日本一の野球部を目指して   作:メカニッカー

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渋田高校戦第2話。ついに公立の雄である渋田高校の攻撃で牙をむいてきます。


牙をむく公立の雄

1回裏、渋田高校の攻撃。

1番ショートの坂田。

先頭の左打者相手にはアウトコースを避けて内角低めを中心に投げ込み2-2からの5球目のSFFをボールの上面をたたかせてサードゴロ。

2番レフトの水戸は2-1から4球目のカットボールを見事にレフト方向へ流そうとしたがショートライナーに封じ込めた。

3番サードの塚口相手には1-3から四球を与えてしまったものの4番ファーストの高田相手には2-0からのストレートで空振り三振に封じ込めた。

 

2回表、先頭は5番ファーストの鈴木。だが剛速球に振り遅れて3球三振。

6番サード一本は3球目のストレートをライト前にはじき返すシングルヒット。

7番センターの大木も外角低めのカットボールをライト線側に流し打って2ベースヒット。

しかし、せっかくつかんだこのチャンスも生かせず、8番ショートの柴吉さんが流し打ってやろうという心理を逆手に取ったインハイのシュートで見逃し三振。

9番ピッチャーの大野もストレートの球威に負けてぼてぼてのサードゴロ。結局2回表も無得点に終わってしまった。

 

2回裏、5番センターの佐々木。

初球の高めのストレートを真芯でとらえられてしまいツーベースヒットになってしまった。

そして、6番ピッチャーの葛城。

(くそー、自分でピンチを招いてしまった。葛城は投手としても打者としても戦ったことがあるからなぁ。あいつは確かインコースが得意だったはず…)

(せや、ワイもこいつのチームメイトやったから内角のストレートを踏み込んで引っ張るのが得意や。気ぃ付けて攻めて行けよ)

こくりとうなずいた大野は1球目は高めボール球になるストレートを投げ込むが、これは見送られてボール。

2球目のSFFは内角低めに落ちて見逃しのストライク。3球目も続けてSFFを外角低めへ投げ込むが、これも見送られてボール。そして4球目のストレートは低めに投げ込むはずが少し高めに浮いてしまった。

(こいつを狙ってたんだよ!)

葛城を思い切りバットをフルスイングした。バットに当たったボールは弾丸のように真っすぐ飛んでいきバックスクリーンのスコアボードの真下に激突してしまった。つまりホームラン。

 

(申し訳ない、野村。公立とはいえストレートを派手に叩き込まれてしまった…)

(そいつはしゃぁない。切り替えて投げ込んでいこうな)

 

そのあと、大野は見事に立ち直って7番セカンドの千葉をストレートで三振に仕留め、8番キャッチャーの田中もSFFを打たせてショートゴロ。9番ライトの野原もアウトコースのカットボールで三振に仕留めて何とかこの回を締めくくることに成功したのであった。

 

2回裏終了…河学0ー2渋田




大阪の公立の雄・渋田高校の真の実力が発揮されることとなりました。甘く入ったストレートを見逃すことなく仕留めるその強さ、公立の雄にふさわしい能力を持っています。
さて、活動報告では他校のライバルキャラを募集しています。参加してもらえたら幸いです。
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