短くなっちゃった……許してください。
最近いろんなジャンルのアニメを見始めたんですが、一番ハマったのが『勇気爆発バーンブレイバーン』と言う作品です。主人公が乗るロボットがかっこいいんだこれが……色々やばいけど。
エデン条約編はまだ先です!けどなんとか地獄よりもマシにしたいと思ってます!本気で!
それでは本編へ……どうぞ!
「────なるほどな」
呟き、ネルは背中を柱に預ける。そんな彼女の眼前には3名全員のエージェントが揃っていた。
部長たるネルが不在の間に受けたセミナーからの依頼。その報告と情報共有。全てを聞き終えた彼女は微妙な表情を浮かべて。
「ゲーム開発部、か。知らねぇ部活だったが……そいつらにしてやられた、って事だな?……ついでにシャーレのせんせいにも」
「……申し訳ありません。この依頼を受託して、作戦を準備したのは私です。メイド部の名に、C&Cの戦果に傷をつけてしまいました。罰は何なりと」
「────んなこたぁどうでもいい」
ネルが失敗したアカネ達を責めるわけでもなく、咎めるわけでもなく、ただ『どうでもいい』と言って罰を与えなかった。
「それに、あたしが此処に戻って来た時にリオから連絡が来た」
「会長から?」
「あぁ。任務は撤回。無かった事に、だとよ」
「ッ!?」
セミナー・ミレニアムのトップたる存在、調月リオ。その人が直々に任務の撤回を言い渡した。それを聞きアカネ達は驚愕した。
「……それは、一体何故……?」
「アタシの知った事かよ……けど多分、リオもヒマリも確かめてみたかったんじゃねぇのか?」
「……ゲーム開発部の力量を、ですか?」
「惜しいな。アイツ等が確かめたかったのはアリスとかいう奴と……シャーレの先生だ」
「マッシュ先生?」
「確かに……あの人の実力ははっきり言って異次元、リオ会長が警戒して調べるのもわかる…が、何故アリスまで?」
「さあな、その辺りの事情は知ったこっちゃねぇ」
ネルは預けていた背を柱から離し、アカネに命を出す。その顔は怒っているわけでもなく笑顔だった。
「アカネ、調べておいてくれ」
「はい?何をですか?」
「ゲーム開発部だ。関係者も纏めてな、勿論シャーレの先生もだ」
「いきなり何故……リベンジ、ですか?」
「その表現はなんか癪だが……まぁ、ちと興味あってな。一通り情報が洗えたら、そいつ等ん所に行くぞ」
「……はい、望む所です。今頃あの子達は、メイド部に一泡吹かせたと喜んでいるはずです。ふふっ……次にお会いする時、どんな表情を見せてくれるのか……楽しみですね」
「うんうん! リベンジマッチだね! 私も準備しに行こ!」
「以前の戦闘では役目を果たせなかった。次は、失敗しない」
マッシュ達と知らぬ間に、メイド部達と再戦が今決定した。今度はミレニアム最強も連れて。
―――――――――――――――――――――ーー
同時刻・ゲーム開発部。何時もなら活気に溢れ、楽しそうな声が飛び交う場であるのだが……。
「……こんなに落ち込んだのは……『テイルズ・サガ・クロニクル』のプロトタイプをアップロードした時以来……」
空気はもう完全にお葬式。ミドリもモモイもユズも、全員が全員絶望していた。
「あ、あの……モモイ……?」
「ふふっ、ふへへへへ。………全部終わった!おしまいだぁ!」
モモイは良くない狂い方をしていた。心配そうに声を掛けたアリスの姿すら目に入っていない彼女はその場で転がりながら叫んでいる。
「み、ミドリ? その……大丈夫、ですか?」
「アリスちゃん、ごめん……今は何も話したくない気分なの……」
「そ、そうですか?」
ミドリはモモイよりかはマシだが、さっきクリアしたゲームのステージを何度も何度も繰り返しては失敗する、と言ったような感じになっていた。
「えっと、ユズ────」
「嚇怒、破滅、濫觴、糜爛、絶望、虚脱……世界は今、破滅へ向かって……遠くの星が地上を焼き払う……」
「ユズ!?」
ユズはこの中で一番良くない壊れ方をしていた。精神ダメージが重すぎて、普段なら絶対に言わない事を口走り、この世の全てに絶望したような顔を浮べている。
