私の名前は小原紗友里。門真なみはやシニアの1番セカンドとして活躍している巧打者よ。
「ストライーク!バッターアウト!」
中学の決勝では完封負けしてしまったけど、1番打者として3打数1安打1四球と仕事を全うした。だから私はスカウトに声がかかると思っていた。でも、現実は甘くないもので秋になってもスカウトから声がかかることがなかった。私はスカウトに声がかからない状況にイライラしたんだけど、練習帰りに、私はスカウトの意外な評価を思い知らされてしまった。
「門真なみはやの小原ってどう思う?」
「1番打者として、セカンドとしては優秀な方だがセカンドはショート経験者とも戦うことが多いからなぁ」
「ええ、ここ最近はセカンドでも強肩の選手が多くなってますからね」
「そう考えると小原は女性選手の中では身体能力は高いのだがそれくらいの身体能力の男性選手はたくさんいますからねぇ」
「それに、最近は1番に強打者を置く高校も結構いますから…」
その評価に愕然とした。私のライバルがたくさんいる?セカンドはショート経験者と戦う?そんな評価ってあるの?攻守両面においてライバルに勝てる実力はあるのに何で評価されないの?私にはだれにも負けないミート力に選球眼があるのに…その日はショックになって家に逃げるように帰っていった。
その日は涙に暮れて部屋に引きこもった。こんな形でスカウトされずに終わるだなんて思ってもいなかった。だから私は野球を辞めたい…そういう気持ちさえ芽生えそうだった中で私のある1本の電話がかかったの。
「もしもし、私は来年から新設される河内学院大各付属高校野球部監督の梶原詩乃と言います」
「はい、私は小原紗友里です」
「小原紗友里?確か門真なみはやシニアで切り込み隊長をしていた子だよね?」
「えぇっ!?私のことを知っていたんですか?」
「ええ、高校野球の監督としてスカウトするには中学野球部やシニアの有力選手の情報を得ておかないとね」
「はぁ…」
「で、あなたのことをSNSで知ったんだけど実力的にあなたほどの選手がスカウトに声が駆らないのが不思議に思ってね…」
「ははは…」
「うちの河学ならあなたのことをしっかり評価されるし不当な扱いをすることはないから安心して私たち河学に来てくれないかな?」
「えぇっ!?」
私のことを正当に評価してくれる初めてのスカウトが来た。しかも監督直々のスカウト。私としてはスカウトを断るわけにはいかなかった。だから私は河内学院大学の入試を受け合格、無事に入学することができた。
梶原監督が私のことを高く買ってこの舞台を用意してくれたんだ。私のことを不当に評価していたスカウトの皆さん、私はまだ引き出しは見せていないからね。
いかがでしょうか?現実では女性選手の評価はどうかと言われると投手ならまだしも身体能力が問われる野手は結構評価が低いと思います。(男性比)日本人でいうとMLBにおける内野手がそうですね。(特にショートは日本人より積極的な守備をする中南米の選手が多い)
活動報告においては智念和歌山・大阪桐陽の選手を募集しています。智念和歌山は野手が揃ってきたため控え選手中心に査定していきたいと思います。
大阪桐陽は日本各地からスカウトを受けた選手が集うのでいっぱい応募してください!