なんでこうなってしまったのが自分でもわかんないです……。
深夜テンションだったんだな、と思ってくださいませ。それでは本編へ……どうぞ!
ご褒美のため、自分達のために気合を入れて勉学に励む補修授業部達。
午前、午後と時間を分けて補習授業を実施、そして現在の時刻は午後。マッシュが夜食用に作ったシュークリームを皆で分けながら、勉強を死ぬ気でやっている。
「コハル、質問」
「うん……――え? 私? 私にっ!?」
「そう、コハルに、今同じところを勉強している筈だから、それで、この問題なんだけれど……」
「う、うん……」
アズサが差し出して来た問題集をおずおずと覗き込むコハル。しかしよく見てみるとその問題は自分が少し前に理解してわかった問題であり
「……あ、これ知ってる! これは確か、えぇっと、こうやって、下の所と九十度になるように、線を引いて――」
コハルは自信満々にノートを差し出すと、図解を交えながらペンを動かした。それを見てこっそり『おっ』となるマッシュ。
「そうすると、この三角形と、この三角形が一緒になるから……分かった?」
「……成程、そういう事か、理解した。ありがとうコハル、助かった。これは確かに正義実現委員会のエリートというのも頷ける」
「ッ!? そ、そうよ! エリートだもの!……も、もし何か分からないところがあったら、私に聞いても良いから、アズサは、その、特別にね!」
「ありがとう、助かる」
「あらあら……流石は裸の付き合いをしただけはあると云いますか、もう深い所まで入った仲なのですね……♡」
「ちょ、何云ってんの!? そういうアレじゃないから!?」
「うん? ハナコも体を洗って欲しいのか?」
「ふふっ、そうですね、今度は皆で洗いっこしましょうか♡」
「し、しないからっ! 絶対!」
「……僕は何も聞いてないからね」
「先生も間に受けないで!」
一緒にシャワーを浴びた、ただそれだけだと言うのに何故かそんな感じにされ、さらにマッシュには何か大きな勘違いをされたコハル。不遇である。
「あ、コハル、もう一つ聞きたい」
「ん? あ、うん、えっと――この問題は……う、うーん」
アズサが先程の問題集の一つの問題に指を刺す。それは少し難しく、コハルはその問題の解き方を必死になって思い出す。
「む、コハルも知らない問題か?」
「うーんと、これ、確か参考書で見たような……ちょ、ちょっと待って!」
コハルは自分の鞄を取り出しその中に手を入れる、そしてガサゴソと中を探り目当てのものを探り出すと、それをバッ!と元気よく机の上に出す。
「これよこれ!この参考書!」
コハルが取り出した参考書……それは
◯ダ◯◯本だった。
「?」
「?」
「!」
「!?」
それを見た皆の反応はそれぞれ違い、マッシュとアズサは見たことのない表紙の参考書だと疑問を浮かべ、ヒフミはそれが一体何なのか、凡その内容を察して赤面し。
ハナコはまさかこんな所でそんなものを目に出来るなんてと、興奮に別の意味で顔を赤らめた。
「これが参考書?」
「え、うん、この参考書――………に……えっ?」
「エッチな本ですねぇ」
「うわああぁああっ!? な、なんでっ!?」
コハルはすぐに自分の出したその本を放り投げ、教室の端へと逃げると顔を赤くしながらしゃがみ込む。そんなコハルにハナコは詰め寄っていく。
「コハルちゃん、それエッチな本ですよね? まぁ、ある意味参考書かもしれませんが、あ、今更隠しても無駄です、『R18』ってバッチリ書いてありましたよ?」ズイズイ
「ち、違う! 見間違い! 兎に角違うから! 絶対に違う!」
「………?」
アズサとマッシュはそんな二人の会話の意味が全く分からず、ずっと?を浮かべまくる、ヒフミに聞こうとしたがヒフミはすでに顔が真っ赤であり聞けそうにない。
「こ、これは違う! 違うのっ!」
「何が違うというのですか? 私の目は誤魔化せませんよ、確実にアレな事をする本でした、それも結構ハードな――トリニティでも、いえ、キヴォトスでも中々見ることが出来ないレベルの内容とお見受けしました、きっと肌と肌がこすれ合い、敏感な部分を擦り合わせ、嬌声が飛び交い理性が飛び去る様な……!」
「あ、ぅ……!」
「どうしてそのような本を持っているのですか? 確か校則でも禁止されていたと思いますが――」
「い、いや、そのっ、こ、これは本当に私のじゃなくて、えっと……えっと……!」
「でもそれ、コハルちゃんの鞄から出てきましたよね? それに合宿所にまで持って来るなんて……お気に入りなのですか? あの真面目なコハルちゃんが、あんなエッチな本を……」
はぁはぁと何故か息を切らしているハナコ、側から見たら年下に興奮しているやばい女性だ。
「……いえ、成程、そうですね、考えてみたらそんなに変な事でもありませんね?」
「え、は……!?」
「予行演習もバッチリ、つまり……合宿の為に必要なものなんですね、コハルちゃん♡」
「な、こ、これは違うんだってばあああぁっ!」
コハルはそう叫んでさっき放り投げた本を取ってその場から逃げようとした、しかしここで結構な問題が発生
「………」(18禁の本のページをペラペラと真顔でめくっている)
「っっ〜〜〜!!!?////」
「わ、わぁぁぁぁ先生ダメ!ダメです!見ちゃだめ!!」
「あら………あらあらあらあらあらあら!!♡」
マッシュが無表情でその本を読んでいた、今までR指定の本を見たことがなかったので、それがどんな本なのか純粋に気になってしまい、読んでしまっていた。
「…………」
「先生、先生、私にも見せてくれ、気になってしかたない」
