ガッチャード27
前回までの僕のガッチャアカデミアは!
仮面ライダーガッチャードこと緑谷出久が秘密結社(笑)holoXと
ガッチャンコ!緑谷出久は何故かそこで1日だけ職業体験をすることに!
そして彼には更なる出会いが待っていたのだった。
緑谷出久こと仮面ライダーガッチャードは風間いろはと共に
燃え上がるビルの前に来ていたいた。ルイからの情報によると
要救助者は6名。全員4階から動けずにいるらしい。ガッチャードは
カードを入れ替える。
『F L A Y R O S E 』
『H I I K E S C U E 』
『ガッチャーンコ!!ヒーケスローズ!!』
ガッチャードが肩のサイレンを鳴らしながら両手に装備されているホースを
構える。そしていろはと共にビルの中へと入っていった。
ガッチャードたちはホースで消火水を放ちながらビルの中を進んでいく。
いろはも風を起こしながら放たれた消火水を周りにばら撒いた。そして
しばらくして身動きが取れずにいた要救助者たちを発見する。
「いろはさん!いました!」
「みんな!もう大丈夫でござるよ!」
二人は要救助者たちを誘導しビルの外へと連れていった。
外にはもう救急車や消防車が集まっている。2人の仕事は
これで終わりだ。
「いやー出久殿の個性は本当にすごいでござるな!」
「えへへ、ありがとうございます」
「ガアーーーーーーーーーーー!!!!」
「「え?」」
その時周りに謎の鳴き声が鳴り響く。その場にいた人たちの視線が
自然と声が聞こえた上空に向けられる。するとそこにいたのは
翼をバタバタ羽ばたきながら地面に向かって落下している謎のアヒルだった。
アヒルはなんとか飛ぼうとしているがアヒルなので飛べるわけがない。
このままでは地面に激突してしまう。
『HOPPER1』
『STEAMLINER』
『ガッチャンコ!!スチームホッパー!!』
「今行くぞ!」
ガッチャードはスチームホッパーの跳躍力によって地面を激しく蹴り
一瞬でアヒル元へと飛んでいった。そしてアヒルは優しく抱きかかえて
地面を滑りながら着地した。そしてガッチャードは変身を解除してアヒルに目をやる。
アヒルは真っ白な羽で体を覆われており何故か赤と白の帽子を被っていた。
「ふう。君大丈夫?怪我はない?」
「ガアー!ガアー!」
出久の言葉にアヒルは元気よく返事する。
「よかった!大丈夫みたいだね。君どこから来たの?」
出久は左手でアヒルのお尻を持ちながら右手でアヒルの頭を軽く撫でてみる。
するとアヒルは気持ちよさそうにした。
「フフフ、君可愛いね!」
出久の右手はそのままアヒルの頬やあごなどを触り始める。
最終的にアヒルの頬を指で軽くぎゅっと掴み始めた。
「出久殿~!!」
「あ!いろはさん」
「出久殿。それ以上はやめた方が········///」
「え?ってわ!?なんだ!?」
その時アヒルがボホンと音を立てながら煙を上げた。
その瞬間出久のお尻を支えていた左手にズシリと重みが加わる。
そして触っていた頬の感触が変わった。
「おっと!危ない!」
出久はバランスを崩さないようになんとか持ちこたえる。
煙が晴れるとそこにたのは。
「············?」
「え?」
ブカブカTシャツを身に纏い帽子を被ったショートカットのボーイッシュな少女。
出久は今彼女のお尻を触りながら彼女の頬をつまんでいる。
「い、いやあ”あ”あ”あ”あ””あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!」
「うわああああああああああああああああーーー!!!???」
二人の叫び声が街中に響き渡るのだった。
「本当に!!申し訳ございませんでした!!!!!」
出久はコンクリートの地面に額を叩きつけながら
渾身の土下座と謝罪をした。そのあまりにも大きな声は
民衆たちの目を引き野次馬の列を目の前に作り出していた。
「い、出久殿···········みんなが見てるでござるよ···········///」
「いや、もういいって。スバルはもう気にしてないから」
「ほ、本当ですか?」
出久は恐る恐る顔を上げて彼女の表情を見た。すると
呆れの表情ではあるものの怒りの感情は感じ取れなかった。
出久は少しだけ胸をなでおろす。
「それにしてもスバル殿はなんでこんなところに?」
「ああ実はさ。さっきまで隣町の方を歩いていたんだけど
そこにヴィランの集団が現れてびっくりしちゃって。
それで個性が発動してアヒルの姿になってなんか爆発に
