日本と皇國の幻争正統記   作:坐久靈二

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登場人物 その三

 皇(こう)國(こく)皇族

 

⦿麒(き)乃(の)神(かみ)聖(せい)花(か)

 

・生年月日:皇紀2656年 (西暦1996年)5月13日 (第二章開始時30歳)

・身長:177糎(センチ)

・三位寸法:胸93・胴56・腰90

・血液型:AB

・外見的特徴:黒髪ロングストレート・紫紺のドレス・妖艶な美女・両性具有(アンドロギュノス)

・一人称:私(わたくし)

・好きなもの:女装美男

・嫌いなもの:卑しい者

・特技:演説

・趣味:女装美男コレクション

・登場:第二十八話『昼(ひる)餉(げ)』

 

 神(しん)聖(せい)大(だい)日(につ)本(ぽん)皇(こう)國(こく)第一皇女。

 主に皇族達を取り纏める役目を担う。

 如何なる相手に対しても常に敬語で話すが、その言葉と振る舞いは尊大で自分本位。

 

 貴族院議員であり、皇族という権威を背景に強大な影響力を持つ。

 その為か、強者・支配者としての自分だけでなく強国・日本人の盟主としての皇(こう)國(こく)そのものの立場に揺るぎ無い自負心を持っている。

 

 皇族達の教育係を引き受けていたことがあり、獅(し)乃(の)神(かみ)叡(えい)智(ち)以外の弟妹は彼女に頭が上がらない。

 例外的に第一皇子・獅(し)乃(の)神(かみ)叡(えい)智(ち)に対してのみ「皇太子殿下」と呼び一定の敬意を持って接している。

 

 両性具有(アンドロギユノス)であり、見目麗しい男を女装させて情夫として飼うという悪趣味を持つ。

 

 岬(さき)守(もり)航(わたる)による甲(きのえ)公爵邸襲撃を利用して政治的に対立する甲(きのえ)夢(む)黝(くろ)を排除し、序でに航(わたる)のことを連れ去った。

 その際に航(わたる)へと言い放った言葉が、彼に対して初めて皇(こう)國(こく)の脅威を心底認識させた。

 その後、航(わたる)に対して「かなり強引なアプローチ」を掛け、麗(うる)真(ま)魅(み)琴(こと)の怒りを買った。

 

 

⦿獅(し)乃(の)神(かみ)叡(えい)智(ち)

 

・生年月日:皇紀2658年 (西暦1998年)1月1日 (第二章開始時28歳)

・登場:第十二話『青(せい)血(けつ)』

 

※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照

 

 神(しん)聖(せい)大(だい)日(につ)本(ぽん)皇(こう)國(こく)第一皇子・皇太子。

 諱(いみな)の本来の読みは「としとも」。

 

 岬(さき)守(もり)航(わたる)ら武(ぶ)装(そう)戦(せん)隊(たい)・狼(おおかみ)ノ(の)牙(きば)による拉致被害者を奪還すべく皇(こう)國(こく)へ乗り込んだ麗(うる)真(ま)魅(み)琴(こと)と統(とう)京(きよう)の街中で偶然出会った。

 つまり彼こそが日本国民、延いてはこの世界線で初めて多国民の前に姿を顕した皇(こう)國(こく)の皇族である。

 

 敷(しき)島(しま)朱(と)鷺(き)緒(お)を始めとして周囲の誰しもが彼の願いを十全に叶えようと気を揉み続けてきた為、この世の全てが美しい夢の様な世界だと心から信じている。

 魅(み)琴(こと)はそんな彼を「子供」と評した。

 

 麗(うる)真(ま)魅(み)琴(こと)のことを大層気に入り、自らの后として迎えようと夕食に誘った。

 その席で婚姻を申し込もうとしたが、答えを貰う前に甲(きのえ)公爵邸へ緊急の呼び出しを食らってしまい、日を改めることにした。

 

 翌日、皇宮で開かれた晩餐会までは魅(み)琴(こと)を后に迎える気満々の上機嫌であったが、その夜に状況は一変してしまう。

 父親の神(じん)皇(のう)をサシ飲みの席に誘おうと会いに来たところ、魅(み)琴(こと)との戦いで瀕死の重傷を負った父を目撃。

 どうにか父を救出したものの、下手人である魅(み)琴(こと)が航(わたる)の手で取り逃がされてしまい激昂。

 二人や日本国との間に決定的な断絶が生じてしまった。

 

 

⦿鯱(しゃち)乃(の)神(かみ)那(な)智(ち)

 

・生年月日:皇紀2660年 (西暦2000年)10月20日 (第二章開始時25歳)

・身長:185糎(センチ)

・体重:99瓩(キロ)

・血液型:A

・外見的特徴:瑠璃色の髪・軍服・筋骨隆々・精悍だが気難しそうな顔立ち

・一人称:私(わたし)

・好きなもの:戦史

・嫌いなもの:??

