透き通る世界に拳を一つ   作:六科

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70話、いきました!!本当にありがとうございます!

これも皆様とシュークリームと筋肉のおかげです、本当に本当にありがとうございます!

これからもどうぞよろしくお願いします!


シリアスも、ちょっと頑張ります。


マッシュ・バーンデッドとトレーニング仲間

 

 

筋肉

 

 

それは古来より生き物を支え続けた物

 

 

 

 

筋肉

 

 

それは我々人間が生きていく上で絶対に必要な物

 

 

 

 

筋肉

 

 

それは困った時に助けてくれる万能の物

 

 

 

 

 

 

筋肉、それはどんな巨悪にも打ち勝ち、人々を救う、そんな物である。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

「フッ、フッ、フッ、フッ……ずいぶんと遠くまで来てしまいましたね」

 

 

 

 

キヴォトスのとある場所、1人のミレニアム生徒がトレーニングウェア姿でロードワークを行っていた。

 

引き締まった体にポニーテールが特徴的な二年生、トレーニング部の乙花(おとはな)スミレ、彼女は今日も今日とてトレーニングに勤しんでいる。

 

 

 

 

 

 

「やはり運動は気持ちがスッと楽になりますね……勉学のことなんてしっかり忘れられます」

 

 

 

 

 

彼女、スミレはテスト期間中に運動ができず筋肉が減少することに耐えられず、高負荷のトレーニングを行い脱水症状を起こして体調を崩すなど本末転倒なことを起こす事もある生徒……つまりはマッシュと同じ脳筋タイプである。

 

 

 

 

トレーニングの効果を意識したり食事の成分や摂取量に気を配ったりと科学的な知見に基づいたトレーニングを行っていたりと理系な部分もあるが……

 

 

 

 

「トレーニングをしながら勉強……これもありですね」

 

 

 

 

脳筋の方が目立っている。そんな脳筋な彼女にも最近気になる人がいる。

 

 

 

 

「シャーレの先生……私と同じようにトレーニングを好むと聞きましたが、一体どんな方なのでしょうか」

 

 

 

 

それがマッシュだった。自分の後輩である才羽姉妹や最近現れたアリスが自分にシャーレの先生について話をしてくれた時

 

 

 

 

 

 

『絶対!ぜっったいにスミレ先輩と気が合うと思う!』

 

『うん、絶対にそう……だけど、先生のトレーニングには気をつけてくださいね?……本当に』(真顔)

 

『先生はとっても優しくて!とってもすごい筋肉を持っています!』

 

 

 

 

 

 

そう言っていたので興味が湧き続けており、いつの日か必ず話をしたいとスミレはずっと思っていたが、シャーレの先生というのはかなり忙しい……ので自分1人のために時間を使うのは恐れ多いと思っていた。

 

 

 

 

(ミレニアムに用事ができて、やってきた時を狙いましょう。それしかありませんね………ちょうどいい、あそこの公園で少し休むとしましょうか)

 

 

 

 

スミレはそう思いスポーツドリンクを取り出し、飲みながら公園へと入る

 

 

 

 

 

 

 

「――――な……?」

 

 

 

 

 

 

しかしそこで起きていたことに対し驚愕し、スポドリを地面に落としてしまった。スミレが公園に入って目にしたものとは……

 

 

 

 

 

 

 

 

「フンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフン」

 

 

 

 

 

 

 

キノコ頭の青年、マッシュが鉄棒で懸垂をものすごい勢いで行っている光景だった。普通に懸垂をしているだけなら然程驚かない……スミレが驚いていたのはその速度と姿勢。

 

 

 

 

 

(な……なんという速さ、しかも体勢は一度も乱れておらず綺麗な姿勢…!もしや…あの方がシャーレの先生?…ならば…話を、話をしなければ…)

 

 

 

 

 

スミレはトレーニング部・部長としてどうやったらそこまでの速度で動けるのか、それを聞こうと近づく。

 

 

 

 

 

「…よしラスト、フッ」ベキッ!!!!

 

(!?)

