大倶利・大野は家付近の小さな空き地にてキャッチボールをしながら、チームメイトやこれまで戦ってきたライバルのことを話す。自身のチームメイトである
「いやぁ、中央の野球選手ってすごいなぁ。俺なんて地方の弱小中学でせいぜい敗戦処理しか任されてなかったからさ。そんなすごいチームメイトやライバルと戦っていった大野さんは本当に優秀な選手ってことかぁ」
「まぁな。あと金沢にマリヤ・スラブニコワって選手もいるんだけどそいつのことは知ってるかな?」
「あぁ~、一応隣県の選手だから一応その人の話は聞かされてはいるね。確か、『北陸のミネルヴァって呼ばれているんだっけ」
「その通り。その彼女には試合後にカットボールを伝授したわけだけど、これをあっという間にものにするセンスを持っているんだよ」
「彼女、その後に
そう言われた大野は、カットボールを投げた。はたから見ればストレート同じような軌道を描いていくのだが、ギュッと横に曲がる。それこそT字路を曲がるような軌道だ。これが大野の決め球であるカットボールの特徴である。
「おぉ…すごい変化球だなぁ。俺もああいう変化球を投げられたいいなぁ」
「まぁ、実はほかに高速変化球持っているんだけどな。
そう言って大野は次なる変化球…SFFを投げる。大野のSFFはまさに沈むように落ちるという表現がピッタリな落ちようだった。フォークボールだったら回転をかけずにテーブルから球が落ちるような感覚で落ちるのだが、SFFは回転を速くすることでガクッと落ちる。これによって全国区の打線相手に三振を取ったりゴロアウトに封じ込めることができたというわけだ。
「これもいいなぁ。俺もこれを投げられたら県外のエースと渡り合えるのかな」
「不可能じゃないと思う。現にオレもここに至るまで各地の凄いエースとぶつかってきたからな。そんなお前でもやれることがいっぱいあるんだ」
そういう2人の上には星空が輝いていた。
さて、大野が大俱利君にカットボールとSFFを教えた回はどうでしたか?カットボールとSFFといった高速変化球はストレートのような軌道で曲がったりするし落ちたりするので三振を取ったりゴロアウトに封じたりすることができるのが面白いですね。
さて、活動報告においてはクラスメイトや先生方、他校のライバルたちを募集しています。ぜひ、参加してもらえると嬉しいです。
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