ダンジョンで飯を食うのは間違っているだろうか? 作:超高校級の切望
リリウスのIF
ダンジョンニシヲモトメルノハ
分岐点 両親を嵌める際、それまでに両親が一度でも親らしい事をしていた場合突入するルート。
一瞬の気の迷いが足を鈍らせリリが死亡。片腕も失う。
タナトスに拾われて改宗。地上すべての生き物を殺し尽くして転生を止める為に動く。
「リリウスちゃんはさ、よくそんなスキルがあって、生まれないことが救済と言う割に死なせる事を酷いことしてると思えるよね」
「死ぬことが酷くねえなら、そもそも死を消そうとなんてしねえよ」
特殊スキル【
人類種殺害時経験値大幅増幅
人類種敵対時、人類種殺害数に応じ全能力小域増幅
人類種に対して攻撃力増幅
殺人衝動
因みに人類種に含まれるかはしらないけど神の子供ではあるので精霊も対象。エニュオの秘策は起動させたが最後、柱全部竜含め持ってかれる。
ダンジョンデモトメルノハ
分岐点 リリウスの両親嵌め殺しがバレた場合突入するルート。
あぶれ者に手を差し伸べるで有名なディオニュソスに拾われる。27階層の悪夢にて真っ当に生き残りフィルヴィスを発見。
フィルヴィスの正体をディオニュソスにも隠し続け、フィルヴィスがリリウスに依存。求めまくる。晴れて2人は結ばれる。
「お前がいれば何もいらない。お前の為なら神でも、ハイエルフだって殺してみせる。だから、離れないで、嫌わないで、捨てないで………」
リリウスにやれと言われれば何だったりするし、嫌がればやめるし、リリウスが馬鹿にされたらキレる。実はリリウスがディオニュソスを嫌っていると気付いてリリウスの為に………。
ダンジョンニチカラヲモトメルノハ
分岐点 ザニスがもう少し利口でリリに手を出さず異端児を秘密にした場合突入するルート。
【イケロス・ファミリア】を捕らえ買い手を聞き出し旅に出るも、タイミング的にアフロディーテと出会わない。
恩恵の更新がないのでエニュオも精霊は見送り。Lv.7のまま帰還。帰ってくるまでにリリウスを支配できるよう手を打とうとしたザニスによりチャンドラ共々リリが死亡。逃走劇で被害を広げソーマも追放。
アイズ、ベートを誘い【フレイヤ・ファミリア】に入り超実力至上主義になる。フレイヤは監禁、ヘイズは過労死寸前、アレンはイラつき団員は毎日ボッコボコついでに人質。【フレイヤ・ファミリア】が一番悲惨。
「強さで女神の横に立つんだろ? なら這いつくばってねえでとっとと立て」
ロキ・ファミリアと違ってアイズを巻き込めないので怪人とエニュオが破局。
アイズは普通に【復讐姫】、ベートは魔法を使う。
異端児に関してはアイズは力で黙らされている。
ダンジョンデヒビカスノハ
血だらけの教会をリリウスが自分で片付けた場合突入するルート。
翌日教会で寝るリリウスとアルフィアが再会。大抗争までの6日間毎日朝だけ共に過ごす。
リリウスがアルフィアを地上で殺せてしまう代わりにランクアップがリリウスだけで、『大最悪』によりアストレア・ファミリアが半壊。
「跪けオラリオ。英雄は此処にいない。だから、俺達が世界を救う」
『最後の英雄』となる為にオラリオを出ず最終的に異端児と共にオラリオを掌握。ついでに精霊の分身達の魔石は特記戦力の餌に。
ダンジョンデドウケルノハ
フィンが気まぐれで路地裏に足を運び同族の兄妹を見つけた場合突入するルート。
【ロキ・ファミリア】に所属。大抗争前に闇派閥を壊滅させる。ただし世間に知られている戦いによる撃破数と実際の闇派閥死傷者の数は合わない。闇派閥が作戦時何故か数を揃えられないので正規派閥が勝ち続ける。
フィンの影。
「君程頼りになる同族は居ないよ」
「ふざけた事を。ただの道具だ」
本質をお互いに理解しているので2人だけの時は驚くほど会話が少ない。リヴェリアに教育を任せると回避可能。エニュオは何も出来ない。
『神の宴』。その名の通り神々が集まる会合。
『
主催する神はガネーシャだ。『
「良く集まってくれた皆のもの! 俺が『神の宴』の主催であるガネーシャだ!!」
「引っ込めガネーシャ!」
「アーディたんにやらせろー!」
「アーディちゃーん!」
「え、私ですか?」
