ダンジョンで飯を食うのは間違っているだろうか? 作:超高校級の切望
「俺が、現場監督のガネーシャだああああああああ!!」
「ガネーシャ様うるさい!」
「何でついてきたんだあの
「ほら、城が修繕必要だと、工事するから工事監督って………」
「シャクティ団長でいいだろ」
「暇なんだろ」
「暇なんだろうな」
「
ベルに与えられた修行期間は1週間。
移動も考えれば、5日といったところか。
リリウスはそこをアイズ達に任せた。彼女達がやりたいと言っていて、アイズの師事はベルにとって特別となるからだ。
結局、ランクアップは逃していたし。
「でも良いの? ベル君、君にも鍛えてほしかったと思うけどなあ」
「アポロンには一応、借りがある」
オリンピアでの借りが。
だから眷族の命も見逃した。尤も、到着が遅れ教会に傷一つでもついていたらそいつは殺したが。
「それにヒュアキントス程度には勝てねえと……」
「程度って………【
それも、ステイタスを極めつつある。
万全なら兎も角、ティオナとの連戦、不意打ちで両腕負傷していたあの時のバーチェよりは強いだろう。
ベルの成長の糧になったら礼に竜の壺に連れて行ってやろうか。
「ベルの目標はまずLv.6だからなぁ。それでも来る厄災には足りねえが」
「う〜ん、私達も耳が痛いや…………」
種目は攻城戦で、ベル達は攻める側。どう考えても不利だが、まあ
「シャクティとアーディも来るか? 今60階層が面白いことになってて、ぶち抜いて61階層に行くとムカデの群れが居るんだ」
全部Lv.7という
オッタルもオッタルであと少しでLv.8だけど、恐らく痛み分けとなったバロールとの決着を己の試練とステイタスが定めたのだろう。
いや、むしろリリウスにもいい試練になるか?
「なんか一歩間違えれば都市が滅びかねないことを考えている気がする」
「気の所為だ……………ん?」
スンスン、と鼻を鳴らすリリウス。次の瞬間、消えた。
アーディとシャクティ以外にはそう見えた。残る第一級は一瞬揺らぎが見えた程度。
「おいリリウス!」
「どうしたの〜?」
シャクティが慌てて追いかけ、アーディも続く。
他の団員はどうすれば、と顔を見合わせる。
「………取り敢えず、私達はアグリスに向かうぞ」
まずは宿を取らなくては。
イルタの言葉に同意する一同。そもそもあの3人なら、滅多なことなど起こるまい。
「一応………マバーラ、連絡員として残れ」
「モダーカです。了解!」
「…………土の匂い」
そこに転がるは人
潰され、千切られ、砕かれた人間が唾液で固められた肉塊。装備からして、盗賊の類か?
腐臭の中に漂うのは
「追いついた〜。って、なにこれ!?」
追いついて来たアーディがその光景を見て顔を青くする。シャクティは槍を握る手に力を込め周囲を警戒する。
「人、だよね? モンスターに襲われた?」
「食った後吐き捨てたな…………食うことが目的じゃなくて、殺すことが目的?」
それにしては、違和感。
相当でかいだろうに、潰すでもなく食うことに固執しているような?
食っておいて消化できないから吐いたような………チグハグな違和感。
「……………!」
ズシン、と大地が揺れる。即座に構える冒険者達。
木々の奥に、それは見えた。
「…………なに、あれ」
「巨人………」
大型級……いや、超大型級の巨人の群。恐ろしい顔のゴライアスとは方向性の違う醜悪な顔がいれば整った顔立ち、普通の顔立ちながら表情がふざけているような物まで様々。
「来るぞ」
ズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシンズシン
地面を揺らす足音を響かせ走り出す巨人。
テチテチ走る者もいれば、腕を伸ばしてグルグル走る者、腕をピタリと脇に付け走る者、何か時折回転ジャンプする者など…………。
パリッとリリウスの腕が紫電を放ち、筋肉と神経を刺激する。
放たれるは斬光。巨人の群を切り裂いた。
「………え、終わり?」
「………………いや」
シュウウウと巨人の死体から蒸気が立ち上る。そして、起き上がった。超再生? 漆黒種のような………それにしたって規格外。
「っ! 一度撤退だ、あの数、近くの街が襲われかねない!」
実際盗賊は襲われているし、モンスター同様人を襲う存在ではあるのだろう。
「殿」
トン、と一瞬で巨人の肩に移動するリリウス。頭を蹴り砕き、頭部がなくなった巨人の胸を蹴りつける。
モンスターなら魔石を砕いて終わりだが…………
「チッ。やっぱ殺せねえか」
やはり再生。
蒸気の奥から飛び出してきた腕がリリウスを叩く。ダメージはないが空中に投げ出される。
空中に投げる、というのは案外理にかなった対処法だ。力も速さも、空中では何の意味もなさない。
尤も、リリウスが相手でなければだが。
「…………」
人の気配に導かれるように移動しようとした巨人の首に巻き付く黒い鎖。
張り詰めると同時に首が飛んだ。
「…………死んだ?」
今度は死んだ。骨すら残らず、灰すら積もらずその場から消えた。
「……………」
後ろから迫る14メートル巨人の頭を砕く。やはり、再生。
首を切る。
再生。
背中を抉る。
再生。
「…………ここか」
項から後頭部にかけて縦1М、幅10C。
大きさに関係なく、たとえ首を落とそうとここに傷をつけていなければ無限に再生する。
因みに肉質はスカスカな上に、口の中で直ぐ蒸気に変わる。
無限の食料にはなり得ないようだ。味は土。項は………人。
「知性はなし………なんだコイツら?」
「何って、巨人だろう」
ジイイ! と独特の音を響かせ、何かが巨人の肩に突き刺さる。
紐だ。何かを引っ張り、道中に居た全ての巨人の項を削ぎながら紐が刺さった巨人を殺す。
巨人が崩れる前に別の巨人に新たな紐が刺さり、接近からの処分。
「!!」
リリウスも釣り針を操り巨人の体を駆け抜け殺していく。
巨人を殺すことに手慣れている男は変わった形の剣を向けながらリリウスに問いかける。
「それで、てめぇは何者だチビ」
「…………ああ? てめぇこそ、歳の割にチビだろチビオヤジ」
リヴァイさん
ダンメモだと強すぎるからか他のキャラとのやり取りがないまま合流した人。
エイプリルフール、皆が見たい嘘は?
-
バーサーカーリリウス(/Zero)
-
英雄派リリウス(ハイスクールD×D)
-
冒険者リリウス(このすば)
-
死に戻らないリリウス(リゼロ)
-
魔物リリウス(ガッシュ)相棒エピさん