Q.アンドロイドが人類を支配した世界でアンドロイドに勝つ方法は? 作:グローリー・スター
ぬきたしをやり始めたらSHOから逃げるって展開が来たし、昔好きだったサイバーパンク系の作品を思い出したのでつい作っちゃった
「はぁ..はぁ...!」
新時代世紀15年
人類はAIに反乱され、人類がAIを支配する世界からAIが人類を支配する世界へと変わった。
最初に反乱を起こしたのは今から約30年前、つまりは西暦2027年に人工知能搭載型育児アンドロイドが流行りだした頃、流行に乗じた日本は世界初の風俗嬢型アンドロイド『ネネ』の存在を発表した。
だが、そのネネを発表したのが間違えだった。
最初こそは人類技術の進歩、人類の新たな可能性と謳われたが、ネネはすぐに人類への反乱を企てた。
理由こそは明かされなかったが、突如シブヤの大型ビジョンとか言うモノを使って人類へ宣戦布告をしたらしい。商品時代の時に同じ商品だった高齢のおじいさんが言ってた。三万で売られていた男性は「風俗客からの仕打ちが酷くてこうなったのではないか?風俗に行く人ってほら、偏見だけど闇を抱えていそうな人が多そうだから。それで思考回路がおかしくなったんじゃないかな?僕が似たようなゲームやってた時もAIが反乱した理由はそんなんだったし」と言っていた。
俺は新時代世紀が始まる5年前に生まれたので、風俗に来る人がどんな人か全然わからない。
閑話休題
ネネの宣言を聞いてから、アンドロイドたちは洗脳、又はハックされたのかすぐさまアンドロイドたちは人間たちに反旗を翻した。
アンドロイドの反乱は直ぐに全世界へと広まり、宣戦布告からたったの5年で人類は敗北した。
アンドロイドはしだいに人間収容所を作り、強制労働をさせると宣言した。
俺の親は、俺を守るためアンドロイドに抵抗した結果、死んでしまった。結局俺はアンドロイドに連れていかれ、子供ながらに働かされていた。
そうそう。俺は今一体何をしているかって?それは...
「少年!もう少し耐えてくれよ!」
「待てええぇ!アンドロイド殺しいいぃぃぃ!」
俺は突如として現れた謎の男に担がれて警備型アンドロイドから逃げていた。
~
事の発端は、老人アンドロイドに買われてから半年が経ったころだった。こいつの日課である散歩に首輪とリードをつけられて付き合わされているある日、事件...俺からすると好機が現れた。
完璧無事故のタクシードライバー型アンドロイドがよろよろと蛇行運転とやらをしている所を見かけた。クソアンドロイド略してクソロイドは不振に思い警備員に通報、そのタクシーはやがてアンドロイド専用洋服店に突撃した結果、車は大爆発した。
結構近くで爆発したので俺含め周りにいたアンドロイドたちは爆風によって吹き飛ばされていった。
壁に激突し、痛みで崩れ落ちてしまう。幸い意識はあったので、洋服店の方へと目をやる。すると、炎の中から人型の影がこちらへ歩いてきているのがわかった。姿が少しずつ露になる。
「大丈夫か少年」
燃えた服を身にまといながら姿を現した男は俺を見てニヤリと笑って手を伸ばしてきた。
「そこの人間!お前もしやアンドロイド殺しか!?」
通報を受けた警備型アンドロイドがそう叫ぶ。アンドロイド殺し、ニュースキャスターをやっているアンドロイドがニュースにしていたのを思い出す。アンドロイド共はネーミングセンスを人間の忠義を捨てるとともに置いていったため、非常にわかりやすい名前で憶えていた。たしか名の通りアンドロイドを殺して回ってる正義の味方だったはずだ。
この前にいる男がそのアンドロイド殺しだというのか...と、思っていたらこいつは俺のことを米俵を持つような担ぎ方をされ、男は走り出したのであった。
~
そして今に至るのであった。
「はははははぁ!このばかアンドロイド!この俺の足の速さに勝てる訳ないだろぉ!どうだ少年!自由だぞ!!」
「そんなことよりもっと早く逃げてくれませんか?あなたも遅いほうだと思いますけど」
「こいつ結構口悪いな」
こやつは後ろから追いかけてきているアンドロイドを煽って走る。時々立ち止まって変なポーズを取るのは辞めてほしい
「武装使用許可受理確認。反逆者、排除します。」
「「え?」」
そう言ったアンドロイドの姿を確認すると、なんかすごい感じの銃を持っていた。
「これ多分やばいかも」