・特技:勉強

・趣味:新しい技術を学ぶこと

・登場:第二十八話『昼(ひる)餉(げ)』

 

 神(しん)聖(せい)大(だい)日(につ)本(ぽん)皇(こう)國(こく)第二皇子。

 諱(いみな)の本来の読みは「やすとも」。

 

 皇族でありながら軍人でもあり、若くして大佐の階級を得ている。

 兄・獅(し)乃(の)神(かみ)叡(えい)智(ち)に対して思う処があるのか、彼に対して何かと当たりが強いが、相手には軽く流されている。

 姉・麒(き)乃(の)神(かみ)聖(せい)花(か)の計らいで身寄りのなくなった水(み)徒(と)端(はた)早(さ)辺(え)子(こ)を侍女として預かることとなった。

 

 日本国に対しては皇族でも随一の主戦派であり、武力行使を待ち望んで日々その時に備えている。

 

 

⦿龍(たつ)乃(の)神(かみ)深(み)花(か)

 

・生年月日:皇紀2664年 (西暦2004年)10月30日 (第二章開始時21歳)

・登場:第十六話『颯(さっ)爽(そう)たる姫(ひめ)騎(き)士(し)』

 

※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照

 

 神(しん)聖(せい)大(だい)日(につ)本(ぽん)皇(こう)國(こく)第二皇女。

 男装の麗人といった出で立ちをしている。

 

 岬(さき)守(もり)航(わたる)が初めて出会った皇族で、拉致被害者へ帰国の道筋を着けるべく尽力した。

 航(わたる)のことは時折誘惑して揶(か)揄(らか)っているが、どこまで冗談か今一つはっきりしない。

 

 さっぱりとした性格で親しみ易い人物だが、一国の皇女として締めるところは締める。

 

 予てより皇(こう)國(こく)の侵略的なやり方には疑問を感じているらしく、日本国に対しても武力行使を避けて欲しいと考えている。

 しかし一方で、日本国に対する皇(こう)國(こく)の優越自体は疑っていない部分もある。

 

 日本と皇(こう)國(こく)が開戦へと向かう情勢の中でも諦めずにどうにか抗おうという姿勢を見せている。

 

 

⦿蛟(みずち)乃(の)神(かみ)賢(けん)智(ち)

 

・生年月日:皇紀2666年 (西暦2006年)12月25日 (第二章開始時19歳)

・身長:174糎(センチ)

・体重:64瓩(キロ)

・血液型:O

・外見的特徴:京紫色の髪・気弱そうな顔付き・細身

・一人称:僕(ぼく)

・好きなもの:友人

・嫌いなもの:血・悲惨な話

・特技:動物によく懐かれる

・趣味:天体観測

・登場:第二十八話『昼(ひる)餉(げ)』

 

 神(しん)聖(せい)大(だい)日(につ)本(ぽん)皇(こう)國(こく)第三皇子。

 諱(いみな)の本来の読みは「たかとも」。

 皇族の中では姉の龍(たつ)乃(の)神(かみ)深(み)花(か)と歳も考え方も近く仲が良い。

 

 三人の皇子の中でも一際華奢で気弱な印象を与える優男。

 実際、妹の狛(こま)乃(の)神(かみ)嵐(らん)花(か)からは「虫も殺せない」と揶揄されている。

 但し、天然ジゴロなところがあり、よく女同士の修羅場の原因になっているらしい。

 拉致被害者の一人・繭(まゆ)月(づき)百(ゆ)合(り)菜(な)の死んだ彼氏に似ており、戸惑う彼女を慰めようと接近したときには龍(たつ)乃(の)神(かみ)に呆れられていた。

 

 皇(こう)國(こく)の武力侵攻には反対の考えを持っているが、姉程に強い意志は持っておらず、開戦に情勢が向かった時には「もう世の中に関わりたくない」と諦め切っていた。

 但し、皇族の中では唯一日本国のことを文化的な面で皇(こう)國(こく)よりも高く見て一目置いている。

 

 

⦿狛(こま)乃(の)神(かみ)嵐(らん)花(か)

