ダンジョンで飯を食うのは間違っているだろうか? 作:超高校級の切望
なろうに投稿してるオリジナルに最新話投稿してからこっちも書くことにするので、今後しばらく投稿が遅くなります
美しい泉が見える場所で、タルヴィは湿った布を紐に干す。一度は沼に飲まれかけたベルテーンも、アフロディーテが呼んだ【アフロディーテ・ファミリア】の手伝いもあり復興はだいぶ進んでいる。
もう役目もなく、姫でも巫女でもなくなったタルヴィは村娘のように仕事をしていた。が……
「
「あ、ウスカリ」
「何をしているのですか!?」
「なにって、洗濯。もう巫女は必要ないからね。私もちゃんと働かなきゃ」
「おやめください! 死んだらどうするのですか!?」
「もう、大げさだよウスカリ。そんな簡単に死……ケフッ!」
と、タルヴィは
「
「大丈夫、大丈夫〜………み、水ならほら、あの花畑の奥の川に沢山………」
「その川に絶対近付かないでくださいね!?」
「いや〜、死ぬところだったね実際」
「笑い事ではありません!」
タルヴィは魔法の代償により、生命力を著しく消費した。ヴェーラ曰く体力という液体を入れる器に穴が空いてるのがベルテーンの一族であり、タルヴィはその器が小さくなった。
なので『生命の泉の水』を他の誰よりも定期的に飲まないと笑い事ではなく確実に死ぬ。しかも穴の周りが罅割れたり治ったりと周期が予測不可能なので目も離せないのだ。
「心配しすぎだよ! 私だって、これから元気にやってくんだから! おぇほ!」
喉に残っていた血が気管に入り込みゲホゲホ咳き込むタルヴィ。とても説得力がない。
「貴方は、ちゃんと生きようとしていますか?」
「うん。それは、本当。ごめんね、心配かけて」
「いえ………我々は、貴方を死なせる為に生きてきた。だから、これからは沢山、心配させて下さい」
「うん!」
【リリウス・アーデ Lv.7
力∶F312
耐久∶E484
器用∶E496
敏捷∶F380
魔力∶E452
捕食者C
悪食C
強食D
毒牙F
咆哮G
治力G
《魔法》
【ラーヴァナ】
・狂化魔法
・詠唱式【傲慢なる悪意の王。血の河を啜れ、肉を貪れ】
【ラーフ・シュールパナカー】
・変質魔法
・
・詠唱式【月を喰らい太陽を飲め暴食の化身。首となっても歯を突き立てろ。
《スキル》
【
・
・強者を食らうことによりステイタス成長速度向上
・食事による回復
・常に飢える
【
・嗅覚及び聴覚の強化
・
・
・
【
・魔力に高域補正
・魔力変換
・精霊種への特攻
・精霊種からの特防
・精霊種の
【
・猛毒生成
・黒風
・黒雲
・発展アビリティ耐異常を高域発現
・神性抵抗 】
【シャバラ Lv.3
力∶I0
耐久∶I0
器用∶I0
敏捷∶I0
魔力∶I0
騎獣H
耐異常I
《魔法》
【シャクティダラ・ヴェル】
・代理詠唱
・投槍魔法
・詠唱式【水晶の山を駆け抜けよ。雷帝は勝利を騙る。偽りの勝者の座す山よ、砕け散れ】
《スキル》
【
・騎乗者と『力』『敏捷』『耐久』共有
・『敏捷』に超域補正
【
・『敏捷』の低域補正
・一定範囲内の同恩恵保持者のアビリティ中域補正
─距離により補正域変動
・一定範囲内の同名スキル所有者アビリティ高域補正
・同名スキル所有者との共鳴 】
【シュヤーマ Lv.3
力∶I0
耐久∶I0
器用∶I0
敏捷∶I0
魔力∶I0
騎獣H
耐異常I
《魔法》
【アルーン・モーハナ】
・代理詠唱
・回復魔法
・範囲効果
・一定時間
詠唱式【太陽に先立つ光。夜闇は白ずみ、陽光が世界を照らす。目覚めよ、地に満ちる命。日輪の抱擁が我が身を消し去ろうと、新生の暁が生命を捧げよう】
【】
《スキル》
【
・騎乗者と『魔力』『敏捷』『耐久』の共有
・『敏捷』に高域補正
