運転手転生~異世界いったから旅をする~   作:TSっていいよね

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あらすじを少し変更しました



運転手、魔法陣を彫る

 

やぁ。我が名はリィリル、元運送企業で働く旅行が趣味の一般トラック運転手。

今は倉庫から適当な石板を5枚、ついでに何かの魔法陣を見つけてきたところさ。

 

 

さて、倉庫から帰ってきたわけだが、もう一つ謎の魔法陣を見つけたんだよね。

んで何で謎かと言うと、これ石板に彫られてるんだよ。だからコンロらしき物にあった魔法陣と違って、見た目からどういう魔術なのかがさっぱり分からない。

 

あ、でも一つ分かったことがある。やっぱり石板に描き写すっていう俺の案は間違ってなかったんだなって。

うん、それだけ。

 

 

 

よし、それじゃあさっそくコンロらしき物にあった魔法陣を石板に写していく…前にもう一つの魔法陣に魔力を流そう。これがどういう魔術かによって研究する優先順位が変わってくるからね。

 

 

そういうわけで石板の魔法陣に魔力を流し込んでいく。

すると魔法陣が淡く光り、この石板を中心としてドーム状に透明の壁が出現する。

 

 

おお!もしかしてこれって防御魔術ってヤツ!?相手の 攻撃を まったく 受けない、連続で 出すと 失敗しやすい的なアレ!?

…本当に防御魔術的なやつなのか確かめるためにちょっと触ってみよ~。

 

そうして若干興奮気しながら、その透明の壁に人差し指で触れてみる。するとしっかりと固い感触が指に当たり、この透明の壁がいわゆる防御魔術であることが立証される。

 

スゲー!!これでどんな攻撃を防げる!!フッフッフ…当たらなければどうという事はない…!

 

 

……あれ?俺って体が勝手に再生しやがるから、元々攻撃を喰らってもどうという事なくね?

もしかしてこの魔術、俺が使う意味ないのでは?というか魔力使う分マジでゴミでは?この魔術。

 

 

………はい。

 

防御魔術なんて無かったんだ。なぁ、そうだろう?そうだと言ってくれよ。

 

 

 

 

はぁ……よし、それじゃあさっそくコンロらしき物にあった魔法陣を石板に写していこう!

まずは予定通り大きく描き写そうか。

大きく写す目的である出力は、多分大きさの倍率分上がるくらいで、めちゃくちゃ上がるとはではないと思うけどね。

 

 

そうして俺は、コンロらしき物の魔法陣をじっくり見ながら石板を彫っていく。

これが思ってる以上に難しい。まず、彫る物が石板だから力を結構入れることが必要で、キレイな曲線を彫り辛い。それに都合上、オリジナルの魔法陣をそのまんま彫るんじゃなくて、それ全体を見本も無しに大きくしなくちゃいけない。

大きくするのが難しいなら下描きをしろって思うかもしれないけど、その下描きも意味がない。前世じゃ当たり前のように出来ていた『写真を撮って拡大して紙に印刷する』っていうことがまずできないからね。完全に感でやるしかない。

 

今並べたこれ全部を正確に出来る人がいるならホントに尊敬するわ。

 

 

まぁ…つまりどういうことかって言うとね?盛大に失敗しました。

見てよ俺の彫った魔法陣、線がガッタガタ過ぎるでしょ。しかもパッと見ただけで分かるくらい、明らかに魔法陣の外枠が不格好な楕円形だし。

本っっ当に大失敗かましました。悔しい…

 

 

さて、くよくよしても何も進まない。反省タイムを始めよう。

取りあえず思ったのが、もっと力付けなきゃなって。さっきも取り上げたけど、石板彫るのにマジで力が必要なんだよ。その上でキレイな線なんて本当に無理。

 

だから、これから1年くらいかけてスラスラ彫れるくらいには筋肉付けようと思う。1年間毎日しっかりと筋トレすれば流石にキレイな線を彫れるくらいになれるでしょ。

あと魔術メインで戦う予定だけど、ついでに近接戦闘もできるようになるし一石1.5鳥よ。

 

 

そんじゃあ今日はもう寝る。明日からはひたすら筋トレだから、いっぱい休まないとね!おやすみ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やぁ。我が名はリィリル、元運送企業で働く旅行が趣味の一般トラック運転手。

今は半年にわたる筋トレの成果をこれから確かめるところさ。

 

 

さて、そんなわけで筋トレをやり始めてから半年が経った。

筋トレ知識がほぼ0の俺でも、半年間狂ったようにやり続けていればそれなりに筋肉が付くようで、今の俺の体が女で、しかも子供だから筋肉質な見た目にはならなかったけど、体脂肪もしっかり落ちてかなり健康的な体型になっている。

無論、純粋なパワーも半年前に比べたら大違いだ。きっと今ならリンゴを素手で破壊できるね!……俺の腕がカイ○キースタイルなら。

 

 

因みにこの城に筋トレ器具なんて物はなかったから自重トレーニングメインで、たまに適当な重い物をベンチプレス変わりに上げ下げしてたんだよね。

そして一番キツかったのは、どんな筋肉への負荷よりも重い物を倉庫から探し出すことによる精神への負荷だった……マジであの倉庫にもう入りたくない。

 

 

 

閑話休題。

 

 

 

はてさて、それじゃあ力試しをついでに、石板に魔法陣を彫ってみようか。もちろん最初は試し彫りで、失敗しても良いように半年前に失敗した石板でね。

 

 

そうして、俺はぐちゃぐちゃな魔法陣が彫られた石板を机に敷いて、それに適当な金属のナニカを突き立てて線を彫っていく。丁寧に、慎重にゆっくりとキレイな線を彫るように心掛けて。

 

そうして彫った線と、半年前に彫った線を比べると一目瞭然。明らかに今彫った線の方がキレイな線になってる。

今彫ったヤツは魔法陣じゃないただの線だからどうにもならないけど、これなら魔法陣として機能しそう…!

