前回までの僕のガッチャアカデミアは!
A組の八百万百がユニコン、ザ・サンとガッチャンコ!!
彼女は仮面ライダーマジェードに変身しその姿を会場中に見せつける。
そして彼女の戦いが始まるのだった。
『な、何ということだ!?八百万の姿が変わった!!マジェードと名乗る
あの姿まるで緑谷のガッチャードみたいだぞ!?』
『あいつの創造の個性?················いや違う。一体どうことだ?』
八百万の変身に会場は一気にざわめきだす。A組のメンバーたちも
彼女の姿を見て驚愕していた。
「え!?ヤオモモ!?」
「ケロ·········変身しちゃったわ」
だが八百万の頭に周りの人たちの反応を気にせず、構えた。
常闇はその姿に警戒するも先手を取ろうとダークシャドウを出撃させる!
「ダークシャドウ!!」
「あいよ!!」
ダークシャドウが一気にマジェードの所へと飛んでいきその巨大な腕を彼女に
振り下ろす。しかし彼女は高くジャンプし軽々とその攻撃を避ける。そして
空中で自身の体を眩しく発行させる。
「ハア!!」
「ギャ!?光は俺無理!!」
ダークシャドウが自身の目を覆うように腕をクロスさせる。そして体が徐々に
小さくなっていった。だがマジェードはそのまま追撃をしようと空中で体を捻り横になり
足を天高く上げる。するとその足にエネルギーが溜まる。そしてそのまま
豪快にダークシャドウを蹴りつけた!
「ぎゃーー!!」
「ダークシャドウ!ク!?」
マジェードの蹴りを受けたダークシャドウは後ろへと吹き飛ばされる。そして
常闇に激突しそのまま場外へと飛ばされた。こうして勝負は一瞬で終わったのだ。
『常闇君場外!八百万さん二回戦進出!!』
審判の宣言を聞いた彼女は変身を解除しそのまま舞台から降りて行った。
その後第7試合と第8試合が行われた。
第7試合、飯田天哉VS発目明はなんと飯田の不戦勝。発目に彼は騙されて
サポートアイテムの宣伝に使われてしまったのだった。
第8試合、芦戸 三奈VS青山 優雅は芦戸のアッパーで試合がすぐに決まった。
こうして第二回戦にあがる者たちが決まったのだ。
「じゃあクロっち!試合に行こう!」
「了解出久!」
僕は元気よく返事する彼女をカードに戻しホルダーにしまう。
そして試合へと向かった。その道中僕は麗日さんのことを思い出していた。
(そういえば麗日さんの意識がまだ戻らないってリカバリガールに言われたな。
···············飯田君と一緒に見舞いに行ったけどリカバリガールに追い返されちゃったし。
駄目だ!今は目の前の試合に集中しないと!!)
何と言っても相手はあの轟君なのだ。生半可気持じゃ絶対に勝てない相手!
僕は気合を入れるために自分の頬を両手で軽く叩く。そして試合に向かった。
しかしその道中、僕はとんでもない相手と遭遇する。
「おお、いたいた。君が緑谷出久くんだね」
「あなたは········」
そう轟君の父親。ナンバー2ヒーローのエンデヴァーだ。
「君の活躍見せてもらった。素晴らしい個性と戦闘技術だ。
将来はそれなりにいいヒーローになれるだろう」
「あ、ありがとうございます··············」
ナンバー2ヒーローに褒められたのに僕はあまり嬉しい気持ちになれなかった。
轟君からあんな話を聞いたのだから当然だろう。
「ウチの焦凍にはオールマイトを超える義務がある。君との試合はそのテストベットになる
みっともない試合はするなよ」
このまま素通りすることもできるかもしれいない。けど僕はエンデヴァーの目を
見ながら口を開く。
「夢は他人に叶えてもらうものじゃないです。自分の手で叶える物ですよ」
「·········!?」
今の発言にエンデヴァーの血管が浮き上がる。そして目に殺意が籠った。
僕の額に少しだけ緊張の汗が滴る。けど僕は言葉を続けた。
「彼にそんな義務なんてありません。あなた達の家庭事情は知りませんけど
····························少なくとも彼の夢はそんなものじゃないと思います!」
「貴様!さっきから黙っていればいい気に··············!!」
「·····················失礼します」
僕はエンデヴァーに一礼してその場を去った。正直言って怖くてその場から
逃げ出した感じだ。
『お待たせしたなEvery body!二回戦第1試合はビッグなカードだ!!
