書くことは特になしです………最近温度差激しくないですか?
風邪引くよ本当に……どうなってんだ地球!!
とりあえず本編へ……どうぞ!
剣先ツルギは乙女である。
彼女はキヴォトスでもトップクラスの戦闘力を活かして、主に戦闘面(目標の迅速な無力化)を担当する正義実現委員会の主戦力。
別名・歩く戦略兵器。
しかしそんな彼女、実は意外と人見知りで恥ずかしがり屋、そして意外と冷静でもある。
友であるハスミのような気心の知れた相手以外ではまともに相対できないところもあるそうで、マッシュと話す時も狂ってなんとか誤魔化したほど。
いや、マッシュに関しては別の『キェェァァァァァァッッ!!!!!』……この話は聞かなかった事に。
そして彼女は乙女、恋愛ドラマや恋愛小説、青春映画など年頃の乙女と言う感じであり周りとはえらく違う。そして戦闘の時と普段のギャップに萌えたり苦しんでいる生徒達も少なからずいる。
「ど……ど……どどどど……どどどどどどうしよう!」
乙女ツルギは現在困っていた。以前、マッシュと共闘してある教団を潰した後。
『一緒にシュークリームでも作りませんか?』
と言われたのをツルギはずっと覚えていた。いつそれに答えよう、いつ返事をかえそう、それをずっと、ずっっっと考えていた。
そして考えた結果、休日の日にマッシュを誘うことを決定…………だが
「わからない……なんて、なんて誘えばいいのか!わからなぃぃぃぃぃ!!!!!!」
マッシュになんと言って誘えばいいのかわからず、かれこれ五時間ぐらい迷っており、現在の時刻は午前2:00、その間ずっと布団の中で悶絶していた。
「ま、マッシュ先生になら……どんなふうに誘っても、いいと思っていた……けど!こう言うのは……雰囲気よくした方がいいって……書いてあったし…」
ツルギの手には『必須!!異性と距離を縮める方法!(メール編)』と言う本がありそれを読みながらツルギはずっとどう誘うか考えていた。
「…も……もう一度、読み直そう……」
ツルギは本をペラっとめくり書いてある内容をよく見る。そしてそれを参考に文字を打っていく。
その1・文章だけじゃ堅苦しくて、相手に変なことを思われるかも?そう言う時は絵文字を使って明るくしよう!そして文書も明るくね!
「絵文字……」ポチポチッ
【先生へ♪今度一緒にシュークリームを作って食べませんか? 先生と一緒に楽しくおしゃべりがしたいです お返事待ってます♪ 】
「――――違うゥゥ!!こんなの私じゃぬぁぁぁい!!!」ポチッ
その2・普段おとなしい子は、凛々しくかっこいい理性に惚れるもの……つまりは王子様っぽく打ってみると良い!!
【先生へ、この前のお誘いなんだけど、喜んでお受けするよ……時間はそっちに任せてもいいかな?決まったら連絡して欲しい。君の返事を待っているよ……ナイト様?―フフッ】
「だれだぁぁぁ!!きさまは!!だれだぁぁっっ!!」ポチッ
その3・挑戦的な文章で舐められないようにするのも重要かも!!
【マッシュ・バーンデッド先生へ、お前に挑戦する。◯月◯日・午前8時、この場所で待つ。来ないのならお前の負けだ】
「なんだこの文章はぁぁぁっっ!!!?挑発的がすぎるぅぅぅっっ!!」ポチッ
ツルギは色々と打ち込んで見たがどれも酷い物になってしまう。ツルギはスマホを持ちながらのたうち回り本当にどうしようかともっと頭を悩ませる。
「うぅぅぅぅー!!!きえええぇぇっっええっ!!なんで書けばいいのかわからないぃぃぃっ!!」
ツルギはスマホを持ちながら叫び声を上げた。
「きええええっっえぇぇ……きひゃぁぁぁっっ!!!―ぁぁぁぁっっ……きゃおおおぁぁぁぁ……」ポチッ
【音声認識完了、送信されました】
「――き…ゃぉ?……―ま、待って、待って!と、取り消……………っっっ〜〜!!?」
ツルギは音声認識で送信されたメッセージを取り消そうとスマホを見る。……スマホのメッセージ画面には
【先生へ♪今度一緒にシュークリームを作って食べませんか? 先生と一緒に楽しくおしゃべりがしたいです お返事待ってます♪ 】
【先生へ、この前のお誘いなんだけど、喜んでお受けするよ……時間はそっちに任せてもいいかな?決まったら連絡して欲しい。君の返事を待っているよ……ナイト様?―フフッ】
【マッシュ・バーンデッド先生へ、お前に挑戦する。◯月◯日・午前8時、この場所で待つ。来ないのならお前の負けだ】
