百話到達、ありがとうございます!!二月から始まって……もう六月に入りますね……時の流れ早く無い?
これからもどうぞ、この作品をよろしくお願いします!
タイトルは、頑張ったでしょうのしょうを賞に変えた物になっていまして、つまりは頑張り賞のような物です。誤字ではありません。
さーて、ここからシリアスが加速していきますよ〜……ミカさんとの戦闘なんですがね?
皆さんゴジラ対キングコングって知ってますか?多分あれぐらいめちゃくちゃになります。
そして今回は短め!!てことで、本編へ…どうぞ!
「という事で、約束通りモモフレンズグッズの授与式を始めます!」
「――ッ!」
そう宣言した瞬間、準備していた大量の縫い包みを教室へと持ち込むヒフミ。アズサの目が分かり易く輝き、反対にコハルとハナコの表情が引き攣り、マッシュは未だに濡れタオルを顔を押し付けている。
「あはは……」
「………」
「さぁ、どうぞ! 皆さん好きな子を、欲しい子を自由に選んで良いんですよっ!」
「なるほど、となると……むむっ!」
「えっと、私は謹んで遠慮しますね……」
「わ、私も……」
「あ、あうぅ、そう、ですか……」
コハルとハナコはわかりやすく断り、アズサはわかりやすく何を貰うか必死に悩んでいる、その時の彼女の目は結構本気。
「ど、どうしよう、私は……私は……! だ、駄目だ、この中から選ぶなんてそんな難しい事……! あの黒くて角の生えたのも良いし、眼鏡のカバも……!」
「か、カバではなく、ペロロ様は鳥なのですが……」
「どうすれば……このどちらかを選ぶなんて、私には……」
「スビッ、今までに無いほど悩んでるね」
「先生……そうだ、先生!ヒフミ! 二人が選んでくれ!」
『え?』
悩み、悩み抜き、それでも尚決められないという判断をしたアズサはマッシュとヒフミに選んでもらうと言う選択をとった。
「わ、分かりました! えっと、スカルマン様と、ペロロ博士ですよね……強いて選ぶとすると――」
「こっちはどう?」
そんなアズサの願いを聞きとげ、マッシュとヒフミは真剣に何を渡すが考える、正直何を選んでもアズサは喜ぶのだが、せっかくならと二人は色々と考えた。
そして選んだ結果
「…これだね」
「はい!―アズサちゃん、こちらの、インテリなペロロ博士でどうでしょうか!?」
「……! よし、じゃあこの子にするっ!」
ヒフミがペロロ博士の方を取り上げると、アズサが大きく頷き、ヒフミから縫い包みを受け取った。今までずっと我慢してようで、手にした瞬間アズサは力強くその人形を抱きしめる。
「実は、このペロロ博士は物知りで、勉強も出来るという設定なんです、まさに今、お勉強を頑張って、凄い成長をしている真っ最中のアズサちゃんにぴったりかなと!」
「なるほど、そうなのか!」
「ちょ、ちょっとだけ勉強をし過ぎて、おかしくなっているという裏設定もあるのですが……」
「そ、それ大丈夫なの……?」
「意外と設定しっかりしてるんだね……」チラッ
マッシュはチラッとインテリペロロ様の表情を見るが、とても大丈夫とは思えなかったし、可愛い…というのは少ししか思わなかった、なぜなら
⎛ಲළ൭⎞໒
これだから……もう一度言おう
⎛ಲළ൭⎞໒
これなのだ。マッシュは『好き嫌いは人によって違うもんね』と割り切り、デザインについて公言しないようにしていた。
「――うん、気に入った!」
そう云って縫い包みを抱きしめるアズサ、そんなアズサの前でインテリペロロ様のデザインについて話すのは野暮というものだろう。
「ふわふわで、本当に可愛い、好き、えへへ……」
いつにも増して可愛い笑顔を見せているアズサ、そんなアズサの表情を見たマッシュは一言。
「仰げば尊死かな」
「先生!?」
「………はっ、僕今凄いこと言わなかった?」
「ええまあ……結構なことを言いましたね」
「最近変なんだよね、僕といえば無口無表情キャラなのに」
「自分のキャラに自覚があるのはどうなの…?」
そうツッコむコハルに『それも個性ってことで』と諭すマッシュ。
「ありがとう、ヒフミ、これは一生大切にする!」
「あ、ありがたいですが、そこまで言っていただけるとちょっと吃驚してしまいますね……!? ですが、私も嬉しいです、それはアズサちゃんがやり遂げたからこそですよ」
「うん、それでも同時に――友達から貰った、初めてのプレゼントだから」
そう呟き、抱えた人形をもっと強く抱きしめる。アズサにとってこれは、ただのプレゼントではないのだ。
友達からの贈り物と言う、大事なプレゼントだった。
「これからはこのカバの事を、ヒフミだと思って大事にするから!」
