前回までの僕のガッチャアカデミアは!
新たなコスチュームに身を包んだ爆豪とクラスメイト達がガッチャンコ!
そして彼は授業の訓練でヴァルヴァラドの姿を皆に見せつける。
そして期末試験が彼らに差し迫っていたのだった。
「よし、授業はここまでにする。期末テストまで残り1週間だが、お前らちゃんと勉強してるだろうな?
当然知ってるだろうが、テストは筆記だけでなく演習もある。頭も体も同時に鍛えておけ、以上だ。」
「「まったく勉強してなーい!!」」
授業が終わった後教室では期末試験の話題で持ち切り状態となった。
勉強な苦手な芦戸と上鳴は思わず声を上げてしまう。
「体育祭やら職場体験やらでまったく勉強してねー!」
「確かに、行事続きではあったが」
「中間はまあ、入学したてで範囲狭いし特に苦労なかったけど」
「期末は中間と違って」
「演習試験もあるんだよな~中間試験10位のオイラはそこを頑張んないとな~」
峰田がどや顔でそうわざとらしく呟く。そう彼は意外と勉強ができるのだ。
「「ちゅ、中間10位!?」」
「アンタは同族だと思ってたのにー!」
「お前みたいな奴はバカで初めて愛嬌出るんだろうが!どこに需要あんだよ!」
「世界かな?」
「ク~!!クソ!見てろよ峰田!!今回の期末試験お前を超えて赤点回避してみせる!!」
「え~?アホのお前にオイラを超えることできるのかよ?」
「うるせぇ!こっちはアクアとの夏休みもかかってんだ!!
補修地獄じゃ彼女と遊ぶ時間も減っちまう!俺はやってやる!
俺はやるぞアクアーーーー!!!!!!!」
上鳴は高らかに自分の恋人の名前を叫びながらオールマイトのように
拳を高らかに上げた。彼の情熱的叫びはクラス中の注目を集めた。
「す、すごい覇気だ!これ上鳴君のガッチャか!?」
「ふざけんな上鳴!オイラだって負けん!負けないぞ!!!!」
峰田は血涙を流しながら上鳴を睨みつけていた。
「はあ·················私も頑張んないとな·················」
「芦戸さん。座学なら私少しお力添えできるかもしれません」
「ヤオモモー!!」
「ウチもいいかな?」
「もちろん!」
全員が期末試験と勉強について話している中
爆豪はただ一人持参したパソコンの画面を静かに眺めていた。
それが気になった切島は爆豪の後ろに立って話しかける。
「おい爆豪!何見てんだ?」
「··············雄英教師のヒーロー活動の動画」
切島の言葉にぶっきらぼうに答える爆豪。彼は
ずっと画面を見続けている。
「なんでそんなの見てんだよ?」
「試験対策だ···········邪魔するならあっち行け」
「え?試験対策?B組の奴らの話じゃロボットとの対戦だろ?」
「チ、馬鹿かてめぇ?ここは天下の雄英だ。最近事件ばっかの時に例年通りにやるわけねぇだろ?もし可能性があるとしたら教師陣との模擬戦か·······またプロヒーローとの模擬戦か··········勝負の前に分析する必要がある。
完勝するためにな」
「··············そっか··············なあ!?俺も一緒に見ていいか!?」
「··············勝手にしろ··············だが後でサンドバックの代わりになってもらうぞ」
「なるほど!特訓に付き合えってことだな!ついでに勉強も教えてくれ!」
「おい!図々しすぎだろ!クソ髪!!」
「お!いつもの爆豪だ!」
その後出久は飯田と轟にとある提案を持ちかけた。
「ねぇ二人とも、もしよかったら今日から放課後に僕の家で
みんなで一緒に勉強しない?後さ·········もしよかったら、期末試験の演習対策として
明日会ってみない?僕の師匠に·········」
「み、緑谷君の!?」
「師匠だって?」
((す、すごい気になる!!))
「ああ。いいぜ」
「うむ!僕も大賛成だ!」
「本当!?やった!あ、麗日さんもうどうかな?」
出久は麗日にも声をかける。だが彼女は彼から目を背けてしまった。
「ご、ごめん!私いいや·············。あ!ちょっと今日はもう帰るね!」
「え!?う、麗日さん!?」
出久は彼女を引き留めようと声を上げるが彼女は急ぎ足で教室は
出て行ってしまった。
「おい。麗日なんか様子がおかしくなかったか?」
「う、うむ·············何というか彼女らしくなかったな·············」
「麗日さん·············大丈夫かな·············?」
「ケロ·············お茶子ちゃんもしかして·············」
梅雨ちゃんは麗日を追いかけて行った。
それから数分後。麗日は足早に校舎を出て通学路を歩いていた。
夕日に照らされるアスファルトの道を歩きながら彼女は今日
あったこと思い出す。
『ス、スバルさんが·········!スバルさんが大好きなんだ········!!///』
あの時の彼の真っ直ぐな言葉とその時の表情が彼女の頭に明確に蘇る。
彼女にとって感じたことない感情が自身の心を支配した。
(な、なんでこんなにも胸が痛いんや?)