巻き込まれて吹き飛ばされちゃって気が付いたらあのビルの屋上にいたんだ。
そして何故か落ちた」
「··············滅茶苦茶でござるな」
「だってさスバル変身しちゃうと理性がなくなっちゃうんだもん!」
なにやら二人は親しげだ。緑谷は疑問に思いながら顔をあげる。
「ふ、二人はお知り合いなんですか?」
「うん!そうでござるよ。我々holoXともよく交流している人でござる」
「ちわっす! ホロライブ事務所所属の大空スバーゥ! !」
大空スバル
アイドル事務所ホロライブに所属している現役のアイドル。
ボーイッシュで誰とでも分け隔てなく接する女の子だが、さらにもう一歩踏み込むと、自ら歌う「太陽少女」の二つ名通りの自分自身でも度々制御不能に陥るほどのパッションの化身な内面が見えてくる
スバルの元気な挨拶に緑谷は少し驚きながらも挨拶を返す。
「ど、どうも僕は緑谷出久です」
「うん知ってる!雄英高校体育祭で活躍していた仮面ライダーガッチャードでしょ?」
「え!?見ててくれたんですか!?ありがとうございます!」
「スバル殿時間は大丈夫でござるか?」
「あ!いけない!配信の時間に遅れちゃう!スバルもう行くね!
おっとその前に·············ごめん言い忘れてた!」
「「?」」
「出久!助けてくれてありがとう!あとオールマイトを超えるのが
夢なんだって?めっちゃカッコいいじゃん!」
「!?」
スバルの笑顔を見たその時、緑谷をよぎったのは激しい鼓動。
彼の知らない感情が頭の中を支配した。
「じゃあね!」
スバルは大きく手を振りそのまま走り去っていった。
出久はそんな彼女の背中をぼんやりと眺める。
「·············///」
「出久殿?どうしてござる?早く事務所に戻るでござるよ」
「え·············?あ!はい」
その後holoX事務所に戻ると特に事件は起こらないまま
訓練やルイの事務所運営の講義を受けていると
圧倒間に夕方になり終業時間が訪れた。今日のお仕事は終わり。
その後行われたのはholoX事務所によるゲームと雑談の生配信だった。
「出久!お前にも出演してもらうぞ!吾輩たちと
ゲームで勝負だ!」
「緑谷君。そんな緊張しなくていいからね。いつも通りにしてくればいいから」
「はい!なんかすごい楽しそうです!」
「あ、そうだ!今回は緑谷君以外にも参加する人がいるの。
その人たちはもうすぐくるよ」
ルイがそう言った瞬間事務所のインターホンが鳴る。すると
事務所に入って来たのはなんと出久の知っている者たちだった。
「はーい。お待たせしました!」
「ちわーす!!」
「え!?フブキ!?スバルさん!?」
そう自分の友達の白上フブキと先ほど会った大空スバルだったのだ。
スバル先ほどと違い女性らしくおしゃれした姿でそれを見た出久
はドキリと心臓が高鳴る感覚と頬に熱を感じた。
「え!?スバちゃん出久君と知り合いなの!?」
「フブキこそ知ってんの!?」
「2人こそ知り合いだったの!?」
3人ともお互いが知らぬ間に顔見知りになっていたことに驚いた。
そうフブキとスバル友達であり仕事仲間である。
その後3人とholoXを含めた計8人でのゲームと雑談の配信が始まった。
出久は少し緊張しながらも徐々に慣れていきゲームをプレイしていった。
パーティーゲームで得点を競い合いながら出久は雄英での生活や
体育祭であった裏話などを語り配信を盛り上げた。
(スバルさん··········何故か彼女から目が離せない)
この配信中出久はスバルから目が離せなかった。彼女のリアクションを
観て聴いたりすると何故か心が躍り、顔に微熱が宿る。彼は今感じている
感情の名前を知らずにいた。そして圧倒間に楽しい時間は過ぎていき
配信は終わりを迎える。
「じゃあ私は英寿が迎えに来てくれるのでしばらくここにいさせてもらいますね」
「じゃあスバルも帰るね」
そして今日はお開きとなり二人は家に帰ることに。その時ルイが
出久の肩をポンと叩いた。
「緑谷君。夜道は危ないから駅まで送ってあげて」
「え?わ、分かりました」
ルイはこの中で唯一出久がスバルに向けていた感情に気が付いていたため
彼に機会を与えたのだった。
その後出久とスバルは駅に向かうために街灯で照らされた
夜の街を歩く。夜の11時まで配信していたため街にはほとんど
人がおらず二人の足音と喋り声が街に響き渡っていた。
「いや~!本当に今日はとても楽しかったよ!!
