ダンジョンで飯を食うのは間違っているだろうか? 作:超高校級の切望
【リリウス・アーデ Lv.9→Lv.10
力∶A876→000
耐久∶SS1208→000
器用∶A877→000
敏捷∶S994→000
魔力∶S987→000
捕食者C
悪食C
強食C
毒牙D
咆哮E
治力D
鍛冶G
育成F
不死身I
《魔法》
【】
【ラーフ・シュールパナカー】
・変質魔法
・
・詠唱式【月を喰らい太陽を飲め暴食の化身。首となっても歯を突き立てろ。
【サンサーラ・マンダラ】
・神懸魔法
・二元論
・詠唱式【オン・マカボダラ・ヴィーラ・ソワカ・ノウボウ・タリ・タボリ・ハラボリ・マカヴィーラ・ロハ・ウン・ケン・オン・バザラ・ダト・バン・ナウマク・サマンダ・ボダナン・アビラウン・ケン・ジンバラ・ハラバリタヤ・ウン・マハヴィーラ・ラーマーヤナ】
《スキル》
【
・
・強者を食らうことによりステイタス成長速度向上
・食事による回復
・常に飢える
【
・嗅覚及び聴覚の強化
・
・
・
【
・魔力に高域補正
・魔力変換
・精霊種への特攻
・精霊種からの特防
・精霊種の
【
・猛毒生成
・黒風
・黒雲
・発展アビリティ耐異常を高域発現
・神性抵抗
【
・氷雪精霊
・氷雪心臓
【
・
・
・
・
【
・狂化
・精神汚染蹂躙
・
【
・
・漆黒種に対する【
・範囲内眷族の能力値加算 】
「ランクアップだ。これでお前は、名実ともに神時代最強となった」
「そうか……………そうか?」
ソーマの言葉にリリウスは首を傾げた。
場所は【ディアンケヒト・ファミリア】の治療院。あの後近くにいたヘイズに運ばれながら治療され、アミッドに引き継がれたのだ。
因みに隣の部屋には無茶して前線に赴いたベルがアミッドにより拘束されているとか。
「まったく、ヘルメス様もヘルメス様ですがクラネルさんも少しは自分を労って………終わりましたか」
扉が開きアミッドが入ってくる。どうやらベルをたっぷり叱ったらしい。ステイタスは見えないようロックされ、写し取った紙もリリウスが電気で焼く。
「……………傷…………申し訳ありません、増えてしまいましたね」
リヴァイアサンに貫かれた胸の傷は跡が残っていた。まあ、元より回復力を得る前の傷や得てからも強敵の戦いで負った傷は残っていたのだから今更だが。
「まあそれ以外の傷は癒えた。癒えたんだよな? なんか体の節々に違和感」
「傷は癒しました」
罅が入っていない骨はなく、筋肉も千切れていない箇所はなく内臓もズタズタ。
「体の違和感は………成長痛です」
「?」
ディース姉妹に存分に
「入院初日から3日………2センチほど背が伸びています」
因みに成長痛が背が伸びたからというのは迷信で、実際は遊び盛りの子供の筋肉疲労や環境の変化の精神的ストレスが原因だ。ただ、リリウスの場合は結構迷信通り。しかし何故いきなり?
「【マハヴィーラ・トリムルティ】の影響だろう。未来の力を引き出し肉体にも反映する魔法。度重なるランクアップで遅延していた成長期がやって来た」
よくわからないが神様が言うならそうなんだろう。だが、違和感はこれだけではないのだが。
「…………御礼」
「いりません。【ディアンケヒト・ファミリア】としての仕事ですし、対価は払われています」
「仕事………そうか。じゃあヘイズだけでいいか」
「まあそれでも御礼をしたいと言うなら、今度ダンジョンで採取に付き合ってください」
「ん? うん………」
とりあえず約束してから退院。リリウスはヘイズの下へ向かう。
「何しに来やがった」
「ヘイズにお礼」
「…………………お前がヘイズに関わりに行くことに関しては邪魔するなと女神のお達しだ」
「そうなのか」
実を言えば女神に関わることもなのだがそこは意地でも口に出さない団員達。リリウスは背中に感じる視線を無視して中に入る。
剣戟の音が聞こえる。魔法らしき爆発音、雷鳴、水音。そちらに進めば殺し合い中の『
因みにヘイズのスキルの効果で千切れた肉体は腐敗が抑制されている。『
「あ、ありがとうございます………」
「ん……」
頭を下げ走り去る少女。リリウスへ飛んでくる『
「あれ、リリウスじゃないですか〜」
「
「問題ないですよ〜。今日で20連勤〜、10日あたりを過ぎるとですね、疲れとか感じなくなるんで〜す」
「…………………」
リリウスは視線を合わせるために屈んでくれたヘイズの頭を撫でる。
「変わろうか?」
「大丈夫ですよ。明日は休息日なので。この前の休息日はですね〜、団長の猪が猫と喧嘩して感化された周りも暴れて結局私が治療して。あれ、休んだっけ私? あはは、46連勤でした〜」
「…………………」
肩をつかむ。おや、とヘイズが肩を見るも、クルリと天地がひっくり返る。そのままポスンと、何時の間にか地面に座っていたリリウスの膝に頭が置かれる。
「よしよし………」
