僕のガッチャアカデミア!   作:0101シュート

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大きな夢をガッチャ!!

5歳の夏。とある神社で出会った浮世英寿とケミーたち。この出会いは

僕の人生を大きく変えることとなった。

 

「初めまして!僕はクロスウィザード。大魔法使いのケミーさ。

まあ気軽にクロッちって呼んでよ。そしてこの子はホッパー1。

バッタのケミーだよ」

 

「ホッパー!」

 

そういって元気にジャンプするホッパー1。

 

「は、初めまして!僕の名前は出久············緑谷出久です!」

 

「そっか、じゃあよろしくね出久!」

 

クロッちはそう言って僕の頭を優しく撫でた。その暖かさはとても

人間じゃない存在の物とは思えなかった。

 

 

 

ケミー。彼らは錬金術によって生まれた奇跡の生命体。

彼らは様々な特徴を持っており、今は色んな土地に散らばり

人の目に及ばない所で隠れて暮らしているらしい。

 

 

 

 

 

 

 

その後僕たちは神社の本堂の入口前にある階段に腰掛ける。

そしてクロスウィザードことクロッちと英寿さんは僕の話を親身に聞いてくれた。

自分はヒーローになりたいけど個性がないこと。そのせいで幼馴染に馬鹿にされてること。

そして僕には友達がいないこと。

 

「そっか·············じゃあ出久にはお友達がいなんだ。一人ぼっちなんだね············」

 

「うん。みんなには個性があるのに僕にはない。だからみんな僕を

仲間外れにするんだ」

 

「そうなんだ。辛かったね」

 

そういってクロッちは再び僕の頭に手を乗っける。僕はそれをされて我慢が

出来ず泣いてしまった。だってこんな優しくしてくる人なんてお母さん以外に

いなかっただもん。僕が泣き止んだ頃、クロッちが僕にこんな提案をしてくれたんだ。

 

「じゃあさ出久。僕たちケミーと友達になってよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

それから9年後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は早朝にとある場所に来ていた。

ここはとある森の中にある廃工場。その入り口に僕はジャージ姿で

立っていた。

 

「ハアハア·········!ここだきっとここに」

 

僕は興奮する心を抑え廃工場へと入っていく。中は暗いためすぐさま

僕は持ってきた懐中電灯を付けあたりを照らす。そして息を殺しながら

足音を立てないように周りを見渡す。

 

「どこにいるんだろう?ん!?」

 

背後の方に何かが落ちた音が鳴り響く。すぐさま後ろを振り向きライトを照らした。

 

「チャマ!?」

 

「あ!見つけた!!」

 

そこにいたのは緑色のケミー。それは驚きの声を上げながら工場から出ていこうと

逃走を始めた。

 

「待って!」

 

僕はすぐさま例の指輪をはめあの言葉を口にする。

 

「万物はこれなる一者の改造として生まれ浮く!」

 

僕がそう念じると入口の近くにあったドラム缶が浮かび入り口を塞ぐ。

そして僕はすぐさまケミーライザーを取り出し起動させる。

 

『ケミーキャプチャー』

 

「それ!」

 

「チャマー!?」

 

緑色のケミーがケミーライザーの光に飲まれていく。そしてケミーライザーに

入っていきカードに封印された。僕はカードを取り出し捕獲したケミーを確認した。

今回捕まえたのはウツボッチャマ。レベルナンバー6。

 

「えへへ········!初めまして!ぼくは緑谷出久。ウツボッチャマ、

僕と友達になってくれる?」

 

「チャマ·············チャマ!!」

 

僕の問いにウツボッチャマは元気よく返事した。こうして僕の友達がまた一人増えた。

 

「さあ、帰って朝食と学校の準備しなきゃ!」

 

僕はそのまま廃工場から出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま母さん!」

 

「あらおかえり出久。朝ごはんできるから着替えてきて。

クロちゃんも呼んできてね」

 

「はーい」

 

 

 

僕はそのまま二階へと上がり自分の部屋の扉を開く。

 

「あ。おかえり出久!」

 

「ただいまクロッち!」

 

