っ張り出してきたけど……ゲームをしたことのない人でもやれるゲームってなんだろう」

 

「やっぱりアクションだよ!操作さえ覚えれば簡単にやれるし!」

 

「じゃあそれで」

 

「よーし!ちょっと待っててね〜」

 

 

 

 

モモイはゲームのカセットとゲーム機を用意し、それを取り付けコントローラーを用意する。

 

 

 

 

「最初はこれでしょ…ストレートファイター!!」

 

「え…お姉ちゃん?それって結構難しいやつじゃ」

 

「大丈夫大丈夫!慣れれば簡単で楽しいし!」

 

「それはそうだけど…」

 

「これってどんなゲームなの?」

 

「ストレートファイターは一対一対戦格闘ゲームで、ルールは至ってシンプル!相手が操作しているキャラの体力をゼロにした方が勝ちって奴だよ!」

 

「なるほど」

 

「これが操作説明書です」

 

「ありがとう、ふむふむ……なるほどわからん」

 

「まだ見て数秒しか経ってないんですけど!?」

 

「まあやってるうちに覚えるでしょ」

 

 

 

 

マッシュはコントローラーを手に取り軽く動かしてみる、少し力を入れるだけでおそらく壊してしまうのでマッシュは細心の注意を払って動かす。

 

 

 

 

「……難しいな」

 

「先生、さっそくNPCと対戦してみようよ」

 

NPC?

 

「NPCっていうのは、主に対戦型ゲームにおいて、コンピュータが操作するプレイヤーのことを言うんです」

 

「なるほど……やってみようかな」

 

「OK!じゃあさっそくキャラ選択画面にレッツゴー!」

 

 

 

画面が変わりキャラ選択画面へと行くと、マッシュは色々なキャラを見ていった。

 

 

 

「数が多いから、何がいいのかわからないな」

 

「最初は使ってみたいキャラや気になるキャラとか、そう言うのを使ってみたらどうですか?」

 

「気になるキャラ……この人かな」カチッ

 

「お、先生が気になってるキャラはこのゲームの主人公的存在、リョウだね!」

 

 

 

 

 

マッシュが選んだキャラは、白い道着に赤い鉢巻をつけているキャラクターであり、マッシュと同じマッスルタイプの者であった。

 

 

 

 

 

「このゲームって慣れるまでめちゃくちゃ大変なんだよねぇ、相手の動きを見てガードとか、後ろに避けたりとか……最初の頃は難しいけど!慣れれば超簡単だし楽しいから、先生も気に入ってくれると思うなー」

 

「ここでガードでここで弱攻撃……まあやってみないとわからないですし、やってみるよ」

 

「一本先取で勝ちのルールにしたから、先に体力を減らした方が勝ちだよ?それではマッシュ先生vsNPC…スタート!!」

 

 

 

 

 

【READY――FIGHT!】

 

 

 

 

 

試合が始まると、マッシュはとりあえずボタンを倒したり押したりして動かしてみる。『ほんとに動いてる…すご』と目を輝かせていた。

 

 

 

 

 

「あ、攻撃して来た」

 

(まあ最初はよくわかんないまま負けちゃうからねーそれに相手キャラの技とか、攻撃のタイミングとかわかってないと対処しようがないし…)

 

(ここはゲームの先輩として、わたしたちが先生を教えないと!)

 

 

 

 

二人はマッシュに格ゲーの事を教えようと意気込んでいた………が、ここで予想外のことが起きる。

 

 

 

 

【セイヤッ!】

 

「下段」カチッ

 

 

 

【セヤッ!!】

 

「下段」カチッ

 

 

 

【セイ!ヤァ!!】

 

「下段中段」カチカチッ

 

『………え?え!?』

 

 

 

 

マッシュはNPCが繰り出す攻撃を全て防いでいた。下段攻撃を放ってくるとそれをスッと上に避け、中段はガード、しかもジャストのタイミングで。

 

 

 

 

「あ、カウンター入る」カチッ

 

『ええぇぇ!!?』

 

 

 

 

 

さらに相手の硬直時間を把握し攻撃を喰らわせ、カウンターも食らわせており、格ゲー初心者がまずできない事をマッシュは簡単にやってのけていた。

 

 

 

 

 

【捕えたッ!】

 

(この動きはガード不能技の掴み!これは流石に捕まっ)

 

「あぶね」

 

(後ろに避けた!?)