出久の雄英高校の話とても面白かった!」
「そ、そうですか··········///スバルさんってとても元気ですよね」
「そうかな?いつも言われるけど自覚ないわ」
そういってスバルは笑った。太陽少女の名に恥じぬ彼女の
笑顔と言動には出久の胸を高鳴らせた。
(な、なんだよこの感情///ま、まさかこれって··········)
「ん?どうしたの?」
「え!?いや!その··········!な、なんでもないです··········///」
「そう?ハハハ、変なの!」
「アハハ··········///」
出久はこの時間が永遠に続いてほしいと一瞬本気で思ってしまった。
しかし二人は駅に辿り着いてしまう。
「送ってくれてありがとう!じゃあ行くね!」
「あ、あの!スバルさん!!」
「ん?」
「えっと··········その··········よかったら·········///」
「なに?ハッキリ言いなよ!」
「あ、あの!!///もし迷惑じゃなかったら連絡先交換しませんか!?///」
「いいよ」
(やった!!ガッチャ!!)
出久は心の中で恐らく過去一番であろうガッツポーズ取った。
二人は連絡先を交換した後そのまま帰った。
事務所に帰ったあと出久はすぐさまスマホを開き
彼女にメッセージを送った。
『今日はありがとうございました!とても楽しかったです!
また一緒に遊んでくれますか?』
すると返信はすぐに届いた。
『いいよ!またみんなで遊ぼうね!』
そのメッセージを見た出久は静かに満面の笑みで思いっきりガッツポーズを取った。
そしてスマホを両手で握り締め胸に軽く押し付ける。そして顔を赤らめた。
(スバルさん············はやくまた会いたいです///)
そう出久の心に初めて宿った感情。それは恋だった。
同時刻、夜の保須市の路地裏で膝をついている一人の男がいた。
その男の名前はステイン。巷を騒がせているヒーロー殺しだ。
そんな彼の前に一人のヴィランが立っていた。それはUSJ事件の首謀者、死柄木弔だった。
「ハア········ハア········クソ!こんな奴に俺は追いつめられるとは········」
「いや~結構苦労したけど、何とか勝てたわ。じゃあ実験台になってもらおうかな?」
そういって、死柄木懐から謎のカードを取り出した。それは
邪悪な覇気を纏い紫色に怪しく輝くカード。
「そ、それは一体!?」
「先生と協力して作った新たな錬金術の形。ダークケミーさ」
その時死柄木がカードを奴の体に投げつける。するとステインの
体にカードが潜り込む。すると奴は突然発狂し始めた。
「うおーーーーーーー!!!!!!!!!!」
すると奴は真っ赤に染まった異形の怪物へと変貌した。
怪物になったステインのおたけび夜の街に響き渡る。
「マルガムの進化形態。エビルマルガムの誕生だ。
いいねいいね!メッチャ頑張った甲斐があったよ!」
新たな怪人エビルマルガム。邪悪の化身と化した
ステインは夜の街に消えるのであった。
次回、保須市事件
スバ友、いやアヒージョになってしまった出久はいかがでしたでしょうか?
やっぱり青春は友情、努力、勝利。そして恋愛ですよね!
彼の恋。団長が許すかな?