 

 

 

そんなわけで無事に試し彫りも終わったし…いよいよ本番のコンロらしき物の魔法陣を彫っていこう!どんどんぱふぱふ~!

 

 

それじゃあ始める前に確認だ。

何も彫られてない真っさらな石板の枚数は四枚。ただし、これから彫るヤツが失敗したり、何か改良の必要が出てくる可能性がある以上、真っさらなな石板の残量が二枚以上の内に成功したい。

つまりどういうことかって?失敗は許されないってことだよ……ッ!!

 

 

さて…!変に勿体ぶっても良いことないってばっちゃが言ってたし、緊張のせいで手が震えてきちゃったけど、さっそく彫るか…!

あ、これは本当にばっちゃが言ってたことだからね。

 

 

そして手の震えが収まったのを確認してから、石板に魔法陣を丁寧に、慎重に、されど勢いを失わない程度に素早く彫っていく。勢いを失えば、今彫っていく線、特に円や弧等の曲線がぐにゃりと歪んでしまったり、全体的にガタガタになってしまう。

そこで逆に勢いを付け過ぎれば、あらぬ方向へと線が伸びていってしまい、魔法陣としての効果が恐らくなくなってしまうだろう。だからそこの調整が本当に難しいのだ。

 

そんな調整を長いこと続けてやっと魔法陣が彫り終わった。本っ当に長かった…いやまぁ、時間的に言えば全然長くないんだけどね。心労とかそういう感じでとんでもなく長く感じたんだよ。

 

 

 

そんな感じで出来た魔法陣は、キレイな線ばかりで歪んだところは見当たらない。それにしっかりと元の魔法陣よりも二回りほど大きくなっている。

見た感じ大成功に見えるけど、まだそれが本当かは分からない。そう、魔力を流して見ないとね。

 

ということで俺は右手を自作の魔法陣に触れて、緊張で手がブルッブル震えながらも魔力を流し込んでいく。

すると魔法陣が淡く光り、その中心にメラメラと燃える小さな炎が浮かぶ。

 

……あれ…?オリジナルの方とあんまり変わってなくない…?………ちょーっと待ってね…?

 

 

今フリーの左手を使って、コンロらしき物の魔法陣に魔力を流し込む。

すると魔法陣が淡く光り、その中心にメラメラと燃える小さな炎が浮かぶ。

 

……なんということでしょう。匠の手によって彫られた自作の方とオリジナルの方とで炎の出力が全く変わってないではありませんか。まるで今までの努力が水の泡のように消えていくようです。キレイですね~………

 

 

ちくしょうっ!!!!今までの時間は何だったんだよっ!!!!ちくしょうっ!!!!

 

 

 

 

 

その日はいつもの1.5倍は寝た。不貞寝さいこー!…さいこー……

 

 

 

 

 

 


 

ここから先は作者が一人で喋ります。そういうのが苦手な方は飛ばしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい。今回短くなったのでここまでの話の補足説明タイムにします。

 

と、その前に今話の一部について謝罪を。

主人公が「明日から筋トレ」といって一気に半年経過したのは、筋トレなんてしたことが無い貧弱作者が、筋トレ描写を書くのは大変だったのでそこをカットしました。申し訳ない…

 

 

 

さて、それじゃあ本題に移って主人公の前世について。

 

まず主人公の前世は特にこれといった悲しい過去もなく、特別羨ましい人生でもなかった一般成人男性です。

それにいわゆるオタクだったなんてこともなく、サブカル文化はそこまで知りません。知ってるのはポケモンとかそんくらいです。

あと当然ルーデウスの前世である無職の男と同じ時代の人間なので、ここ10年くらいに出てきたネタを出さないように気を付けます。もし出しちゃっても温かい目で見てくれると幸いです。

 

そして付き合ってる彼女はいました。プロローグを含めず数えて一話の『眠り姫』に地の文にだけ出てきたのは非情に残念ながら空想の存在ではありません。

 

だからこそ前世に未練たらたらの破滅願望野郎になっちまったんですね。

どうしてこうなった。

 

 

因みにここ初出の設定は多分本編に出てきません。出てきたとしてもせいぜい本当に彼女持ちだったってことぐらいです。

 

 

 

あとタグに『キシリカ・キシリス』と『バーディガーディ』付いてるけど全然出てこねぇじゃん!って思ってるかもしれませんが、作者の中では『あの二人なら10年くらいまでは平気で留守にする』という謎の確信があります。解釈違いならすいません。作者の解釈耐えてください。

 

 

それでこれを書いていて思い出した割とどうでもいい設定あるんで、ついでに書いときます。

 

まだ体が2歳で真面に生活出来てないような年齢のときから親がどっか行ってて、その日のご飯も用意出来ないんじゃないのかってことなんですけど、キシリカと違ってリィリルはかなり純度の高い不死魔族なので飢えでは死にません。

お腹は減るし、栄養不足で成長が遅くなるんですけどね。

 

 

 

 

さて、これにて補足説明タイムを終わります。

これで4076文字になりましたのでね。それでは。

 

 

 

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