 

・生年月日:皇紀2669年 (西暦2009年)11月13日 (第二章開始時16歳)

・身長:162糎(センチ)

・三位寸法:胸82・胴55・腰84

・血液型:B

・外見的特徴:ギャルファッション

・一人称:私様

・好きなもの:小動物

・嫌いなもの:身分を弁えない者

・特技:影絵

・趣味:コスメコレクション

・武(ぶ)装(そう)神(しん)為(い):天(あめ)羽(のは)羽(ば)矢(やの)金(かな)鏃(やじり)

・登場:第二十八話『昼(ひる)餉(げ)』

 

 神(しん)聖(せい)大(だい)日(につ)本(ぽん)皇(こう)國(こく)第三皇女。

 所謂ギャルで、皇族の末子らしく我儘な性格の持ち主。

 

 帰国を間近に控えながらトラブルに巻き込まれた岬(さき)守(もり)航(わたる)達の前に現れ、皇(こう)國(こく)を乱す敵と見做して襲い掛かってきた。

 航(わたる)達にとって、皇(こう)國(こく)皇族の圧倒的な実力を初めて見せ付けた人物であり、絶望的なまでの強大な力で航(わたる)達を全滅寸前まで追い詰めたものの、麗(うる)真(ま)魅(み)琴(こと)に倒されてしまった。

 

 その後、神(しん)為(い)を喪って満身創痍の状態のまま街を彷徨っていたところを武(ぶ)装(そう)戦(せん)隊(たい)・狼(おおかみ)ノ(の)牙(きば)の八(はつ)卦(け)衆(しゆう)・逸(へ)見(み)樹(いつき)に襲撃され、囚われの身となった。

 

 

⦿神(じん)皇(のう)/鳳(おおとり)乃(の)神(かみ)大(だい)智(ち)/畔(ほとり)宮(のみや)大(ひろ)智(とも)

 

・生年月日:皇紀2566年 (西暦1906年)1月29日 (第二章開始時120歳)

・身長:144糎(センチ)

・体重:36瓩(キロ)

・血液型:Oh

・外見的特徴:桜色の髪・少年の様な出で立ち

・一人称:朕

・好きなもの:河豚刺し

・嫌いなもの:非公表

・特技:姿を隠す

・趣味:詩作・夜景観賞

・登場:第四十一話『皇(こう)族(ぞく)』

 

 異なる世界線の日本である神(しん)聖(せい)大(だい)日(につ)本(ぽん)皇(こう)國(こく)に於いて、現代に皇位を継承する帝(みかど)。

 皇族と比較しても更に次元の違う強大な神(しん)為(い)を持ち、その力を繁栄の礎として皇(こう)國(こく)を圧倒的な覇権国家にまで押し上げた。

 

 嘗て共産主義勢力による革命が起きヤシマ人民民主主義共和国が成立した際、革命政府によって家族や友人を鏖(みなごろし)にされた上に囚われて虐待を受け、何度も生死の境を彷徨った。

 そのまま死ぬかと思われたが、水(み)徒(と)端(はた)早(さ)辺(え)子(こ)の高祖父である水(み)徒(と)端(はた)泰(たい)造(ぞう)の手引きによって米国へ逃れた。

 その後、麗(うる)真(ま)魅(み)琴(こと)の曾祖父である鬼(き)獄(ごく)魅(み)三(さぶ)郎(ろう)の上奏を受けて帰還、政権を奪還して神(しん)聖(せい)大(だい)日(につ)本(ぽん)皇(こう)國(こく)を建国し、神(じん)皇(のう)を名乗って皇位に就いた。

 

 そのような経歴故か、臣民に対しては拭い切れぬ不信感を抱いており、多くの従順な臣民と僅かな服(まつろ)わぬ者達に対して極端な飴と鞭を使い分け、その気になればすぐに滅殺出来る叛(はん)逆(ぎやく)者を敢えて生きたまま希望の無い反抗をさせて苦しめ続けるという統治を行っている。

 

 一国を支え、また時空すらも超えさせる力は凄まじく、宇宙の理すらも超えた第四段階「神の領域」の神(しん)為(い)を操る戦闘能力は麗(うる)真(ま)魅(み)琴(こと)すらも全く寄せ付けない程。

 しかし、雲(くも)野(の)幽(ゆ)鷹(たか)との融合によって魅(み)琴(こと)もまた神の領域に足を踏み入れたことで絶対的な優位が揺らぎ、死闘の末に敗れて重傷を負った。

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