椅子に座りヒーローノートを読んでいるクロスウィザードは一旦ノートを閉じ

机に置いて立ち上がる。そして僕の方へと歩いてきた。そうクロッちはこの家に

一緒に住んでいる。お母さんとの関係も良好だ。

 

「で?今日も捕獲できたの?」

 

「うん!今日も問題なかったよ!」

 

そう言って僕はカードをクロスウィザードに見せる。するとクロッちは

「わーすごい!」と言いながら拍手した。

 

「もう一人でも捕獲できるようなったね。すごいよ出久!」

 

「ありがとう。着替えたいから先に下に行ってて」

 

「えー?別にいいじゃん。僕に着替え見られるの嫌なの?」

 

「え!?いやそんなじゃ·············っていうか今思ったんだけど

君って性別とかそういう意識あるの?」

 

「え?僕はケミーだよ。性別なんて·······ああ···········ははーん。

なんだよ。僕が女の子だと困ることでもあるの~?」

 

そういってクロッちは僕を見ていやらしく微笑む。

 

「な、なに言ってんの!?別にそんなことなんて·············///」

 

「フフフ、冗談冗談。じゃあ僕は下に行ってるね」

 

そういってクロッちは部屋を出ていった。そういえばクロッちがウチに来てから

もう9年経つのか。

クロッちは9年前ひとりぼっちだった僕の友達になってくれた。他にも

ホッパー1、スチームライナーといったクロッちのマブダチたちとも自然と

仲良くなっていった。そして僕の心の中にとある願望が生まれたんだ。

 

『もっと他のケミーとも友達になりたい!』

 

そのことをクロッちに話すと彼女はケミーと関わるために必要な技術。

錬金術を教えてくれた。錬金術の勉強はとても大変だったけど、

なんとか習得することが出来たんだ。そして10歳の頃から僕はケミー捕獲を

開始した。最初はクロッちや

英寿さんに手伝ってもらってたけど今はもう一人でも

捕獲できるようになってきたんだ!

 

僕は朝食を食べ終え準備をしそのまま学校へと向かう。

 

「じゃあ行ってきます!」

 

「「いってらっしゃい!」」

 

これが僕の楽しい日常なんだ!まあ学校生活はあんまりだけど·············。

 

 

 

 

 

 

 

みんなヤッホー!僕はクロスウィザード。ケミーの頂点であるレベルナンバー10の

大魔法使いのケミーさ。僕は今出久の家に居候させてもらっている。出久が

学校に行った後僕は基本暇だ。だから引子の家事の手伝いやホッパー1や

スチームライナーなどのケミーたちの遊び相手をしたりしている。

けど今日は英寿に会いに行こうと思う。僕はキッチンを借りて、いなり寿司を作り

プラスチックの入れ物に入れる。そしてハンドバックにそれを入れ二人に声をかけた。

 

「二人とも。僕これから神社にいこうと思うんだけど、一緒に来る?」

 

「ホッパー!」

 

「スチーム!」

 

カードの中に入っている二人は元気よく返事する。僕は二枚のカードを持って

出かけることにした。

 

「引子。ぼくちょっと出かけてくるね」

 

「はーい、いってらっしゃい。気を付けてね」

 

僕は鼻歌を歌いながら玄関の扉を開け外へと出た。そして変身の魔法を

自分にかけ人間の姿になる。この紫髪と星を宿した瞳の姿が最近お気に入りなんだ。

さあ早く行こっと。

 

「誰もが~♪目を奪われてく~♪フフフンフフ~♪」

 

 

 

 

 

 

 

その後僕は英寿のいる神社に辿り着く。

 

「英寿!いる?」

 

僕がそう適当に叫ぶと狐の石像の御神体が祀られている祠の前が

光り出す。するとその光からタキシードをきた英寿とお座りをしているコンちゃんが現れた。

 

「あ!いたいた。久しぶり」

 

 

 

 

 

その後僕と英寿はいなり寿司を食べながら、

遊んでいるコンちゃんとホッパー1、小さくなったスチームライナーを

眺めながら軽く雑談をした。最近の出久のこととかケミーの捕獲具合とか。

 

「そういえば出久昔ヒーローになりたいとか言ってたよな?今もそうなのかあいつ?」

 