「………………はぁ。うちのバカどもにもこれぐらいの労る気持ちだけでもあればな〜」
「労らないの? なんで?」
心底理解出来ないというようなリリウスの言葉にヘイズはなんででしょうね〜と疲れた笑み。
「おっと、はい
死にかけの『
「「「うおおおお!!」」」
「
「「「うおおおおおお!!」」」
「
「「「うおおおおおお!!」」」
「「
「ああ、解った」
絶え間ない治療の強要にヘイズがブチギレた。
「お、お待ちください! リリウス様を使うとは卑怯ですよ!?」
「どうか落ち着いて! ほ、ほらリリウス様、飴ですよ〜!?」
「ヘイズ様ご乱心! 今月4度目だ!」
「やはり先の休息日が潰れたのが尾を引いて………!」
『
銀色の槍が弾かれる。
「やってみろ………」
「クソ猫………」
槍を放ったのはアレンだ。ヘディンは呆れている。
「ちょど良い。ランクアップ後の調整もしたかったんだ」
「「「!?」」」
「おお、おめでとうございます。あれ……てことは」
ヘイズは指を一本一本伸ばして数え、両手全ての指が立つ。
「………………おお。アレン様、土下座するなら今ですよ〜」
「誰がするかぁ!」
ヘイズの言葉に反発しながらリリウスへと迫るアレン。何時もの如く、その槍は弾かれ…………。
「…………っ?」
「ああ?」
銀槍が跳ね上げれられるもアレンの腕の中。リリウスは己の掌を見る。アレンはリリウスの胸ぐらを掴み上げた。
「てめぇ! 何のつもりだ!」
「………………」
「何を手加減しやがった!? ふざけんな、なめてんじゃねえ! 俺は──」
ギュルとリリウスの足がアレンの腕と肩に巻き付き、地面に叩きつける。そのまま首へ蛇のように絡み付き絞め落とした。
「なんです、今の?」
「………………力が、落ちてる?」
「肉体的傷、
ヘイズの言葉にふむ、と考え込むリリウス。
ランクアップしたと言われた時から違和感はあったのだが…………いや、恐らくは…………。
「リヴァイアサンとの戦いの後からだな。まだ疲れがのこっているのかと」
「う〜ん?」
どうにもそれとは違うような気が。
「【マハヴィーラ・トリムルティ】の副作用だろう。あれは今の器に未来の力を写す………本来なら今の器でもギリギリ耐えられる力に調整されるが、お前はかなり無理をして引き出した」
「まあ…………」
そこまでして辛勝だったが。ただ、正規以上の力を使った結果、反動もより大きくなったらしい。
「お前の身体はかなりガタが来ている。弱体化の原因はそれだな」
「どおりで…………感覚としてはLv.6か?」
「時間が解決するが………精霊を取り込んだお前なら精霊がいるところの方が治癒も早まるだろう。ちょうどいい地をギルドに探させるか」
オラリオ最強戦力の弱体化だ。ロイマンだって大慌てで何とかしようとするだろう。
「それまで………【ディアンケヒト・ファミリア】が始める天然温泉とやらで休養したらどうだ?」
「天然温泉? オラリオの下にはダンジョンしかないだろ」
「へ〜、弱体化。散々強くなってたリリウスがね〜」
本探しデートの帰りアーディがそう呟く。
リヴァイアサン討伐の協力者にリリウスなりに借りを返すと言えばアーディのお願いはデートだった。
学区は生徒達を迎えに帰ったし、何ならレオンから夢を果たせたから恩があるのはこちらだと伝言を伝えられた。エピメテウスは気にするな、とだけ。
アーディはこれを機にと本探しデートに誘い、部屋まで本を運ぶ。
「タイトル順か? 作者順?」
本棚を見ながら尋ねるリリウス。
「ところで、弱体化って大丈夫なの?」
「まあ現状オラリオで一番俺を嫌ってるクソ猫は逆に手を出さないだろうし………」
ヘイズ達は「面倒な性格ですね〜」と言ってた。
「Lv.6程度はあるしそこらの冒険者に後れは取らねえよ」
「Lv.6………」
「そういやアーディはランクアップしたんだったか。今のお前の方が力強いかもな」
ガチャン!
「……………なんで鍵閉めた?」
「え? あ………!」
無意識だったらしい。慌てて開けようとして、手が止まる。ゴクリと唾を飲むアーディ。
「あ、あの………あのね、リリウス。その、アフロディーテ様と………えっと………」
「……………ん?」
ふとリリウスが窓の外を見る。次の瞬間、窓ガラスを割り人影が侵入してきた。
「え、ええ!?」
「フィルヴィス?」
「そこまでだ淫乱な衛兵め!」
「い、いんら!?」
「行くぞリリウス!」
フィルヴィスはリリウスを抱えて窓から飛び出した。残されたアーディは手を伸ばすも追いかける事は出来なかった。
ダンジョン、隠れ里。
フィルヴィス曰く保護されたリリウスは新しい住人を見つめる。
「………………」
アウラ・モーリエル。ディオニュソスの部下として活動していた
「穢れた精霊との
「それはいいが、そもそも此奴はどうやって説得した?」
「そうだな。まずは、そこから話そう」