一回戦の圧勝で観客を文字通り凍り付かせた男!ヒーロー科!轟焦凍!!VS!!
変幻自在の力で勝ち上がってきた仮面の戦士!ヒーロー科!緑谷出久!!』
僕と轟君は舞台にあがり指定の位置にたった。
「轟君·················」
「なんだよ」
「僕、絶対に君に勝ちたい!だから·················本気で行かせてもらうよ」
僕は腰にガッチャードライバーを錬成しカードを入れる。
『HOPPER1』
『STEAMLINER』
『クロスオン!』
標準の二枚のカードを入れた後僕はエックスガッチャリバーを
出しベルトに装着した!そしてあのカードを取り出す!
「行こう!エックスレックス!!」
『レーっクス!!』
『グレイトフルエンシェント!』
「変身!!」
『ガッチャーンコ!X!X-REX!スーーパーーー!』
「身体中にパワーが漲る············熱いパワーが!!これが僕の新しい力!!
スーパーガッチャード・クロスエックスレックスだ!!!」
『なんて力強さを感じる姿だ!!緑谷!真っ赤な姿に変身した~!!』
僕の姿を見た観客たちは大いに盛り上がっていた!
「すごいなあの子!あれなら子供人気から色んな世代の人気も集められそうだ!」
「ああ!特に最初の変身って叫ぶの子供がマネしやすいからな!」
それだけではなくプロヒーローたちが僕の力を評価してくれていた。
とても嬉しいけど今は浮かれている場合じゃない!勝負に集中!!
僕たちは試合開始の合図を待っていた。
『試合———開始!』
試合が開始した瞬間轟君は既に個性を発動させていた。
「悪いな···········すぐ終わらせる!」
その時彼の足元から大量の冷気が発せられ氷結が発生する。それは
一瞬で巨大化しまるで氷山のような大きさになって僕に襲い掛かってきた!
けど僕はあえてそこから動かず体に力を込める!
「ハアー······················!!」
僕の体中から赤いイナズマの様な光があふれ出る。その光が最高になった
瞬間!僕は雄たけびを上げた。
「うおーーーーー!!!!!!!!」
「!?」
その雄たけびは巨大なエネルギー波となって僕の前方に飛んでいく。
そのエネルギー波は僕の眼前にまで迫っていた氷山を粉々に粉砕する。
轟君はその光景に一瞬唖然とした。けど僕はそれに構わず地面を
豪快に蹴りぬき彼の元へと走る。
「あ!?く!!」
僕の行動に気が付いた轟君は急いで氷の壁を出現させる。
けど僕は止まることなくそのまま氷の壁に自身の体をぶつけた。
すると僕の体は氷を貫通しそのまま彼の目の前に立つ。
「!?」
「おら!!」
「ぐ!?」
僕はを思いっきり彼の体を拳で殴り飛ばす。そのまま吹き飛ばされ
場外に出そうになった彼は後ろに氷を出すことによってなんとか舞台から
落ちるのを防いだ。
「クソ!ハァハァ···········!」
彼の体震えはじめている。そう。自身の氷結の力により体を凍え始めていたのだ。
「轟君。体が震えてるよ?もう限界なんじゃない?けどそれ左を使えば·············」
「うるせえ!!親父に金でもつかまされたのかよ!?俺は左は······················」
「違う!!」
「!?」
僕の怒鳴り声に轟君は一瞬怯む。そして僕は彼に言葉を···········思いをぶつけた。
「轟君!君の夢はなんなの!?そんな風に父親の呪縛に囚われて戦うのが
君の最高のガッチャなの!?」
「う···········!?」
「頼む!思い出してくれ!!君の原点···········オリジンを!!」
「俺は···········俺は···········!」
「父親の呪縛に囚われるな!!その個性は君の···········力じゃないか!!」
「!」
その時轟君の脳裏の蘇ったのは
『なりたい自分になって、いいんだよ』
大好きだった母の言葉。
、ボワ
その時!彼の半身が激しく燃えがる。いままでの負の感情を燃やし尽くすかのように
その炎をたぎらせた!
「そうだ···········!!俺も···········!!俺もヒーローになりたかったんだ!!