【
・一定範囲内の同恩恵保持者のアビリティ中域補正
・一定範囲内の同名スキル所有者アビリティ高域補正
・同名スキル所有者との共鳴 】
「リリウスは見送りね。シャバラとシュヤーマはランクアップよ」
「そうか」
「ワン!」
「ワフ!」
「犬に、負けた………」
取り敢えず数値が上がっているので良しとするリリウス。誇らしげなシャバラとシュヤーマ。超えられて落ち込むランテ。
「アルテミス様〜、私達もシュヤーマちゃん達みたいな猟犬飼いましょうよ〜」
「やめたほうが良い」
動物というのは良くも悪くも素直な生き物だ。力で序列を付ける。犬なんかは力で劣る人間を主人にする事もあるが、過ぎたる力は本能を想起させるだろう。
「言葉の解らぬ者と完全に馴れ合うのは、人類には不可能だ。絶対的な力の差で従えた生き物も、より強い力を前に逃げ出すだろう」
「ワフ! ガゥ、クゥン!」
「キャンキャン!」
「『俺達は逃げない』『そうだそうだ』だとよ」
「うん。まあ、リリウスぐらい心が通じてるなら別だが。少なくとも、命を預けるならそれこそ幼少期から育てた友にするべきだ」
そうでなければ動物に逆襲される。【アルテミス・ファミリア】も今回の件で多くがランクアップしたが、Lv.3をもう少し増やしてからにするべきだろう。
「さて、それじゃあアルテミス。そろそろ蠍の下へ案内して貰うわよ?」
「…………ああ、解った」
「納得いかないって顔ね」
「あれは三大
それに、いずれ封印が解ける時に
何もなければ黒竜討伐後までは持つと思う。というか、本来の封印期間までに黒竜が倒されてなかったらどのみち下界は終わっている。
「…………封印期間か」
精霊を喰らった沼の王。神々さえ予期しなかった下界の未知。
アンタレスがもし、精霊を喰らい本来より早く目覚めていたら………そんな可能性を、ありえぬ話と切り捨てられないものを目撃した。
「行こう。エルソスの遺跡へ!」
「「「はい!」」」
「ちょっ!? あんたが仕切るんじゃないわよぉ!」
アンタレス。森を枯らし、海を穢す秘境に封じられし魔蠍。
周囲を不毛の大地に変えるのはアイレンなどに似ているかもしれないが、アンタレスは一々『根』など張らない。近付く全ての命を奪う。
己を封じた精霊も、その奇跡も、時間を掛け、しかし確実に食っていた。それでも本来なら、後数年は結界の外に干渉すること叶わなかっただろう。
分岐点は、とある鎧により数千年来の濃密な神の力そのものが、たまたまアンタレスが感知できる範囲で振るわれた。
神殺しの魔物であるアンタレスは、故にこそ微睡んだ意識が覚醒した。
地上に生きる遍く命を生命を喰らい、神の
「────」
リリウスが不意に彼方を向く。背中の、スキル欄辺りが疼いた。いや、もっと深く、腹の底で何かが疼く。
何かに反応するように、共鳴するように。覚えがある。これは、ベヒーモス・オルタの分裂体が近付いてきたり、本体に近付いた時にも感じたものだ。それを薄くした感じ。
「…………嫌な感じだ」
そろそろ100話。皆が読みたい情報の暴力は?
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英雄邂逅(ベル君との出会い)
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英雄堕落(アイズ達の前で異端児かばう)
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リリと勇者の会話(18階層)
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リリとアキの会話(異端児逃がすあたり)