僕のガッチャアカデミア!   作:0101シュート

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一回戦と二回戦

前回までの僕のガッチャアカデミアは!

星野アイの姿になったクロスウィザードがテレヴィ、バクオンゼミ、ピカホタル、スマホーンとガッチャンコ!!それにより最高のパフォーマンスで会場を沸かせるのだった。そしてついにトーナメントが始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

『オーディエンス共!待ちに待った最終種目が遂に始まるぜ!第一回戦!』

 

プレゼントマイクの言葉とともに最終種目。バトルトーナメントが始まった。

16人によるすべてをぶつけ合うガチンコバトルが今始まる。

 

『第一回戦!大きな夢をガッチャするために戦う若き戦士!言葉の意味はよくわからないが

すごい自信だ!ヒーロー科!緑谷出久!!』

 

僕はスチームホッパーに変身した状態で舞台に上がった。

 

『VS!ここまで、まだ目立つ活躍無し············普通科!心操人使!』

 

 

僕の対戦相手は心操人使。普通科にも関わらず決勝戦まで上がってきた人だ。

彼の個性は恐らく尾白君が言っていたようなものだろう。

 

 

 

 

 

 

『緑谷。奴の言葉に応えるな。奴の言葉に応えると意識を乗っ取られる。

とても厄介な個性だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は尾白君の言葉を思い出しながら心操君のことを仮面越しにじっと見つめていた。

審判のミッドナイト先生の合図とともに彼が口を開く。

 

「あの猿はプライドがどうとか言ってたけど」

 

 

「?」

 

「チャンスをドブに捨てるなんて馬鹿だとは思わないか?」

 

「ッ!?なんてことを言うんだ!?あ···········」

 

その時僕の意識は闇に沈んだ。体が言うことを聞かない。

 

『緑谷!開始早々完全停止!』

 

「振り向いてそのまま場外まで歩いて行け…」

 

僕は彼の言葉に従って後ろを振り向く。そしてそのまま歩き始めた。

 

『ホッパ!?』

 

『スチーム!?』

 

僕の行動にベルトに入っていたホッパー1とスチームライナーも驚愕の

声を漏らす。僕の足が場外を出ようとした瞬間··············誰かが僕の頭の角を

掴んで後ろに引っ張った。

 

「あが!?」

 

「ちょっと出久!一体何してるのさ!?」

 

「く、クロっち············」

 

その正体はカードから飛び出したクロっちことクロスウィザードだった。

どうやら僕の行動を見かねてカードから飛び出してきたらしい。

 

「おい!なんだよそれ!?」

 

心操君が驚いて声を上げる。まあとにかく助かった!僕は早急に決着をつけるために

足に一定の力を込め地面を蹴り、彼の所に飛ぶ。そしてタックルを食らわせ

彼を吹き飛ばし場外に吹き飛ばした。

 

「心操君場外!緑谷君2回戦進出!」

 

「クソ···········!」

 

場外に出され倒れた彼は悔しそうに拳をにぎりながら立ち上がった。そんな彼に

僕は変身を解除して近づく。

 

「心操君!君の個性とてもすごかったよ!」

 

「なんだよ?慰めなんていらいない。俺の個性はこんなだから周りからよく

ヴィラン向きって言われるんだ。お前だってそう思ったんだろう?」

 

彼は自分は卑下しながら僕にそう言ってきた。その表情から自分の個性に

対する感情が伝わってくる。僕はカードホルダーから一枚のカードを取り出した。

 

「このケミーはヴェノムダケって言うんだけどさ。とても危険な毒を持った

ケミーなんだけどその特性を上手く使えばたくさんの人を助けられる薬を作れるんだ」

 

「あ?それがどうしたんだよ?」

 

「君の個性もさ、うまく使えばたくさんの人を助けられるんじゃないかな?

例えば誰も傷つけずにヴィランたちを制圧するとか」

 

「!」

 

「だから自分の力を嫌わないで。君ならきっとすごいヒーローになれるよ!