『ち、違う!本当に好きなんだ·······///一人の女の子として··········///』
彼の恋に対する真っ直ぐな姿勢。それを感じた彼女の胸が
ドンドン締め付けられる。
「やだ·········そんなこと·········そんなこと·········言わんといて·········!」
麗日の瞳からポロポロと涙がこぼれ、彼女はその頬を手で拭う。
けれど、その手が涙を止めることはできなかった。
『しょ、しょうがないだろ!?好きになっちゃたんだから!!///
あの人の言動!動作!そして笑顔!!すべてが愛おしいんだ!///
あの夜二人きりで駅への道歩いた時はすごいドキドキしたもん!
僕の夢は大物ヒーローになる!だけじゃなくてあの人の特別になりたい///』
「いやや·········いやや·········」
麗日はあふれ出る涙をおさえながらその場に崩れ落ちてしましまう。
その時彼女の肩を優しく掴む者がいた。
「お茶子ちゃん大丈夫?」
「·········?梅雨ちゃん?」
次の日
ここは栄寿の神社。この神社にとある客人が訪れていた。
その客人は今のコンと頭を撫でている。
「コーン!コーン!」
「ウフフ·········本当に可愛らしい狐ちゃんですね」
「コンも姉さんのことが大好きらしいな」
「それは嬉しいですね。けど姉さんと呼ばないでください栄寿」
彼女の名前はツムリ。かつて創生の神を模して造られた未来人。
栄寿が神になってからは未来の世界で新生デザイアグランプリの
ナビゲーターを務めている。たまにこの時代を訪れ栄寿たちに
会いに来るのだ。
「コーンコーン」
コンはまるで犬の様にお腹を向けながら地面に倒れた。
まるで自分をもっと撫でて欲しいと言わんばりに体を捻る。
「フフフ·········本当に甘え坊ですわね」
「ああ、だがコン。油断したな。それ!」
「コン!?」
栄寿が突然コンの向けられたお腹をくすぐり始めた。
「こ~ん~!こ~ん!」
くすぐられて笑ってしまうコン。その時コンからドヒュンと
音が鳴りながらコンの体を包むほどの煙が発生する。
するとコンは人型のフブキの姿に変わってしまう。
「あ、やべ。人間の姿に·········ってアハハ!!!」
「オラオラ!コン!どうだ!?」
「アハハハ!!フー!栄寿!やめてくださいwwwやめてくださーいwww!!
アハハハハハハハ」!!
コンがフブキの姿に変わったというのに栄寿は変わらず彼女の
腹をくすぐり続ける。フブキの今の姿は今薄着に腹を出しているスタイル。
傍から見たら正直とても卑猥な光景に見えてしまう。
「ちょっと二人ともやめなさい///!!ふしだらですよ!」
ツムリは少し厳しめに注意する。その時神社に新たな客人が。
「栄寿さん!いますか········って何やってるんですか!?///」
「うお······?これは一体!?」
「は、破廉恥だ!///」
「お?出久じゃないか。友達連れてきたのか?」
「あ!こんにちは出久君!」
何事もなかったように平然と返事する二人。神社に来た
出久たちは何とも言えない光景に言葉を失ってしまう。
「じゃあ二人とも初めまして。俺は浮世栄寿。この神社の主だ」
「こんにちは!私は栄寿の眷属!白上フブキです」
((眷属?))
「私は出久様とも初めましてですね。初めまして。私はツムリ。
栄寿とは············」
「俺の姉さんだ」
「違います!」
とりあえず自己紹介することになった一行。
「初めまして。俺は緑谷のクラスメイトの轟焦凍です」
「同じく二人のクラスメイトの飯田天哉です。よろしくお願いします」
「ほう········二人は例のステイン事件の時の········」
轟と飯田は興味深そうに見つめる栄寿。そしてはフッと笑う。
「お前たちなら奴のスピードを超えられるかもしれないな。
出久。この3人で挑戦してみたらどうだ?レベルナンバー10の
試練の一つ。エクシードファイターの捕獲に」
「!?」
「レベルナンバー10の試練?それは何だい緑谷君」
「僕の変身している時に使っているカードにケミーっていう
不思議な生き物が宿っているのは知っているでしょ?そのケミーには
それぞれ属性があって、その属性の頂点に立つケミー達をレベルナンバー10って
言うんだ。そのケミーはガッチャするには試練を突破する必要があるんだ」
「そしてエクシードファイターはケミー史上最速のケミー。
奴のスピードはまさに次元がちがう」
(最速の················!?)