「うぅ、アリスにはどうしたいいか……こんな時に先生がいてくれれば……」
「呼んだ?」ガチャ
そこへちょっと
「あ!先『先生ぇェェェ!!!!』」
「うわわっ、どうしたのみんな」
「もう何もかもおしまいだよぉーー!!!」
モモイ達が絶望していた理由、それはモモイのゲームデータを犠牲にして手に入れたゲームの聖書ことG.Bible。
メイド部とセミナーと敵対しながらも奪取したヴェリタスの鏡を使用し、パスワードを無事解除できた彼女達は意気揚々ファイルを開いた。
そこに書かれていたのはただ一言。
『ゲームを愛しなさい』
ただこれだけだった。
「……なるほど」
「いっそのこと嘘って言ってくれた方がまだマシ! うああああん! 終わった! 私達はもう廃部なんだ!ふえぇぇぇぇん!」
「よすよす」
何か特別なことを知れると思ったモモイ達はその中身の内容に落胆し絶望、もう自分たちは終わりだと叫びながらマッシュの胸の中で泣き続ける。
「にしても……Keyってファイルのことは何もわからなかったんだ」
「もうそっちはどうでもいいよ!……もう……もう終わりだよぉ…」
モモイの弱々しい声が部屋に響く、ミドリやユズも同じように啜り泣いている。そんな3人を見て悲しくなってきたアリスは、クッと顔を引き締めていう。
「諦めては―だめです!」
「ごめんねアリスちゃん、私たちだけの力じゃ……いいゲームは作れない……」
「いいえ、アリスは『テイルズ・サガ・クロニクル』をやる度に思います。あのゲームは、面白いです」
「グスッ……アリス?」
「感じられるのです。モモイが、ミドリが、ユズが……このゲームをどれだけ愛しているのかを。その沢山の想いが込められたあの世界で旅をすると……胸が、高鳴ります。
仲間と一緒に新しい世界を旅する、あの感覚は……夢を見るというのが、どういう事なのか。その感覚をアリスに教えてくれました」
「………」
「だから、待望のエンディングに近づくほどに、あんなに苦しんだのに、思ってしまうのです……
この夢が、覚めなければいいのに……
と。アリスは、そう思うのです」
アリスはテイルズ・サガ・クロニクルを共にクリアしていったマッシュを見ながらそう言う、マッシュもそれに頷き胸で泣いているモモイ達を少し離し、目線を合わせて話す。
「諦めちゃダメだよみんな、主人公達は絶対に諦めない…そうでしょ?」
「主人公……」
「アリスちゃんがこのゲームを好きなように、僕もこのゲームが大好きなんだ。周りからクソゲーと言われても、内容が絶望的と言われても、僕やアリスちゃんからすればこのゲームは――神ゲーだよ」
「先生…アリスちゃん」
「作ろうよ、みんなで。作りたいものを……最後まで諦めずに。僕も、手伝えることは全部手伝うから」
マッシュは手を出すと、その上にアリスの手も重なる
「……私の夢は、私達が作ったゲームを皆に面白いって言ってもらう事。だから、これ以上は欲張りかもだけど……叶うなら、私はこの夢がこの先も終わらないでほしい。このゲームを面白いって言ってくれた人たちのためにも、頑張りたい!!」
ユズの叫び、それが心に響いた才羽姉妹は手を出し、ユズと共に二人の上へと手を重ねる。
「まだ時間はある、やろう、やってやろう!私たちの作りたいものを最後まで、作っちゃおう!」
「うん!」
「うん」
「はい!」
「ゲーム開発部……『テイルズ・サガ・クロニクル2』の開発、始めよう。ファイ、オー!!」
『オー!!!!』
ゲーム開発部+マッシュは円陣を組み、手を上げ気合を入れ直すと。大切な居場所を守るための最後の戦いが始まった。
次回・ネルvsマッシュ 乞うご期待。
本編先生はサオリに腹を撃たれたけど、マッシュ君だとそれを避けちゃうので……もうなんか特別な力で穴を開けてやろうかな〜と思っております。強化したユスティナ信徒を使って、ダメージが跳ね返る!とか……流石にまずいかな。
励みにやりますのでコメントと評価、どうぞよろしくお願いします!
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