君だけの最高のガッチャもきっと見つかる!」

 

「··················フン。なんだよ敵に塩を送りやがって」

 

彼は少しだけ口角を上げながら立ち上がり退場口へと歩いていく。

 

「絶対になってやるよ俺にしかなれないヒーローに」

 

こうして第一試合が終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雄英高校体育祭最終種目ガチンコバトル。その第二試合はとんでもない結果で幕を

降ろした。

 

「うわーーー!?氷山が目の前に!?」

 

なんと轟君が対戦相手である瀬呂君を災害レベルの氷結で固めてしまったのだ。

その光景に観客席はもちろん外にいた人たちも唖然とさせた。

瀬呂君にたいして観客席からたくさんのドンマイコールが送られる。

これは全員瀬呂に同情せざるおえないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

VIP席のある部屋

 

 

「いやー。すごいのらね轟ってやつ。ラミィの氷結の能力より

すごいじゃないのら?」

 

「ハハハ················そうかもです」

 

雪花ラミィ。彼女は轟焦凍の従姉である。彼女の母親は轟の母の冷の妹で

冷より早くに結婚し、北海道にある由緒正しい家に嫁いでいる。

ラミィの個性は氷結である。

 

「今思い出したのらけど、確か彼って8年前のキャンプの時あなたが連れてきた少年?」

 

「あ、はいそうですよ!」

 

 

 

 

 

 

 

今から8年前。彼女がルーナイトに所属してしばらくした後。ルーナ嬢が

ルーナイトを含めた姫森財閥の従業員向けの慰安企画で大規模のキャンプイベントを

開催した。それはとても太っ腹なもので従業員の家族だけでなく親戚なども参加できるというものだった。

当時のラミィは自分の両親だけではなく轟家の人達も誘っていた。

だがここで一つ問題が生じた。エンデヴァーが焦凍の参加を認めなかったのだ。

 

「キャンプだと!?焦凍にそんなもの必要ない!!」

 

彼を参加を許させない。ラミィはそれを知ったとき憤怒した。彼だけひとりぼっちにさせるなんて

許さないと何とか彼が参加できるよう方法を模索し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

しかしその後彼女が取った行動は常軌を逸したものだった。

 

「オンドリャー!ショー君を参加させろ!!」

 

彼女はなんとキャンプ開催の前日に一升瓶を片手に轟家に押し入ったのだ。

それも泥酔状態で。

 

「貴様!勝手に家に入ってきてなんだ!?」

 

「うるせぇクソ爺!!このろくでなし親父が!!」

 

普通の状態でエンデヴァーに押し入っても怖気づいてしまうと考えた彼女は

最近飲めるようになったばかりの酒の力に頼ることにしたのだ。

エンデヴァーとラミィの口論を見て焦凍とそのほかの兄弟たちはただ唖然としていた。

あの恐ろしい父と泥酔状態とは言え怒鳴り合っているのだ。こんな光景を彼らは

一度も見たことがない。

 

「あ~~~~!!!もう話になんない!!ショー君おいで。一緒に行こう」

 

「え?あ··········」

 

「焦凍!!そんな下品な女の言うこと聞くな!!」

 

当時7歳だった彼は迷っていた。恐ろしい父に従うか。自分のため奮起してくれている

彼女の手を取るか。

 

「ぼ、僕··················みんなとキャンプに行きたい!」

 

そして彼は最終的にラミィの手を取ったのだ。

 

「よし!じゃあ一旦私の家に行こう!!」

 

「ま、待てー!!貴様らーー!!」

 

ラミィは強引に近い形で(ほぼ強引に)焦凍を連れ出したのだ。

 

 

 

その後無事に彼はキャンプに参加することができた。それ以来彼は父親に内緒で彼女に会いに行くようになった。自分のために父に向かって行ってくれた人は自分の母以外で初めてだった。彼女は彼の辛い幼少期の支えの一つだったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は戻って現在。ラミィは昔のことを思い出していた。

 

「そういえばあんたキャンプ中ずっと二日酔いだってよね。

当時はマジ意味わかなかったわ(笑)」

 

隣に座っていた同僚ののヒーロー、獅白ぼたんが昔のことを思い出して

クスクスと笑っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、爆豪の黒い炎

 

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