ダンジョンで飯を食うのは間違っているだろうか?   作:超高校級の切望

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サポーターを探せ

因みにヘイズにどうだったか聞いた場合

 

「キス? ええ、まあ。内臓が吸い出されそうな恐怖味わうアレをキスと思えるならどうぞ」と言われる。本人達的にはあれはキスではない。捕食だ。

 

シル「おかしいですね、ちゃんとレシピを見て作ったのに」

 

『気になるあの人もこれでイチコロ! 恋人がいようと落とせる激ウマチョコ〜心を縛る魔法の味〜』なお作者はモテない女神とその眷族達。ドチャクソ呪われた本。

 

シル「つまりこの本のせいでチョコに命が宿ったんですね!」

 

モテない怨霊「知らん…なにそれ…怖」

 

ンチャナクハラハラ

謎の寄生生物。ンチャナクハラハラモーイと鳴く。

チョコレートの色をしているが匂いは夏場の岩みたい。見た目は蛸。骨がある。内臓はない。粘液は少し甘い。自分から腹に入ることはないが放置してると食べてほしそうに見つめてくる。厳密には寄生する気はなく、消化され栄養になることを夢見るチョコ(?)。本人はチョコを自認している。もう意味がわかんねえな、この言葉。材料の一つ『色違いウーズの体液』の影響か胃酸を中和してしまい、結果的に寄生するような形をとる。リリウスの腹の中で溶けた。味はリリウス曰く『もう一度喰うか1日断食なら迷いに迷った挙句仕方なく喰う』味。

 

恋人がいようと落とせる激ウマチョコ

ダンジョンでとれる材料を使い作られるチョコ。モテない女神達は材料を揃えることが出来なかった。材料もあってたはずなんだが。本はリリウスにより食われて処分された。

 


 

 さて、時は少し遡る。

 帰りの遅い春姫とリリを心配したベルはギルドに向かう。

 

「え、朝の内に終わってる?」

「はい、記録では【ヘスティア・ファミリア】の納税は午前中に処理されています」

「じゃあ、リリと春姫さん………【ファミリア】の団員はもう帰ったってことですか?」

「申し訳ありません。其処までは、私共も………」

「あ、そうですよね………すいません、ありがとうございます」

 

 二人で帰りがけに買い物にでも出かけたのだろうか? と疑問に思いつつもそれならばと帰ろうとするベル。と………

 

「………なあ、聞いたか? レンドラーの奴が行方不明らしいぞ」

「またかよ………あいつも上級冒険者じゃねえか」

「最近多いよな………まあ、よくあることっちゃあ、よくあることだが………」

「ダンジョンを飯の種にしてんだ。そのへんは仕方ねーよな」

 

 そんな不穏な会話が聞こえてきた。

 

「…………冒険者が行方不明? 流行ってるのかな? 明日は我が身っていうし、決して他人事じゃないけど………」

 

 遠征も近く、なんだか不穏だな。そう思っているベルの下へやってくるギルド職員達。

 

「クラネル氏。先程お尋ねいただいた件ですが、小人族(パルゥム)狐人(ルナール)のサポーターを見かけたという職員がいました」

「あ、本当ですか? わざわざありがとうございます」

 

 冒険者がギルド職員にお礼をいう。エイナの様なモテるギルド職員ならともかく彼女達相手には珍しい。可愛らしい美少年にして大躍進中の少年冒険者。もとより高かった好感度がさらに上がる。

 

「それで、リリ達は何処に?」

「それが………今朝方バベルを降り、ダンジョンに向かったそうです」

「! ダンジョンに…………?」

 

 Lv.3のリリならノエルもいるし中層でだって問題ないだろうが、碌な装備もせず? 慎重なリリらしくもない。何かあったのだろうか?

 

 心配になったベルはダンジョンに向かう。そして時は進み

 

 

 

 

「成る程、派閥の人達を探しに…………でもLv.3もいるとはいえ、遠征前の多少の稼ぎならもう少し上にいるのでは?」

 

 近々行われる決戦に備えて鍛錬していたレフィーヤと偶然遭遇したベル。上級冒険者は位階が上がるほど、地上での鍛錬は難しくなる。特に高火力の魔道士ともなれば。とはいえこの広い迷宮でピンポイントに出会えるのは2人の深い縁なのかはたまたベルの『幸運』か。

 

「リヴィラの街で、2人が更に下に降りる姿を見たって………」

「う〜ん。正直、冒険者の感覚としては眉唾ですけど………私も探してみます」

「い、いいんですか? でも、それなら一緒の方が………」

 

 第2級とはいえここは迷宮なのだし。

 

「ライバルに手の内なんか見せませんよ。それに、噂されたら嫌ですもん」

「噂? どんな?」

「そ、それは………だから…………」

 

 と、その時だった。

 

「ベルさん!」

「えっ………レイさん!?」

「こんなところで会うなんて! お願いです、力を貸してください! ウィーネが!」

 


 

情報力の暴力の時間だオラァ!