ただ純粋に!オールマイトみたいにカッコイイヒーローに!!」
その言葉と共に、轟の目に再び光が宿った。幼い頃、母親と一緒にオールマイトをテレビで見ていた記憶が鮮明に蘇る。純粋にヒーローに憧れたあの頃の自分。何のしがらみもなく、ただ「カッコイイヒーローになりたい」と心から願っていたあの輝きが、今再び彼の目の中に宿る。
「すまない緑谷。目が覚めたよ···········俺の全力を見せてやる!!」
僕はマスクの下で武者震いしながら口角を上げた。そして僕もとある決断をした。
「ねえクロっち···········」
『な~に?』
「僕···········彼の全力に僕の最高で応えたい。だから······················力を貸して」
『······················いいよ。使いこなしてみなよ!僕の力を!!』
その時一枚のカードがホルダーから飛び出す。そして僕はそのカードを
手に取りエックスガッチャリバーに装填する。
『マスタージョブ!』
「行こう!クロスウィザード!!」
『ガッチャーンコ!X!X WIZARD!スーーパーーー!』
「行くよ!!轟君!!」
「ああ!来い緑谷!!」
轟君の炎と氷が激しく荒れ始める。そして僕も空高く舞い上がり再びベルトに手をかける!!
『ガッチャーンコ!クロスウィザード!シャイニングフィーバー!!』』
僕は空中でライダーキックの構えを取り、轟君に向かって急降下した。その瞬間、僕の周りに無数の魔法陣が現れた。紫色に輝くその魔法陣は、まるで空間を切り裂くかのように無数に広がり、その中心からは圧倒的な紫色のエネルギーが放出される。
そのエネルギーの流れに沿って、僕の体はまるで流星のように加速し、轟君へと突っ込んでいく!
「これで決める!!」
エネルギーに包まれた僕は、全力で彼に向かい、キックを繰り出した。猛烈な風圧が周囲に広がり、空間全体が震えるかのように揺れ動く。
「ハアーーー!!!!」
「緑谷············ありがとうな············!」
その瞬間轟君の炎と氷が混ざり合い激しい大爆発が起こる。その爆発は
会場中を激しく揺らし煙で周りの視界を奪う。
『························ねえイレイザー。お前クラスの奴らなんなの?どいつも
こいつも化け物なの?」
『············そうかもな』
『ていうか一体何が起こった!?何なんだこの爆発は~!?』
『恐らく轟のせいで冷やされた空気が突然熱を持ち始めたことで
膨張し大爆発を起こしたんだろう。緑谷のは知らん』
『解説サンキュー!でも煙で何も見えない!!勝負はどうなったんだ!?』
しばらくして煙はどんどん晴れていく。そして舞台が見えてきた。
見えてきたのは························ライダーキック後に着地した僕の姿ただ一人だった。
『轟君場外!!緑谷君!準決勝進出!!』
その時会場が声援に包まれた。
「よし!!ガッチャ!!」
僕はガッツポーズを取った後変身を解除し場外に出され倒れた轟君の所に向かう。
「轟君!大丈夫!?」
「うう············ああなんとかな」
轟君は頭をおさえながらなんとか体の半身を起こす。
「轟君!思い出した?君の夢!」
「············うん。思い出した。俺自身の夢を」
轟君ははフラフラと立ち上がり僕に目線を合わせる。
「俺なれるかな?オールマイトみたいなかっこよくて
············みんなに夢を与えられるようなヒーローに············」
「なれるよ!君なら絶対に!!」
「そうかな·········?俺暗いし············お前みたいに人の心を動かせないし············」
そういって彼は不安の表情を見せながらつぶやいた。そんな彼の
肩を僕は優しく掴む。
「大丈夫!僕と············みんなと一緒に目指そう!一人じゃ不安でもみんなと
一緒に目指せばきっと道は開ける!」
「みんなと?」
「そう!だからなろうよ!!僕の友達に!!」
「緑谷··!ありがとう!!俺はわかったよ····お前の言ってたガッチャの意味が!!」
轟君は笑顔を見せながら僕に手を向ける。僕はその手を握り彼と握手をした。
その光景に観客たちは惜しみない拍手を送ってきてくれた。
その後轟は舞台を後にし観客席に戻ろうと会場内の廊下を歩く。
その時彼の目の前にあいつが現れる。
「んだよ親父」
「いや何、お前が遂に自分を認めたと思ってな」
そうエンデヴァーだ。奴は満足そうに笑いながら彼を見つめていた。