最速。その言葉に飯田の心が揺れ動く。そしてそのケミーの力を
この目で見てそのスピードを感じてみたいと心が躍った。
「緑谷君。僕はそのエクシードファイターとやらを見てみたい!」
「俺も少し興味があるな」
「二人とも········わかった!じゃあ3人で行ってみよう!」
こうして3人はレベルナンバー10の試練の一つ。エクシードファイターの
ガッチャを目指すことに。3人は神社の本殿にあるエクシードファイターの
いる場所に繋がっている扉をくぐったのだった。
「ここは········」
「山の上?」
扉の先の世界。そこは高い山の頂上だった。風が吹き荒れそこら中に岩が
転がっている。そして山の頂上から光景はとても圧巻的なものだった。
そして········3人の元に高速で近づか影が!
「エクシード!!」
「おい!あれ!」
その時3人の頭上を奴が高速で一瞬で通り抜ける。
そして奴は一瞬で徘徊して3人の目の前に向かった。そして
その場に空中でとどまり3人を見つめる。そう奴はエクシードファイター。
最速のケミーである。
「エクシード················」
3人は見つめるエクシードファイターに出久は語りかけた。
「エクシードファイターは!僕たちは君に挑戦しに来た!
僕たち3人の挑戦受けてくれるかい!?」
「エクシードファイター!!」
出久の言葉にエクシードファイターは合意の意を示したのだった。
「皆様こんにちは!ナビゲーターのツムリです。これよりレベルナンバー10の
試練の一つ。エクシードファイターとのゲームを開始いたします!」
ツムリがその場に現れゲームの説明を開始する。
「ゲームの内容単純なレース。この山の頂上から100キロ先に用意された
ゴールに先に辿り着いた方の勝利です。では皆様準備を始めてください」
「エクシード!」
やる気満々でスタートの位置に着くエクシードファイター。
「じゃあ二人とも行くよ!」
「ああ!」
「おう!」
「輝く夢と絆は法則を超え新たな未来と力を作り出す!!」
その時彼の指輪が光り輝いた。そしてカードホルダーに入っていたブランクカード二枚が轟と飯田の元へと飛んでいく。そして二人はなんとカードの中に吸い込まれていった。そして彼の手元に二枚のカードが舞い降りた。
『SHORT 』
『I N G E N I U M 』
「変身!!」
『ガッチャンコ!!エターナルボンド!!
ショートニウム!!』
彼らはガッチャードに変身する。そしてスタートの位置に着いた。
それを確認したツムリはスタートピストルを空に向けた。
「では準備はよろしいですね!始めます!3············2···········1············スタート!!」
スタートピストルの合図が周りに鳴り響く。その瞬間とてつもない
轟音と共に彼らは空へと飛んでいった。
「エクシード!!」
「「「うおーーー!!」」」
ガッチャードとエクシードファイター超高速で空を飛んでいた。
まるで空を切り裂くように鋭いスピードをお互い出し続けている。
最初はお互い並ぶように飛んでいた。しかしエクシードファイターは
ガッチャードを追い抜き徐々に距離を話していく。
「くそ!早い!これが最速のケミーのスピード············」
『このままじゃあ············』
『負けちまう!』
(クソ!もっと············もっとだ!もっと速く飛べ!
僕のエンジン!!)
飯田はガッチャードについている自身のエンジンを
更に動かす。
(集中しろ············!!氷で巨大な氷壁を出すときの様に
炎を最大に!そして粒子状に氷をだすように精密に
炎を圧縮する!そしてエンジンを常時氷結で冷却!!)