 

「……やってしまった」

 

 

 

 

 

マッシュがラストの勢いで思い切り体を引き上げた瞬間、鉄棒を固定するボルトが破断、マッシュはその勢いのまま、鉄棒を握って5mほども跳び上がってしまう。

 

 

 

 

 

「……あとで直さないとな」スタッ

 

(鉄棒を……鉄棒を―破壊? あ、あの鉄棒は左右2本ずつ、計4本のボルトで固定されていた……それを、力を入れて体を引き上げただけで、破壊…?!)

 

「長いことやっちゃってたな、エネルギー補給エネルギー補給」

 

(チ、チャンス!一連の出来事に驚いてしまいましたが……もう大丈夫、まずは気楽に挨拶を―)

 

 

 

 

 

「よいしょっと」ズボッ!!

 

 

(地面に鉄棒を突き刺した!?)

 

 

 

 

マッシュは壊してしまった鉄棒を地面に突き刺し、その上に片足で乗る

 

 

 

 

 

「よっと……ふむふむ、カバディか……今度やってみようかな」モッモッモッ

 

(片足で棒の上に立ち、カバディの本を読みながらシュークリームを食べているぅぅぅ!!?)

 

 

 

 

 

スミレはマッシュの規格外のパワーと体幹に腰を抜かしその場にへたり込んでしまう、さらにもっと驚愕したのはその肉体。

 

 

しっかりとトレーニングウェア越しに見える肉体美、細マッチョにしてもその筋肉は美しく、自分では到底追いつけないとスミレは確信する。

 

 

 

 

 

「モッモッモッ……モッ?」

 

「―――筋…肉…」

 

「誰だろあの人、座り込んじゃってるけど…大丈夫かな」

 

「すごい………」

 

「トレーニングウェア姿……あの人も筋トレをしにきたのかな」スッ

 

 

 

 

 

マッシュは片足立ちで立っていた鉄棒からジャンプして降りると、シュークリームを食べながらスミレに近づく。

 

 

 

 

 

「あのー…大丈夫ですか?」

 

「…………」

 

「貴方もここに筋トレを?…あ、鉄棒を使う気でした?ならごめんなさい……壊しちゃいました」

 

「………………」

 

「えっと……本当に大丈夫ですか?」スッ

 

 

 

 

 

マッシュはスミレに手を差し出す、するとスミレはバッ!と差し出された手を握り立ち上がると

 

 

 

 

 

 

「――感動……いたしました」

 

「……はい?」

 

 

 

 

 

そう歓喜の笑みを浮かべながらそう言った。なんのこっちゃと?を浮かべるマッシュ、そんなマッシュの手を強く握りながらブンブンと上下にスミレは振るう。

 

 

 

 

 

「あなたのその完璧なまでの肉体、そして圧倒的なパワーに……私は、感動いたしました!あ、私はミレニアムサイエンススクールに通っております、乙花スミレと申します!年齢は16です!」

 

「ど、どうも…同い年だね。……トレーニング部?……もしかして君も筋肉を愛してるの?」

 

「勿論です!世の問題は全て運動で解決できるはず、私はそう思っていますので!!」

 

「わお」

 

「どうしたらそこまでの筋肉を手に入れられるのですか!?どうか、どうか私にもご教授ください!」

 

「ご教授って言われても、ただひたすらに鍛えただけで」

 

「では私が普段活動しているミレニアムのジムで共に鍛えましょう! どうか、どうか!!✨✨」

 

「う、うす……」

 

 

 

 

 

マッシュはスミレの勢いに負け共に筋トレをする事にした。

 

内心マッシュも少し嬉しかった、何故なら自分と同じ筋肉を愛しトレーニングが大好きな子がいるだなんて思いもしなかったからだ。

 

 

 

 

 

「ではミレニアムまで競争といきませんか?」

 

「別に大丈夫だよ」

 

「そう来なくては……ではいきますね」

 

「うす」

 

 

 

 

2人はクラウチングスタートの構えを取る、そしてスミレが3カウントを取りスタートと声を上げた

 

 

 

 

「スター」

 

「フッ」ビュン!!