「ああ··········彼ねそういう話最近しないんだよね。前僕もさ、錬金術うまく使ってヒーローになれば?って言ったんだけど、出久はこれはケミーと友達になるための力だから僕の我欲で使うのはなんか嫌だって············」

 

「なるほどな。まあいい判断だ。それにしても滅んだはずの錬金術師がこんな形で

再び生まれたなんて、宝太郎が聞いたらどんな反応するだろうな?」

 

「そうだね·············」

 

 

 

 

 

 

 

 

一ノ瀬宝太郎。かつて仮面ライダーガッチャードとして戦い

すべてのケミーと心を通わせることに成功した伝説の大物錬金術師。

僕も彼と友達だった。けど彼はおじいちゃんになって人間としての寿命を

むかえてあの世へ行ってしまった。ケミーたちはみんな泣いた。僕だって

涙が止まらなかった。今思い出してみても心が痛む。あの別れは

僕にとって辛すぎるものだった。その後僕たちケミーは宝太郎の意志を

受け継いだ錬金術師たちに面倒を見てもらった。けど時代がどんどん変わり

超常黎明に入った頃··············錬金術師とケミーを狙う奴が現れたんだ。

 

そいつの力はとても強大で平和な時を過ごしていた錬金術師たちでは

歯が立たなかった。錬金術師たちはそいつに根絶やしにされてしまったんだ。

僕はそいつにケミーを渡すわけにはいかないと覚悟を決めすべての

ケミーカードとガッチャードライバーを持って逃亡を始めたんだ。

そして僕はガッチャードライバーを英寿に持っててもらうことにしたんだ。

彼に預かってもらう以上に安全なものはない。

 

『英寿お願い!!これを隠し持ってほしい!これだけは絶対アイツに

渡したくないんだ!』

 

『わかった。これは俺が責任をもって預かる。このベルトに

ふさわしい所持者が現れるまでな』

 

こうして僕はケミーたちと奴から逃げ続ける日々を何年も送った。

けどある日そいつはとある大物ヒーローによって倒され日本に平和が訪れる。

それと同時に僕たちケミーの逃亡生活は終わりを迎えたんだ。それで多くのケミーたちは

みんな自由に生きようと僕の元を去っていった。けどレベルナンバー10のみんなは·············

この話はまた今度にしようかな。

 

 

 

 

 

 

「じゃあ僕そろそろ帰るよ。学校が終って出久が帰る時間だ」

 

「ああ。またな」

 

僕はホッパー1とスチームライナーをカードに入れて神社を去った。

 

 

 

 

 

 

 

「そうだ!帰る前に本でも買って行こうかな?」

 

僕は行きつけの商店街に訪れる。本屋へ向かう途中僕の視界に

大きな人だかりが入って来た。みんな道路の方に注目している。

僕は気なり自分も道路の方に視界を向ける。

 

するとそこにいたのはヘドロの体を持つヴィランに捕まっている

爆豪勝己。彼は出久をよくイジメる嫌な奴だ。といっても彼苦しそうだな

これは流石に同情してしまう。ヒーローたちは·············。

 

「私二車線以上じゃなきゃムリ〜〜〜!」

 

「爆炎系は我の苦手とするところ·············!今回は他に譲ってやろう!!」

 

「そりゃサンキュー!消火で手一杯だよ!状況どーなってんの!?」

 

彼を助ける個性を持っている人がいないみたい。はやく増援が

来るといいけど·············。

 

「馬鹿野郎!戻れ!!」

 

「え?」

 

その時僕の目に衝撃的な光景が入ってくる。なんと出久が

爆豪に向かって走っていたんだ!

