ダンジョンで飯を食うのは間違っているだろうか?   作:超高校級の切望

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竈の女神

因みに原作第一巻時点のIFリリウスと本編リリウスの強さは

 

本編>ヒビカス≧チカラ>シヲ≧ドウケル>モトメル

 

ただし殺し合いの場合人類特攻持つシヲが本編とほぼ互角。何でもありならディース姉妹や闇派閥を犠牲にオラリオ完全壊滅後、超バフ状態で本編の片腕奪って死ぬ。愛する者がもういないからね。

うん、人殺すほど強くなるスキル持って都市一つ壊滅させて片腕だけって流石ブラフマーストラ使い。

 

指揮能力は

 

シヲ>ドウケル>チカラ>ヒビカス>モトメル>本編

 

 


 

 

「こんにゃろー!」

 

 ヘスティア 渾身 の ドロップキック!

 リリウス に 0 のダメージ!!

 ヘスティア は 床に落ちた

 ヘスティア は 42 のダメージ!

 

「か、神様!!」

「うおぐぅぅぅ!」

 

 後頭部を押さえ呻くヘスティア。

 小さいとはいえ助走をつけたヘスティアのドロップキックが全く効いていないリリウスはジャガ丸くんをムシャムシャ食べてる。

 

「僕はベル君を鍛えてくれると聞いて送り出したんであって、処刑させるために送り出したんじゃないぞ!」

「…………?」

「君の修行内容がどう見ても処刑法だって言ってるんだよ!」

「…………ベルは生きてるぞ?」

「くそう! 認識が違う! これが、世界最強!!」

 

 死んでなければ危険じゃない、と。そりゃ、危ない目に遭わせるなと言った後リリウスの言葉に何の嘘もない訳だ。

 

 ていうかベル君より少し上の子供がそんな経験したってマジ? そりゃ世界最強にもなるだろうけど、元最強の小人族(パルゥム)で同胞の英雄今アラフォーだろ。何してんだ。

 

 と、リリウスの暴挙に怒りながらも家庭を守る竈の女神として子供の現状に唸るヘスティア。とりあえず頭を撫でておく。

 

「でも、今後こういうのはやめてくれマジで。続けるんだったらベル君との師弟関係は解消させる」

「か、神様……でも、リリウスさんが鍛えてくれなかったらきっと生きていませんでした」

「むむむ………!」

 

 ベル達を襲った食人花は強かった。弱点である魔石が口に存在するのに噛みつき攻撃とかしてくる変な生態だったけど、それでもシルバーバックを一方的に殺せる強さだ。ヘスティアの与えた武器に、リリウスが鍛えたステイタス。そのどちらが欠けてもベルは此処にいなかった。

 

「うん。そうだね、そこは………ベル君を鍛えてくれたことは、ありがとう。でももう少しこう、何と言うか…手心というか」

「ヘスティア。追い詰めねば本気で覚えない」

 

 う〜ん、修羅。

 知り合いのタケミカヅチが極東は修羅の国とか言ってたが、多分リリウスみたいなのが沢山いるんだろうなあ。

 

「解った………解ったよぉ。ベル君も納得して、結果も出てるなら文句は言うけど止めはしない」

「文句は言うのか」

「殴りかからないだけ温情なことしてると気づけ!!」

 

 まあ殴ったところでヘスティアの拳が痛くなるが。

 

「でも、これだけは言っておく。君はベル君の師匠なんだから、君自身が危ない目に遭ってベルくんの面倒を見れないっていうのはなしだ」

「……………」

「ああ、もう! 心配になるから危ないことはしないでね!!」

「…………お前は、アフロディーテに似てるな」

「え、処女神(ぼく)性愛の女神(アフロディーテ)と? 彼女、嫌いではないけど、すごい複雑なんだけど」

 

 

 

 

 ダンジョン18階層。モンスターの生まれぬ安全階層(セーフティポイント)

 中層に存在するその階層は上級冒険者ならたどり着くことはそれほど難しい訳では無い。

 

 Lv.2が数名いればLv.1だってこられなくはない。当然恩恵を持つ彼等は荷物持ちとして最適。

 数多の資材を持ち運び、そこには街が作られていた。

 

 冒険者達の宿場街。魔石、ドロップアイテムの換金、アイテムの売買………管理組織がないのを良いことに法外な値段で取引され、中には違法なアイテムを取り扱う店もあるならず者の街(ローグタウン)

 

 当然宿も法外な値段だが、その男はまさかの貸し切り。下層の魔石を大量に渡され、こんな儲けをと改めて見れば女連れ。

 

 男女の睦み合う声など聞きたくもない宿の主はケッと吐き捨て酒を飲みに行った。

 

 男は纏っていた全身鎧(フルプレート)を脱ぎ、女が脱ぐのを待つ。

 

 女も服を脱ぎ、艶めかしい肉体を露わにする。

 陽の光も知らぬかのような白い肌に、燃える炎のような赤い髪が背を流れる。

 

 男は思わず息を呑む。豊かな双丘に、なだらかな臀部。腰は高く、指先まで細い。歓楽街でも滅多に見ない……見つけても高い極上の肢体。

 

 男は女の細腕を掴みベッドへ引き倒した。

 

「なんでこんなに綺麗なのに顔を隠しているんだ?」

「お前みたいな男に絡まれないためさ」

 

 興奮する男と裏腹に女声は冷淡であった。肌と肌を重ねる男女とは思えぬほどに熱に差がある。

 

「さっきの話だが、何の依頼を受けたんだ?」

「……ああ、変な依頼だったな。30階層に行って……理由のわからないもん回収してこいって。おっと、これは極秘だった。聞かなかったことにしてくれ」

「そうか………」

 

 女の細い指が男の肌を撫でながら首元まで這う。そして、絞めた。

 

「!?」

 

 突然の行動に反応出来ず目を見開く男。女は無感動に男の首を凄まじい膂力で絞めていく。

 

「!!」

「がっ!」

 

 男の拳が女の頬に叩き込まれる。空間を揺さぶるような轟音が響き、女が揺らぐ。

 

「っお、あああ!!」

 

 呼吸を最低限。息を吸い込み、男は拳を叩き込む。

 

「ちっ」

 

 数発喰らいながらも、女は倒れない。男の猛攻を受けながらもバックパックを奪う。

 

「生憎、30階層で取ってきたもんは俺は持ってねえよ!」

 

 先の会話からして女の狙いはそれだろうと男は叫ぶ。

 

()()()、なめんじゃねえ!!」

 

 男の名はハシャーナ。

 【剛拳闘士】ハシャーナ・ドルリア。3大派閥が一つ、【ガネーシャ・ファミリア】所属のLv.5。二つ名が示す通り、冒険者の中でも殴り合いに特化した男である。

 

 この後騒ぎを聞きつけた街の住人に、ボコボコにされた姿を発見される。生き残れただけ、幸運だろう。

そろそろ200話。みんなは何が読みたい?

  • シヲモトメルノハ【タナトス】
  • モトメルノハ【ディオニュソス】
  • チカラヲモトメルノハ【フレイヤ】
  • ヒビカスノハ【ゼノス】
  • ドウケルノハ【ロキ】
  • 勇蹄再演【バロール戦】
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