 

「……ト?」

 

 

 

 

時にはもうマッシュは遥か前におり、スミレは唖然としてしまった。そのあと急いで追いかけたが、マッシュには全然追いつけなかったそう。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

 

 

ミレニアムサイエンススクールに着き、ジムへとついた2人は早速トレーニングを開始。スミレはマッシュにマッシュのやっているメニューをしたいと豪語。

 

 

 

 

「それは流石に…」

 

「大丈夫です、トレーニングであるならば……どんな苦難でも乗り越えます」

 

「……本当に?」

 

「はい!」

 

「本当に本当に?」

 

「はい!」

 

「本当に本当に本当に?」

 

「はい!!」

 

「…そこまでいうなら」

 

「ありがとうございます!」

 

 

 

 

 

マッシュはスミレの目を見て本気を感じ取り承諾、マッシュのやっているメニューをここにあるものだけでやる事に決めた。

 

 

 

 

 

「じゃあ最初はこのバーベル」

 

「ご教授お願いします、先生――いえ、トレーナー!」

 

「トレーナーか…それもいいね、とりあえずこのバーベルを」

 

「何十、何百、何千でも―」

 

 

「100000回持ち上げよう」

 

 

「わかりました!バーベル100000…………100000?

 

「100000」

 

 

 

 

ルンルン気分だったスミレは100000という単語を聞き固まる。

 

 

 

 

「い…10000では無く?」

 

「100000」

 

「………っ、いえ、やりましょう!これもトレーナーのような筋肉を手に入れるため」

 

 

 

「そのあとは腕立て伏せ50000と上体起こし50000回、さらに腿上げとスクワットをそれぞれ10000回。それを2セット」

 

 

 

「―――――――」

 

「走り込みは……まあさっきやったんで今回は省くよ、けどその分バーピージャンプを10000回しよう

 

「……………トレーナーは、毎日…それを?」

 

「勿論」  

 

「………わかりました、やりましょう――その地獄のメニューを!!」

 

 

 

 

 

 

スミレは覚悟を決めマッシュのトレーニングを行う。マッシュもその覚悟を確と受け止めて加減なしで行く事にした。

 

 

 

 

 

「死ぬ気で、行くよ」

 

「―はい!!」

 

 

 

 

 

それから数時間後

 

 

 

 

 

「―――終……了………ふぅ…ふぅ…」

 

「お疲れ様。凄いね、本当に全部やりきっちゃうなんて……あの人よりも余裕はあるし」

 

「あの……ひと…?」

 

「こっちの話しだよ、トレーニング後はいつもシュークリームを食べてるんだ、栄養補給ってやつ」

 

「ありがとう……ございま……す…」

 

 

 

 

 

スミレはとんでもない量の汗をかきながらもマッシュのメニューをやりきった。以前同じことを行った黒服よりもまだ少し余裕があり、マッシュは流石だなと感心していた。

 

 

 

 

「アムッ………!」

 

「どうかな、最高でしょ? トレーニング後のシュークリーム」

 

「ええ……ここまで、トレーニング後に最適な食べ物があったとは」

 

「このシュークリームも僕の筋肉を作ってくれる大事な要素なんです……これを毎日食べれば」

 

「私も……トレーナーのように?」

 

 

「なれるよ」(断言)

 

 

「――先生、このシュークリームは何処で?」

 

「このお店で、一つ150円で買えるよ――今なら一つ買えばもう一つついてくる」

 

「買いましょう……絶対に」

 

 

 

 

 

 

シュークリームを愛すものがまた1人増えた、マッシュは自分もシュークリームを食べながら

 

 

 

 

 

「やっぱり他の人と一緒にトレーニングするのって……いいですね」

 

「…ええ、本当に」

 

 

 

 

 

2人とも、今まで一緒にトレーニングをやる相手がいなかったので。今回のトレーニングはかなり楽しかったようで

 

 

 

 

『また今度、一緒にやりましょう……あっ』

 

 

 

 

2人とも同じ意見を口に出していた。クスリと笑い、2人は互いに手を取り

 

 

 

 

 

「筋肉万歳」

 

「筋肉、万歳です」

 

 

 

 

 

2人はあっという間に仲良くなるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後

 

 

マッシュがいつも通っているシュークリーム屋(放課後シュークリームクラブがバイトをしている場所)に、5000個のシュークリームが買われると言う珍事件が起こったそうです。

 

 

めでたしめでたし

 

 

 





アニメからブルアカにハマった知り合いが



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とか言い出して困ってます……イブキちゃんはみんなの娘なんだよ(憤怒)


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