 

「中段、からの…上段」

 

(しかもまたカウンター!?な、なんで!?その相手キャラクター、掴みの速度が段違いのはずなんだけど!)

 

「カウンターからの――トドメ」

 

【グーワ!グーワ!グーワ!

 

 

 

 

 

 

 

マッシュは最後に相手の技に合わせて後ろに避け、そのまま攻撃を当て相手の体力を減らし勝利した。

 

 

 

 

 

 

【リョウ、WIN!】

 

【俺は闘い続ける、その先に答があると信じて】

 

「……かっこいいな」

 

 

 

 

 

マッシュはリョウのセリフの声、姿に惚れていたが

 

 

 

「なんで?なんで!?なんで格ゲー初心者があそこまでの動きができるの!?」

 

「お、おち、おおおちついてお姉ちゃん」

 

 

 

才羽姉妹はそれどころではなかった、格ゲー初心者がまずできない相手の行動を読み回避やガード、さらには掴み回避などを簡単にやってのけたマッシュに困惑していたのだ。

 

 

 

 

 

「先生!ど、どうやって相手の攻撃をガードしたり避けたりしたの!?」

 

「?ガードするボタンとか回避ボタンを見て」

 

「そうじゃなくて!なんで初心者である先生がそんなことできたの!?このゲームってキャラの動きを覚えるまで結構時間がかかるんだけど!」

 

「僕はただ、相手が動いたからそれに合わせて行動しただけだよ」

 

「動いたら…………ま、まさか…先生」

 

「ミドリ、何かわかったの?」

 

「お姉ちゃん…先生、先生は!―反射神経で相手のキャラの攻撃を防いでいたんだよ!」

 

 

 

 

 

 

そう。マッシュはただ、『相手の攻撃に合わせて動いた』それだけである。

 

マッシュは画面をじっと見て相手の攻撃を見てすぐに避けるか防ぐかの判断を行い、即座にボタンを押した。

 

下段がくるとわかったらすぐにジャンプし、中段や上段ならそれに合わせたガードをしさらにそこからカウンターを繰り出す、これを繰り返し相手の体力を減らした。

 

 

 

 

「いやおかしいでしょ!?何その反射神経!」

 

 

 

 

ごもっともである。

 

 

 

 

だがマッシュは普段から戦闘を行っており戦闘経験は豊富…さらに

 

 

 

 

「この前戦ったツルギさんの方が対処難しかったし、決められた動きしかできないコンピュータには負けないかなー」

 

 

 

 

剣先ツルギと言うとんでもない生徒と戦ったことがあるので、コンピュータではマッシュの相手は務まらなかった。

 

 

 

 

(ツルギって―トリニティの戦略兵器って言われてるあの人!?)

 

(よくよく考えたらゲーム機が頭に当たってるのに無傷なのおかしい!)

 

「ねえ二人とも、もっと他のゲームもやってみたいんだけど…いいかな?楽しくなって来ちゃった」

 

 

 

 

少し目を輝かせているマッシュを見て、断る理由なんて無いと思った二人は頷きゲームのカセットを次々に持ってくる。

 

 

 

 

「全然いいよ!むしろもっとやろう!どんな物がいい?」

 

「そうだなぁ……刺激のある物、的な」

 

「刺激……!任せておいて!…超いいのがある」(ニヤッ)

 

「?」

 

 

 

 

 

 

次にやるジャンルはホラーゲーム

 

プレイヤーに恐怖感を与えるゲームであり、マッシュの言った刺激的と言えばこのジャンル以外ない。

 

 

 

 

 

 

「ゲームの内容は超シンプル……ただマップを歩いて、鍵を見つけて、帰る…それだけ!」

 

「シンプルだ」

 

「待ってお姉ちゃん、それってネット評価で星5の怖さを持ってるって言われてるやつじゃあないの?」

 

「だからでしょ?人が多い方が気が楽ってよくいうじゃん!」

 

(怖いから先生にいて欲しいんだね…私もだけど)

 

「怖い系か……まあ本気で怒ったリンさんやユウカちゃんほどじゃないでしょう」ファーン

 

『それはそう』

 

