透き通る世界に拳を一つ   作:六科

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ブルアカアニメ・6話を拝見いたしました……色々と言いたいことがあるのですが、簡潔にまとめて一言にしますと……


アニメ先生『今回は遠慮しておくよ』


今回……【は】?今回はって言いましたか?これって期待していいんですよねぇ!?


それでは本編へ……どうぞ


マッシュ・バーンデッドとやっぱりいい子達

 

 

 

(……なんか、疲れちゃったな)

 

 

 

 

かなりの情報量を頭に入れたマッシュはかなり疲れており、ぐったりしていた。

 

 

これからマッシュがやるべきことはたくさんあり

 

 

 

 

 

一つ・セイアを襲撃した首謀者、それを見つけ出して叩き潰す

 

 

二つ・トリニティの生徒達を一人残らず信じ、裏切り者がいないと証明する

 

 

三つ・補習授業部の生徒達をちゃんと合格させる

 

 

 

 

 

などなど、他にも色々とある……やることが今まで以上にたくさん現れたので、マッシュは今まで以上に緊張&疲れがで始める。

 

 

 

 

 

「…お腹減った、朝作った分はみんなにほとんどあげちゃったし……まあ後ででいいや」

 

 

 

 

 

今はヒフミちゃん達の授業を再開しないと、と思いながらマッシュはヒフミ達がいる教室を開く。

 

 

 

 

 

「あっ、先生! おかえりなさい!」

 

 

 

 

教室に戻った時、マッシュを迎えたのはヒフミの爽やかな笑みだった。その笑顔を見た瞬間、マッシュの疲れメーターは90から70に減る。

 

 

 

 

 

「ごめんねみんな、遅くなっちゃって」(疲れメーター70)

 

「いえいえ、先生がお忙しいのは知っていますので」

 

「先生、ちょうど良かった……さあ、一緒にシュークリームを食べよう」

 

「あれ、みんな食べなかったの?」

 

「えーと……えへへ」

 

「?」

 

「せ、先生が来るのを待ってたのよ……な、なんか……先生がいないと、シュークリームが美味しく無い!ってアズサが言ってて…」

 

「………」(疲れメーター50)

 

「む?コハルも『……先生がいないと…なんか、物足りないわね』って言っていただろう?」

 

「なっ、ち、ちが!そんなんじゃなくて…えーと…」

 

「ちょっと冷めちゃいましたけど……シュークリーム、一緒に食べませんか?」

 

 

 

 

 

 

そう言ってシュークリームを差し出すヒフミ、アズサやコハル、そしてハナコはマッシュが来るまでの間シュークリームを食べずに、大事に保管していた。

 

自分達の先生と一緒に食べるために……そんな心遣いにマッシュは心を見事に打ち抜かれ

 

 

 

 

 

「みんな愛してる」(疲れメーター0)

 

 

 

 

 

疲れと緊張が全部吹き飛びそんな言葉を口走った。

 

 

 

 

 

「あい!?」

 

「ななななななにいってんのあんたぁ!?そ、そう言うのは段階を踏んでからであって……」

 

「あらあら♡」

 

「私も大好きだ」

 

「アズサちゃん!?―あ、いえアズサちゃんの場合は……うん、そっち(ラブじゃない方)ですよね」

 

「そっち…?」

 

「絶対……絶対に合格させてあげるからね」

 

 

 

 

マッシュは何がなんでも合格させ、みんなをハッピーにしてやる。そうまた心に誓ったのであった。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

 

 

「あっと、そうでした! 先生、こちらをご覧ください!」

 

「うん?」

 

 

 

 

皆でシュークリームを食べていた時、ヒフミはそう云ってマッシュの傍へと駆け寄り、数枚の紙を差し出した。

 

 

 

 

「先程受けた模試の結果です!」

 

「……あっ、そういえば今日は第二次補習授業部模試をやるんだった……先にやっててくれてありがとうヒフミちゃん」

 

「いえいえ……それよりも見てください!」

 

「どれどれ…………!」

 

 

 

 

 

第二次補習授業部模試・結果

 

 

 

 

 

ハナコ・八点・不合格

 

 

 

アズサ・五十八点・不合格

 

 

 

コハル・四十九点・不合格

 

 

 

ヒフミ・六十四点・合格

 

 

 

 

 

「上がってる……アズサちゃんなんて…紙一重だ」

 

「はい! 今回は本当に紙一重でした! あとたったの二点で合格点ですよ!? アズサちゃん、すっごく惜しかったんです……っ!」

 