 

「出久!?助けなきゃ!!」

 

僕はすぐさま魔法を発動させようとする。しかし僕の頭に英寿の声が鳴り響いた。

 

『俺に任せろ』

 

「え!?英寿!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「カっちゃん!」

 

僕は走っていた。カっちゃんの顔を見て体が勝手に走り出したんだ。

 

「うおー!!」

 

僕はヘドロヴィランの目に荷物を投げ付けて奴を怯ませる。そしてカっちゃんを

助けるために必死に両手でヘドロヴィランの体をかき分けた。

 

「デク!?なんで!?」

 

「だって君が·············」

 

「このガキが!お前も飲み込んでやる」

 

けど僕の体は抵抗虚しく奴に飲み込まれそうになってしまう。僕はあまりの

怖さに思いっきり目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?何も衝撃が体を襲ってこない?僕は飲み込まれたんじゃ?僕は

恐る恐る目を開ける。するとそこは真っ白な何もない空間·············。

 

「あれ?僕もしかして·············死·············ってわーー!!!!!!???」

 

その時突然僕の足場がなくなる。そして僕はそのまま何もない

白い空間に落ちていく!

 

「な、なんだよこれー!?」

 

なんだよこの空間!?いつまで落ちるの~!?

 

「だ、誰か~!!」

 

「どうやらお困りのようだな!」

 

「え!?英寿さん!?」

 

突然上の方から白髪で青眼の状態の英寿さんが落ちてきた。一体どういうこと!?

 

「よお出久!なんでお前アイツを助けようとしたんだ?」

 

「え?」

 

「お前ずっとあいつにいじめられてたんだろ?別にお前が

危険を侵してまで助ける理由はないんじゃないか?」

 

英寿さんの言葉は非情なほど的を得ていた。確かに·············

僕は今まで彼に嫌なことをされてきた。無個性のデクって嫌な

あだ名までつけられた。本当に嫌な奴だよ彼は。けど·············僕は········。

 

「英寿さん。確かに僕はカっちゃんにいっぱい嫌なことされました。

今日だってノート爆破されて·········ワンチャンダイブとか言われて············

今もとてもムカついてるけど、僕は見ちゃったんです。彼の助けを求める顔を。

僕はカっちゃんを助けたい!そして僕を認めて欲しい!対等な立場に立って

また友達になりたい!!」

 

僕は自分の内にあったすべての本音を英寿さんにぶつけた。すると

僕の言葉を聞いた彼は満足したかのようにニヤリと口角を上げた。

 

「じゃあ、その願い叶えてやるよ!」

 

「英寿さん············」

 

「さあ、ここからが··················ハイライトだ!」

 

、パチン

 

英寿さんが指を鳴らす。すると9年前に聞いたあの鐘の音が周りに鳴り響く。

そして僕の腰に············謎のベルトが出現した。

 

「これは············」

 

僕はすぐさまそのベルトを触り確認する。すると僕の脳内に知らない光景が流れた。

それは高校生の制服を着た一人の青年。

 

「あなたは············?」

 

 

『君なら掴める!君だけの最高のガッチャを!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うお!?なんだこのガキ!?突然光り出した!?」

 

緑谷出久は光り輝いていた。その突然の現象にヘドロヴィランはもちろん

周りで見ていたヒーロー野次馬たちも困惑する。ヘドロヴィランは警戒し

彼を飲み込むことをためらった。

そして光が収まる。その場にいたのはかつての大物錬金術師、一ノ瀬宝太郎が

所有していたガッチャードライバーを身に着けた緑谷出久だった。

 

「出久!」

 

(そっか!認められたんだね············仮面ライダーに!)

 

クロスウィザードはすぐさまケミーカードを取り出す。

 

「ホッパー1!スチームライナー!出久に力を貸して!!」

 

クロスウィザードはそう言って出久に向かってカードを投げた。

 

「出久!!」

 

「クロッちありがとう!いくよ二人とも!!」

 

「ホッパー!!」

 

「スチーム!!」

 

出久はカードをその手に受け取る。そして二枚のカードをベルトに入れた。

 

『HOPPER1』

 

『STEAMLINER』

 

軽快な待機音が流れる中出久は両手で円を描き、

重ねた手を反転させた後矢印の先端を形作って正面に突き出す!

 

「変身!!」

 

『ガッチャンコ!!スチームホッパー!!』

 

 

出久の姿が変わる。まるで青空のように水色で照り輝く鎧をまとった姿に。

そう彼は変身したのだ!ドデカい夢を追い求める錬金術師、仮面ライダーガッチャードに!!