「2回戦敗退というのは情けない話だがそれはもういい。これでお前は本当の意味で俺の完全な上位互換となった!炎の操作は未だ危なっかしいがそれはこれからコントロールすればいいだけの事だからな!卒業後は俺の元へ来い、
俺が覇道を歩ませお前を完璧なNO.1へとしてやろう」
エンデヴァーが轟に向けて手を差し出す。俺の手を握れと言わんばかりのその手を
轟は少し見つめたあと、軽くその手をはたいて拒絶の意を示した。
「な!?」
「なあ親父。俺思い出したんだよ···········なりたい自分ってやつを。そして新しい憧れ
もさっきできたんだ」
「一体何を言っている?」
「俺はあいつにも負けない最高のガッチャを見つけたんだ。
そして俺のガッチャはお前の行かせようとしている道にない!!」
「焦凍!!さっきから一体何を言っている!?あんな奴の言葉を
真に受けるな!!お前はー」
「お前の夢を俺に押し付けるな!お前は自分の夢と業を
俺に押し付けてるだけろ!自分の夢から逃げるなよ!!」
「な、なに!?」
「お前は自分一人じゃ叶えられないからって自分から···········自分の夢から逃げてるだけだ!!」
「貴様!!」
その時エンデヴァーがすごい怒りの形相で轟のむらぐらを掴んだ。
昔自分や母に向けられた恐ろしい顔。それを感じさせるようなものだった。
しかし轟は表情を崩さずむしろ勇敢な表情を見せた。
「俺はもうあんたの呪縛には屈しない!例えどれだけ
俺に怒鳴っても暴力を振るっても···········俺のガッチャを消すことはできない!」
「く!?」
「自分の夢から逃げるなよエンデヴァー!例え大きな壁でも
向き合わなきゃ自分のガッチャはつかめない!!」
「う···········!?チ!!」
エンデヴァーは轟の表情に···········瞳の真っ直ぐさに恐れを感じていた。
自分の気迫に屈しない。むしろ自身が圧倒されているほどの気迫を
息子が放っている。エンデヴァーついに轟のむなぐらを放し
逃げるようにその場から去っていった。
その空間に轟が一人残される。しばらく静寂が続いた後
緊張の糸が切れたのか彼の顔に大量の汗が流れ全身から
力が抜ける。そしてその場に片膝をついた。
「ハアハア······················言った···········俺は言えたんだ···········!!」
轟は体を震わせながら拳を握り締める。自身の呪縛を解いたことを
改めて実感するのだった。
「ショー君···········」
聞き慣れた愛おしい声が彼の耳に入ってくる。轟が後ろを振り向くと
そこにいたのは心配そうな表情した雪花ラミィだった。
彼は急いで立って汗を袖で吹き平然を装う。
「ラミィさん···········見てたの?」
「うん。最初から······················大丈夫?」
「うん!平気だよ!全然大丈夫!」
轟は彼女に笑顔を見せる。しかし彼女は彼が無理しているのを感じ取っていた。
だから彼女は微笑みながら···········彼の体を抱きしめた。
「ラミィさん···········」
「ショー君···········頑張ったね···········あいつに一泡吹かせて、すごいよ」
「ラミィさん···········うう······················」
その時彼の瞳から涙があふれ出る。今の言葉に感動したからか。さっきの怖さを我慢して
時の涙か。様々な感情が詰まった涙を彼は流したのだ。
轟の手が自然と彼女の腰に回る。ラミィも一段と彼を強く抱きしめた。
「俺···········本当滅茶苦茶怖かったです······················けど···········俺はもう一人じゃないって·····思ったら···········勇気が出たんです·····緑谷の言葉が····勇気をくれたんだです···········」
「そっか····いい友達ができたね」
「いや···········違うな······俺最初から一人じゃなかったよ······ラミィさん」
その言葉を聞いた瞬間、ラミィの目が優しく輝く。彼女は少し驚いたように口元を緩めながら、さらに轟をぎゅっと抱きしめる。
「ショー君···········」
彼の言葉にはこれまで自分を支えてくれていた彼女への感謝の感謝の気持ちが込められていた。
あれ?なんか書いてて最後轟が羨ましくなったぞ?自分で書いたのに(笑)
あとクロスウィザードとのガッチャンコはいかがでしたか?
今後も本編に出なかったフォームを出したいと思います。
次回をお楽しみに!