前回までの僕のガッチャアカデミアは!
保須市の路地裏で飯田天哉とヒーロー殺しステインがガッチャンコ!
その現場に轟とラミィが駆けつけるもステインが邪悪なマルガムに変身。
そして3人のピンチに仮面ライダーガッチャードが駆けつけるのだった!
「二人とももう大丈夫!!僕が来た!!」
「ちょっとラミィもいるんですけど!?」
「あ!ごめんなさい。じゃあ三人とももう大丈夫!!僕が来た!!」
あまり意味もなく言い直すガッチャード。
「おい緑谷!あっちの脳無退治はもう済んだのか?」
「いやまだ本体を倒してない!けど君たちが心配だから
クロっちとエックスレックスを現場において来た。
それはよりあれは一体···························?」
ガッチャードが自分が吹き飛ばした怪物に目をやる。
奴はゆっくりと立ち上がりガッチャードを睨みつける。
(あれはマルガム·········一体誰がなっているんだ?)
ガッチャードが疑問に感じていると轟が声を上げた。
「緑谷!奴はステインだ!さっき急に姿を変えて化け物になっちまったんだ」
「こいつが·········ステイン·········?」
「貴様·············雄英高校体育祭優勝者の緑谷出久か··················貴様はまだ素質が
あるから殺さない。だが俺はそいつらを殺す義務がある!だから
そこを退け!!」
ガッチャードはステインの言動に少し驚いた。マルガムという理性を
失った怪物になってしまったというのに奴は自分の意志で動いていたからだ。
以前の爆豪のマルガムとは違い冷静に言葉を話してもいる。
それは度奴の信念は強固なものなのだとガッチャードは感じていた。
「退くわけないだろ。これ以上誰も傷つけさせない!
お前の歪みきった正義を僕がとめてやる!!」
「邪魔するなら貴様も消す!!うおーーーー!!!!」
ステインの体を更なる邪悪なオーラが包み込む。そして奴は
ガッチャードに向かって突っ込んで行った。
(は、速い!?)
「く!?」
ステインが鋭い爪をガッチャードに振るって行く。
ガッチャードは爪をいなしながら奴の攻撃を避けて行った。
そして回避と同時にカウンターの蹴りやパンチを放つが
奴の体を怯まないどころかビクともしない。
「食らえ!!」
「ぐわー!!??」
ステインが一瞬の隙をついてガッチャードを爪で切り裂いた。
切り裂かれた装甲は激しく火花を散らせガッチャードは後ろに吹き飛ぶ。
「な、なんて強さだ!?」
「さっさとそこを退け!そこの者たちはニセモノ!粛清しなければないらない」
「何!?どういうことだ!?」
「アイツは復讐に囚われ、そこのプロヒーローを助けずに俺に復讐することだけに執着してた!!
ヒーローとはオールマイトのように偉業を成し遂げた者にのみ与える称号だ!ニセモノは
消さないといけない!すべては正しい社会のために!!」
ステインの叫び路地裏だけでなく町中に響いた。その場にいた者たちは
ステインの叫びに恐怖を感じて顔を歪めた。しかしそれを聞いたガッチャードは
マスクの下で一切表情を崩していなかった。
「ヒーローは神様じゃない!人間だ!!」
「ん?何を言っている?」
「人はみんな弱い。どんな強い心を持っていても、どんなに大きな信念を持っていても
きっかけ次第で心が折れてしまうことがある。道を誤ってしまうこともある。
けどだからこそ僕たちは絆をつなぐんだ!僕たちは一人でヒーローになるんじゃない!
みんなでヒーローになるんだ!!過ちを犯してしまったからって未来を潰して
言い訳がないんだ!!」
「なんだと?」
「人は完璧にはなれない!神様じゃないんだから!!」
「ハハハ·········そうだな緑谷」
轟が血で染まった体をおさえながフラフラと立ち上がる。そして
ガッチャードの横に立った。
「俺もこの前まで間違い続けていた。けど俺も緑谷との
絆のおかげで過ちに気が付けた。そして自分の夢を思い出せたんだ」
「そうだ。僕も轟君のおかげで自分が間違っていたこと気が付けた。
そして僕のかけがえのないものを思い出させてくれた」
続いて飯田もガッチャードの横に立つ。
「二人とも·········」
「ほざくな!!人間はそう変われない!!貴様らはニセモノだ!!」
「·········貴様から見たら僕はニセモノなのかもしれない。だが
この胸に溢れるガッチャだけは本物だ!このガッチャだけは揺るがない!
僕は絶対に変わってみせる。兄さんのインゲ二ウムを受け継ぐために!」
「そうだ!俺たちは自分自身のガッチャを持っているんだ!!
それを否定させはしない!!」
飯田と轟の目に宿ったのは純粋なる情熱。自身の夢のために
戦うという熱い想いが彼らに宿っていた。そんな二人の
姿にガッチャードは目を奪われていた。
(す、すごい!すごいぞ!!二人のガッチャがまるで共鳴してるみたいだ!
これはまるでガッチャンコしたケミー達の化学反応··············ん?ん!?)
その時ガッチャードの脳内にとあるビジョンが浮かび上がって来た。
まるで電撃が走るかのようにとあるアイディアが頭を駆け巡る。
そして彼はマスクの下でフッと笑った。
(きっとできるよね!今の僕たちなら!)