 

 

 

そう口にするヒフミはとても嬉しそうで。然もすればその場で飛び跳ねそうな勢いと口調。

 

 

 

 

「ひ、ヒフミ! 私のも見て! 私だって、結構上がったよ!?」

 

「はい、確りと見ましたよ! コハルちゃん、前回は十五点だったのが一気に四十九点まで……伸び代では一番ですっ、凄いです!」

 

「ふっ、ふふーん! 云ったじゃない、本当は実力を隠していたんだってっ!」

 

 

 

 

コハルも鼻高々にそう告げ、満面の笑みを浮べる。彼女の点数は、四十九点。褒め称えるレベルでは無いが、初期に比べて点数はかなり上がっているので、コハル自身すごく成長している。

 

 

 

 

「……本当によく頑張ったね、お父さん泣きそうだよ」

 

「誰が誰のお父さんよ!」

 

「むしろ先生は……お兄ちゃんでは?」

 

「あ、そっか」

 

「納得しないでくれない!?」

 

「そして最後にハナコちゃんは……うん」

 

 

 

 

 

ハナコの点数は……8、ハナコの事情を知っているマッシュとヒフミは、心の中で『なぜ?』と疑問に思っていた。

 

ミカから話を聞いた後だと、なおさらマッシュはそう思う。

 

 

 

 

「最初の試験が二点、次の模試が四点、そして今回が八点ですよ?」

 

「えっ、あ、確かに点数は、その、上がっているのですが……」

 

「ふふっ、数列として考えてみて下さい――二、四、八、なら次は十六、その次は三十二……つまり後三回受ければ、合格圏内に届く筈です♪」

 

「え、えぇ……? いえ、確かにそう考えたらそうかもしれませんけれど……」

 

 

 

 

 

兎にも角にも

 

 

 

 

「皆頑張ったね、目に見える形で成績が上がっている、これなら第二次特別学力試験は大丈夫そうだよ」

 

「は、はい! この調子でしたら、思ったよりも早く目標に届くかもしれません!」

 

「うん、必ずや任務を成功させて、あの可愛い奴を受け取ってみせる、それが私が此処に居る理由で在り、戦う目的だ」

 

「え、あ、アズサちゃん!? 私達が此処に居る理由は試験と勉強であって、目的は落第を免れる事ですよ!? 目的がすり替わっていませんか……!?」

 

「ん? ……あぁ、そんな事もあったな、ついでにそれもやっておこう」

 

「ついで!? あうぅ……も、モモフレンズファンとしては嬉しくもあるのですが……」

 

 

 

 

嬉しいような嬉しく無いような…そんな表情を作りながらアズサと喋るヒフミ。マッシュは『微笑ましいですな』と小さきつぶやき二人を見ていた……

 

 

 

そんな時

 

 

 

 

「……?」

 

「あら?」

 

 

 

 

唐突に聞こえた電子音、それに皆が目を瞬かせる。それは正面玄関から誰かが入出した場合に鳴る音であった。

 

 

 

 

「来客でしょうか?」

 

「みたいですね、食材の配達は頼んでいませんし、一体……」

 

「……ちょっと見てくるよ、みんなはここで」

 

「その心配はないよ、先生」

 

「と言うと?」

 

「こんなこともあろうかと……侵入者対策に、ちゃんとトラップは仕掛けてあるぞ」 

 

「――えっ?」

 

「えっ?」

 

 

 

 

マッシュとヒフミは『トラップ……?』と頭を捻る、コハルやハナコも『トラップ…トラップ?』と同じようなリアクションをとっていた。

 

 

 

 

『し、失礼致します……あの、どなたかいらっしゃいますか?』

 

「あら、この声は――」

 

 

 

ハナコが聞き覚えのある声に反応した直後。

 

 

 

 

『きゃあっ!?』

 

 

 

発砲音と共に廊下に鳴り響く、甲高い少女の悲鳴。それにコハルは『!?』と飛び上がり、ハナコは『!』と僅かに肩を震わせた。

 

 

 

 

「よし、作動したな」

 

「あ、アズサちゃん、一体何を!?」

 

「トラップを踏んだ相手に、無数の弾幕を浴びせる……完璧な仕掛けだ」

 

「物騒すぎんのよ!」

 

「あの〜アズサちゃん?先程からずっと発砲音が聞こえるのですが……それっていつ止まるんですか?」

 

「………た、弾がなくなる…まで」

 

 

 

 

『イヤァァァァァァッッ!!!?』

 