給仕として仮面をかぶって動き回っていたアーディは男神や女神の言葉にでは、と壇上に上がりコホンと咳払い。
「みなさーん! 今日は来てくれてありがとー!!」
「「「いええええええい!!」」」
「今日は神々の皆さんに、頼みたいことがあるのー!」
「「「なああああああにいいいいいい!?」」」
「3日後に迫ったフィリア祭、皆手伝ってくれるかなー!?」
「「「いいともおおおおおお!!」」」
「ありがとー! 皆さん、大好きー!!」
「「「うおおおおおおお!!!」」」
「それじゃあ皆、お姉ちゃんが来たから私は逃げる!!」
壇上を降り駆け出すアーディ。それを追いかけるシャクティ。神の悪ノリに乗せられた妹を折檻に行くのだろう。でも協力的になってくれたから結局小言を少し言うだけだが。
「相変わらずだな〜、神々は」
と、ヘスティアはその光景に呆れていた。しかし手だけは長持ちする料理をタッパーに詰めていく。
「………何やってるのよ貴方は」
「むぐ?」
ついでに味見をしていたヘスティアは聞こえてきた声に振り返る。それはヘスティアが求めていた
赤い髪の麗人………鍛冶を司る1つ目。鍛冶の女神ヘファイストスだ。
「ヘファイストス! よかった、探してたんだよ!」
「何よ、言っておくけどお金はもう1ヴァリスも貸さないわよ」
「し、失敬な!」
実はヘスティア、下界に降りたばかりの頃ヘファイストスの世話になっていたのだ。そしてそのままファミリアを作ることせず食っちゃ寝して追い出されてる。
でも今回は本当に頼みがあるのだ。
「ソーマ様は『神の宴』に参加しないんですか?」
「
チャンドラの言葉にソーマは作った酒の味見をしながら返した。
「ところで、下が少し騒がしいな?」
「リリウスの奴がダンジョン利用した処刑方法を紙に纏めてるらしく、自分が標的なんじゃと皆ビビってるんで」
「……………処刑なら自分でやるだろ。きっと、誰か育てる特訓メニューだ」
「ソーマ様はその冒険者に死ねと?」
「じゃあ始めるぞ」
「は、はい!」
ベルはとても緊張していた。実はベルは英雄譚がとても好きなのだが、現代の英雄については何も知らない。世界的に有名なはずの【ロキ・ファミリア】も【フレイヤ・ファミリア】もオラリオに来るまで知らず、自身に修行をつけてくれるというリリウスが世界最強だと今日ギルドで知ったのだ。
「あ、あの………どうして、僕を……」
「スキルの検証と、飯の借り…………後、俺はお前の血縁を……」
「血縁? もしかして、おじいちゃん?」
「…………………」
その反応からして知らないのだろう。そして、あの女はベルの存在については知っては居たようだが………。
「お前の爺は知らん。そいつについても話す気はない」
そう言って進み、訪れたのは6階層。
本来冒険者は一つの階層を攻略してから次に進むべきなのだが………少なくとも半月の新人が来るところではない。
「こ、ここでどうするんですか?」
「待ってろ、今呼ぶ」
「呼ぶ?」
リリウスの言葉にベルが小首を傾げ、シャバラとシュヤーマが前足を器用に使い耳を塞ぐ。
「わぅ!!」
ビリビリと階層中に響きたわたる咆哮。殺気も敵意も込めず、ただ規格外の声量で放たれた大声。
階層中のモンスターに人間がいる方向を知らせる。突然、響く足音。
「え? え? あ、あの…………」
「貸してやる」
と、リリウスはベルに短剣を渡す。
「モンスター斬れば体力を少し回復してくれる
「え? いや、ちょっと………待って!?」
「来るぞ」
足音は地響きに変わり、現れる大量のモンスター。
「死にますって!!」
「死なせないから大丈夫だ。まずは生と死の境界を見極めなければ、限界なんて知れねえだろ」
「じゃ、じゃあこの後は限界ギリギリに!?」
「限界以上でやるから、死ぬ気で限界超えろ。300回ぐらい」
「げんかいの意味とは!?」
さっさといけ、とモンスターの群れに飛び込まされるベル。爪が、牙が、角が………怪物共の恐ろしい命を奪う器官が迫る。
師事する相手、間違えたかも!!
「だいぶ傷が増えてきたな。そろそろ限界か」
「……………!!」
その言葉にようやく終わるのだと安堵するベル。
「シュヤーマ、回復させるぞ」
地獄はまだ始まったばかりだった。