ダンジョンで飯を食うのは間違っているだろうか? 作:超高校級の切望
久々の前回のあらすじ!(大嘘)
妹と同じ学園になるために受験を見送ったリリウス・アーデ。リリルカも15歳になり、国立魔法大学付属第一高校に通うことに。
首席で入学したリリウスであったが、妹を馬鹿にしたクラスメイトに事故で退学してもらう事にしたリリウスであったが、入学早々テロに巻き込まれ!?
アーデ兄妹の学園生活、どうなってしまうのか!?
リリウス
本来のスペック(頭脳面)を存分に発揮できる学生。魔法は脳で使うからね。見ただけで魔法式を解析し模倣、簒奪、分解が可能。実はとある存在のクローン。達也と仲がいい。シスコン
リリルカ
筆記は悪くなかったが実技がいまいち。知識はあっても感覚が追いつかなかった。ブラコン
達也
リリウスと趣味と話のランクが会う友人。シスコン
深雪
感情を司る部分を演算領域に書き換えることなく分解を使えるリリウスがちょっと嫌い。ブラコン
アルフィア
リリウスの養母。肉体面が心もとないリリウスを限界を百度ほど超えさせることにより鍛えた。超強力な干渉力で自身の周囲の魔法を一方的に消し去る『静寂の魔女』。
ベル
リリウスの義弟になるね。此奴なら間違いなく七草双子をおとせるぞ。
エピメテウス
リリウスの友人。情報そのものに燃焼の情報をつけ足す魔法で再現も解明も不可能なBS魔法師。分類としてはパイロキネシス。
マクール
リリウスのオリジナル。その容姿で相手を油断させ殺すと言うコンセプトで作られた人造魔法師一族の突然変異。超強力な自己強化のBS魔法を所持しながら魔法式を見ずとも魔法の結果から式を逆算し使用可能。二つ名は『略奪者』。
マクールが編み出した魔法。魔法、起動式、CAD、魔法師の演算領域の順に干渉し相手の魔法力そのものを麻痺させる精神干渉魔法。出力を上げれば8割の確率で相手の魔法師としての人生を終わらせる。マクール以外じゃリリウスとアルフィアにしか使えない。
「うんしょ………うん、しょ」
ウィーネが力技で、ノエルが凍らせ冒険者を捕らえる緑肉を破壊していく。
「ノエル、どうしよう…………」
「うん、と………ケガなら、なおせるけど。みんな、疲れてる」
それもこの数ともなれば…………今はリリの契約精霊であるノエルでは大したことは出来ない。リリウスが力をくれたら別だけど。
「この人たち、何で捕まってたのかな?」
「魔力をうばってた」
そして、奪っていたなら当然使い道があるはずで……。
「っ! ノエル!」
最初に気づいたのは文字通り人並み外れた五感を持つウィーネ。
ウィーネの視線の先で壁が膨らみ、巨大な食人花が現れる。
目はないが、それでもノエル達を睨んだのは解る。ここで、このタイミングで生まれたのは偶然ではないのだろう。
「ノエル、逃げて!」
逃げてと言いつつウィーネは食人花の前に立ちはだかる。戦う気だ。
「ウィーネ! あれ、ウィーネより強いよ!」
「………こわくても、だれかを守りたい、って」
「え……?」
「自分が痛くても、悲しくても………誰かを守りたい! ベルを見てね、わたしもそう思ったの!」
「ウィーネ……」
「わたし、ベル達とまた一緒に暮らすって約束したの! だからわたしも、強くならなくちゃ! ベルみたいに、誰かを守れるように!」
しかしウィーネの決意を嘲笑うかのように無数に現れる食人花の群れ。
「よく吠えた」
「チッ」
その群はリリウスとベートによって殲滅された。
「俺もヤキが回ったもんだ。バケモノを見逃すどころか助けちまうなんて」
「回るも何も、ベートのそういうとこ昔からあるだろ」
「降りろ」
最後の食人花を蹴り砕いたリリウスは反作用で後ろに飛びながらベートの肩に着地する。文句を言われたので降りた。
「あ……」
「ノエル!」
「ウィーネ様!」
「リリ!」
「春姫!」
ノエルにリリが、ウィーネに春姫が駆け寄り抱きしめる。
「打撃が効かねえのが相変わらずうぜぇ………
「もぐもぐ。こいつ、ばぐ。そんな特性あったか?」
食人花の死体を食いながらリリウスは疑問を口にする。ただの打撃耐性などリリウスの前では意味をなさない。神々に言わせるところの『レベルを上げて物理で殴る』を地で行っているのだ。
「また派手にやらかしたのお」
「もう、二人とも急に駆け出してどうしたの?」
「おせえぞジジイ、セレニア!」
「急に駆け出したのはそっちだろうに。しかし状況を見るに………どうやら娘っ子どものことをしっかり気にかけておるようじゃな」
そういうガレスも殿をしてくれていた。ちょうど彼等も襲われていたのだ。
「うぜえ笑み浮かべてんじゃねえ! 蹴り飛ばすぞ!?」
「……………………」
じ〜っとベートとガレスを眺めるウィーネ。
「なんだテメェ………? ああ、そうか。テメェはあの時の
「これ、チョコレート、あげる!」
と、満面の笑みでチョコを渡すウィーネ。
「……………はああ!?」
「大丈夫だよ! これは、ベルたちにあげるほんめーじゃなくて、ぎりだから! ぎりをあげれば、みんな嬉しいんだって! だからハッピーバレンタイン! 助けてくれてありがとう!」
「「「……………………」」」
ベート、セレニアだけでなく春姫とリリも固まってしまう。そんな中、ガレスが笑い出した。
「…………くっ、ははははは! こいつはいい! モンスターからチョコを貰う機会など、そうそうあるものではないぞ! しかも義理チョコとはなあ! ティオナ達がここにいれば、笑い転げていたことだろう!」
「うるせえ、クソジジイ! 黙りやがれー!」
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