 

 

 

「急がないとやばい」

 

「い、威力は抑えているはずなんだが……」

 

「どれくらいの威力で調節したのよ」

 

「ちょっと擦りむく…程度の…はず」

 

「とにかく急ぎましょう」

 

 

 

 

 

マッシュ達はすぐさま教室を飛び出し、アズサがトラップを仕掛けた場所へと大急ぎで向かった。

 

 

 

 

「アズサちゃん、今度からトラップを仕掛ける時は殺傷能力がないやつにしてね?」

 

「善処しよう」

 

「そもそも仕掛けないの!」

 

 

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

 

 

「う、うぅ……」

 

「だ、大丈夫ですか!? お、お怪我は……!?」

 

 

 

 

 

教室を飛び出し、ロビーへと到着した皆が見たのは、床にグデーン…となっている猫耳の修道女のような服装をしている少女だった。

 

 

 

 

「きょ、今日も平和と、安寧が……う、うぐ……あなたと共に、痛っ、あ、ありますように……」

 

「まずご自分の安寧を心配して下さいッ!?」

 

「あら、マリーちゃんじゃないですか」

 

「あ、は、ハナコさん……それに――…あなたは…シャーレの先生、ですか?」

 

「はい、立てますか?」

 

「ええなんとか……入ってそうそう撃たれるとは思っても見ませんでしたけど」

 

「す、すまなかっ――じゃなくて…ごめん…なさい」

 

 

 

 

 

アズサがちゃんと謝罪をすると、その少女は優しく微笑みアズサを許した。そして立たせた少女をとりあえず教室まで案内し、休ませた。

 

 

 

 

 

「はい、お水」

 

「あ、ありがとうございます……いや、何と云いましょうか、とてもビックリしました……ロビーの方に踏み入った途端、無数の弾幕に襲われ…あのような事に……」

 

「ごめん、てっきり襲撃かと」

 

「え、えぇと? 良く分かりませんが、特に怪我もありませんでしたし、本当にお気になさらず……」

 

「お詫びと言ってはなんだが」

 

「いえいえ!そんなことはせずとも、私はとっくに」

 

「シュークリームをあげる」

 

「なぜシュークリーム!?」

 

(((良かった、この人はこっち側だ)))

 

「お待たせしました……あれ、なんかいい雰囲気」

 

 

 

少し遅れて、弾丸を処理していたマッシュが現れた。

 

 

「挨拶が遅れてすみません、僕はマッシュ・バーンデッド、16歳です」

 

「1…6!?」

 

「お、その反応も新鮮だ」

 

「えっと……私はシスターフッド所属、一年生の伊落マリーと申します、一応年下ですので、気楽にマリーと…」

 

「じゃあマリーちゃん」

 

(いきなりちゃん!?)

 

「マリーちゃんはどうしてここに?」

 

「………本日は補習授業部の白洲アズサさんを訪ねて此方に参りました、伺った所、此処にいらっしゃると聞きまして」

 

「うん、私?……私にシスターフッドの知り合いはいないぞ?」

 

 

 

 

まさか自身が目的だとは思わず、アズサは首を傾げる。

 

 

 

 

「はい、実は先日アズサさんが助けて下さった生徒の方から感謝をお伝えしたいとの事でして――諸事情あり本人が出向けない為、私がこうして代理を」

 

「感謝……? 悪いけれど、身に憶えがない」

 

「恐らくアズサさんにとっては、何て事の無い出来事だったのかもしれませんね、しかし、当人からすればとても有難い事だったのだと思います――その、クラスメイトの方々から、いじめを受けてしまっていた方がいらっしゃいまして……その日もどうやら突然、校舎裏手に呼び出されてしまったのだと聞きました」

 

「え、えぇっ……!?」

 

「いじめ!?」

 

「……トリニティでいじめ…か」

 

「…っ」

 

 

 

 

 

マリーの言葉に、補習授業部の面々が声を上げる。特にコハルは眉を吊り上げ怒気を隠さない。ヒフミは、怒りよりも戸惑いの方が強い様子……ハナコは嫌悪の表情を浮かべ、マッシュは怒っているかのような雰囲気を出していた。

 

 

 

 

「――私達も、その方から相談を受けて漸く知ったのですが……呼び出されてしまった日に、そこを偶然通りかかったアズサさんが彼女を助けてくださったとの事です」

 

「そ、そうなんだ……アズサ、凄いね」

 

「ん――そういえば、そんな事もあったな、ただ数にモノをいわせて弱い対象を虐げる行為が目障りだっただけだ」

 