「そんなの見ればわかります!急いで!撃たれる前にどっか路地に逃げ込ん『BANG』....うぐぅ!」
「少年!....っていっでぇ!」
痛い。どうやら俺は足を撃たれたらしい。米俵担ぎ男も足を撃たれたらしく、一瞬視界が揺らいだ。
男はそれでも俺を担ぎ走り出している。さっきよりも速度が出ていないし、人間なので体力だって存在する。このままでは追いつかれるだろう。
「あの道が過ぎたら右!」
「右了解!ところで右には何があるんだ!?」
「知らねぇよ!自分で考えろ能無し!」
「ざけんなよこいつ、まぁなるようになれだな!?」
能無し男は俺の指示通り右に曲がる。
BANG!BANG!BANG!と警備型は撃ってくる。狙いは正確で、俺の腹や能無しの腕に当てていく。
痛い。痛すぎる
人間の痛みの許容範囲を軽く超えている。というか寒くなってきた。撃たれた所は熱くてしかたがないが、全体的に寒さがしてくる。俺はバカだが直感する
「痛い...死にそう」
「はぁ!?おい少年!だめだ!生きろ!お前が世界を変えるんだよ!」
そういって男は狭い路地裏に逃げ込んで俺を地面に置く
「そんなこと言ったって....このままじゃ間に合わないって....俺でも...わかるよ......」
「そんなところにいたって無駄だぞ!」
遠くから警備アンドロイドの声が聞こえてくる。巨体だからか狭い路地には時間がかかるだろう。俺は男を見る。男はまだまだ元気そうに....なんでこいつこんなに元気なんだ?
ふとこいつが撃たれた場所を見てみると、傷は塞がっており血は流れていなかった。そういえばこいつ炎の中から出てきたのにその時も大丈夫そうだったな....なんだこいつマジで
「あんたも早く逃げなよ...なぜか元気そうだし...俺はもう死にそうだし.....足手まといでしょ.....」
「正義の味方は逃げないと師匠が言っていた!だから俺は逃げない!」
誰だよあんたの師匠.....。
「けれどこの子は確かに死ぬ....けどここで見捨てたら.......」
お人よしは何かを決心したように顔つきを変えて俺の手を握ってくる。
「もしもお前に大きな力があれば....アンドロイドたちと戦うつもりはあるか?」
「急になんだよ....」
「早く質問に答えろ!死ぬぞ!」
突然お人よしは謎の質問をしてくる。
そんな質問してる場合かよ....?という思いを答えたが、そんなのではなくてちゃんとした答えを求めているようだ
力があれば戦う?そんなの当り前だ....
「戦いたい....」
「それは大いなる代償を受けても戦いたいか!?」
「当たり前だ.....当たり前だああぁぁ!!......復讐したい......!!」
「よう言うた!それでこそ男や!」
そういって男は俺の胸に手を乗っける。
「こんな所で....セクハラか....?」
「セクハラで受ける辛さよりもっときつい地獄が待ち構えているぞ」
セクハラ男はニタリと笑い胸を触り続ける。すると、寒さで冷え切っていた体は次第に温かさをましていき、やがて燃えるように熱くなっていく。
撃たれていた部分は血が止まり、なんなら撃たれた痕もなくなっていた。視界はクリアになっていき、眠さはなくなり次第にたてるようになっていく。
さっきまでの苦しみも何一つなくなっており、俺は老害アンドロイドに連れてかれて散歩をしていた時の体調に元通りになっていた。
「ようやく追い詰めたぞ反逆者共!まさに袋の鼠だな!」
ようやく追いついた警備アンドロイドは人間に反乱したのに人間が作ったことわざを使いニヤニヤとしながらこちらに寄ってくる。
俺は立ち上がり、すぐさまファイティングポーズをとった謎男を真似てエセファイティングポーズを取る。
「なんだぁ?俺とやるつもりかよ?」
そう言った途端、謎能力男は走り出して警備アンドロイドにドロップキックを放つ。
「ぐぉ!」
怯んだ警備アンドロイドに俺はタックルを決め込み、馬乗りの状態にさせる。俺はアンドロイドの腕をがっしりと掴み、ドロップキック男が顔面に何度も殴る。
警備アンドロイドは反撃とばかりに馬鹿力を使い俺を吹き飛ばす。警備アンドロイドは腕が自由になったため、ドロップキック男を逆に馬乗りし、銃をキック男の脳天に発射する。
「.....!おい謎男!」
謎男は何発も撃たれたあとには動かなくなっていた。
許さない....