 

「そもそも『満たす媒者達(アンドフリームニル)』の仕事が増える主な原因は身の程知らず共が格上に挑んで大怪我するからだ。戦闘技術、ステイタス、後やる気も考慮して偏見で分けた戦闘力組み分けに沿ってあたれ」

「ふざけたことを抜かすなチビ。自分(テメェ)と同じぐらいの相手と戦って、強くなれんのか!」

「? しても強くなってないだろ、お前等」

 

 ヴァンの言葉にリリウスはとても不思議そうに首を傾げた。

 

「格上に挑むなとは口が裂けても言えねえが………心配はかけてもいいが迷惑はかけるな」

 

 リリウスの脳裏でアフロディーテやアストレアが『心配もかけちゃ駄目よ』と注意してきた。

 

「格上に挑むなら事前に申請。自分でポーションか、治癒師(ヒーラー)用のマナポーションを揃えろ」

「それを揃えんのが落ちこぼれどもの仕事だろうが!」

 

 男は吹き飛び外壁に突き刺さる。神々のいう壁尻だ。

 

 

 

「兎に角稼ぎが猪どもがフラッと潜って稼ぐってのはどうなんだ。それで派閥の維持どころか蓄えが出来るのはいいが、じゃあ日がな1日殺し合ってるだけのお前等の価値はなんだ? フレイヤを楽しませる? 今あの仮面女ベルしか見てねえぞ。つまり無価値、騒がしいだけのゴミ」

「なめるな、矮小な小人族(パルゥム)風情が!」

 

 エルフの女は顎を砕かれ外壁を超えて外に落ちた。

 

「先立っていったポーション代はテメェ等が稼げ。ローテーションを組んで殺し合い組とダンジョン稼ぎ組に分ける」

「そんな暇はない。女神の寵愛を受けるべく」

「だから、あの仮面女はベルしか愛してねえだろ。今のお前等はあれだ………稼ぎもねえ、仕事もねえ、派閥に引きこもる。神々のいうニートだニート」

 

 

 

 

「戦う戦士が減ったから『満たす媒者達(アンドフリームニル)』も分けて調理担当と回復に分けるぞ。取り敢えずこれレシピな。温めりゃいいから朝はもう少し寝てていいぞ」

 

 【ヘルメス・ファミリア】製冷蔵魔道具(マジックアイテム)使えば夏場でも問題ない。これを機に数日分の料理を保存可能な冷蔵、冷凍室を作るべきかフレイヤに打診するか。

 

 

「で、猪? なんでこの程度を今までやってこなかった」

「……………ミアの代から続く伝統が………」

「お前はミアじゃねえしせめてミア同様ヘイズ達手伝ってから言え」

 

 

「取り敢えず今出来る調整は終わった。後は増えた稼ぎで外部から出前を取る日も増やしていくぞ。『満たす媒者達(アンドフリームニル)』達の休息は………今のところ料理組になった時空いた時間しか用意できねぇな。調整には少し時間がかかる」

「気にしないでくださいリリウス様」「休めるだけ奇跡のようです団長様」「寝る時間が増えるのって最高ですよ団長」「抱き枕になってください団長」「ちくわ大明神」「今のところって先を考えてくれるだけでフレイヤ様の次に愛してます団長」「誰だ今の」「まだ疲れがのこってる人がいます団長」

「団長じゃないがな」

 

 

 

「「「………………………」」」

 

 リリウス、ヘイズ、オッタルはふと思う。

 

(なんで他派閥で団長みたいなことやってんだ俺)

(なんで団長じゃないんでしょうあの人)

(何故俺は他派閥の子供に団長としての信頼を奪われている)

 

 

リリウス(フレイヤファミリアVer)

本人曰く竈門に火が灯るまでの暇潰し。ベルの鍛錬が足りないと判断すると幹部達をこれぐらいやれよとボコす平団員。女神を徹底的に無視してる。曰く「今叱っても意味がない」

恒例、100話区切りの特別編

  • リリウス、グルメ時代に立つ(トリコ)
  • マクールの竜退治(幼年期の冒険)
  • 迷宮偶像(アイドル)
  • 平行交差(原作時空)
  • 問題児たちがオラリオに来るそうです
  • リリウスは使い魔(ゼロ魔)
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