「ダメです先生!アズサちゃんに見せちゃ絶対にダメですよ!!」
「先生!いかがですか?それがいわゆる〇〇〇〇本です!―男女問わず、興奮して見ずにはいられない物!それがその本です!!」
「いい加減にしないと本気で怒りますよハナコちゃん!!」
「これはチャンスでもあるのです、先生がそう言う知識を手に入れるそんな絶好なチャンス!」
「いらないのよそんなチャンス!」
「せ、先生?とにかくその本はコハルちゃんに……先生?」
ハナコは流石に、流石にそれを見たら顔を赤らめるであろうと思っていた。そして自分が少し優位に立てる……と、そんな安直な事を思っていた。
「………???」
「そんな………ばかな……」
マッシュは中身を見てもなお真顔、無表情を貫いていた。そう装っているわけでもなく本気でその顔になっていた。
「先生、中はどうだったの?」
「なんかこう……キス…?をいっぱいしてたよ。それも結構長く、息を切らしながら、大体2ページぐらいずっとキスシーンだった」
「キス……は確か…接吻だったか?あの人工呼吸の時に使う……?人工呼吸以外の意味があるのか?」
「恋人同士でするって何処かで聞いたことはあるよ」
「恋人………他には何かしていた?」
「あとは手をこんなふうに繋いだり、顔を赤くしながら服を脱いだり……あ、あとなんか『―触るね』って書い――」
『わぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!』
『!?』(ビクッとなるアズサとマッシュ)
真剣な顔でそんな会話をしていた二人の間に、ヒフミが割って入る。
『んわぁぁぁぁぁぁっっ!!!!!』パシュン!
そしてマッシュが持っていた本を取り上げすぐにコハルへと返却、そのままゼェハァと方を鳴らし、マッシュに向かって言い放つ。
「先生、今の……今見たことは、全て忘れてください!」
「す、すべて?」
「はい、すべてです!」
「そんな急に言われても」
「忘れないのであれば……力づくにでも!忘れさせます!」
「そこまでダメなことなの?」
「ダメなこと!なんです!!」
「………分かった、忘れるよ」
「アズサちゃんも!」
「わ、私もか?私は何も見てないが」
「さっき先生と話していた内容、それを忘れてください………ね!?」
「ヒフミ?キャラが違う様な」
ヒフミはパシッ!と二人の手を握りぐっ!と引き寄せ強く言う。
「お返事!!」
『う、うす』
「………ふぅ、忘れてくれるならいいんです」
「………そんなバカな」
「もう……諦めなさいよ、あの無知無知コンビにそう言うのは無駄だって」
その後、必死になって見た物と聞いた話を忘れた二人であった。
―――――――――――――――――
あの騒ぎの後コハルは事情を説明。
「成程成程…コハルちゃんは押収品の管理も担当していたからね……恐らく押収した時のまま持ち出してしまったんだね、管理する数も数だからよくあるミスだよ」
「う……うん、私、管理目録の整理とか、していたから……これは、本当にその時のやつで……」
「そう云えばトリニティの古書館の地下には何やら禁書が沢山積まれているという噂を聞いた事があります――正義実現委員会がそういったものを含めて色々と差し押さえているとしたら、何も不思議はありませんね」
「えっ、でもそうなると、これ、持ち出したら拙いんじゃ……?」
「えぇ、そうですね」
押収したものを勝手に持ち出す、これはかなりまずいことでありバレたら大変なことになる。
「……であれば、出来るだけ早く返してしまった方が良い気がするのですが、どうしましょう? 押収品とは云え、所持しているだけでも万が一、という事はありますし」
「そうだね、これが本当にコハルのモノじゃないとしても、疑われる要素は無いに越した事はない」
「た、確かに、ずっと忘れて、鞄に入れっぱなしになっていたけれど……」
「今の内にこっそり行って、バレない様に正義実現委員会の所へ戻して来るというのはどうですか?」
ハナコが何でもない事の様にそう云えば、コハルは目を瞬かせながら思わず問いかけた。
「えっ、今から?」
「はい、こういうのは早い方が良いですもの」
「そ、それはそうだけれど……」
「それならコハルちゃん、僕と一緒に行く?」
「せ、先生っ……良いの?」
「勿論、僕が一緒なら、万が一正義実現委員会のメンバーに見つかっても言い訳が利くし、何なら一緒に謝るよ。ハスミさんならきっと許してくれる」
「あ、謝るだなんて……」
過去にマッシュは、他の人に迷惑をかけた生徒を連れ、一緒に謝ったことが多々ある。今更生徒のために頭を下げることになんの不満もなかった。
「ところでコハルちゃん?」
「えっ、な、なに……?」
「――それはそれとして、もし他にオススメがあれば是非♡」
「し、知らないっ、バカッ!」
「……行きますか」
コハルとマッシュは教室を出て、正義実現委員・部室へと足を運んでいくのであった。
ブルアカ大好きになった弟先生だからでしょうか、アニメを見てて
『……ゲーム本編の行動とか言葉を色々と省きすぎじゃね?このままだと本気でアニメ先生が空気になっちまうし、キャラ達の頭がおかしいみたいになってる気がする……そこだけ、そこだけが不満かな……後は神ってるんだけど』
と言っておりました。説明不足な点は確かにあるよな……と私も思っております。とりあえず今は、ネットの意見を気にせず、全部通してみよう。そう決めました。
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