轟が火力を上げる。マフラーから噴き出る炎の色が青色に変わる。
二人の気迫は変身者である出久の心に伝わっていた。
「二人とも············!力を貸してくれ!!」
『『おう!!』』
「「「うおーー!!!」」」
「エクシード!?」
ガッチャードのスピードがどんどん上がる!これにより再び
エクシードファイターの横に並んだのだった。そして
ついにゴールが見えてくる。広大な原っぱの中心に
巨大なゴールのゲートが立てられていた。
「「「更に向こうへ!!プルスウルトラ!!!!」」
その一瞬だけ、3人はエクシードファイターのスピードを超えた
そしてエクシードファイターやりも速くゴールのゲートをくぐる。
「勝者はガッチャード!おめでとうございます!!」
「よし!ガッチャ!!」
ガッチャードは地面を激しく削りながらなんとか急停止する。そして
ガッツポーズを取るのだった。
「エクシード!!」
「エクシードファイター!」
その時エクシードファイターがガッチャードの元に寄って来た。
「エクシードファイター!僕の友達になってくれる?」
「エクシードファイター!!」
元気よく返事するエクシードファイターに向かってガッチャードはブランクカード
を向ける。すると彼はカードの中へと入っていった。
「フフフ···········よろしくね!エクシードファイター!」
『エクシード!』
こうしてビークルのレベルナンバー10エクシードファイターのガッチャ
に成功したのだった。
「おめでとう3人とも見事な勝負だった」
その時拍手する音と共に栄寿がその場に現れる。その腰には
デザイアドライバーが巻かれていた。彼が指を鳴らしてブーストバックル
空に向かって掲げた瞬間、天から四つのブーストバックルが現れ栄寿の
右手に持っていたブーストバックルと合体する。
「栄寿さん············もしかして············」
「フフフ············お前のその力。この身で味わってみたいと思ってな」
『SET』
「変身!!」
『BOOST MARK Ⅱ READY FIGHT』
栄寿の姿真っ赤に染まり姿が変わる。そう彼は変身したのだ。深紅の
狐。仮面ライダーギーツ ブーストフォームマークⅡに。
「来な。三人ともまとめて特訓の相手でもしてやるよ」
そういってギーツは構えた。その構えから彼はただ者ではないと
轟と飯田は感じ取る。
「二人とも準備はいい?」
『ああ·········この人に僕たちがどれ程通用するか試したくなってきた』
『俺もだ·········見せてやろうぜ!俺たちの力』
「わかった·········行きますよ!栄寿さん!!」
「来い!!」
その瞬間二人の姿が一瞬消える!次の刹那な激しい熱風と共に
二人の拳が激突した。次の一手を取ろうとガッチャードが動こうとするが
ギーツの方が一歩はやい。ギーツがガッチャードの顎に強烈のアッパーを
叩き込んだ。あまりの威力にガッチャードは天高く吹き飛ばされる。
「く!?」
しかしガッチャードは空中でマフラーから炎を放出して空を飛びながら
体勢を整える。そして下からギーツが体を深紅に燃やしながら自分の元へと
飛んでいった。ギーツが蹴りを叩き込むがガッチャードはなんとか両手で防御し
後ろへ少し下がる。
「行くぞ!ガッチャード!!」
「ま、負けない!!」
二人の激しい空中戦が始まる。お互い高速で飛びながら蹴りやパンチを繰り出していく。
互いの攻撃がぶつかり合うたびに空で激しい熱風が発生した。
「みんな頑張れ―!!」
「皆さんすごいですね。熱風が少しここまで伝わってきます」
ツムリとフブキは原っぱに建てられた仮設キッチンで昼食の準備をしながら
二人の戦いを見ていた。ツムリはそばを茹で、フブキはてんぷらを作っている。
「栄寿すごい楽しそう!」
「ええ。今の栄寿はいつもより生き生きと戦っています」
「うおー!!」
「「「プロミネンスレプシロバースト!!」」」
「フン!!」
轟の最大火力によって強化されたレプシロバーストと
ギーツの渾身の蹴りが激突する。その時ギーツは地面に向かって吹き飛ばされた。ギーツが地面をゆらすように激しく着地するとガッチャードはギーツの懐へと突っ込んで行く。そしてギーツもガッチャードの所に突っ込んんだ。
そして互いの両手を握り押し合いを始める。
「うおー··················!!」
「フン·········!」
お互い炎を激しく吹きながらの押し合い。その押し合いはしばらく拮抗する。そして
このままじゃ勝負が進まないと判断した二人は一旦お互いの元を離れるために
高くジャンプしながら後ろに下がった。
「これで決まる!二人とも!行くよ!!」
『『おう!!』』
「いいだろ!来い!!俺も真正面から受けて立ってやる!!」
『ガッチャンコ!!