【きええええっっえぇぇ……きひゃぁぁぁっっ!!!―ぁぁぁぁっっ……きゃおおおぁぁぁぁ……】
ツルギが今まで打ち込んだ文字がズラッと並んでおり、それら全てがマッシュの元へ送信されていた。ツルギはこの事実に
『あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!!!』
耐えきれず発狂。
その後あまりにも騒ぎすぎたのでハスミやその他正実メンバーが心配してやって来て
「どう"し"ょ"ぉぉぉぅぅぅ!!!!」(大泣き)
「落ち着きなさいツルギ、一体何があったんですか?」
「ぜんぜんにぎらわれるぅぅぅ!!!」
「あの先生が人を嫌うなんて多分無いと思うんすけど」
「ここまで動揺している先輩も珍しいですね……写真撮っておきましょうか」
「やめてあげてください!」
ハスミ達に泣きつくツルギ、トリニティのその夜は結構大騒ぎだった。
一方その頃
ピロンッ
「……ン…?……こんな時間に誰から……ツルギさん?珍し……………」
【先生へ♪今度一緒にシュークリームを作って食べませんか? 先生と一緒に楽しくおしゃべりがしたいです お返事待ってます♪ 】
【先生へ、この前のお誘いなんだけど、喜んでお受けするよ……時間はそっちに任せてもいいかな?決まったら連絡して欲しい。君の返事を待っているよ……ナイト様?―フフッ】
【マッシュ・バーンデッド先生へ、お前に挑戦する。◯月◯日・午前8時、この場所で待つ。来ないのならお前の負けだ】
【きええええっっえぇぇ……きひゃぁぁぁっっ!!!―ぁぁぁぁっっ……きゃおおおぁぁぁぁ……】
【きええええっっえぇぇ……きひゃぁぁぁっっ!!!―ぁぁぁぁっっ……きゃおおおぁぁぁぁ……】
「――どゆこと?」
―――――――――――――――――――――
「成程……突然発狂声を送られて来た時は何事かと思いましたけど、そういうわけだったんですね。そんなことで僕はツルギさんのことを嫌ったりなんてしませんよ…………だから」
「……グスッ」
「な、泣かないでください……よすよす」
「恥ずかしい……恥ずかしいぃ…///」
翌日マッシュは何があったのか聞くため、トリニティへと訪問。そこで事情を聞きツルギを慰めた。
「シュークリーム、一緒に作りましょう」
「は、はいぃ……一応……正実の、みんなにも食べさせてあげたくて……いつも頑張ってくれている…お礼…として…」
「いいですねそれ、絶対に喜びますよ」
「けれど、その、何処で作るのですか? トリニティの調理場はちょっと立て込んでまして……」
「ふふん、実は心当たりがありまして」
「心…あたり?」
「はい。――ある一つのシュークリーム屋です」
マッシュがそう言って案内したのは、放課後シュークリームクラブがバイトをしているお店。
「いらっしゃいませ〜〜♪店内でおめしあがギャァァァァァァァッ剣先ツルギぃぃぃいいい!!?」
「なに!?」
「まさかゲヘミとゲヘコを狙って?そうはさせねえぞ!」
「正規実現委員会のトップが何故ここに?」
ツルギが中に入るや否やバイト達は大慌て、ゲヘミとゲヘコは奥の部屋へと隠れさせられ、他メンバーはツルギを警戒して銃を持つ。
「……何故ゲヘナとトリニティが共にバイトを?」
「色々訳ありでして」
「先生?」
「お久しぶり、調子はどう?」
「もう最高っすよ!…つか、なんで剣先ツルギと先生が一緒に?」
「実はかくかくしかじかで」
「それじゃあわからな」
「え?剣先ツルギと一緒にシュークリーム作りを?……すごいな先生!流石の人脈!」
「なんでわかるんだリーダー…」
マッシュは放課後シュークリームクラブに事情を説明、店長にも話をしてシュークリーム作りを手伝わせてもらう事にした。
「こ、これが……材料…だ」
「ふ、ふはは!まさかトリニティの戦略兵器がシュークリーム作りとは!は、ははは!信じられないな!」
「ゲヘナの生徒がバイトをしているということの方が信じられないぞ」
『それはそう』
「お前らひでぇぞ!!」
「私達がサポートしますので、頑張って作りましょう!」
「……助かるぞトリコ……店長、先生、よろしく頼みます」
「お、おう……」
「バッチグー」
準備を整えたツルギはさっそくシュークリーム作りを開始。例の如く店長は『これを…こうして、こうやると――こうなる!!』と壊滅的な説明でツルギに教える。
「理解した……行ける、やれます」
(いまので?)