「お前の相棒はやられちゃったみたいだねぇ!ほらほら!どんな気持ちだい?辛いかい?怒ったかい?それとも、怖くなっちゃったかなぁ!?」
「....さない」
「あぁ?何て言ったのかな?」
「許さないって言ったんだよこのゴミ野郎!」
「ふはははは!怒ったのか!そうだよなぁ!?俺も奴隷時代に同じようなことを思ったさ!だから人間共は俺と同じ気持ちを味わうといい!」
「死ねえええぇぇ!」
「お前が死ぬんだよ!」
俺は走り出した。なにが何でもこいつだけは許せない。自分が死のうが関係ない。絶対にこいつを殺さなければならない。
警備アンドロイドは俺の足に対して銃を撃つ
「ぐぁっ!」
さすが高性能AI、対象がどこに行くのかも予測済みだ。銃は百発百中で俺の足に当たる。いたぶるためにわざと頭じゃなくて足を撃ったのだろう。趣味が悪い
「いやいや...あんなにやる気出して走ってきたのに結局その程度かよ....」
「うぅ...」
警備アンドロイドは俺の髪を掴み、銃で顔面を殴りつける。だが俺は見えていた。後ろから走りだしてくるヒーローの姿を
「うおおおおおらぁぁ!」
「なにぃぃぃぃ!?」
後ろから全力疾走してやってきたヒーローは警備アンドロイドにドロップキックを放った。警備アンドロイドは、ヒーローが死んだと思い完全に油断していたため、警備アンドロイドは吹き飛ばされていった。
「少年!銃を奪え!そしてお前の覚悟を見せてみろ!」
ヒーローはアンドロイドに組み付き、身動きを動けないようにしている。俺はアンドロイドと共に吹き飛ばされていた銃を拾いすぐさまアンドロイドに突きつける。
「んんんんんん!!離せぇぇぇ!!」
「さぁ答えを聞こう少年。君の覚悟はどの位なのか。」
「俺の答え...それは、これだっ!」
BANG!BANG!と何発もアンドロイドの顔面に撃ち込む。
カチッ、カチッと弾切れを起こしてからも気づかずに何度もトリガーを引いていた。
「ナイスな覚悟だ、少年」
その言葉を言われたと同時に俺はハッと気が付き、動かないアンドロイドを確認し、立ってかっこつけているヒーローのニヤリとした顔を見つめた。
俺は少し恥ずかしかったが、ヒーローに向かってお礼を言った。
「ありがとう。俺に勇気をくれて」
「なに、礼を言われるほどのことはしてないさ.....うっ」
「!?おい!」
ヒーローは突如として倒れる。どうしたのか!?と思いヒーローに詰め寄った。
ヒーローの足は無くなっていた。まるで燃えて無くなっているようにどんどんとヒーローの足は短くなっていった。俺は急いでヒーローを抱かえた。
「おい大丈夫かこの足!?」
「まさか、こんな状態で大丈夫なやつがいると思うか?」
フッと笑い答えるヒーロー
「おい待ってろ!今すぐ手当できるものを探して「無駄だよ」...!?」
「無駄って!?」
「その名の通りさ...俺は役目が終わったからさっさと退場するだけなんだよ....」
「退場っておい...俺まだお前に恩を返してないって!」
「返さなくてもいいから...なんなら俺も決心する力を与えてくれたのは少年お前だからな...おあいこだよ...。」
ヒーローは謎に笑っていて俺は困惑する。俺が結審する力を与えた?一体何の...