 

 

 

3人の中ではホラゲー<本気で怒ったユウカであり、それなら大丈夫じゃないか?と才羽姉妹は思っていた。

 

 

 

 

しかし星5評価のホラゲーを舐めてはいけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【バァァァァァアッッ!!?】

 

『ぎゃぁぁぁぁっっ!!!?』(マッシュの体に掴まる姉妹)

 

「うお」

 

 

 

 

 

 

 

【きゃぁぁぁぁぁぁー!!!】

 

「ニャァァァァッッ!!?」(マッシュの顔に掴まるモモイ)

 

「ミャァァァァァァァッ!!?」(マッシュの腹筋に掴まるミドリ)

 

「モモイちゃん、前が見えない」

 

 

 

 

 

 

 

【オマエガァァァァァッッ!!!】

 

「ヒィィィィィィッッ!!?」

 

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

 

「コエー」ファーン(真顔)

 

 

 

 

 

 

終始才羽姉妹はマッシュからずっっと離れず、マッシュは真顔で淡々とゲームをこなしていた、少しビクッ!となったりコエーと思ったこともあったが……表情筋は仕事をしていなかった。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

 

 

「いやぁ〜…怖かったですな」

 

「全然そんなふうに見えなかったけど!?」(ギャン泣き)

 

「むり…もうやだ……」(マッシュの腹筋に張り付いて離れていない)

 

「怖かったけど……楽しかった、ゲームってこんなに楽しいんだね」

 

「グスッ―先生も、ゲームの魅力に気づいたみたいだね」

 

「次はこの…音ゲー?ってのをやってみたいな」

 

「いいですよ、もっともっと楽しみましょう!そしてさっきのことは忘れましょう!!」(ギャン泣き)

 

 

 

 

 

 

 

マッシュはその後も様々なジャンルのゲームに手を出していった。

 

 

 

 

 

 

 

【音ゲー】

 

「フンフンフンフンフン」(◯鼓の達人に使うバチを振りまくっている)

 

「せ、先生すごい!」

 

「フルコンボ…嘘でしょ」

 

 

 

 

 

 

【RPG】

 

 

「えーと……『力のリング』『力のベルト』…それから『力の書』『力の種』を持たせて、『熱血と鉄拳』を装備させて」

 

「先生せめて剣使お?そのキャラクター勇者なんだから」

 

「あとなんで魔法使いの装備に魔導書じゃなくて近距離武器なんですか!」

 

「遠距離からちまちまやるよりも、物理で殴った方が早くない?」

 

「……確かに」

 

「納得しないでお姉ちゃん!!」

 

 

 

 

 

【FPS】

 

 

「ミドリ、先生!相手もう体力少ないから詰めちゃおう!」

 

「うん!」(SMGを所持)

 

「OK」(ツルハシと爆弾のみ)

 

「先生これ銃を使って戦うゲームなの!それじゃ勝てるわけ」

 

 

 

 

【シュークリームがツルハシで〇〇を撃破】

 

 

 

『なんで!?』

 

 

 

 

 

マッシュは普通ではクリアできないような物を全部、己の動体視力だけで全てクリアしていった、ゲーム廃人な二人もこれには驚き、世の中にはこんな人もいるんだと認識した。

 

 

そしていつの間にか3人の距離感は先生と生徒、というよりも兄と妹のような形になり、マッシュの膝の上に二人が並んで座っているのが普通になってきていた。

 

 

 

 

「先生!次はこれやろー」

 

「次はこれがいいです!」

 

「うん、沢山やろう(……ここまで楽しそうに笑っている二人を、泣かせるのは嫌だな)」

 

 

 

 

 

マッシュは先生として、ここを守らなければいけないなと決断した。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして3人はゲームをしすぎて、一日が経過してしまった。 

 

 

 

 

 

 

 

『やっちゃったぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!』

 

 

「…画面の前のみんな、ゲームは時間を守ってやろうね」

 





Q:ストレートファイターってなに?

A:この世界でのストリートファイターです、リョウとはリュウのことです。


マッシュ君なら反射神経とかで格ゲーいけるかなーと思って書きました、それから本気を出したマッシュ君の動きでゲームを操作してもコンピュータがついていけず、変な動きになりそうだなーとも思いました。


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