(流石はツルギ先輩!理解能力が高い!)
(嫌な、嫌な予感が……)
「じゃ、じゃあ早速!作ってみようかな〜〜!(こええ、この子、目…怖!!)」
ツルギは調理場に立ち息を整える、他の者達は念のためマッシュの後ろに隠れる……そして
「―ッ!!」カッ!
ツルギの目がおおひく開いた瞬間、ツルギは卵を持ちそれを割る……のではなく
「キヒャッ!!」グチャッ!
『握りつぶした!?』
握りつぶしボールに入れる、そしてそこからは流れるように作業をしていく
「これを!!」グチャ!!
「こうしてぇ!!」ガン!バンッ!!ドゴッ!!
「こうするとぉぉぉぉぉぉヒャヒャヒャヒャヒャッ!!!」ザシュ!ゴスッ!ガガガガガッッ!!!
おおよそシュークリームを作っている音では無いが、ツルギは一生懸命に作った。マッシュの後ろに隠れている者達はみんなそんなツルギに震えていたが
「で……出来ました…えへへ/////」
『なんで!!?』
なんとツルギは完璧な形のシュークリームを作り上げた。マッシュ達はすぐに近づき確認。
「な、なんであの行程からシュークリームが!?」
「形もシュークリームそのもの……いやどゆこと?」
「さっきの音はなんだったの?あの骨とか金属が壊れる音は何!?」
「流石ツルギ先輩!シュークリームをこんな簡単に作れるなんて……尊敬します!」
「いや待てトリコ、おかしい、流石におかしいからツッコメ」
「味の方は……うん、シュークリームだね」
「い、いやぁ!凄いな〜ツルギちゃんは!」
「ウチらでも一週間はかかったのに」
「やっぱすげぇんだな剣先ツルギって」
「流石は先生の生徒!」
マッシュ達はツルギを褒め称える。そんなマッシュ達の言葉を聞き
「そ…そんなこと……ないで……ひゅ…」
(――――かわいいなこの【子】人)
赤面しながらそう言った………マッシュ以外のメンバーはギャップ萌えにやられた。
その後もツルギは楽しくシュークリーム作りを続ける。マッシュもどんどんどんどん作ってゆく。放課後シュークリームクラブの面々も参加、サポートをする。
「イヒャヒャヒャヒャヒャ!!!」
「楽しそうで何より」
「先生……何かを作るというのも……たまにはいい物ですね。誘ってくれて……ありがとうございます」
「いえいえ」
「………お前達も…感謝…する」
「全然いいぜ〜?なんならツルギ先輩もバイトするか?」
「……いや、ありがたいがやめておく。今は大事な時期なんでな」
「そっか、残念だな〜〜」
「………ゲヘナの生徒、お前達にも感謝する」
「お、おう」
「……まさかトリニティの生徒に感謝されるとは……トリコとトリミ以来だな」
「これがエデン条約」
「違うだろ……いや、あってるのか?」
トリニティの生徒とゲヘナの生徒が共にシュークリームを作っている。エデン条約はここにあったのだ……そんなわけはないが。
そして夕方になりシュークリーム作りは終了。ツルギは放課後シュークリームクラブと仲良くなり、店長ともいい関係になった。
「先生―誘ってくれて、ありがとうございました」
「楽しかったですか?」
「勿論…!………けど……
ズシンッ…ズシンッ……
「……作りすぎちゃって、ごめんなさい」
「まあ正義実現委員会って結構な数いるって聞きますし、大丈夫ですよ」
ツルギが張り切りすぎたせいかシュークリームは約1000個ほど出来上がり、それを詰めた箱はマッシュが運んでいる。
「――また、一緒に……今度は…ふ、2人っきりで…!」
「了解です。楽しみにしてますね」
「…///」
ツルギは嬉しそうに、マッシュと共にトリニティへと帰って行った。
その後
作りすぎたシュークリームは正義実現委員会で処理
「…………やってしまいました」
ハスミはまた少し太ってしまったそう。
次回・マッシュ君・謎のガスマスク少女と出会う
いやあの、これがやりたかったんです。本編にガッツリ絡むので……どうぞお楽しみに。
励みになりますのでコメントと評価、どうぞよろしくお願いします。
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