ダンジョンで飯を食うのは間違っているだろうか? 作:超高校級の切望
因みにロキ、フレイヤとリリウスが戦う場合、まず咆哮で第2級以下を戦闘不能。
毒風でLv.5や耐異常の低いLv.6(ヒリュテ姉妹とか)を戦闘不能。
残りを力で蹂躙する。
ヘイズ辺りは第2級だけど狂信で咆哮に耐えると思うけど毒食らって回復も追いつかないのでそこでアウト。
まあぶっちゃけ殺しありならブラフマーストラ2、3発撃てば全部終わるけどね。
階層主は複数人で挑むのが大前提。
Lv.4の階層主は、つまりLv.4の集団を蹂躙しうる力を持っている。
一つの派閥のみで倒した場合その派閥は『
因みに代表として【ロキ・ファミリア】が
さておき、格上の階層主に一人で挑むのは自殺行為。
それを行ったのはオラリオで3人。
1人目は【
2人目は【
3人目【剣姫】アイズ・ヴァレンシュタイン。Lv.5時、対象はLv.6ウダイオス。
リリウスを除けばレベル差は1。それが普通だ。いや、普通ではないけどギリギリ理解できる範囲の筈だ。
もとより格上の
そんな事をするのは冒険者ではなく。愚か者………なのに、なら……あの光景は何だ?
「【ファイアボルト】!!」
「グオオオ!!」
怪物の咆哮が響く。轟音を立て森の一部を破壊し、破壊を回避した冒険者が放つは紅の雷鎚。
片腕、片足、片目を奪われているとは言え、それでも絶大な力を持つゴライアス。それに冒険者になって半年すら経っていない少年が正面から戦っている。
漆黒の腕が振るわれる。大気が歪み、吹き荒れる風は嵐の如く木々や小石を巻き上げる。
巻き込まれればLv.2の冒険者を挽肉に変える破壊の嵐を、ベルは拳を振るい掻き消した。
「………あの白い光、強化か」
「だろうね。あの一度消え、間隔が空く。あの威力………おそらくは
魔法も、拳も、疾さも、あの白い光が灯った後は明らかにLv.2どころか3すら超えている。
だが、明らかに疲労が強まっている。
僅かな隙をつきポーションを飲んでいるが、大きな力には当然代償を支払っているのだろう。
「攻めきれない」
あの
「…………ベル」
山吹色の妖精が胸の前で手を組み、切なげに彼の名を呼ぶ。
危険だ。
勝てるわけがない。
死ぬかもしれない。だけど………
「これが、ベル君の『冒険』なんだね………」
彼の主神は目を逸らさない。
ベルの目には恐怖が宿っている。それでも、戦っている。
攻撃を回避し、防ぎ、前へと進む。
彼は今『冒険』をしている。それを邪魔する者は、『冒険者の
「ベル………頑張って」
だから、アイズも見守る。英雄へと至らんとする少年を。
「…………戦ってやがる。あんな、化け物と」
モルドが呟く。生意気なだけのクソガキ。何かズルをしているに違いない新人………そう思っていた少年は、岩の欠片が当たった額から血を流し、地面を叩く衝撃にボロくずのように吹き飛ばされながらも戦意を衰えさせない。
「オオオオオオオオオ!!」
ゴライアスの咆哮が響く。攻撃ではなく、王の喊声。
集うは階層中のモンスター。リヴィラ、【ロキ・ファミリア】の冒険者達にも殺到する。そして、当然ベルにも。
「グオオオオ!!」
「っ!?」
背後から襲いかかるバグベアー。熊に似たモンスターの爪は、当然本物の熊よりも遥かに強い力を持つ。
「くっ!」
ベルが体を回転させる。白い蛇が絡みつくように残像を残しバグベアーの周りを回る。
無数の切り傷から血を噴き出し倒れるバグベアーを迫るモンスターに向かい投げつけた。肉塊が生まれた。
「うわ、ベートみたい!」
「ああいう戦い方もするのね、あの子」
「!!」
ティオナの言葉にアイズはハッと振り返る。実はアイズ、ベルが憧れている冒険者がいると聞いたのだが何故かそれをベートと勘違いしているのだ。どっちも双剣スピード型だし。
「さすがに数が多いな」
「…………!」
「あ、アイズ!?」
まず最初に飛び出したのはアイズ。ベルへ向かっていたミノタウロスの群を吹き飛ばす。
「よーし、アタシも!」
続いてティオナ。マッドビートルが消し飛んだ。
「俺達も続け!」
と、ヴェルフと桜花達も駆け出す。
「良いのかい、リリウス君」
「アイズとあのアマゾネスならベルの冒険の邪魔にならないだろ。【スギノコムラ・ファミリア】ども程度じゃ『ベルの冒険』じゃなくならないし」
「知らないファミリアだ」
リリウスはあくまでベルの試練となる強いモンスターと戦わせたいだけだ。
でも今の光景にちょっと懐かしさ。ヴリトラの前世であるアンフィス・バエナの時も混沌としていたっけ。何時か
と、モンスターが襲ってきたので凍らせる。
神であるヘルメスとヘスティアを守る為に氷の壁を作り出した。中層のモンスター程度には破れない強度だ。
観戦していた連中も、モンスターの対処に回り始めた。【ロキ・ファミリア】は気絶した団員も守りながらなので、救援の余裕はない。
「グウウ……!」
騒がしい周囲を苛立ったように睨むゴライアス。その隙を逃すベルではない。
「【ファイア──】」
「!!」
己の身を何度も焼いた白兎の声に反応するゴライアス。
「【──ボルト】!!」
「?」
放たれたのは、ただの炎雷。その身を傷つけるに至らぬ脆弱な炎。一瞬の動揺。僅かに緩めた腕の隙間から胸をえぐろうと迫る、白い光を纏った小石。
「!!」
超大型級に有るまじき反射速度で体を逸らすも回避しきれず体が大きく抉られる。
魔石への直撃こそ回避したものの、剥き出しになる紫紺に輝く核。
迫りくる白兎。その光景を見ていた冒険者達の殆どがベルの勝利を確信した。
「ゴヒュ、ガハア!!」
地面を叩くゴライアス。その反動で体が持ち上がる。
抉られた胸の中で、魔石を守る筋肉や骨より先に肺と周辺の筋肉、最低限の動かすための骨を優先して修復。邪魔な骨に包まれていない肺がパンパンに膨れ上がる。
「オオオオオオオオオオオ!!」
「っ! 【ファイアボルト】!!」
放たれる轟雷の如き咆哮。迫りくる破壊の音。魔石を砕くために溜めていた光を即座に魔法を放つ。
押し負ける。大盾を持って割り込む桜花ごと吹き飛ばされるベル。
敵が居なくなったゴライアスは凍りついた傷口を引き千切り
「ベル君!」
「………終わりか?」
ベルには早すぎる試練だったか、とゴライアスを見るリリウス。さっさと終わらせて………
「いいや、まださ」
と、ヘルメス。
「俺に任せてくれ。ベル君を起こしてくる………彼を奮い立たせる言葉を知っているんだ」
「……………必要なさそうだぞ」
リリウスはベルがふっ飛ばされた方向へと駆けながら、魔法を召喚しようとしている山吹色の妖精を見つめながらヘルメスの拘束を続けた。
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