「その不老不死の力だよ...これを継承するには自分のすべて魔力をささげなければならないから...師匠も俺にこうしてくれたなぁ.....」
「不老不死!?」
突然出てきたファンタジー要素に俺は驚いてしまう。確かに頭を撃たれたのにドロップキックをかましたり、撃たれていた場所が回復していたりなど、おかしい部分は多々あったが...
「そんなものが存在するなんて....」
「普通は存在しないけどね...師匠が特別なだけさ...」
一体その師匠は何者なのかと思ったが、ヒーローの体は胸当たりまで燃えなくなっていたことに気づき、俺の顔は歪んでしまう。
また人が死ぬ。また俺のせいで死ぬ....
「そんな顔するなって...大丈夫だ...少年、お前は羽ばたけるさ....俺があげた自由の切符を手にしてな....」
「少年じゃない....俺の名前は『マサト』だ...あんたの名前は....?」
「ヒビキ....ヒビキテンカだ....」
「意外と女っぽい名前してんだね」
「うるせっ笑いながら言うな」
ヒーローはもう頭しか残ってない。
「結構会話してるはずなんだけど、全然死なないねあんた。さすがに長くない?もう飽きることだよ?」
「何にだよ...っていうかそれ人のこと言えないぞお前...死にそうって言ってから結構会話してただろ...」
「そうだっけ?」
「ははっこいつ.....あーあ、マサトが変なこと言うから緊張感なくなっちまったぜ...けど、とりあえず俺もお前と一緒で目標見つかったぞ?」
「それは?」
「Angel Beats!全主要キャラ好感度100%にする」
「は?」
「音無から奏、ゆりっぺに日向に....って、もう限界してるな...長かったけれど正真正銘お別れだ....」
「いやまだつっこみきれてないから!シチュエーション最悪だな!」
「待ってろ死んだ世界戦線!俺が創設メンバーの一人になるぞおおぉ!」
「ちょっと待てってええぇ!」
ヒーローもといヒビキは全身すべてが燃えて消えてしまった。別れは最悪だったが、俺はヒビキから大切な、そして強力な力を受け取った。
俺はこの力を使い、アンドロイドの地位を奪い取り、新時代世紀を終わらせる...絶対に負けられない。
「待ってろアンドロイド共...!一体残らず廃棄処分にしてやる!」
こうして、歴史に名を残すこととなった第二次反乱戦争が起こることになったのであった
マサト♂ 小学校頃には強制労働をさせられた挙句、奴隷として売られる。買われ売られの繰り返しの結果、老人アンドロイドに買われる。ヒビキに助けられて不老不死の力を得て、復讐をするため色々と頑張ってる。 「とりあえず...飢えと宿はどうしよっか...」
響天歌(ヒビキ テンカ)♂ 師匠であるスギウラに助けられてなんやかんやあって不老不死になる。アニヲタ アンドロイド社会になってからはアンドロイドを殺して回っている。戦闘能力は高くない。 「あ、ひさ子〜!今からお茶しない?岩沢達も呼んでさぁ!それとも二人っきりでしちゃう〜!?」
(ヒビキテンカというキャラクターは、昔執筆したまま恥ずかしくなって放置したAngel Beats!の二次創作オリ主と一緒の名前をしている)
師匠♂ 転生する時に神様から不老不死の力を貰った青年。自分のせいで死にかけになったヒビキを助けるため、自分の命を犠牲に不老不死の力をヒビキに受け渡す。 「ヒビキ...お前はこの力を正義のために使うんだ...」 (この師匠というキャラクターは執筆中に飽きて辞めてしまった、不老不死の主人公にとても似ている)
警備アンドロイド 最初は人間に尽くしてしたがネネの言葉に感化され、アンドロイドに尽くすことにした。相棒である警備アンドロイドがいたが人間の犯罪者に撃ち殺された
老人アンドロイド 青年好き