その時ガッチャードが突然変身を解除した。
「!?貴様!何のつもりだ!?」
「緑谷!?」
「緑谷君!?なぜ?」
その場にいた者たちが彼の行動に面を食らって驚いてしまう。
だが緑谷はそれを気にせず自身の指に指輪をはめた。
「ステイン!見せてあげるよ!!オールマイトとは違う新しい
ヒーローの姿を!二人とも力を貸してくれ!!」
「え?お、おう!」
「よくわからんが·······わかった!」
その時彼の指輪の宝石の光が緑色に代わる。そして彼は声高々に詠唱を開始する。
「輝く夢と絆は法則を超え新たな未来と力を作り出す!!」
その時彼の指輪が光り輝いた。そしてカードホルダーに入っていたブランクカード二枚が
轟と飯田の元へと飛んでいく。そして二人はなんとカードの中に吸い込まれていった。
そして彼の手元に二枚のカードが舞い降りた。
「できた!これが僕だけの新しい錬金術!」
「な!?これってまさか俺たちは·········」
「カードになってしまったのか?」
カードになった二人は現状に少し困惑してしまう。その時出久が
2人に言った。
「二人とも!今なら僕たちだけのガッチャを掴める気がするんだ!
だからお願い!力を貸して!!」
それを聞いた二人はフッと笑った。
「それを聞いて·········断るなんてできねぇよな!」
「ああ!僕たちの力!存分に使ってくれ!!」
「よし!行くぞステイン!!これが僕たちの新たなガッチャの形だ!!」
『SHORT 』
『I N G E N I U M 』
「変身!!」
『ガッチャンコ!!エターナルボンド!!
ショートニウム!!』
新しいガッチャードが誕生した。腹部に備え付けられた高起動エンジン。
足や腕、背中にに生えている長いマフラー。そしてインゲニウムを模した
口部分を隠すマスク。そして轟の炎がマフラーから噴き出ていた!
そうこれはお互いのガッチャを共有し高め合う3人にしかなれない
新たな力なのだ!!
BGM What’s your FIRE
「さ、3人が一つになっちゃったーーー!!??」
ラミィが驚愕の声を漏らした。ステインも新たなガッチャードの
姿に目を見開く。
「貴様········一体何者なんだ?」
「僕は仮面ライダーガッチャード!!みんなと大きな夢を追いかける
ヒーロー志望の錬金術師だ!!ハァ!!」
その瞬間!ガッチャードが超スピードでステインの目の前に立つ。
そして真っ赤に燃えた拳を奴に叩きつけた。
「ハア!!」
「グ!?」
ステインはその拳を受けて後ろに吹き飛んだ。
ガッチャードはマフラーを吹かしながら超高速で吹き飛んだ奴の後ろに移動する。
そして奴を空高く上空へと蹴り飛ばした!
「うおーーー!!??」
「ハア!!」
ガッチャードはマフラーから激しく炎を吹きながら空に吹き飛び
奴の元へと飛んでいく。
「プロミネンスレプシロバースト!!」
「ぐわーー!!!???」
ガッチャードは空中で轟の炎によって何十倍にも強化された
レプシロバーストを食らわせる。奴はそれを食らい吹き飛ばされ
近くにあったビルの屋上の地面に叩きつけられる。
そのビルの屋上にガッチャードも着地した。
「く、俺は負けん!正しいヒーローを取り戻すために」
フラフラと立上がりガッチャードを睨みつけるステイン。
そんな奴にガッチャードは叫ぶ!
「ステインこれが僕のオールマイトと違う新しい
ヒーローとしての形だ!!」
「な、なに?」
「一人でヒーローになるんじゃない!みんなでヒーローになるんだ!!
みんなの想いと絆の力でガッチャードはもっと強くなる!!正しいか
間違ってるなんてない!ヒーローは!人はみんなそれぞれの想いを
持っているんだから!!」
「う··············!?俺は·······俺は·······!」
「これで終わりだ!ステイン!!」
その時ガッチャードは奴に向かって蹴りを叩き込む。大きく曲線を描くように
ステインは保須市の夜空に吹き飛んだ。そしてガッチャードは
奴に向かって飛んでいく。そして氷結を螺旋状に放ち宙を舞っていた
ステインを捕縛する。
「二人とも!行くよ!!」
『『おう!!』』
『ガッチャンコ!!
ショートニウム!!フィーバー』
「「「ハアーーー!!!!!!」」」
ガッチャードの体が激しく燃え上がる。そして奴に向かってライダーキックの
構えを取ると体中のマフラーがジェットのように激しく炎を吹き奴に向かって飛んでいく。
そして螺旋状の氷に体を合わせ高速に回転しながら前に進んで行った。そして
その超高速ライダーキックはステインの体を一瞬で貫いた。
「グァーーーーーー!!!!!!!!!!?????」
ステインの体を貫通したガッチャードは地面を激しく削りながら
すべるように保須市の中心に着地する。それと同時奴の体がまるで
大きな花火のように爆発した。夜空に一瞬の閃光が走る。
その光は着地しその場に佇むガッチャードを明るく照らしのだった。