 

「行くぞ!!」

 

「クソ!ぶっ潰してやる!!」

 

ヘドロヴィランがガッチャードを捕まえようとその体を伸ばす。

しかしガッチャードはその身軽な身のこなしですべて避ける。

そして一瞬のスキを突き強靭な足に力を込める!そしてその隙をついて

ガッチャードは奴に向かって飛んだ!

 

「ハァ!!」

 

「グ!?」

 

そしてその足で爆豪が捕らえられている上の部分を蹴り飛ばす!

奴の拘束脆くなった隙に爆豪の腕を掴み上に向かってジャンプする!

 

「うお!?」

 

強引ながらも何とか爆豪をヘドロヴィランから救出することに成功した。

ガッチャードは彼を抱え一旦後ろに下がる。

 

「放せクソが!!」

 

だが爆豪は暴れてガッチャードの体から離れてしまった。だが

彼の救出には成功した。奴を倒す。後はそれだけである。

 

(けど、この組み合わせじゃあ············)

 

「出久これだ!!」

 

クロスウィザードが再びカードを二枚投げる。ガッチャードはそれを受け取り

すぐカードを確認する。そのカードはジャングルジャンとライデンジ。

それをみたガッチャードの頭に勝利の方程式出来上がった !

 

「よし!これでいける!」

 

『JUNGLEJAN』

 

『LEIDENJI』

 

『ガッチャンコ!!ライトニングジャングル!!』

 

「これで終わりだ!!」

 

ライトニングジャングル!!フィーバー!!』

 

ガッチャードは一瞬で巨大な発電機に変形し、周りに電気を纏った

コイルを出現させる!そして出現した無数のコイルはヘドロヴィランの

周りを囲む!

 

「な、なんだこりゃ!?ギャー!!」

 

無数のコイルから電撃が放たれ奴の体に直撃する。これで奴はもう

動けない!そしてガッチャードが人型に戻り電磁石のエネルギーの流れに

身を任せ飛び奴に電気を纏った蹴りを奴に向かって放った!

 

「ハァーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

「ギャーーーーー!!!!!!!!!????」」

 

それを食らった奴の体は爆散し本体はそのまま力尽きそのまま倒れたのだった!

 

 

「やった~!!すごいよ出久!!」

 

ガッチャードの勝利に周りの人間たちは歓声の声を上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハア~何とか助けることが出来たけど、すごい怒られちゃったな」

 

「仕方ないよ。けど本当にかっこよかったよ出久!」

 

出久とクロスウィザードは帰路についていた。もう夕方でもうすぐ

夜になってしまう時間帯だった。その時出久はその場に足を止める。

出久が歩くのを止めたことに気が付いたクロスウィザードは首を傾げながら

彼の方を向いた。

 

「出久?」

 

「クロっち·········僕決めた!この力でヒーローを目指すよ!」

 

「え!?本当!?」

 

「うん!けど、ただのヒーローじゃない。僕はケミーだけじゃなく

全てのヒーローを友達にしてオールマイトを超える大物ヒーローになってみせる!

これが僕の新しいガッチャだ!!」

 

「··················!?」

 

出久はそういって空を見上げた。その姿を見てクロスウィザードの頭によぎったのは

かつてのガッチャードである一ノ瀬宝太郎の姿。今の出久の発言と覇気は

宝太郎と全く一緒だったのだ。自然とクロスウィザードの目に涙が溜まる。

しかし彼女はすぐさま涙を拭い笑顔を見せた。

 

「じゃあ僕もその夢を手伝うよ!これからもよろしくね出久」

 

「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「デク!!!!!」

 

「うわ!?びっくりした!」

 

「え!?カっちゃん!?」

 

 

「俺は········助けなんて求めてねぇぞ!助けられてもねぇ!1人でやれたんだ·······

無個性の出来損ないが見下すんじゃねえぞ!

恩売ろうってか!?見下すなよ俺を!?クソナードがァ!!」

 

そういって爆豪は叫び散らしながら去っていった。

 

「アイツとも友達になりたいの?」

 

「うん··············まあ」

 

「··············道のりは長そうだね」

 

 

爆豪に雰囲気を壊されてしまった二人なのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてそのやり取りはとある金髪の筋骨隆々の男が盗み聞きしていた。

 

「彼は一体何者なんだ?」

 

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