ショートニウム!!フィーバー』
ガッチャードの体が激しく燃え上がる。そして奴に向かってライダーキックの
構えを取ると体中のマフラーがジェットのように激しく炎を吹きギーツに向かって飛んでいく。
そしてギーツもベルトのブーストマークⅡレイズバックルのスロットを···············回さなかった。
「なんてな♪」
「え?」
ギーツはひらりと体を横に回す。するとガッチャードのキックは不発に
終わってしまった。慌てて地面を削りキックの勢いを殺しその場に止まる。
慌てて後ろを向くとギーツはもう目の前に立っていた。
「化かされたな」
「く!?」
ガッチャードは苦し紛れの裏拳を飛ばす。
『REVOLVE ON』
ギーツがベルトを回転させる。するとギーツは四足歩行の狐になり
その裏拳は空を切った。そしてギーツは後ろ脚蹴りガッチャードに食らわせ
空へと吹き飛ばす。
「うわーーーー!!!???」
『REVOLVE ON』
ギーツは再び人型に戻りガッチャードに向かって高く飛ぶ。
そしてベルトのブーストマークⅡレイズバックルのスロットを回した。
『BOOST STRIKE』
「ハアーーー!!!!!!」
ギーツが真っ赤に染まった拳を四回振るう。すると拳型の
燃え盛るエネルギー体が四つ出現。そしてその四つのエネルギーと共に
ギーツはガッチャードに向かって拳を向けて突っ込んで行く。
拳が命中した瞬間激しいソニックウェーブと共にガッチャードは
下に吹き飛ばされ地面に激しく叩きつけれた。
「グハ!?」
ガッチャードのダメージは限界を超え変身が解除された。
「俺の勝ち···············だな」
「ハアハア···············クソ勝てなかったか··············」
変身解除されその場に大の字で倒れた出久は飯田と轟をカードから出す。2人は彼の
元へと駆け寄る。
「緑谷君!」
「緑谷!大丈夫か!?」
「う、うんなんとか···············」
出久はフラフラと立ち上がる。すると変身解除した栄寿が3人の元に歩いて来た。
「今回の敗北の理由。それはお前らがスピードに頼り過ぎたことだ。
勝負を決めるのはスピードやパワーだけじゃない。ここぞという時に
相手の意表を突く駆け引き、そしてそれを見極める冷静さ。それが
欠けていたな」
「な、なるほど···············」
「べ、勉強になります!」
飯田と轟はその言葉に感銘を受けていた。出久は少し悔しそうに
瞳に涙をためていた。
「クソ···············!」
「フフフ···········俺に勝つにはまだ100年早かったな。けど
成長したな出久。俺はうれしいぞ」
「···············次は絶対に勝ちます。あなたに一勝だけでも絶対に···············」
「おう。待ってるぞ」
栄寿は余裕そうに笑いながら出久に手を差し伸べる。
そして出久は栄寿の手を借りて立ちあがった。
「皆さーん!!お蕎麦と天ぷらが出来ましたよー!」
「皆さん!早く来てくださーい!お昼にしましょう」
ツムリとフブキの声が聞こえてきた。
「蕎麦···············!」
轟は真っ先に彼女たちの元へと走る。そして3人も
その後を追っていく。
その後お昼ご飯のざるそばと天ぷらをみんなで食べるのだった。
轟はツムリの作った蕎麦に夢中になっていた。
ここはファンタジー事務所。その会議室に上鳴と彼女のアクアの姿があった。
二人は会議室にあるホワイトボードに注目しながらノートを取っていた。
「はい!この問題はこの公式を使って解くと理解しやすいんじゃないかな?
じゃあ二人とも解いてみてね」
2人に勉強を教えているのは儒烏風亭らでん。現在落語家を
しながら配信者として名を世間に轟かせている人物である。彼女は元教師で
ファンタジー事務所との交流もあり二人の勉強の面倒を見ているのだ。
しばらくして勉強はひと段落つく。
「じゃあそろそろ休憩しようか。お疲れ様」
「ふう~。疲れた」
「あてぃしも···········」
「それにしてもアクアも期末試験ピンチだったとはな。
俺より偏差値低い学校に行ったのに···········」
「だ、だって仕方ないじゃん!あてぃしだって配信活動頑張ってたんから」
「二人とも私の授業は大丈夫そ。なんかわからないことでも···········」
「はい!先生!!」
その時会議室にマリンが手を上げながら入って来た。
「ちょ、ちょっとお母さん···········」
「マリンさん急に入ってきて何ですか!?」
「だって!船長だけ仲間外れなんて悲しいじゃん!!」
「えっと···········船長も私の授業受けます?」
ここは八百万家の屋敷にある地下施設。その研究室の
室長室でクロスウィザードと当主の八百万創造が話していた。
「というわけなんだ。創造、僕の提案を受けてみない?」
「うむ··········」
「大丈夫だよ。あの人ならきっと大丈夫。なんせ出久の友達だからね」
「······················わかった。ではオールマイト殿にこの屋敷に一回来てもらおう」
次回、期末試験開始