「それでも助けたんでしょ?大手柄だ」

 

「………」

 

「しかし、その後アズサさんに怒られた方が、正義実現委員会と連絡を取られて……どこで情報が捻じ曲がったのかは分かりませんが、何やら正義実現委員会とアズサさんの間で大規模な戦闘に発展してしまったとか……」

 

「そ、そう云えばアズサちゃん、初日に正義実現委員会で……」

 

「連行されていたね、確か」

 

 

 

 

 

マッシュがそう話すと、マリー以外の全員が初日の光景を思い出す。確か拷問されても口は割らないとか何とか口にしていたな……あとシュークリームに魅了されたのもその日だな、と

 

 

 

 

 

「そうしてアズサさんが催涙弾の倉庫を占拠し、正義実現委員会を相手にトラップを駆使して三時間以上交戦を続けたと――」

 

「そ、それって、やっぱりあの時の事じゃん!?」

 

「うん、何がどうあれ売られた喧嘩は買う、あの時も弾薬さえ不足しなければもっと長く戦えていたし、もっと道連れも増やせた」

 

「み、道連れですか……」

 

「正義実現委員会のみんなを相手に、長く戦える……その時点ですごいな」

 

 

 

 

 

正義実現委員会はトリニティに於いて戦闘のプロと云っても過言ではなく、マッシュのその強さも把握していた(マッシュが強すぎて周りが空気になってしまうのは内緒)

 

 

 

 

「それで、その方が報告を兼ねて私達の元を訪れて下さり、アズサさんに感謝をしたいと……ただ、学園内では見つけられず、此処に辿り着いたという次第です」

 

「……そうか、だが別に特別感謝される事でもない、結局私も最終的には捕まった訳だし」

 

「つ、捕まったのは余り関係ないんじゃ……」

 

「む、しかし敵に捕まっては元も子もないだろう」

 

「いや、何でそうなるのよ……」

 

「――それに気の毒だけれど、いつまでも虐げられているだけじゃ駄目、たとえそれが虚しい事であっても、抵抗し続ける事をやめるべきではない」

 

「……そうかもしれませんね、その言葉、確りと伝えておきます」

 

 

 

 

 

アズサのその言葉にマリーは優しく微笑みマッシュは感心する。

 

 

 

 

「アズサさんは、暴力を信奉する氷の魔女……そんな噂がありましたが、やはり噂は噂ですね」

 

「うん……?」

 

「ふふっ、それはそうですが、アズサちゃんは意外と氷の魔女らしいところもありますよ? ほら、他の方からするとちょっとだけ表情も読みにくいですし♪」

 

「むっ、そんな事はないぞ、ハナコ」

 

「あー、でも、確かに、いつも仏頂面だし」

 

「む、む……? そう、だろうか……それを言ってしまったら、先生だってそう」

 

「あ、確かに……先生っていつも無表情だもんね」

 

「そういえばそうですね」

 

「笑った顔とかあんまりみないけど……もしかして先生、そういう顔ができないとか?」

 

「失礼な、笑顔くらい作れるよ―」

 

 

 

 

マッシュは顔を補習授業部のみんなに見せながら

 

 

 

 

「ほら」ニコッ

 

 

 

 

笑った顔を見せた、それはかなり前、アビドスで見せた爽やかな笑顔であった。

 

 

 

『!!!?』

 

「……そんなに驚くこと?」シュン

 

「戻った…!」

 

「あれが、あれが先生の笑顔………待って欲しい、脳が…おかしくなる」

 

「先生もちゃんとした笑顔をお持ちなんですね♡」

 

「え、えっと!素敵な笑顔だったと思います!―ただその……慣れないなー…って」

 

「そんなに……笑顔が珍しい…?」

 

 

 

 

マッシュの笑顔を初めてみた補習授業部達、けれど彼女らは少し安心していた…何故なら、マッシュも心の底から笑えると、わかったのだから。





アニメのせいでモチベが下がったと言う意見もある中、我が弟は




『兄者、俺、ホシノ先輩の鯨になろうと思ってるんだ。そして永遠にアビドスを守るんだ』(真顔)



とか言い出すくらい、ブルアカにハマっております。私は楽しめればそれでいいので、モチベは一向に下がりませんね……この小説も。



今回のアニメの作画、すごくなかったですか?……けどこの後の回の作画がちょっっと心配です。


励みになりますのでコメントと評価、アンケートのほども!どうぞよろしくお願いします。

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