「そ、それはちょっと恥ずかしいですね!? あ、あとカバではなくペロロ様は鳥でして……あっ、そうだ、先生!」
「ん?」
「先生もお選びになられてはいかがですか?」
「…え、僕?僕模擬試験とか受けてないし、合格もしてないよ?」
「確かに先生は模擬試験を行っていません……けど、先生はここまでいっぱい、いっっぱい頑張ってくれましたよね? これはいわゆる―頑張ったで賞という感じです!」
そう言ってペロロ様やスカルマンなどの人形を手に取りマッシュの方へと持っていく。
頑張ったで賞、その賞はマッシュにもふさわしいものであり、もらって当然のもの。
「私達のために、ずっと、ずっとありがとうございます!」
「さ、最初はへんな人だって思ったけど……なんだかんだ言って頼りになるし…勉強も、あの資料のおかげでわかって来たし」
「毎日疲れているのに、毎朝私たちにシュークリームを作ってくれたり、笑わせてくれたり……ふふっ、いつも頑張ってくれていますよね?」
「まだ模擬試験に受かっただけだが……私は先生に感謝している、先生のおかげでシュークリームに出会えて、楽しいこと……幸せ…?というのもわかって来た」
「……………僕は…君達の、役に立ててるのかな、この試験の結果も、みんなが頑張ったから『そのみんなの中に』」
「先生も入っているんですよ?」
「…!」
マッシュは過去の記憶を振り返る、過去にマッシュはヒナやフウカなどに『頑張ってる』や『頑張っていないわけがない、胸を張ってください』と言ったことがある……自分で言ったその言葉が、まさかブーメランで帰ってくるとは、マッシュは思っていなかった。
「だから、どうぞ、先生!」
「頑張ったで賞……か」
マッシュはスカルマンを手に取り、胸に寄せる。自分は頑張っていた、その自覚が人形を抱き寄せた瞬間に芽生えてきた。
「………ありがとう、みんな」ニコッ
『―!』
「頑張ったで賞……ありがたく受け取るよ」
自然な笑顔とまではいかないが、マッシュは小さく優しい笑顔を見せた。
まだ全てが終わったわけでは無い、まだ試練は残っている――改めてマッシュは確信する。
裏切り者なんていない……と。
―――――――――――――――――――――――
……コツ、コツ…コツ
「……………」
薄暗い廊下、そこで一人の大人……ゲマトリアの黒服が何か考え事をしながら歩いていた。神秘を探究するため、ありとあらゆる手段をとるゲマトリアの一員……だが今は、別のことを考えていた。
(やはり……やはり理解ができない、ただの人間が……ただ鍛えただけの人間が、あんな恐ろしい肉体を手に入れられるわけがない)
それはマッシュのあの肉体についてだ、いくら異世界にいたとは言え彼は人間……なのに何故?何故あそこまでの肉体を?と黒服はあの地獄のトレーニングの後からずっと考えていた。
(………まあ考えるだけ無駄ですか、あの方の肉体は私程度では到底理解ができない構造でしょう)
マッシュの肉体の秘密を探るのはやめよう、そう決め別のことを考え始める……その別のこととは
(ベアトリーチェ……ククッ、彼女があそこまで怒りの感情を先生に向けているとは…)
それはかつてマッシュに話した、ゲマトリアの構成員、ベアトリーチェと呼ばれる者についてだった。
(………まあ、たとえあの方が先生を殺そうとしても、返り討ちに会うだけ―)
『黒服……ここにいましたか』
「!――ククッ、これはこれは……お久しぶりですね――ベアトリーチェ」
スッ…と暗闇から一つの影が現れる。何処か恐怖を感じ、どこか安心するような、そんな声色の…女性。
黒服がマッシュに警戒しろと言った相手…ベアトリーチェ、彼女が黒服の前へと現れた…………
「―――ククッ…クククッ、まるで…死にかけの老婆のようですね」
「次その言葉を口にすれば、同じような目に合わせますよ…黒服」
頭や腹、足などに包帯を巻き、プルプルと震えながら杖をついてる状態で。
「――どうして…私が……このような目に!」
「ククッ……心中、お察ししますよ」
ベアトリーチェに何があったかは、今後また分かります……お楽しみに。
話は変わってしまうのですが、最近シンフォギア✖︎マッシュ君っていう謎のクロスオーバーのお話が思いついているのですが……正直自分では書けそうにないです………シンフォギア側の設定が超難しいので。
あ、シンフォギアを知らない方へ、シンフォギアはいいですよ(露骨な宣伝)
励みになりますのでコメントと評価、どうぞよろしくお願いします。弟先生と妹先生の反応はもう少しお待ちくださいませ。
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